不正バット雑感
2003年6月5日 今朝のスポーツ新聞にデカデカと、
《ソーサ 不正バット使用で退場》
という文字が踊っていた。
96年:1イニング2本塁打(メジャー記録)
97年:右翼手最多となるシーズン16捕殺
98年:66本塁打、ナ・リーグMVP
99年:63本塁打
01年:64本塁打
03年:通算500本塁打達成
本塁打王2回、打点王2回
などの輝かしい実績を持ち、日本の野球ファンの間でも馴染み深いサミー・ソーサ外野手(カブス)。
6月3日(日本時間4日)のデビルレイズ戦(リグレーフィールド)。1回裏、ソーサが二ゴロを放った際、折れたバットの断面からコルク材(空気を内包しており、弾力性に富んでいる)の破片が見付かる。公認野球規則にある
・バットは1本の木材で作られるべき
・打球の飛距離を伸ばしたり、異常な反発力を生じさせる改造、加工は厳禁
に触れた為に、ソーサは即刻、退場を命じられたのである。
試合後、ソーサは会見に臨み、バットの不正使用を認める。但し、
「試合前の打撃練習で遠くへ飛ばすと、ファンが喜ぶから使用していた」
と、意図的ではなく、あくまでも練習用のバットを間違って使用してしまったという旨を強調。そして、
「今回の事件は、自分にとって大きな存在であったファンを失うことになるかも知れない。チームメート、ファンには心より誤りたい。また、コミッショナーにも謝罪したい。2度と不正バットは使用しない。約束する」
そのように語り、会見を締めくくったようだ。
実は、僕も不正バットを作り、使ったことがある。勿論、練習の場で。
グリップ部にヒビの入った木製バットを、まず強度の優れたビニールテープでグルグル巻きにする。これで、グリップ部のヒビはたいして気にならない。次に、バットの先端を電気ドリルで刳り抜く。15?くらいかな!?そして、スーパーボール4〜5個をバーナーで溶かして(臭かったなぁ…)、空洞になったところへ流し込む。あとは、溶かした液状のスーパーボールが固まるのを待つだけ。元々、試合で使うつもりなんかはサラサラないから、バットの先端部にフタをする必要もない。
「スーパーバットの完成っ!」
と、早速、(得意満面に、アホやな…)打撃練習で使ってみた。いやぁ〜、ホンマによく飛んだなぁ。カーブマシンから出て来る球にわざと泳いで、拾うだけで打球はポンポン飛んで行く。推定15〜20?は飛ぶんと違うかな。また、バットの重量自体も、マスコットバットのように重たくない。ほぼ正規のバットと同じ感覚でのバットコントロールも可能。ストレス解消にもなったかな!???
「試合で使いてぇ〜!」
ダメダメ打者であった僕はそう思ったけれども、やっぱり無理であったことは言うまでもないだろう。
ちなみにこのスーパーバットを作ったのは、当時、日本のあるプロ野球チームに在籍している外国人選手が勝負所で使用しているのではないか?(あくまでも噂)と、噂が立っていたから。好奇心旺盛な僕としては、実験してみたかったのだ。
真実は分からない。僕も経験があるだけにソーサの
「練習用のバットであった。間違えただけだ」
という言葉を信じたい。
「練習用であっても、そんなバットを作ること自体が間違っている」
と、言われてしまえばそれまでやけれども…。な〜んとなく、分かるような気もするんだな。人間には“遊び心”ってのがあるんやから。まぁ、実際に、試合で使用してしまったことに関しては“遊び心”では片付けられないけれど。
殿堂入り確実と、言われているソーサの不祥事。どのような結末になるのか?
