試合球?

2003年11月2日
 な〜んか昨日の日記が支離滅裂になってしまった為に…恐らく、今日もまとまりがなくなりそうな気がする。

 前日に引き続き、南港中央球場へ足を運ぶ。
“大阪市長杯争奪第1回関西地区大学野球選手権大会”の準決勝を観戦。

(大阪産業大3×2阪南大)
 大阪産業大は投手陣が踏ん張り、同志社大戦と同じく1点差で勝利する。
 阪南大は先制しながらも逆転負け。好打者・池内大輔捕手が変化球(多分、カーブ)を巧く拾い上げ、右翼越えのソロ本塁打を放つも及ばなかった。

(佛教大0×1龍谷大)
 龍谷大は1番打者に定着した明神宏文外野手が左前安打で出塁。5番・山口慶彦外野手の適時打で先制して、試合の主導権を握ったかのように見えたが。その後は“ゼロ行進”が続く。しかし、エース・齋藤伸介投手が落ち着いた“大人の投球”で佛教大打線を僅か1安打に封じ込む好投。ただ、8回表に内角を突いた勝負球がことごとく死球になり、二死満塁で無念の降板も柳瀬明宏投手が切り抜けた。
 佛教大は打線が沈黙。球質の重そうな横地孝之投手の力投に応えることが出来なかった。(横地、球威はあるが…球種の癖が出ていた。僕ごときに見破られるくらいだから要修正)


 で、昨日の続きに。
「ボールが変わるんですよ。ちょっと戸惑いましたね。リーグ戦ではボールのメーカーが試合中に変わるなんて絶対にないですからね」
 試合後、齋藤も前日の同志社大・渡辺亮投手とほぼ同じコメントをした。

 今トーナメントは協力企業メーカーより用具提供があり、ボールも複数社のものを使用しているとのこと。
 推測ではあるが…短い大会期間中に一つに限られたメーカーのボールだけを偏って使用する訳にも行かないという背景があり、試合中にミックスされる現象になったに違いない。
 ちなみに投手が投げ易いと思うボールはM社のもの。反発力が強く、飛距離が出る。打者有利と言われているM社のボールが投手に人気があるのは意外であったが
「革が柔らかくて、馴染み易いんですよ」
 という声が大半である。
 逆に、投手が好まないのがS社のもの。少し大きく感じ、縫い目の山が高すぎるらしい。
 また、大学選手権や明治神宮大会など、東京での全国大会では関西圏では馴染みの薄いメーカー(I社やMP社など)のボールも使用される。当然、大会期間中に各メーカーのボールを平等に使わなければならないから、試合中にミックスされる。それを大半の投手が毛嫌いする。
 本人から直接、聞いた訳ではないのだが
「野村(宏之投手、近畿大)なんかは露骨に嫌がりますよ」
 と。野村が全国大会でなかなか好成績を残せなかったのは、このような問題が絡んでいたからなのかも知れない。

 尚、ボールの感覚を重要視するのは野球だけではないらしい。
“タイガー・ジャージ軍団”こと慶應大ラグビー部出身の朝日新聞記者・野村周平も
「大会の2週間くらい前に“今回はこのメーカーのボールを使います”って、事前に知らされるのは常識っすよ」
 そう言っていた。きっと他のボールを扱うスポーツもそうであるはずだ。

 ボールのメーカーによって、若干ながらも勝負の風向きが変わる。もうちょっと気にしてみても良い問題であるように思う。


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 思いっ切り余談であるが。
 学生野球生活を終えた近畿大の4回生主力選手が学内恒例のソフトボール大会に参戦していたようだ。
 前述の野村(小学生時、ソフトボール経験者)がエースで、田中雅彦捕手、糸井嘉男投手、中村真人外野手、島和也主務らで脇を固める。
 でも、この豪華メンバーでさえも優勝を逃してしまったらしい。他チームに体感速度150?以上の好投手がいたようだ。
 尚、糸井と中村がハッスルしていたとのこと。なんとなく想像が付く(笑)。

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