OP戦雑感

2003年9月4日
 大阪ガスの今津グラウンドにて、OP戦(関西学院大2×4大阪ガス)を観戦する。
 試合展開は省略するが、気になった点を幾つか。(たいした視点ではないけれども…)

 大阪ガスは故障に泣かされていた5年目の左腕・稲田学投手が先発したが、立ち上がりから関西学院大打線に捕まる。いきなり黒川栄次外野手、笹嶋昭宏外野手に連打を食らい、僅か5球で1点を失う。その後、犠打、安打、内野ゴロも絡んで、計2失点。球数も32と、不安定なもの。
 左肘故障の影響もあり、実戦から遠ざかっていたこともあったのだろうが。高校時代(PL学園高)の投球と比べてしまうと、物足りなさを覚える。また、一見して滑らかな投球フォームではあるけれども…肘の位置が低くて、持ち味である球持ちが良くない。球速も130?前後(最速132?かな!?)で、変化球のキレ味もイマイチ。
 2回(3者連続三振)、3回は無難に抑えたが、今のままでは厳しいな。というのが率直な感想。好きな投手だけに、今後の活路を見出して欲しい。

 関西学院大は森本徹投手が先発。春季リーグ戦で経験を積み、落ち着いたマウンドさばきではあったが、ややウェートオーバーの感。体のキレを欠き、球がベタベタしていた。
 2番手の加藤学投手は本塁打(松本賢治外野手の右翼越えソロ本塁打)も浴び、敗戦投手にこそなってしまったが。内容的には悪くなかった。何と言っても、力のあるストレートは魅力である。入学以来、期待されていただけに今秋は勝負のシーズン。注目してみたい。


 関西学院大のOBでもある栗栖敏内野手は5番一塁手(途中交代)で出場。
「いやぁ、やっぱり妙な緊張感がありますよ(苦笑)」
 とのことであったが、巧みなバットコントロールで全打席出塁(3打数2安打、失策1)で先輩の貫禄を示す。また、
「あの選手は〜」
「この投手は〜」
 後輩のプレーにも詳細な意見を述べていた。


 チョイナこと佐竹由光捕手が外野手(左翼手)で試合に出ていたのにはビックリ。話す機会に恵まれず、事情は分からなかったのだが。長年、苦しんでいた膝痛を考えてのことだろうか???


 王子製紙入りが決まった田辺誠吾内野手は故障から復調の気配。まだ本調子ではなさそうだが、リーグ戦では良い意味で帳尻を合わすことが出来そうだ。

 大阪ガスは“都市対抗休み”ということもあり、小倉飛鳥内野手、田辺祐也内野手、長滝雄太郎内野手らの若い選手が猛アピール。ただ、6投手を継投(稲田→舛屋亮→野上大輔→能見篤史→榎本公介→坂本健二)した投手陣に関しては…坂本、野上らのベテラン勢が目立った程度なのは残念に思えた。円滑な世代交代が課題である。

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