“関西野球部マネージャー会”
2002年12月19日 阪急梅田駅から賑やかな東通り商店街を抜ける。しばらくすると、扇町公園が見え、関西テレビに到着。別にJR大阪駅から天満までの1駅120円の電車賃をケチっている訳ではない。さほど時間的な差もないからだ。それに、ザワザワとした都会の喧騒の中でも、ノンビリと歩くのは気分が良い。文章を書くヒントもゴロゴロと、転がっている!?
16:00より『野球狂のネタ4 〜遠征』(関西テレビ 12月28日 25:30〜OA)の最終打ち合わせ。進行台本のチェック、コントやトーク内容の再検討で、2時間がアッという間に経つ。ロケが22日に行なわれるので、進行台本、コント、トークの改訂版の締切は19日正午。厳しいリミットではあるが、放送作家・森脇尚志、桝野幸宏に、僕も含めた3人は
「了解ですっ!」
と、即答。“野球狂”ゆえに、この仕事は辛くない。もう完全に趣味の世界。同好会ノリの感がある。
会議が終わり、携帯電話を確認すると、一件の伝言メモが。
「お世話様です。古谷です。今日は授業に出てから伺いますので、少し遅れてしまいます。それでは、また」
近畿大野球部のマネージャー・古谷純一からのメッセージを聞き終わると、今度はマナーモードの携帯電話が手の中で暴れ出す。
「お疲れ様です。野本ですけれども。島尻さん、どこにいますか? 関西テレビですか。自分も梅田に着きました」
関西学院大野球部マネージャー・野本正明からも連絡が入る。僕は急いで、関西テレビへ来た道を戻るようにして梅田へ足を進めた。
東通り商店街のちょうど真ん中を突っ切るような形の新御堂筋線沿いの居酒屋に入る。
「こんにちは、僕らもちょうど来たところなんですよ」
と、京都産業大野球部の元マネージャー・柿内康平が頭を下げて来る。そう、以前から提案されていた“関西野球部マネージャー会”の席が遂に設けられたのだ。
出席者は関西学生リーグ、関西六大学リーグのマネージャー達。
(関西学生)
近畿大/古谷純一
立命館大/瀬川雄介
同志社大/土井慎太郎、中路將位
関西学院大/永吉和也、野本正明
京都大/徳永太郎
(関西六大学)
京都産業大/柿内康平、酒井康輔
神戸学院大/田部博也
大阪商業大/川崎奈緒美、前崎乃莉子
大人数で寄せ鍋を囲んで、“関西野球部マネージャー会”は楽しい宴となった。
ただ、お酒を飲んで騒ぐだけの親睦会、忘年会ではない。違うリーグのマネージャー同士、辛うじて顔と名前こそは一致するが、あまり交流を持つ機会が少ない。このような場があることで、3月や8月に行なう練習試合などが組み易くなったり、お互いの情報交換も出来る。
「関西の学生野球を盛り上げて行こうっ!」
という気運も当然、高まって行くだろう。
「自分はもう卒業してしまうんですけれども、何か役に立つことは出来へんかなって思うんですよ」
柿内の熱い気持ちに土井も賛同。そして、年末の慌しい時期ではあったが、実現に至ったのである。
宴の合間に名刺交換をするマネージャー達。その時、僕の対面に座っていた柿内の口元がほころぶのを僕は見逃さなかった。
「今回の企画は大当たりやで」
そう口にこそ出さなかったが、僕は柿内のジョッキにビールをナミナミと注いでやった。
ところで、なぜ、僕がこの若きマネージャー達に交じっていたのか?
