嗚呼、寒かった…

2003年2月24日
 2月23日
 二日酔いはしていないが、やっぱり昨夜は多少、飲みすぎたようだ…。やや頭と体がボーッと、しているような感じ。(これを二日酔いと言う???)それでも、取材には行かなければならない。辛いのぉ〜…。(当然、横山たかし風に)

 関西大の高槻グラウンドへ向かう。昨夏の甲子園優勝投手・田辺佑介投手(明徳義塾高→関西大)の取材だ。最初に、ブルペンでの写真撮影を終えて、バックネット裏の本部でインタビュー開始。
「ノンビリしていますねぇ。ホンマにマイペースですよ」
 と、田辺が自己分析するように、非常に穏やかな受け応えをする好青年で、
「甲子園の優勝投手やから、ちょっとは小生意気なところがあるのと違うか?」
 という僕の勝手な推測を見事に裏切ってくれた。

「元々が大阪出身(羽曳野)ですから、関西の大学が良かったんです。それに関西大は野球部の寮もないですし。寮生活は高校の時だけで充分っす(笑)」
「森岡(良介内野手→ドラゴンズ)、筧(裕次郎捕手、→バファローズ)とも、ほとんど連絡は取っていないですねぇ。ホンマに他人のことが気にならないんですよ」
「甲子園優勝投手と騒がれますけど、僕が凄かった訳じゃないですから。今はやれることをやるだけ」
「好きな投手は入来さん(祐作、ジャイアンツ)ですね。投手はあんまり感情を出したらアカンと、言われていたんですけれども。でも、やっぱり、打者に向かって行く気持ちは大事。入来さんの気迫溢れる投球は憧れますね」
 などと、田辺は語ってくれた。

 また、幸運にも紅白戦で田辺は登板すると言う。僕はインタビューが終わったら、少しだけ練習を観て帰る予定であったのだが居残ることに。

 田辺は2イニングを投げ、1失点(自責点は0)。奪った三振は2つで、与四球は1つ。最速は132?であった。
 まぁ、関西大のスピードガンは計時が遅いようであったし、球のキレ自体は悪くなかった。そして何よりも“マウンドさばき”が落ち着いている。
「いやぁ、久々の実戦やったんでサッパリでしたよ。これから頑張らんとダメっすね」
 アイシングをしながら、田辺自身は言っていたが、
「投げれることが分かって大収穫ですよ」(高岡淳監督)
「安心して観れる投手。計算出来ますね」(後藤大助コーチ)
 という弁からも、大学野球でのデビューは遅くなさそうだ。

 関西大は全体的に仕上がりが早い印象を受けた。高知・安芸でのキャンプは2月28日からであるが、高槻グラウンドで既に強化合宿を済ませている。野手陣はシッカリと、動けているし、柱になるであろう黒川隆年投手、増田陽紀投手の両左腕も紅白戦で、まずまずの仕上がりであった。特に黒川はトレーナーの中本幸一に色々と質問。昨シーズンまでは“なんとなく投げている”という感があったけれども、モデルチェンジする可能性を秘めているかも知れない。


 高槻グラウンドに到着したのが、10:30。そして、中本の車でグラウンドを後にしたのが、19:30過ぎ。嗚呼、寒かった…。体の芯から冷えたね。

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