あとは正々堂々と。ソーサは自身の力で本塁打を量産すれば、今回のことは“笑い話し”で済むんやろうなぁ。それを期待している。だって、ソーサは不正バットに頼らなくても、素晴らしい技量と力で本塁打が打てるはず。僕はそう確信しているから。
尚、中村紀洋内野手(バファローズ)などがやっているグリップエンド部に、テーピングをグルグル巻き。もしくは土橋勝征内野手(スワローズ)らのバットを短く持つ為の“目印テーピング”は…。
加工と言えば、加工やけれども。どう考えても、飛距離の伸びや反発力には関係ないからOKなんやろうね。勉強になったよ。
《ソーサ 不正バット使用で退場》
という文字が踊っていた。
96年:1イニング2本塁打(メジャー記録)
97年:右翼手最多となるシーズン16捕殺
98年:66本塁打、ナ・リーグMVP
99年:63本塁打
01年:64本塁打
03年:通算500本塁打達成
本塁打王2回、打点王2回
などの輝かしい実績を持ち、日本の野球ファンの間でも馴染み深いサミー・ソーサ外野手(カブス)。
6月3日(日本時間4日)のデビルレイズ戦(リグレーフィールド)。1回裏、ソーサが二ゴロを放った際、折れたバットの断面からコルク材(空気を内包しており、弾力性に富んでいる)の破片が見付かる。公認野球規則にある
・バットは1本の木材で作られるべき
・打球の飛距離を伸ばしたり、異常な反発力を生じさせる改造、加工は厳禁
に触れた為に、ソーサは即刻、退場を命じられたのである。
試合後、ソーサは会見に臨み、バットの不正使用を認める。但し、
「試合前の打撃練習で遠くへ飛ばすと、ファンが喜ぶから使用していた」
と、意図的ではなく、あくまでも練習用のバットを間違って使用してしまったという旨を強調。そして、
「今回の事件は、自分にとって大きな存在であったファンを失うことになるかも知れない。チームメート、ファンには心より誤りたい。また、コミッショナーにも謝罪したい。2度と不正バットは使用しない。約束する」
そのように語り、会見を締めくくったようだ。
実は、僕も不正バットを作り、使ったことがある。勿論、練習の場で。
グリップ部にヒビの入った木製バットを、まず強度の優れたビニールテープでグルグル巻きにする。これで、グリップ部のヒビはたいして気にならない。次に、バットの先端を電気ドリルで刳り抜く。15?くらいかな!?そして、スーパーボール4〜5個をバーナーで溶かして(臭かったなぁ…)、空洞になったところへ流し込む。あとは、溶かした液状のスーパーボールが固まるのを待つだけ。元々、試合で使うつもりなんかはサラサラないから、バットの先端部にフタをする必要もない。
「スーパーバットの完成っ!」
と、早速、(得意満面に、アホやな…)打撃練習で使ってみた。いやぁ〜、ホンマによく飛んだなぁ。カーブマシンから出て来る球にわざと泳いで、拾うだけで打球はポンポン飛んで行く。推定15〜20?は飛ぶんと違うかな。また、バットの重量自体も、マスコットバットのように重たくない。ほぼ正規のバットと同じ感覚でのバットコントロールも可能。ストレス解消にもなったかな!???
「試合で使いてぇ〜!」
ダメダメ打者であった僕はそう思ったけれども、やっぱり無理であったことは言うまでもないだろう。
ちなみにこのスーパーバットを作ったのは、当時、日本のあるプロ野球チームに在籍している外国人選手が勝負所で使用しているのではないか?(あくまでも噂)と、噂が立っていたから。好奇心旺盛な僕としては、実験してみたかったのだ。
真実は分からない。僕も経験があるだけにソーサの
「練習用のバットであった。間違えただけだ」
という言葉を信じたい。
「練習用であっても、そんなバットを作ること自体が間違っている」
と、言われてしまえばそれまでやけれども…。な〜んとなく、分かるような気もするんだな。人間には“遊び心”ってのがあるんやから。まぁ、実際に、試合で使用してしまったことに関しては“遊び心”では片付けられないけれど。
殿堂入り確実と、言われているソーサの不祥事。どのような結末になるのか?
あとは正々堂々と。ソーサは自身の力で本塁打を量産すれば、今回のことは“笑い話し”で済むんやろうなぁ。それを期待している。だって、ソーサは不正バットに頼らなくても、素晴らしい技量と力で本塁打が打てるはず。僕はそう確信しているから。
尚、中村紀洋内野手(バファローズ)などがやっているグリップエンド部に、テーピングをグルグル巻き。もしくは土橋勝征内野手(スワローズ)らのバットを短く持つ為の“目印テーピング”は…。
加工と言えば、加工やけれども。どう考えても、飛距離の伸びや反発力には関係ないからOKなんやろうね。勉強になったよ。
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