Yahoo!BB雑感

2004年4月23日
 本日は関西学生リーグ(Yahoo!BB)を観戦。

 高校野球の春季大会、社会人野球の京都大会を控えていることもあって、ネット裏には各球団のスカウトマンが大終結。30人はおったんちゃうかな。

 以下、スコアと気になった選手寸評を簡潔に。

**************
 1戦目(立命館大×関西学院大)
 立 111010010 5
 学 000010001 2

(立)金刃○‐中井純
(学)加藤学●、金子‐清水誉

 本塁打:清水誉1号ソロ(5回裏)

《立命館大》
 打線は徹底したストレート狙いと逆打ち(右打者は右翼方向、左打者は左翼方向)。小刻みながらも着々と得点を積み重ねた。積極的な走塁も目を引いた。

 先発の金刃憲人投手は
「(今季で)一番良かったかも知れないです」
 と本人が試合後に語ったように、ストレート、カーブ、スライダー、パームの制球が良かった。
 ワインドアップ時、セットアップ時の差がないのも長所だ。
 登板機会が多いので、心配されるのは蓄積疲労。でも、金刃自身がこのことを充分に心得ているようなので大丈夫だろう。

《関西学院大》
 加藤学投手は左足が着地してから、すぐに右腕が出て来る“開きが早い”状態。
「加藤は上背がないのに無理矢理、球に角度を付けようとしている。発想の転換で球筋が低くて勢いのある球。地を這うようなイメージの球を放れば良くなるんじゃないかな」
 とは某球団スカウトマンのコメント。

 守備面(特に、配球)、打撃面で課題が多く、なかなか結果が出ないでいた清水誉捕手が大器の片鱗を覗かせた。低目のカーブ(インコース寄り)を巧くバットに乗せて、左翼席中段(ややポール際)にリーグ戦初本塁打。これを機にブレイクとなるか!?打率が身長くらいであるのは少し寂しい。

**************
 2試合目(同志社大×近畿大)
 同 001100100 3
 近 000000000 0

(同)染田○‐桑原
(近)三木田●、甲藤‐佐久間

《同志社大》
 一つスクイズの失敗はあったけれども、バントをシッカリと決めている。5番・阿部文哉内野手、7番・後藤仁外野手が好調なのも大きい。ルーキー・荒川智則内野手の勝負強さも頼もしい限り。あとは尾上幸也内野手がガンガン打ち始めれば、得点パターンはさらに増えるであろう。

 染田賢作投手はスピードを抑え気味(MAX141?)ながらも制球が安定。
「これまではムキになって、結果的に球数が増えていた。良い意味で心身の抜き方が分かって来たような気がします」
 と試合後に自己分析。
 また、京都大戦、関西学院大戦では少なかったチェンジアップが効果的であった。
「カットボールの練習ばかりしていたので…チェンジアップがイマイチやったんです。でも、桑原(宏弥捕手)から『チェンジアップを混ぜた方が組み立ての幅が拡がる』と言われたので、今週はチェンジアップを多目に投げ込みました」(染田)
「試合前のブルペンとかで軸になる球を決めることはないです。やっぱり、試合に入ってから1巡目くらいは探りながらですね。今日はホンマにチェンジアップが良かった。楽でしたよ」(桑原)

《近畿大》
 プロ注目の三木田敬二投手は常時140〜145?を計時。でも、少し配球が単調だったような気がする。
 味方の不運なエラーで失点した際…一見、冷静なように見えたが、ストレート一本槍でカリカリしていたのが手に取るように分かった。(多分ね)
 あと、残念であったのは桑原に死球(カーブのすっぽ抜けが頭部に)を与えた際、全く謝る態度がなかったこと。強気なのは構わないが、当てたのは危険な頭部である。その辺の教育を忘れてはイケナイ。

 同じくプロ注目の藤田一也内野手は好印象。
「あんまり調子は良くないんですよ」
 ということであったが、3打席目にはセーフティーバント安打(三塁線)を決め、4打席目には球足の速いゴロで中堅前安打。(4打数2安打)
 守備でも二塁ベース寄りのゴロを捕り、流れるような動きでベースカバーに入った二塁手へトスしてダブルプレー成立。大学野球の域を超えたプレーであった。

**************
 試合観戦後、東京から来た八代田俊平(TBSスポーツ)と三宮の“にしむら珈琲”で簡単な打ち合わせ。ということで明日は野球ではなくバレーボール(男子、日米対抗、和歌山県立体育館)を観に行きます。

**************
 昨夜は『野球狂のネタ』(関西テレビ)のスタッフを中心とした面々で恒例の“野球様”。
 美味しい中華料理を食べながら、例によって例のごとくディープな“野球ネタ”で盛り上がる。しかし、最後の話題は岡田奈々(苦笑)。なんでや!???

 野球博士・江本雅朗が舞台に!
 5月17日(月)〜23日(日)※20日は休演
『日本三文オペラ‐疾風馬鹿力篇』(原作:開高健、台本・演出:内藤裕敬)
 ウルトラマーケット(大阪城ホール内西倉庫)

 詳細はまたの機会に書きたいと思います。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索