※記録、順位は5月5日現在

(自責点×9回)÷投球回数
 これが防御率の算出方法である。要するに、投手が1試合完投した場合、何点で抑えられるかというもの。でも、あくまでも自責点なので、実際の失点はもっと多くなる場合が大半だ。

 今シーズン、プロ野球12球団の防御率が軒並み悪い。尚、既にどのチームも30試合前後消化しているので、短い期間で劇的に良くなったり、悪くなったりすることはないだろう。

《セ・リーグ防御率》
1.タイガース   3.75 チーム順位?位
2.スワローズ   3.98      ?位
3.ベイスターズ  4.43      ?位
4.カープ     4.56      ?位
5.ジャイアンツ  4.57      ?位
6.ドラゴンズ   4.81      ?位

 ビッグイニングが目立つセ・リーグは案の定、4点台中盤が目立つ。ただ、チーム防御率順位とチーム順位がリンクしていないのは、ベイスターズを除く5球団が4.5ゲーム差以内にひしめき合っているからに違いない。
 投手力が自慢と言われているジャイアンツ、ドラゴンズが下位に位置しているのは意外。
 ジャイアンツはエース格の上原浩治投手に、昨シーズン最優秀防御率の桑田真澄投手が波に乗り切れていないのが大きいと思われる。
 ドラゴンズは川上憲伸投手の“孤軍奮闘”状態。朝倉健太投手、小山伸一郎投手の天文学的!?防御率が手痛い。

《パ・リーグ防御率》
1.ホークス    3.20 チーム順位?位
2.ライオンズ   4.05      ?位
3.マリーンズ   4.18      ?位
4.ブルーウェーブ 4.30      ?位
5.ファイターズ  4.69      ?位
6.バファローズ  4.81      ?位

 パ・リーグもセ・リーグ同様、惨々たる状態。先発陣が踏ん張っているホークス以外はどこも4点台だ。
 特に、規定投球回数に達している投手21人で被本塁打数90本は驚くばかり。(セ・リーグは17人で61本)しかし、これで本塁打=大量失点という図式が浮き彫りになる。

 なぜ、防御率が悪いのだろう?
 そもそも春先は投手の方がコンディション良好というのが定説。疲労が蓄積される梅雨の時期以降から防御率が落ちると、言われているのに…。
 そこで、僕なりに思い当たるポイントを2つ挙げてみたい。

(昨シーズンから施行された新ストライクゾーン)
 一見、投手有利なように思えるけれども、力のない高目の球は痛打を食らう可能性も高い。
 昨シーズンは手探りであったストライクゾーンも今シーズンはある程度の把握は出来ている。で、捕手は高目を要求する頻度が増え、投手も自信を持って投げ込む。でも…なのである。

(試合使用球の変更)
 これはちゃんと調べた訳ではないのだが、野球界ではM社のボールがよく飛ぶのは常識。規格には合っているものの、その反発係数は規格内ギリギリらしい。
 今シーズンより、試合使用球をM社のものに代えたチームがある。本塁打が激増しているので、すぐ分かるはずだ。

 まぁ、これは僕の推測での話し。他にも防御率悪化の要因があるのかも知れない。

 なんてことを考えながら、今日はスポーツ新聞を読んでいた。


>“野球様”の皆様
 新垣渚投手(ホークス)、Yahoo!BBで登板しましたねぇ。
 しかも、“キッズデー”(子供の日)で内外野自由席は中学生以下無料。(同伴者も半額)
 今シーズン初の大入り(35,000人)だったとか。
 観に行けば良かったっす…。

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