多分、流行るな
2003年4月11日 打者にとって恐怖感を覚えること。色々あるであろうが、その一つは“ドン詰まり”である。
スピードは勿論、ちょっとした変化に対応出来ずに、バットの芯を外される。それがバットの根元であれば、表現のしようのない痺れが手の平(特に、バットを握った時に上になる手の親指付け根近辺)を襲う。寒い時期はなおさら堪える。手袋をすることで、多少の痺れは緩和されるのかも知れないが、痛いもんは痛いで(嘆)。
そして、その“ドン詰まり”の結果、
「バントした方が飛距離出たんちゃうか…」
「むしろ空振りの方が良かった…」
と、自身が放ったあまりにも力のない打球に後悔、羞恥、愕然、屈辱…などなど。力負けして、相手に弱みを見せてしまったような気分にもなってしまい、その後の対戦にも若干の影響が出て来る。
また、木製バットの場合では、時としてバットをヘシ折られてしまうことも。一層、打者の心の中で屈辱感は募る。まぁ、バットが折れる原因は球をミートする際の木目にも原因があるので、一概に“ドン詰まり”だけが原因とは言えないのだけれども…。
昨年から社会人野球も木製バットになった。
「ちゃんとした打ち方をしていれば、金属も木製も関係ないっすよ」
そのように語る打者の大半が、大学野球で木製バットを経験した選手。その反面、
「いや、バットを折るのが恐くて…」
高校卒業後、すぐに社会人野球の門を叩いた選手は本格的に木製バットを使ったことがないので、ナーバスになっている選手が多かった。
このような意識が心のどこかに潜んでいると、不思議なことにバットは振るものではなく、球を当てる為の道具に変わってしまう。で、悪循環。知らず知らずのうちに、こじんまりとしたスイングになり、一層と“ドン詰まり”が頻出することになる。次第に打撃の調子も崩れて行く…。
今年、プロ野球のキャンプ取材時から、ある“小道具”の存在に気付かされた。
リング状、ベルト状、手袋一体型!??? 様々なタイプがあるようだが、クッションの役割を果たすようなモノ。これを前述した、痺れのダメージが最も大きいと思われる親指付け根部に装着。一瞬、スイングの妨げになるのでは?とも思ったのだが、バットは小指、薬指で支えるように握る。親指に無駄な力が入っていると、滑らかなスイングはし難い。となると、弊害はなさそうだ。
使用したことがないので、推測になってしまうが…。この“小道具”の効果は非常に大きいはず。“ドン詰まり”による痺れを緩和させる逸品であると同時に、“ドン詰まり”に対する恐怖感も拭い去る。打者は思い切った打撃が出来るようになるだろう。
また、投手が打席に立つ場合にも有効。投手は打撃の際に手が痺れることで、投球に影響が出ることを嫌う(個人的と言うよりはチーム的にであるが)傾向が強い。だから、積極的な打撃が少なく、打線に切れ目が生じる。必然的に攻撃力、得点力も低下。この問題を解消することに一役買うのでは?僕はそう睨んでいる。多分、流行るな。
プロ野球の試合を注意深く観ていたら、“小道具”を装着している(外国人選手、パ・リーグに多いんかな!?)選手を発見することも可能。確認して貰いたい。
ところで、“小道具”の名称は???
知っている人がいたら、是非、教えて下さい。
センバツの優勝校・広陵高の卒業生。昨夏の選手権大会ベスト8メンバーの黒川栄次外野手(関西学院大)、中東信二内野手(近畿大)の記事を急遽、寄稿することに。締切の関係で、中東は電話取材になってしまったが、黒川とは一緒に食事をする。まぁ、取材内容とは全く関係ないのだが、若い子はよく食べる。羨ましい。
黒川の付き添いでやって来た野本正明主務(関西学院大)は“鶏の唐揚げ”を食べ過ぎやで。そりゃ、テカるわ(笑)。
スピードは勿論、ちょっとした変化に対応出来ずに、バットの芯を外される。それがバットの根元であれば、表現のしようのない痺れが手の平(特に、バットを握った時に上になる手の親指付け根近辺)を襲う。寒い時期はなおさら堪える。手袋をすることで、多少の痺れは緩和されるのかも知れないが、痛いもんは痛いで(嘆)。
そして、その“ドン詰まり”の結果、
「バントした方が飛距離出たんちゃうか…」
「むしろ空振りの方が良かった…」
と、自身が放ったあまりにも力のない打球に後悔、羞恥、愕然、屈辱…などなど。力負けして、相手に弱みを見せてしまったような気分にもなってしまい、その後の対戦にも若干の影響が出て来る。
また、木製バットの場合では、時としてバットをヘシ折られてしまうことも。一層、打者の心の中で屈辱感は募る。まぁ、バットが折れる原因は球をミートする際の木目にも原因があるので、一概に“ドン詰まり”だけが原因とは言えないのだけれども…。
昨年から社会人野球も木製バットになった。
「ちゃんとした打ち方をしていれば、金属も木製も関係ないっすよ」
そのように語る打者の大半が、大学野球で木製バットを経験した選手。その反面、
「いや、バットを折るのが恐くて…」
高校卒業後、すぐに社会人野球の門を叩いた選手は本格的に木製バットを使ったことがないので、ナーバスになっている選手が多かった。
このような意識が心のどこかに潜んでいると、不思議なことにバットは振るものではなく、球を当てる為の道具に変わってしまう。で、悪循環。知らず知らずのうちに、こじんまりとしたスイングになり、一層と“ドン詰まり”が頻出することになる。次第に打撃の調子も崩れて行く…。
今年、プロ野球のキャンプ取材時から、ある“小道具”の存在に気付かされた。
リング状、ベルト状、手袋一体型!??? 様々なタイプがあるようだが、クッションの役割を果たすようなモノ。これを前述した、痺れのダメージが最も大きいと思われる親指付け根部に装着。一瞬、スイングの妨げになるのでは?とも思ったのだが、バットは小指、薬指で支えるように握る。親指に無駄な力が入っていると、滑らかなスイングはし難い。となると、弊害はなさそうだ。
使用したことがないので、推測になってしまうが…。この“小道具”の効果は非常に大きいはず。“ドン詰まり”による痺れを緩和させる逸品であると同時に、“ドン詰まり”に対する恐怖感も拭い去る。打者は思い切った打撃が出来るようになるだろう。
また、投手が打席に立つ場合にも有効。投手は打撃の際に手が痺れることで、投球に影響が出ることを嫌う(個人的と言うよりはチーム的にであるが)傾向が強い。だから、積極的な打撃が少なく、打線に切れ目が生じる。必然的に攻撃力、得点力も低下。この問題を解消することに一役買うのでは?僕はそう睨んでいる。多分、流行るな。
プロ野球の試合を注意深く観ていたら、“小道具”を装着している(外国人選手、パ・リーグに多いんかな!?)選手を発見することも可能。確認して貰いたい。
ところで、“小道具”の名称は???
知っている人がいたら、是非、教えて下さい。
センバツの優勝校・広陵高の卒業生。昨夏の選手権大会ベスト8メンバーの黒川栄次外野手(関西学院大)、中東信二内野手(近畿大)の記事を急遽、寄稿することに。締切の関係で、中東は電話取材になってしまったが、黒川とは一緒に食事をする。まぁ、取材内容とは全く関係ないのだが、若い子はよく食べる。羨ましい。
黒川の付き添いでやって来た野本正明主務(関西学院大)は“鶏の唐揚げ”を食べ過ぎやで。そりゃ、テカるわ(笑)。
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