西京極球場雑感

2003年4月7日
 関西学生リーグを観に行く為に、西京極球場へ向かう。阪急京都線は行楽客(恐らく、花見客)でゴッタ返し、疲労度はいつもの5倍といったところか…。

《関西学院大0−5同志社大》
 同志社大の打線。特に、下位打線が奮起して、試合の流れを呼び込んだ。
 関西学院大は関西屈指の右腕・渡辺亮投手(同志社大)の前に散発3安打の12三振を喫して、なす術なし。
「あれだけ打てなくて、あれだけ打たれれば…」
 関西学院大の主務・野本正明の言葉には、ただ頷くしかなかった。
 渡辺も本調子であった訳ではない。全般的に投球フォームのバランスが悪く、右打者のアウトコース、左打者の膝元に来るクロスボール(速球)の伸びに欠けていた。
 渡辺自身、
「イマイチでしたね。途中で微調整はしたつもりなんですけど。まぁ、これから上げて(調子を)行きますんで」
 試合後にアイシングをしながら応えてくれたので、今後の投球内容に注目したい。

《京都大1−3近畿大》
 現役リーグ最多勝利(21勝)の大型左腕・野村宏之投手(近畿大)も本来の出来には程遠かった。セットポジションで、これまでより左肩が上げたスタイルに変えていたが…腕が振れずに球持ちが良くなかった。それでも、“野村”という名前で投げることが出来るのは経験という強味。なんとか完投で通算22勝目を挙げる。
 京都大は初戦にして、村井保雄新監督の“味”が出ていたような気がする。結果はともかく、積極的な走塁もあり、守備も確実に鍛えられていた。
「悔しい負けやけれども、反省を次に活かせる試合は出来た。明日、頑張りますわ」
 と、村井監督。
 今リーグ戦、京都大を相手にする各校は苦戦を強いられることになるかも知れない。

 尚、センバツ優勝校の広陵高の卒業生である黒川栄次外野手(関西学院大)が1番センター。中東信二内野手(近畿大)が6番サードのスタメンでデビュー。共に1安打ずつ放つ。(中東は右翼手の後逸で三塁打)
 黒川は守備時、木製バットの打球に対しての感覚が掴めていないようで、第1歩目がまだ良くない。
 中東は猛者が集う近畿大の中で、いかにも“下級生です”といった感じ。ボール回しも遠慮気味。内野手がマウンドに集まる際も“えっ、集まるんですか!?”と、輪の外側で妙に大人しく、初々しかった。


 西京極球場でも色々な人に出会う。名前を全て挙げて行くのは辛いので御容赦。日記に名前が出ると期待していた人、スミマセンねぇ…^_^;

 田中雅彦捕手(近畿大)のお母様とお姉様に、初めて御挨拶。物腰が柔らかくて、非常に優しかった。
「御食事まだでしたら、どうぞ召し上がって下さい」
 と、オニギリを2個、頂戴してしまいました。ありがとうございます。メチャメチャ美味しかったです。

 帰りに、関西学院大・野本、福島將之マネージャー、近畿大・古谷純一(関西学生野球連盟副委員長)と西宮の“宮っこラーメン”へ行く。(初めは“力丸”へ行こうとしたが、行列が長かったので断念)チャーシューメン大盛をたいらげるのはシンドイ。なぁ、自称・エネオスの野本君(笑)!

 同志社大主務・中路將位から“DOSHISHA”ライターを大量に貰う。サンキューです!


 今日も西京極球場へ行きます。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索