“野球偏差値”

2003年7月4日
 野球博士・江本雅朗からメールが届く。
 野球観戦歴35年にして、初めて“生サイクルヒット”(7月1日、村松有人外野手/ホークス、)を目の当たりに。そして、翌日も“生サイクルヒット”(7月2日、桧山進次郎外野手/タイガース)を観る機会に恵まれた幸運と興奮が伝わって来るメール。
 さらに、生観戦ベスト5たるものも記されてあり、江本の“野球愛”を再認識した次第である。
 だが、江本のメールはこれで終わらなかった。まず、バファローズと大阪ドームの姿勢について言及。快挙を達成した村松に花束も渡さなければ(稲葉篤紀外野手/スワローズはベイスターズ主催の試合にも関わらず花束を受け取っていた)、サイクルヒット達成を知らせる場内ビジョン(スコアボート電光掲示板)での告知、場内アナウンスもなかったと言う。
(ちなみに大阪ドームでは、バファローズ選手の殊勲しか場内ビジョンでリプレイしないらしい)
 さらに、村松の打撃成績(打率)を3打席もの間、.443と間違えたまま表示。これらの大阪ドームを本拠とする“バファローズさえ良ければええやんか的”な姿勢に、江本は野球、野球選手への尊敬と愛情が欠けていると強く感じたようだ。

 また、阪神甲子園球場での一部の阪神ファンにも幻滅したようである。
 タイガースの攻撃時、平凡な外野飛球が飛んだ際。
「落とせっ!落とせっ!」
 と、罵声の嵐…。
 ドラゴンズの選手が捕球した後は
「アホ!ボケ!落とさんかいっ!!」
 やってさ…。
 江本はタイガースの勝利は嬉しくとも、とても悲しい気分になったとのこと。


 野球選手だけでなく、野球関係者、野球ファンにも“野球偏差値”は存在する。
“野球偏差値”は野球の知識が豊富だから高いということではない。例えば、少々、野球のルールに乏しくとも、野球の本質を楽しむことが出来る。それが“野球偏差値50”の基準になるのではないか。
 それでは、野球の本質とは?
 一口で説明するのは難しく、抽象的になってしまうが。“試合に勝った、嬉しいね”、“本塁打を打った、スゴイね”とか。そのような視点では収まり切らない、もっとスケールが大きいものなのだ。
 何も特定のチームや選手を熱狂的に応援するな。そうは言わない。ただ、応援していないチームや選手にも、それぞれの背景が存在する。その全てを理解して、肯定したり、認めるのは無理な話しであるだろうが。少なくとも敬意を払う価値は存分にあるはずだ。

 僕は“野球偏差値”の低い(独断と偏見ではじき出す40以下)人間はちょっと苦手である。と言うか、恐らく、話しが合わない。そして、そのような人間は僕なんぞの文章を読んでも面白く感じないだろう。そして、僕もあまり読んで貰いたくない。でも、それではイケナイのだ。
 このような駄日記でも、少しは役に立つように。そのように文筆を奮いたいと思う。って、僕の“野球偏差値”が特別に高い訳ではないんやけれどもね。(自己評価で60は超えているはずやねんけれども)


 タイガースファンの松本浩(メディア・プルポ)からもメールが来る。
 江本と視点は違っていたが、世相に踊らされているだけの“なんちゃってタイガースファン”の存在を憂いていた。
 メール本文を引用すれば、分かり易いのだろうが。内容、言葉があまりにも過激な!?為に…。僕の判断で伏せることにする(笑)。


>江本、松本の両氏
相当、“野球偏差値”がお高いっす!
今後もヨロシクです。

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