選抜大会出場校決定
2003年2月1日 第75回選抜大会の出場校が発表された。
北朝鮮による拉致被害者・蓮池薫の母校である柏崎高(新潟)が“21世紀枠”にて、春夏通じての初の甲子園出場を筆頭に話題は盛り沢山だ。様々なトピックスを、この日記のスペースで取り挙げることは到底、不可能だ。御容赦の程を。
近畿勢では、昨秋の近畿大会で3校(近大学付高、東海大仰星高、大産大付高)揃って、初戦敗退を喫した大阪からは辛うじて近畿大学付属高が選抜出場切符を手に。
そして、一昨年夏の選手権大会準優勝校・近江高(滋賀)、同じく昨年夏の準優勝校・智弁和歌山高(和歌山)、昨秋の近畿大会を制した平安高(京都)、名門・東洋大姫路高(兵庫)に加えて、斑鳩高(奈良)が悲願の初出場を決めた。
個人的には、東北高(宮城)の右腕・ダルビッシュ有投手(イラン国籍の父親と日本国籍の母親の間に生まれ、2つの国籍を持つ)のMAX147?を計時する豪腕ぶりに注目したい。
また、01年夏の甲子園以来となる東洋大姫路高(兵庫)の主将を務め、キレのあるストレートと変化球を左腕から繰り出すグエン・トラン・フォク・アン投手(ベトナム国籍)も楽しみ。組み合わせ抽選に大きく左右されるが、両投手の投げ合いは是が非でも、観たいものである。
あと、浦和学院高(埼玉)・須永投手、遊学館高(石川)・小嶋達也投手の両左腕の成長ぶりなども気に掛かるところ。
さらに“21世紀枠”の隠岐高(島根)にも大きな関心を抱いている。隠岐高は当然、春夏通じて甲子園初出場だ。
昨年末、いつものように西宮北口界隈で飲んだくれて…いる時に、市立西宮高の徳山学監督に会った。僕は徳山に挨拶をすると、
「島尻さん、紹介しますわ。彼は次のセンバツで甲子園に出るかも知れへん、島根の隠岐高の監督なんですよ。ウチ(市立西宮高)は“21世紀枠”の候補に選ばれただけでアカンかったけれども、隠岐高は有望っすわ!」
と、隣にいた青年を徳山が紹介してくれた。引き締まった体に、浅黒く日焼けした精悍な顔付きの男が
「どうも初めまして。隠岐高の監督をしております嶽野正樹です」
嶽野と名乗った青年は非常に礼儀正しい口調かつ丁寧に頭を下げて来たので、僕も慌てて名刺を差し出す。
「スポーツライターをやってますね〜ん」
程好く酔っていた為に、僕の語尾は嶽野とは対照的に何ともダラシなくなってしまったが、
「そうなんですか。田舎の学校で、ズバ抜けた選手はいないんですけれども頑張っています。機会がありましたら、是非、取材に来て下さいよ」
またもや嶽野はキッチリと、応対してくれたのである。かたや僕は
「ドーモです、ドーモです」
と言うのが、精一杯。第一印象、悪かったやろうなぁ…。
偶然、飲み屋で出会った青年監督が、日本海の離島に浮かぶチームを率いて甲子園にやって来る。一体、どのような戦いをするのだろうか? また、どのようにしてチームを築いて来たのか? ありきたりな言い方ではあるが、とても興味がある。
取り急ぎ、嶽野にはお祝いの手紙でも宛てることにしよう。僕の第一印象が悪くないようであったら、積極的にアプローチしたい。
北朝鮮による拉致被害者・蓮池薫の母校である柏崎高(新潟)が“21世紀枠”にて、春夏通じての初の甲子園出場を筆頭に話題は盛り沢山だ。様々なトピックスを、この日記のスペースで取り挙げることは到底、不可能だ。御容赦の程を。
近畿勢では、昨秋の近畿大会で3校(近大学付高、東海大仰星高、大産大付高)揃って、初戦敗退を喫した大阪からは辛うじて近畿大学付属高が選抜出場切符を手に。
そして、一昨年夏の選手権大会準優勝校・近江高(滋賀)、同じく昨年夏の準優勝校・智弁和歌山高(和歌山)、昨秋の近畿大会を制した平安高(京都)、名門・東洋大姫路高(兵庫)に加えて、斑鳩高(奈良)が悲願の初出場を決めた。
個人的には、東北高(宮城)の右腕・ダルビッシュ有投手(イラン国籍の父親と日本国籍の母親の間に生まれ、2つの国籍を持つ)のMAX147?を計時する豪腕ぶりに注目したい。
また、01年夏の甲子園以来となる東洋大姫路高(兵庫)の主将を務め、キレのあるストレートと変化球を左腕から繰り出すグエン・トラン・フォク・アン投手(ベトナム国籍)も楽しみ。組み合わせ抽選に大きく左右されるが、両投手の投げ合いは是が非でも、観たいものである。
あと、浦和学院高(埼玉)・須永投手、遊学館高(石川)・小嶋達也投手の両左腕の成長ぶりなども気に掛かるところ。
さらに“21世紀枠”の隠岐高(島根)にも大きな関心を抱いている。隠岐高は当然、春夏通じて甲子園初出場だ。
昨年末、いつものように西宮北口界隈で飲んだくれて…いる時に、市立西宮高の徳山学監督に会った。僕は徳山に挨拶をすると、
「島尻さん、紹介しますわ。彼は次のセンバツで甲子園に出るかも知れへん、島根の隠岐高の監督なんですよ。ウチ(市立西宮高)は“21世紀枠”の候補に選ばれただけでアカンかったけれども、隠岐高は有望っすわ!」
と、隣にいた青年を徳山が紹介してくれた。引き締まった体に、浅黒く日焼けした精悍な顔付きの男が
「どうも初めまして。隠岐高の監督をしております嶽野正樹です」
嶽野と名乗った青年は非常に礼儀正しい口調かつ丁寧に頭を下げて来たので、僕も慌てて名刺を差し出す。
「スポーツライターをやってますね〜ん」
程好く酔っていた為に、僕の語尾は嶽野とは対照的に何ともダラシなくなってしまったが、
「そうなんですか。田舎の学校で、ズバ抜けた選手はいないんですけれども頑張っています。機会がありましたら、是非、取材に来て下さいよ」
またもや嶽野はキッチリと、応対してくれたのである。かたや僕は
「ドーモです、ドーモです」
と言うのが、精一杯。第一印象、悪かったやろうなぁ…。
偶然、飲み屋で出会った青年監督が、日本海の離島に浮かぶチームを率いて甲子園にやって来る。一体、どのような戦いをするのだろうか? また、どのようにしてチームを築いて来たのか? ありきたりな言い方ではあるが、とても興味がある。
取り急ぎ、嶽野にはお祝いの手紙でも宛てることにしよう。僕の第一印象が悪くないようであったら、積極的にアプローチしたい。
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