“ドラフト会議”雑感
2002年11月21日 第38回プロ野球新人選手選択会議＝ドラフト会議。僕はスポーツバーCBGBにある6台のテレビモニターで観ることにした。（自宅だとSky・Aが観れないんです…）
マスター・奥川明もいない、いつもとは全く違う静まり返った真っ昼間のカウンター。（僕は店の合鍵を保有。予めマスターには断りを入れています）テレビのチャンネルを合わせ、カウンターに“指名予想選手リスト”を広げる。トイレにも行き、もう準備は万端だ。いつ始まってもええからね（笑）。
自由獲得枠で入団が決まっている12名が契約締結選手として発表された後、自由獲得枠を使わなかったファイターズ、マリーンズ、ドラゴンズ、バファローズ、スワローズの1巡目指名が始まった。
「日本ハム…尾崎匡哉。18歳。内野手。報徳学園高校」
おぉ〜っと、いきなり波乱の幕開け。ドラフト会議の国会答弁〜っ！球界屈指の左腕・高井雄平（東北高）投手の指名を明言していたファイターズが唐突の指名回避で、豪打巧守の尾崎匡哉（報徳学園高）内野手に巧みなシフトチェンジであります。これは計画的な偽装戦略だったのかぁ〜？ それとも、苦肉の策なのかぁ〜？尾崎はブルーウェーブが2巡目で指名する予定だったのに、一体どうなってしまうのかぁ〜〜、ドラフト会議〜〜〜っ？ （ここは古舘伊知朗、もしくは辻よしなり風のハイテンションで）
これによって、ブルーウェーブはスワローズが指名するはずであった鈴木誠（元ロイヤルズ、滝川二高中退）を2巡目で交渉権獲得。でも、ドラフト会議特有の“大ドンデン返し”はこれくらいだったなぁ！？ 名物・クジ引き（抽選）は、バファローズとスワローズの1巡目指名で重複した高井の時だけ。（スワローズが交渉権獲得）不謹慎ながらも『面白くないなぁ〜』と思ったのは僕だけではないはずだ（苦笑）。あとはベイスターズが9巡目で指名した、スピードボールが魅力の堤内健（日本大）投手がよく残っていたなぁ、と感じた程度であった。
個人的な見解だが、今回のドラフト会議で良い補強（自由獲得枠を除く）が出来たのはスワローズ、ドラゴンズ、カープ、バファローズ、マリーンズといった球団。
スワローズは速球派投手を中心に、100点満点に近い形であろう。特に泉正義（宇都宮学園高）投手、片山文男（日章学園高）投手は楽しみ。軸足のキック力が増せば、片山は五十嵐亮太（スワローズ）を超える球威が出るのではと、僕は期待している。
ドラゴンズはチーム事情に合致した選手を指名。カープは若手が多いのでピンポイントの少数精鋭主義で、バファローズは高井こそ重複指名で獲得出来なかったが、筧裕次郎（明徳義塾高）捕手、阿部健太（松山商高）投手、宇都格（川内）投手ら、高校球界トップクラスである選手の交渉権を得た。マリーンズも西岡剛（大阪桐蔭高）内野手の一本釣りに成功したのをはじめ、チームのウィークポイントを埋める意思の強さが感じられた。
他にも色々と感じたことはあるのだが…。書き始めたら、1ヶ月分くらいの分量になってしまいそうなので、ネタで困った時に“小出し”します（苦笑）。
杉山直人（龍谷大）投手→タイガース自由獲得枠
植大輔（龍谷大）投手→ドラゴンズ4巡目
林威助（近畿大）外野手→タイガース7巡目
大西宏明（近畿大）外野手→バファローズ7巡目
関西の大学から、プロの世界に飛び込む4人。この1年間、君達のプレーを観たり、取材する機会に恵まれていた。それだけに僕の思い入れは非常に強い。厳しい世界であることは覚悟しているだろうが、是非、大輪の花を咲かせて欲しい。
また残念ながら、今回の指名から漏れた、光原逸裕（京都産業大）投手、平石洋介（同志社大）外野手、村田智徳（立命館大）投手、児玉生弥（立命館大）投手、山之内克憲（関西学院大）投手、戸田寿（奈良産業大）外野手、三垣勝巳（東京農業大生産学部）内野手、田中篤志（近畿大）外野手…などなど。社会人野球でシッカリと力を蓄えて、数年後にプロの世界で輝けるように！ そう心から祈っている。
竹間容祐（日本生命）外野手が、社会人野球ベストナインを9年目で初受賞。
今季、都市対抗野球大会（松下電器の補強選手）と、選手権大会での大活躍は勿論、長年、努力を積み重ねて来た賜物であろう。
尚、竹間は僕の中学、高校野球部時代の2学年先輩で
「スゴイなぁ〜、こういう人がプロに行くんだろうなぁ」
と、身近で最初に感じた選手であった。
“力量”だけでなく“運”や“タイミング”も左右するのがプロ入り。そうであるから簡単に選手の優劣は下せないが、やっぱりプロという世界は高い壁で、選ばれた者が踏み込むことが許される領域。そして、メシを食って行けるのは一握りなのだな。と、改めて感じた次第である。
「指名されても、タイガース以外は行かへんからなぁ〜！」
僕が所属する草野球チーム“CBGBイージーズ”のエース・奥川（37歳）は力強く語っているが、それはギャグですよね？ 本気やったらマジで引きますわ（爆笑）。
