え〜っ、またまた『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/を更新しております。
 まぁ、カメラマンとしてのセンスはないっすけどね(苦笑)。

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 昨日は眠い目をこすりながら、枚方市にある関西外大へ向かう。
 京橋から京阪電車に乗るが、やっぱり“おけいはん先生”のポスターが多い。(関西圏以外の方は分からないっすね、スミマセン)
 カメラマン・佐藤真一と枚方市駅で待ち合わせて、タクシーでキャンパスまで。正門前で降りると、守衛に
「どちらまで?」
 と問われる。珍しくチェックが厳しい。
「えぇ、野球部のグラウンドまで」
 そう応えると
「工事関係ですね」
「いや、取材で来たんっすけど…」
 僕も佐藤も作業服は来ていなかったんやけどねぇ。思わず苦笑い。って、工事関係やったらタクシーでは来えへんやろう。軽トラとかバンで来るってさぁ。

 正門横の受付で記帳した後に、いざキャンパス内へ。あまりにもキレイな新校舎も勿論だが、行き交う学生が女子大生ばかりなのに目と心を奪われる!?外国人留学生も多い。ちょっと独特の空気である。
 キャンパス奥の野球部専用グラウンドに到着して、魚川棟弘監督とマネージャー・加賀山祐香に挨拶。しばらく話しを聴いた後は写真撮影に備えて、ブルペンをチェックする。太陽の向きなども考えて、一塁側(三塁側はベンチの後方にあるのだが、一塁側はライトの奥にある)のブルペンで撮影することに決定。

※シマジョーのちょこっとメモ
 ベンチとダグアウトの違いとは?
 同じように思われがちであるが、微妙に違うのである。
あくまでも目安だが、グラウンドレベルと高さが変わらないのがベンチ。グラウンドレベルよりやや下がっているのがダグアウトと思って貰って良いだろう。
 ダグアウトは“壕”というような意味合いもあるらしい。

 ウォーミングアップとゴムチューブでのインナーマッスルのトレーニングを終えた森跳二投手(昨季…春7勝、秋6勝)にブルペンへ入って貰う。
「年明けてから、投げてないものですから」
 ということで立ち投げ。本人曰く
「全然、球が行かないです」
 感覚が掴めずに、やや不満そうであったけれども、プロ注目で阪神リーグ一部通算20勝右腕の球筋は粘りがある。(2回生春は二部リーグであったので、実質5シーズンで20勝している)
 あと、個人的に思うことであるが、ワインドアップであったのが嬉しい。制球重視で無走者時もセットポジションの投手が多い(セットの方がリズムが取り易く、バランスが崩れ難い…某球団スカウト)中、“古き良き投手”という印象。
 また、撮影中にカメラマン・佐藤が
「佐々木(主浩投手、ベイスターズ)に似ていますよね」
 ポツリと呟く。まだ佐々木のような圧倒的な迫力、威圧感はないけれども…そう言われると佐々木に似ていないこともない。大きな背中に、意思の強そうな顔付き。確かに、その雰囲気はある。プロ入り当時の佐々木っぽい。

 グラウンドを離れて、学食(女子大生だらけ)でインタビュー開始。魚川監督が
「野球だけやっているのではなく、勉強もシッカリやりよる。頭のええ投手ですよ」
 と評していたように、受け応えもシッカリしている。かと言って、優等生的な発言ばかりという訳でもない。
「自己分析でどんな投手、投球スタイルなんやろう?」
「う〜ん、そうですね。(しばらく沈黙)中途半端ですね(苦笑)」
「えっ、中途半端!?」
「そうですね、ストレートも特別に速くないし(MAX143?)、制球もメッチャ良くもない。バシバシ三振も取らないですからね。とにかく楽な投球をしようというのが持ち味なんで」
 だが、それはチーム事情もある。
 関西外大入学直後の1回生春から先発、中継ぎ、抑えにフル回転。(1シーズンで90イニング投げることも…通常の倍近く)経験を積むことで、やや肘を下げ、キレのあるストレートと2種類のスライダーを軸に“打たせて取る”スタイルを確立した。
「その場、その試合だけという訳には行かない。どうしても先のこと、次のことも考えなくてはならないですから」
 そして、さらに続ける。
「三振に全くこだわりはないですけれども、本当にピンチを迎えた時は自信(三振を奪う)あります」
 その言葉はハッタリではないだろう。森の力強さに満ち溢れた目が僕を納得させる。

 まだ踏んでいない神宮球場のマウンドに関しては
「イメージが湧いて来ないですね。これまでに全国大会も経験したことないので(苦笑)。でも、この春はチャンスだと思っています」
 と語る。
 アピールしたい部分を尋ねると
「肩が出来るのも早いですし、どこでも(先発、中継ぎ、抑え)やって来たというところですかね」
 この3年間、フル回転にも関わらず、故障とも無縁なのは大きな強味。
 尚、今季からは新球の封印も解くつもりだ。
「やっぱり、森は“スライダー投手”だと思われているので(苦笑)。こういうのもあるんやでと思わせたい」
 悲願の神宮出場と個人の進路を見据えたシーズンは、あと1ヶ月半で始まる。

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 魚川監督の指導方針もあるのだろうが、関西外大野球部の雰囲気は他校にないものがあった。
 でも、これが大学生を大人として扱った“学生スポーツ”の一つの姿なのかも知れない。まぁ、全ての学校には当てはまらないやろうけれどもね。スクールカラーに合ったチーム作りなんやろう。

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《日記、読んだっす。ところで、今夜は時間ありますか?》
 野村周平(朝日新聞記者)から飲みの誘いメール。野本正明(関西学院大前主務→今春より社会人野球デュプロのマネージャー)も一緒だとのこと。
 う〜ん、メッチャ行きたかったのだが、やらなければならないことが多すぎ…。次の機会に是非。
 って、最近、ノムちゃん…日記に出すぎっす。

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