「島尻さんは名誉理事長ってことで」
柿内の甘い一言にそそのかされて、ホイホイと顔を出してしまったのである。
まぁ、僕も学生野球を取材する機会が多いので、マネージャーと交流があることで取材も申し込み易いなどのメリットは大きい。
「来年のエースを是非、取り挙げて下さいよ」
「ウチにも良いバッターいますから」
「期待の新人が入って来るので宜しくお願いします」
積極的にアピールして来るマネージャー達の熱心さに、僕もビールを流し込むピッチがついつい上がる。相変わらずの“酔いどれライター”は来年30歳…。
記念すべき第一歩を踏み出した“関西野球部マネージャー会”。今後も、柿内らの意思を後輩達が受け継いでくれるはずであろう。また、近畿学生リーグ、京滋学生リーグ、阪神大学リーグにも、この輪が広がって行けばベストなように思える。
とても美味しいお酒が飲めた夜だった。
柿内君、幹事、御苦労様。グッドジョブやったね。今度はゆっくり飲みましょう。
次回の“関西マネージャー会”、名誉理事長はもう少し奮発出来るように頑張りますわ。
16:00より『野球狂のネタ4 〜遠征』(関西テレビ 12月28日 25:30〜OA)の最終打ち合わせ。進行台本のチェック、コントやトーク内容の再検討で、2時間がアッという間に経つ。ロケが22日に行なわれるので、進行台本、コント、トークの改訂版の締切は19日正午。厳しいリミットではあるが、放送作家・森脇尚志、桝野幸宏に、僕も含めた3人は
「了解ですっ!」
と、即答。“野球狂”ゆえに、この仕事は辛くない。もう完全に趣味の世界。同好会ノリの感がある。
会議が終わり、携帯電話を確認すると、一件の伝言メモが。
「お世話様です。古谷です。今日は授業に出てから伺いますので、少し遅れてしまいます。それでは、また」
近畿大野球部のマネージャー・古谷純一からのメッセージを聞き終わると、今度はマナーモードの携帯電話が手の中で暴れ出す。
「お疲れ様です。野本ですけれども。島尻さん、どこにいますか? 関西テレビですか。自分も梅田に着きました」
関西学院大野球部マネージャー・野本正明からも連絡が入る。僕は急いで、関西テレビへ来た道を戻るようにして梅田へ足を進めた。
東通り商店街のちょうど真ん中を突っ切るような形の新御堂筋線沿いの居酒屋に入る。
「こんにちは、僕らもちょうど来たところなんですよ」
と、京都産業大野球部の元マネージャー・柿内康平が頭を下げて来る。そう、以前から提案されていた“関西野球部マネージャー会”の席が遂に設けられたのだ。
出席者は関西学生リーグ、関西六大学リーグのマネージャー達。
(関西学生)
近畿大/古谷純一
立命館大/瀬川雄介
同志社大/土井慎太郎、中路將位
関西学院大/永吉和也、野本正明
京都大/徳永太郎
(関西六大学)
京都産業大/柿内康平、酒井康輔
神戸学院大/田部博也
大阪商業大/川崎奈緒美、前崎乃莉子
大人数で寄せ鍋を囲んで、“関西野球部マネージャー会”は楽しい宴となった。
ただ、お酒を飲んで騒ぐだけの親睦会、忘年会ではない。違うリーグのマネージャー同士、辛うじて顔と名前こそは一致するが、あまり交流を持つ機会が少ない。このような場があることで、3月や8月に行なう練習試合などが組み易くなったり、お互いの情報交換も出来る。
「関西の学生野球を盛り上げて行こうっ!」
という気運も当然、高まって行くだろう。
「自分はもう卒業してしまうんですけれども、何か役に立つことは出来へんかなって思うんですよ」
柿内の熱い気持ちに土井も賛同。そして、年末の慌しい時期ではあったが、実現に至ったのである。
宴の合間に名刺交換をするマネージャー達。その時、僕の対面に座っていた柿内の口元がほころぶのを僕は見逃さなかった。
「今回の企画は大当たりやで」
そう口にこそ出さなかったが、僕は柿内のジョッキにビールをナミナミと注いでやった。
ところで、なぜ、僕がこの若きマネージャー達に交じっていたのか?
「島尻さんは名誉理事長ってことで」
柿内の甘い一言にそそのかされて、ホイホイと顔を出してしまったのである。
まぁ、僕も学生野球を取材する機会が多いので、マネージャーと交流があることで取材も申し込み易いなどのメリットは大きい。
「来年のエースを是非、取り挙げて下さいよ」
「ウチにも良いバッターいますから」
「期待の新人が入って来るので宜しくお願いします」
積極的にアピールして来るマネージャー達の熱心さに、僕もビールを流し込むピッチがついつい上がる。相変わらずの“酔いどれライター”は来年30歳…。
記念すべき第一歩を踏み出した“関西野球部マネージャー会”。今後も、柿内らの意思を後輩達が受け継いでくれるはずであろう。また、近畿学生リーグ、京滋学生リーグ、阪神大学リーグにも、この輪が広がって行けばベストなように思える。
とても美味しいお酒が飲めた夜だった。
柿内君、幹事、御苦労様。グッドジョブやったね。今度はゆっくり飲みましょう。
次回の“関西マネージャー会”、名誉理事長はもう少し奮発出来るように頑張りますわ。
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