動ける監督
2003年3月15日 最近、“GS神戸通い”が続いている。
で、気付いたことが一つ。
毎試合前、打撃練習をしているゲージ横(一塁側)で、大声を張り上げてノックバットを振り回している男がいる。ハチさんだ。
「行くぞぉ、恵一っ!」
ハチさんの放った打球を“今牛若丸”こと平野恵一内野手(ブルーウェーブ)が華麗かつ軽快なフットワークでさばく。
「良いねぇ、良いねぇ!良いんじゃないの恵一ったら」
正直、ハチさんはうるさい。
「次、ゴシっ!ほらっ、捕ってみろ!!」
と、ハチさんは高々とフライを打ち上げる。一塁の定位置にいた五島裕二内野手(ブルーウェーブ)は打球をドタドタ追い掛けるが…これはさすがに外野フライ(右翼手の定位置よりさらに後ろ)。途中で五島は諦めた。
「なんで、追わないのぉ!?諦めが早いよぉ。執念、覇気が感じられんなぁ。ほらっ、もう一丁っ!」
今度のフライは実戦さながら。一塁後方のファールグラウンドに上がった。五島も懸命に追い掛けるが、打球は僅かに新設されたフィールドシートの向こう。前から2、3列目くらいに落ちる。
「フェンス低いんだから、よじ登ろうよっ!よじ登ったら、今のは絶対に捕れていたぜっ!」
ハチさんが叫ぶ。それに対して、
「フェンスに登っちゃっても良いんですか?」
と、五島が尋ねる。
「良いか悪いかは分からないけどさぁ。とりあえず捕ったら、審判もアウトにしてくれるかも知れないだろうっ!」
ハチさんの理論はムチャクチャだが、分かるような気もする(苦笑)。恐らく、フェンスによじ登って捕球しても、観客席に体が落ちなかったらアウトになるんと違うかな!? 今度、GS神戸のローカルルールを調べておかなくては。
こんな具合にハチさんのにぎやかなノックは続く。ハチさんは五島を“いじり易い”のか???
「俺とゴシは意見が合わないなぁ。毎日、とことんイジメてやるからな。覚悟しておけよ!」
ノックが終わると、訳の分からん宣言をしていた(笑)。
そうそう、ハチさんとはブルーウェーブの石毛宏典監督である。
今シーズンから、試合では三塁ベースコーチャーも務める。毎回、ダグアウトから駆けて行く姿は非常に若々しい。でも、僕の観ている試合に限ってか!???ブルーウェーブは貧打線…。走者もそんなに出塁しないので、三塁ベースコーチャーとしては不完全燃焼に違いない。だから、いつも打撃練習時のノックでハッスルしている!???
ファイターズのトレイ・ヒルマン新監督も打撃投手などをやっている。
一つの理想の監督像として“動ける監督”はありかも知れない。ただ、ハチさんのは悪ノリし過ぎと言うか、ちょっと威厳に欠ける。僕等のように観ている方は楽しいが、実際、選手はどう思っているんやろう?選手への愛情は充分に感じることは出来るのだけれどもね。難しいところだ。でも、年に1、2回、ノックバットを持つだけで騒がれる監督よりは…。
まぁ、選手の育成にも力を注いで欲しいが、何よりも監督としての本分。結果を残して下さいね、ハチさん! 今後もノックは楽しみにしていますけれども(笑)。
で、気付いたことが一つ。
毎試合前、打撃練習をしているゲージ横(一塁側)で、大声を張り上げてノックバットを振り回している男がいる。ハチさんだ。
「行くぞぉ、恵一っ!」
ハチさんの放った打球を“今牛若丸”こと平野恵一内野手(ブルーウェーブ)が華麗かつ軽快なフットワークでさばく。
「良いねぇ、良いねぇ!良いんじゃないの恵一ったら」
正直、ハチさんはうるさい。
「次、ゴシっ!ほらっ、捕ってみろ!!」
と、ハチさんは高々とフライを打ち上げる。一塁の定位置にいた五島裕二内野手(ブルーウェーブ)は打球をドタドタ追い掛けるが…これはさすがに外野フライ(右翼手の定位置よりさらに後ろ)。途中で五島は諦めた。
「なんで、追わないのぉ!?諦めが早いよぉ。執念、覇気が感じられんなぁ。ほらっ、もう一丁っ!」
今度のフライは実戦さながら。一塁後方のファールグラウンドに上がった。五島も懸命に追い掛けるが、打球は僅かに新設されたフィールドシートの向こう。前から2、3列目くらいに落ちる。
「フェンス低いんだから、よじ登ろうよっ!よじ登ったら、今のは絶対に捕れていたぜっ!」
ハチさんが叫ぶ。それに対して、
「フェンスに登っちゃっても良いんですか?」
と、五島が尋ねる。
「良いか悪いかは分からないけどさぁ。とりあえず捕ったら、審判もアウトにしてくれるかも知れないだろうっ!」
ハチさんの理論はムチャクチャだが、分かるような気もする(苦笑)。恐らく、フェンスによじ登って捕球しても、観客席に体が落ちなかったらアウトになるんと違うかな!? 今度、GS神戸のローカルルールを調べておかなくては。
こんな具合にハチさんのにぎやかなノックは続く。ハチさんは五島を“いじり易い”のか???
「俺とゴシは意見が合わないなぁ。毎日、とことんイジメてやるからな。覚悟しておけよ!」
ノックが終わると、訳の分からん宣言をしていた(笑)。
そうそう、ハチさんとはブルーウェーブの石毛宏典監督である。
今シーズンから、試合では三塁ベースコーチャーも務める。毎回、ダグアウトから駆けて行く姿は非常に若々しい。でも、僕の観ている試合に限ってか!???ブルーウェーブは貧打線…。走者もそんなに出塁しないので、三塁ベースコーチャーとしては不完全燃焼に違いない。だから、いつも打撃練習時のノックでハッスルしている!???
ファイターズのトレイ・ヒルマン新監督も打撃投手などをやっている。
一つの理想の監督像として“動ける監督”はありかも知れない。ただ、ハチさんのは悪ノリし過ぎと言うか、ちょっと威厳に欠ける。僕等のように観ている方は楽しいが、実際、選手はどう思っているんやろう?選手への愛情は充分に感じることは出来るのだけれどもね。難しいところだ。でも、年に1、2回、ノックバットを持つだけで騒がれる監督よりは…。
まぁ、選手の育成にも力を注いで欲しいが、何よりも監督としての本分。結果を残して下さいね、ハチさん! 今後もノックは楽しみにしていますけれども(笑)。
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