注）三垣勝巳だけ「なぜ学部名まで書いてあるの」と、質問が多数。それは“〜生産学部”までが大学名だからです。
マスター・奥川明もいない、いつもとは全く違う静まり返った真っ昼間のカウンター。（僕は店の合鍵を保有。予めマスターには断りを入れています）テレビのチャンネルを合わせ、カウンターに“指名予想選手リスト”を広げる。トイレにも行き、もう準備は万端だ。いつ始まってもええからね（笑）。
自由獲得枠で入団が決まっている12名が契約締結選手として発表された後、自由獲得枠を使わなかったファイターズ、マリーンズ、ドラゴンズ、バファローズ、スワローズの1巡目指名が始まった。
「日本ハム…尾崎匡哉。18歳。内野手。報徳学園高校」
おぉ〜っと、いきなり波乱の幕開け。ドラフト会議の国会答弁〜っ！球界屈指の左腕・高井雄平（東北高）投手の指名を明言していたファイターズが唐突の指名回避で、豪打巧守の尾崎匡哉（報徳学園高）内野手に巧みなシフトチェンジであります。これは計画的な偽装戦略だったのかぁ〜？ それとも、苦肉の策なのかぁ〜？尾崎はブルーウェーブが2巡目で指名する予定だったのに、一体どうなってしまうのかぁ〜〜、ドラフト会議〜〜〜っ？ （ここは古舘伊知朗、もしくは辻よしなり風のハイテンションで）
これによって、ブルーウェーブはスワローズが指名するはずであった鈴木誠（元ロイヤルズ、滝川二高中退）を2巡目で交渉権獲得。でも、ドラフト会議特有の“大ドンデン返し”はこれくらいだったなぁ！？ 名物・クジ引き（抽選）は、バファローズとスワローズの1巡目指名で重複した高井の時だけ。（スワローズが交渉権獲得）不謹慎ながらも『面白くないなぁ〜』と思ったのは僕だけではないはずだ（苦笑）。あとはベイスターズが9巡目で指名した、スピードボールが魅力の堤内健（日本大）投手がよく残っていたなぁ、と感じた程度であった。
個人的な見解だが、今回のドラフト会議で良い補強（自由獲得枠を除く）が出来たのはスワローズ、ドラゴンズ、カープ、バファローズ、マリーンズといった球団。
スワローズは速球派投手を中心に、100点満点に近い形であろう。特に泉正義（宇都宮学園高）投手、片山文男（日章学園高）投手は楽しみ。軸足のキック力が増せば、片山は五十嵐亮太（スワローズ）を超える球威が出るのではと、僕は期待している。
ドラゴンズはチーム事情に合致した選手を指名。カープは若手が多いのでピンポイントの少数精鋭主義で、バファローズは高井こそ重複指名で獲得出来なかったが、筧裕次郎（明徳義塾高）捕手、阿部健太（松山商高）投手、宇都格（川内）投手ら、高校球界トップクラスである選手の交渉権を得た。マリーンズも西岡剛（大阪桐蔭高）内野手の一本釣りに成功したのをはじめ、チームのウィークポイントを埋める意思の強さが感じられた。
他にも色々と感じたことはあるのだが…。書き始めたら、1ヶ月分くらいの分量になってしまいそうなので、ネタで困った時に“小出し”します（苦笑）。
杉山直人（龍谷大）投手→タイガース自由獲得枠
植大輔（龍谷大）投手→ドラゴンズ4巡目
林威助（近畿大）外野手→タイガース7巡目
大西宏明（近畿大）外野手→バファローズ7巡目
関西の大学から、プロの世界に飛び込む4人。この1年間、君達のプレーを観たり、取材する機会に恵まれていた。それだけに僕の思い入れは非常に強い。厳しい世界であることは覚悟しているだろうが、是非、大輪の花を咲かせて欲しい。
また残念ながら、今回の指名から漏れた、光原逸裕（京都産業大）投手、平石洋介（同志社大）外野手、村田智徳（立命館大）投手、児玉生弥（立命館大）投手、山之内克憲（関西学院大）投手、戸田寿（奈良産業大）外野手、三垣勝巳（東京農業大生産学部）内野手、田中篤志（近畿大）外野手…などなど。社会人野球でシッカリと力を蓄えて、数年後にプロの世界で輝けるように！ そう心から祈っている。
竹間容祐（日本生命）外野手が、社会人野球ベストナインを9年目で初受賞。
今季、都市対抗野球大会（松下電器の補強選手）と、選手権大会での大活躍は勿論、長年、努力を積み重ねて来た賜物であろう。
尚、竹間は僕の中学、高校野球部時代の2学年先輩で
「スゴイなぁ〜、こういう人がプロに行くんだろうなぁ」
と、身近で最初に感じた選手であった。
“力量”だけでなく“運”や“タイミング”も左右するのがプロ入り。そうであるから簡単に選手の優劣は下せないが、やっぱりプロという世界は高い壁で、選ばれた者が踏み込むことが許される領域。そして、メシを食って行けるのは一握りなのだな。と、改めて感じた次第である。
「指名されても、タイガース以外は行かへんからなぁ〜！」
僕が所属する草野球チーム“CBGBイージーズ”のエース・奥川（37歳）は力強く語っているが、それはギャグですよね？ 本気やったらマジで引きますわ（爆笑）。
注）三垣勝巳だけ「なぜ学部名まで書いてあるの」と、質問が多数。それは“〜生産学部”までが大学名だからです。
コメント