関関戦 その?

2003年9月21日
【9月20日】関西学院大3×2関西大
 前日の関西大の攻撃をビデオで観るように、関西学院大が初回に2点を先制。関西大の先発・黒川隆年投手は悪天候(雨)のせいか、制球に苦しんでいた感。かたや関西学院大の先発・森本徹は
「下(マウンド)があまり良くなかったんで、逆に力まずに済んだ。ブルペンからそこそこ球も走っていたんで、余裕もありました」
 と、6回を投げて、関西大打線に1安打を許したのみ。高目の球に力があり、外野フライの山を築いた。
「低い打球、ゴロを転がすように指示していたんやけどねぇ。先制されて、多少の焦りもあったかな!?」
 関西大の高岡淳監督は、この外野フライの多さを敗因の一つとして挙げていた。

「いやぁ、楽には勝たせて貰えません。特に、関関戦は。冷や汗どころではなかったです」
 試合後に、関西学院大の本荘雅章監督がそう語ったのは。3点差リードの最終回1死から4連打で1点差まで追い上げられたから。好リリーフしていた加藤学投手が3イニング目に入って、関西大打線に捕まったのだ。
「まぁ、加藤はこの夏のOP戦から2イニング以上投げさせていなかったから疲れも出たのかも知れない。最後に新谷(泰隆投手、21日に先発が濃厚)を投入したのは誤算でした。まぁ、気持ちの強い子やから。ああいう緊迫した場面でも普通に投げてくれるので心強い」
 そのようにエースの最後の踏ん張りを称えた。
 尚、関西学生リーグは7回終了で、試合が成立するので。
「スコールが来えへんかなって、思っていましたよ」
 記者陣を笑わせた。


 春季リーグ戦は故障に泣いた田辺誠吾内野手(関西学院大)はマルチヒット(1試合2本以上)が4試合あって、好調(5試合を終えて、19打数9安打の打率.474)なようである。首位打者争いの本命になりそうだ。
「王子製紙(社会人野球)入りを控えて、ベストナインを3度目の狙っているみたいっすよ」
 と、チームメートから声も上がる。クリーンヒットは勿論だが、グチャグチャの内野安打も多い。まぁ、大学野球のリーグ戦で首位打者を獲る時は、固め打ちが多いか、内野安打が多いもの。是非、狙って欲しい。


「こんちはっす。読みましたよ、日記。色々ありがとうございます。頑張りますんで」
 ネット裏で京都大×立命館大を観ていると、9月16日の日記に書いた近藤輝幸内野手がそう言って、僕の前を通り過ぎて行った。
 ちょっと“ぶっきらぼう”な口調だったので、僕は
「キツク書いてしもうたかな?さすがに怒ったかな?」
 心の中でそう思ったが。書いてしまったうえに、当の本人に読まれている。要するに“あとの祭り”である…。
 その近藤の状態が上向きのようだ。初回と5回に適時打で2打点。見逃す形が良くなって来ている。トップの位置が決まり、左腰が逃げていない。

「怒りの一撃やったん?」
 試合後、クールダウンしている近藤に尋ねると
「いやいや、逆に気にして貰っているみたいで。刺激になりました」
 そう応えてくれた。そして、
「今度は良く書いて下さいね。お願いします」
 と、付け加えられた。頑張れば、バンバン書いたるよぉ〜♪


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 京都大2×1立命館大
 立ち上がりこそ不安定であったものの、土屋真司投手(京都大)の緩い球を巧く使った投球に立命館大打線が沈黙。また、堅守(無失策)が良い流れを呼び込むことになる。数少ないチャンスで主将・藤田慎也外野手が同点に追い付く、左翼手越えの二塁打を放ったり。立命館大外野手の不用意な失策直後に平山祐内野手の貴重なワンヒット(決勝点)が出た。
 これでリーグ戦の連敗は21でストップ。また、今春より就任した村井監督が指揮を奮ってからの初勝利にもなった。
 ベンチからロッカールームに引き揚げて来る時点で、村井監督の目は真っ赤。藤田から記念すべきウィニングボールを手渡されると、さらに顔をクシャクシャにして
「みんな、ありがとう。ホンマにありがとう」
 頭を下げていたが、
「明日もあるぞ」
 と、気を引き締めるのを忘れないでいた。
 さぁ、今日の京都大の戦いに注目だっ!


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【アテにならない明日の予告】
『着せ替え人形のドレスかっ!!!(怒)プラス関関戦 その?』

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