日本野球連盟(JABA)は第74回都市対抗野球大会(8月23日〜9月2日、東京ドーム)で、延長戦に入った際。延長12回を終えて、試合時間4時間を超えている場合は“タイブレーク方式”を採用することを決定。これまでは、延長15回もしくは試合時間4時間を超えた場合、サスペンデッドゲームを適用して、その日の最終試合終了後に試合再開という大会規定であったのだけれども。

“タイブレーク方式”とは、お互いに一死満塁から攻撃を行ない、どちらが多く点を取れるかを争うもの。時間や会場の制約がある草野球の大会などでよく見受けられる。

 昨年、僕は都市対抗のほぼ全試合を観戦した(1試合のみ打ち合わせの為に、1回表裏の攻防しか観れず)。
“木製バット回帰元年”ということもあり、試合進行のスピードアップ化が期待されたが…実際は、それ程までの大きな効果はなかった。というのが率直な感想だ。だって投手交代がメッチャ多いんやもん。まぁ、これは補強選手の起用など、気を遣っているんが原因やと思われる。

 今回の“タイブレーク方式”採用も試合時間の短縮化が大きな目的であろう。ただ、安易にそれだけで採用を決定して良いのだろうか?
 現在、“タイブレーク方式”に入ってからの
「安打、本塁打をはじめ、大会記録はどうするんだ?」
 という問題が生じることから、7月の運営委員会で再度、検討されるということだが。野球というスポーツの持つ流れを完全に無視している方が気に掛かる。簡単に“野球版PK”として割り切れるとは思えない反面、画期的なのかも知れないとも…。

 まだ最終結論は出ていないのだが、これからの“野球の在り方”を左右する重要な分岐点になりそうだ。


 これから、コンフェデ杯(日本×フランス)を呆然としながら観て…寝ることにしますぅ。

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