真面目なエース兼主将
2003年2月28日 日帰りで名古屋へ行く。カメラマン・松村真行も同行。
藤ケ丘駅近くの定食屋でたべた“プルコギ丼”が美味しかった。しかも、ボリュームたっぷり+コーヒー付で値段は600円也。消費税もなく、良心的であった。
愛知学院大日進キャンパスに到着。メチャクチャ敷地がデカイ。学生の車通学もOKなようで、学内の路上にはたくさんの車が駐車されている。しかも、土地柄なのか???トヨタ車の多さが目立った。
硬式野球部主務の本坊英臣は事前の電話での応対もシッカリしていたが、実際に顔を合わせても礼儀正しい好青年。名刺交換を済ませた後、
「こちらをどうぞ」
と、すぐに野球部のパンフレット(手作りで味がある)や予定表も手渡してくれた。さらに、まだ本坊は新2年生だと言う。敏腕マネージャーの道、一直線の予感。
永井好生監督はとても気さくな性格で笑いが絶えない。
「例年、3月1日から浦添でキャンプなんだけどねぇ。そう、スワローズの後。でも、今年から早稲田大が割り込んで来たんだよ。おかげで今年はキャンプインが3月10日。リーグ戦が4月から始まるのに参っちゃうよ。全く困った話しだよ」
不平を言いながらも、最後は豪快に笑い飛ばす。
昨年6月の第51回全日本大学野球選手権大会で、愛知学院大(対東亜大)の戦いぶりは観ていたが、実質、初めてに等しい状態。こういう時はさすがに神経の図太い僕も緊張する。
「ポッと、来た奴に何が分かんねん」
と、思われてしまうのではないか?そのような不安が頭をかすめるからだ。
取材対象選手はエースでありながら、新主将に就任した筒井和也投手。大学2年生時に出場した選手権大会では、東海大を相手に8連続奪三振を奪った左腕。今秋のドラフト会議でも注目されている選手なので覚えておいて損はないだろう。
「本当に真面目なんだよ。真面目すぎるくらい。でも、最近は“柔らかみ”が出て来たかな。人前で照れることなく喋れるようになったからな(笑)」(永井監督)
言葉通り、筒井は真面目を絵に描いたような選手であった。
筒井が投球をしているカット(写真)が欲しかったので、投球練習をして貰った。
「雰囲気が出れば良いから、そんなにムキにならんでもええからね」
僕がそう言っても、真剣に投球練習に励む筒井。しかも、投げるテンポが速い。
「これで故障でもされたら困るなぁ…」
と、心の中で心配になってしまったくらいだ。
その後のインタビューでも筒井の真面目さは存分に伝わって来た。饒舌ではないが、朴訥な口調で応えてくれる。
「最初、主将になることには抵抗を感じました。自分を中心としたチーム作りをして行こうという気持ちは嬉しかったんですけれども、試合で投げて、チームのことも考えるなんて難しいですから。でも、投手としての立場だけでなく、野手の目線で物事を考えられるようにもなって来たのはプラス。投球にも活かしたいですね」
という応えが印象的であった。
まだキャンプ前なので仕上がりが万全ではない。という大前提で。
筒井の球筋は性格も反映されているのか?非常に素直でキレイ。むしろ、もう少し癖があった方が良いような気がした。
「疲れて来ると、シュート回転してしまうんです」
筒井の自己分析であったが、これは打者側の肩、お尻の壁を意識しているがゆえに突っ張ってしまうようなフォームで、ボールを揃えようとするからかな???
