同立戦?(訂正版)

2003年10月27日
 昨日は関西学生リーグ最終節を飾る“同立戦”(同志社大×立命館大)の第1試合目。
 さわさんの日記にも書いてあったが…“同立戦”とは一般的な呼称。立命館大サイドからは“立同戦”になるのだが。まぁ、この日記では一般的な呼称で通させて貰うことにする。

 今秋の“同立戦”は単なるリーグ戦最終カードではない。同志社大が勝点を挙げれば(2勝1敗でも可)20季振り。立命館大が勝点を挙げたならば(2勝1敗でも可)関西大が17季振りのリーグ優勝となり、関西5リーグ(関西学生、関西六大学、近畿学生、阪神大学、京滋大学)の覇者で争われる関西地区代表決定戦(今年より関西王座決定戦)へ。明治神宮大会出場の切符(1枚限り)を争うことになる。

 注目の第1戦は渡辺亮投手(同志社大)、松村豊司投手(立命館大)、両エース同士の投げ合い。両者共に立ち上がりは上々で、投手戦の展開を匂わせたが…3回裏に渡辺を突如として襲った制球難に乗じて、待望の先制点。立命館大が勝点を挙げれば、優勝が決まる関西大ナインは観客席で大喜び。しかし、尚も一死満塁の好機で追加点を奪うことが出来なかったのが、今季の立命館大らしさだったのか…打線が繋がらない。

 同志社大はベンチから
「フライを打ち上げるな!アウトになっても構わないからゴロを、低い打球を打て!」
 という指示で、6回表に松村を攻略。3点を奪い、逆転に成功した。奇しくも僕は記者席で関西大の高岡淳監督と
「松村は6〜7回を凌げば、大丈夫でしょうけどね」
 そう話していた。余計なことを言わん方が良かったかな!???

 さらに同志社大は立命館大の後続投手を攻め立て、7回に6得点のビッグイニング。8回にも4得点で13×1の大量リード。
 渡辺はバント処理の際、突指(右手親指)をしたアクシデントで8回に予想外の4失点を喫するが、2番手・松尾和也投手が踏ん張った。結局は13×5というスコアで同志社大がリーグ優勝に王手を掛けた。

 試合後、
「当然、優勝は意識していますけれども。これまで通りに、あと一つ勝つということだけです。10年も優勝していないんですから、簡単には勝てないと思っています」
 同志社大・吉川博敏監督はあくまでも控え目で謙虚なコメント。主将・永山貴大内野手は
「寮で流行ってしまっている…」
 という“目バチコ”(ものもらい)を気にしながらも、チームの雰囲気が良いこと、立命館大の新聞部が発行している“立スポ”(※正式名称は立命館大学新聞)の《同志社大は打線が繋がらない》という酷評に発奮したことを語ってくれた。
 また、現役最多のリーグ戦通算25勝目(近畿大・野村宏之投手の24勝を抜き)、自己最多のシーズン5勝を挙げた渡辺が
「いやぁ、早く代えてくれないかなって。ついマウンドで防御率を計算しちゃいましたよ(苦笑)」
 このように冗談交じりであったのは、試合前まで防御率0.66で投手成績トップだったから。(試合後は1.48前後に落ち、トップの座から陥落)
「でも、一番(大事なのは)は優勝すること。監督さんが決めることですけれども、出来れば優勝を決める時のマウンドにいたいですしね。親指(突指した)も大丈夫っすから。明日、決めたいっすね」
 と、渡辺。

 明日、同志社大のリーグ優勝が決まるのか?それとも、立命館大が粘りを見せて、関西大が望みを繋ぐのか?


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 以前の日記にも絶賛したはず!?同志社大の尾上幸也内野手がやっぱり良い(5打数3安打2打点)。打席に立った時にプンプンと、強打者のオーラを発しているように映る。このまま順調に成長すれば…非常に楽しみである。

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