野球小僧の松倉君
2003年7月12日 仕事で、関西圏の色々な球場に足を運んでいる。そして、たくさんの感動に立ち会うことが出来、幾多もの出会いがある。
高校野球、大学野球、社会人野球など、アマチュア野球の試合が行なわれている球場のバックネット裏。ここには見慣れた顔が並ぶ。不思議なことに顔を合わせると、いつしか会釈をするように。さらには
「こんにちは。お疲れ様です」(何がお疲れ様なんやろう???)
挨拶も交わすようになる。果ては名刺交換までも。世の中には、ホンマ、野球好きの人間が多い。そう、僕のように仕事で来ている人間よりも、圧倒的に
「野球が好きだから♪」
という根っからの“野球道楽”の方が多い。
「彼は一体、何者なんやろう?」
よく古谷純一(近畿大、関西学生連盟委員)や野本正明(関西学院大主務)らと噂していた“野球道楽”がいる。
とにかく、いつもバックネット裏に腰掛け、熱心にスコアを付けている。そして、時には親しくスカウトとも談笑。特に、バファローズの柳川浩二とは仲が良さそうだ。
「柳川君、お付き(付き人)雇っているんかな?」
そんな発言まで出て来るくらいに親密な間柄に映る。
体格は小柄(推定160?前後)、年齢不詳、職業不詳、神出鬼没、必須アイテムは双眼鏡と座布団…などなど。全ての面で謎に包まれていた彼。僕の中では『銀河鉄道999』の“鉄郎系”野球小僧という位置付け!???(意味不明)
その彼と遂に。藤井寺球場で行なわれていた関西5リーグ対抗戦を境に会話するようになった。
彼の名前は松倉雄太。
大阪府在住で年齢は22歳(今年23歳の俗に言う“松坂世代”)。
職業はフリーター(新聞配達)。
小学生時までは少年野球でプレーしていたが、中学生の頃から観戦にハマる。
「でも、当時はお金もなかったですからねぇ」
と、夏休みの大阪府大会(日生球場)がメイン。朝から晩まで野球を観ていたと言う。
そして、現在。早朝の新聞配達を終えると、球場へ足を運ぶ。アマチュア野球をこよなく愛し、少年野球の大会までもマメに観戦。驚くことに松倉の年間観戦数は250〜280試合にも及ぶらしい。
また、一昨日も
「いやぁ、福岡県大会のヤマでしたから」
東海大五高×西日本短大付属高(西日本短大付属のサヨナラ勝ち)を日帰りで観に行く、恐るべし行動力も持ち併せている。だから、スカウト連中も一つの情報網として松倉を頼りにしているのだろう。
松倉とは知り合ったばかりだけれども、話しは合いそうだ。なんか嫌味のない範囲での“野球に全てを捧げています”というスタンスに僕は好感を抱いている。
ただ、不思議なのは、松倉が野球を仕事にしていないことだ。なぜなんやろう?
僕と同業者やったら…そう考えるだけでコワイ。
前述したように松倉は“松坂世代”。僕自身、“松坂世代”という呼称はあまり好まないけれども。キラキラ輝きを放つ世代で、松倉のような形で野球というスポーツに接している人間がいることに、ある種の感動を覚える。
=======================
松倉とは、これから何度も会うことになるだろう。どうかヨロシクなのです。
ホンマ、野球のことを語っている時の松倉君。良い笑顔、素晴らしい瞳の輝きしています。
高校野球、大学野球、社会人野球など、アマチュア野球の試合が行なわれている球場のバックネット裏。ここには見慣れた顔が並ぶ。不思議なことに顔を合わせると、いつしか会釈をするように。さらには
「こんにちは。お疲れ様です」(何がお疲れ様なんやろう???)
挨拶も交わすようになる。果ては名刺交換までも。世の中には、ホンマ、野球好きの人間が多い。そう、僕のように仕事で来ている人間よりも、圧倒的に
「野球が好きだから♪」
という根っからの“野球道楽”の方が多い。
「彼は一体、何者なんやろう?」
よく古谷純一(近畿大、関西学生連盟委員)や野本正明(関西学院大主務)らと噂していた“野球道楽”がいる。
とにかく、いつもバックネット裏に腰掛け、熱心にスコアを付けている。そして、時には親しくスカウトとも談笑。特に、バファローズの柳川浩二とは仲が良さそうだ。
「柳川君、お付き(付き人)雇っているんかな?」
そんな発言まで出て来るくらいに親密な間柄に映る。
体格は小柄(推定160?前後)、年齢不詳、職業不詳、神出鬼没、必須アイテムは双眼鏡と座布団…などなど。全ての面で謎に包まれていた彼。僕の中では『銀河鉄道999』の“鉄郎系”野球小僧という位置付け!???(意味不明)
その彼と遂に。藤井寺球場で行なわれていた関西5リーグ対抗戦を境に会話するようになった。
彼の名前は松倉雄太。
大阪府在住で年齢は22歳(今年23歳の俗に言う“松坂世代”)。
職業はフリーター(新聞配達)。
小学生時までは少年野球でプレーしていたが、中学生の頃から観戦にハマる。
「でも、当時はお金もなかったですからねぇ」
と、夏休みの大阪府大会(日生球場)がメイン。朝から晩まで野球を観ていたと言う。
そして、現在。早朝の新聞配達を終えると、球場へ足を運ぶ。アマチュア野球をこよなく愛し、少年野球の大会までもマメに観戦。驚くことに松倉の年間観戦数は250〜280試合にも及ぶらしい。
また、一昨日も
「いやぁ、福岡県大会のヤマでしたから」
東海大五高×西日本短大付属高(西日本短大付属のサヨナラ勝ち)を日帰りで観に行く、恐るべし行動力も持ち併せている。だから、スカウト連中も一つの情報網として松倉を頼りにしているのだろう。
松倉とは知り合ったばかりだけれども、話しは合いそうだ。なんか嫌味のない範囲での“野球に全てを捧げています”というスタンスに僕は好感を抱いている。
ただ、不思議なのは、松倉が野球を仕事にしていないことだ。なぜなんやろう?
僕と同業者やったら…そう考えるだけでコワイ。
前述したように松倉は“松坂世代”。僕自身、“松坂世代”という呼称はあまり好まないけれども。キラキラ輝きを放つ世代で、松倉のような形で野球というスポーツに接している人間がいることに、ある種の感動を覚える。
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松倉とは、これから何度も会うことになるだろう。どうかヨロシクなのです。
ホンマ、野球のことを語っている時の松倉君。良い笑顔、素晴らしい瞳の輝きしています。
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