「荒々しいくらいの方が球に勢いがあって、魅力あるんだけどねぇ」
は、永井監督の弁だ。
あと、腕の振りはやや堅いような感じ。もっと肘でリード出来るようになれば、球持ちも良くなり、角度のある球が放れるようになるだろう。
最速144?の左腕エースで主将。そして、実直な性格。これから、どのような野球人生を筒井は歩んで行くのだろう。また、気になる選手が1人増えた。楽しみである。
藤ケ丘駅近くの定食屋でたべた“プルコギ丼”が美味しかった。しかも、ボリュームたっぷり+コーヒー付で値段は600円也。消費税もなく、良心的であった。
愛知学院大日進キャンパスに到着。メチャクチャ敷地がデカイ。学生の車通学もOKなようで、学内の路上にはたくさんの車が駐車されている。しかも、土地柄なのか???トヨタ車の多さが目立った。
硬式野球部主務の本坊英臣は事前の電話での応対もシッカリしていたが、実際に顔を合わせても礼儀正しい好青年。名刺交換を済ませた後、
「こちらをどうぞ」
と、すぐに野球部のパンフレット(手作りで味がある)や予定表も手渡してくれた。さらに、まだ本坊は新2年生だと言う。敏腕マネージャーの道、一直線の予感。
永井好生監督はとても気さくな性格で笑いが絶えない。
「例年、3月1日から浦添でキャンプなんだけどねぇ。そう、スワローズの後。でも、今年から早稲田大が割り込んで来たんだよ。おかげで今年はキャンプインが3月10日。リーグ戦が4月から始まるのに参っちゃうよ。全く困った話しだよ」
不平を言いながらも、最後は豪快に笑い飛ばす。
昨年6月の第51回全日本大学野球選手権大会で、愛知学院大(対東亜大)の戦いぶりは観ていたが、実質、初めてに等しい状態。こういう時はさすがに神経の図太い僕も緊張する。
「ポッと、来た奴に何が分かんねん」
と、思われてしまうのではないか?そのような不安が頭をかすめるからだ。
取材対象選手はエースでありながら、新主将に就任した筒井和也投手。大学2年生時に出場した選手権大会では、東海大を相手に8連続奪三振を奪った左腕。今秋のドラフト会議でも注目されている選手なので覚えておいて損はないだろう。
「本当に真面目なんだよ。真面目すぎるくらい。でも、最近は“柔らかみ”が出て来たかな。人前で照れることなく喋れるようになったからな(笑)」(永井監督)
言葉通り、筒井は真面目を絵に描いたような選手であった。
筒井が投球をしているカット(写真)が欲しかったので、投球練習をして貰った。
「雰囲気が出れば良いから、そんなにムキにならんでもええからね」
僕がそう言っても、真剣に投球練習に励む筒井。しかも、投げるテンポが速い。
「これで故障でもされたら困るなぁ…」
と、心の中で心配になってしまったくらいだ。
その後のインタビューでも筒井の真面目さは存分に伝わって来た。饒舌ではないが、朴訥な口調で応えてくれる。
「最初、主将になることには抵抗を感じました。自分を中心としたチーム作りをして行こうという気持ちは嬉しかったんですけれども、試合で投げて、チームのことも考えるなんて難しいですから。でも、投手としての立場だけでなく、野手の目線で物事を考えられるようにもなって来たのはプラス。投球にも活かしたいですね」
という応えが印象的であった。
まだキャンプ前なので仕上がりが万全ではない。という大前提で。
筒井の球筋は性格も反映されているのか?非常に素直でキレイ。むしろ、もう少し癖があった方が良いような気がした。
「疲れて来ると、シュート回転してしまうんです」
筒井の自己分析であったが、これは打者側の肩、お尻の壁を意識しているがゆえに突っ張ってしまうようなフォームで、ボールを揃えようとするからかな???
「荒々しいくらいの方が球に勢いがあって、魅力あるんだけどねぇ」
は、永井監督の弁だ。
あと、腕の振りはやや堅いような感じ。もっと肘でリード出来るようになれば、球持ちも良くなり、角度のある球が放れるようになるだろう。
最速144?の左腕エースで主将。そして、実直な性格。これから、どのような野球人生を筒井は歩んで行くのだろう。また、気になる選手が1人増えた。楽しみである。
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