神宮雑感

2004年5月16日
 昨秋(神宮大会)以来の明治神宮球場。
 いや〜、観客の多いこと、多いこと(驚)。まぁ、明治大にとっては大一番ということも集客増に一役買っていたのだろう。OBに留まらず、現役学生の姿も多い。関西圏のリーグもこうならにゃアカンよなぁ。

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 1試合目(早稲田大×明治大)

 早 010030011 6
 明 100000000 1

(早)大谷○−島原
(明)一場●、小山−大森

《雑感》
 好投手の投げ合い(早稲田大・大谷直久投手、明治大・一場靖弘投手)で始まったが、立ち上がりに関しては一場に軍配。常時140?台後半を連発で上々の滑り出し。かたや大谷はいきなり四球を与えた後、自ら犠打処理を悪送球(二塁に送球しようとして、思い留まったのだが…球は手元から離れ、左中間を転々)で1失点。しかし、その後は外角を丁寧に突く制球は絶品。高校時代(報徳学園高)以上の安定感で後続を断った。結局、被安打は2本のみで11奪三振。完投勝利で今季4勝目。

 一場は球速表示こそ出るが、手元で伸びがない。疲れもあるのか頭が突っ込んでしまうので、ストレートが高目に浮いてしまう。それを痛打され、8回で12奪三振(通算339個リーグ歴代単独5位)も5失点で3敗目(4勝)を喫する。
 個人的に気になったのは以下の2点。
○3回以降に変化球が極端に増えたこと
○走者を出した後の間の悪さ
 でも、騒がれていることだけあって、マウンド上での風格はたいしたもの。日頃、見慣れている関西圏リーグの大学生投手には感じないオーラを感じた。

 その一場から5回にタイムリー安打を放ったのはスワローズ入りが確実視されている!?田中浩康内野手。勝負強い打撃はアッパレであったが、評価されているはずの守備力は…この試合では疑問符が付く。試合前ノックからスローイングが引っ掛かり気味で短い。コンディションが良くなかったんやろうか???期待が大きかっただけに、ちょっと残念だった。

☆大谷…MAX146?
☆一場…MAX149?
☆猪坂彰宏内野手(早稲田大)…小兵選手ならではの俊敏性の中に力強さあり。

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 2試合目(慶應大×法政大)

 慶 200000310 6
 法 000001000 1

(慶)合田○、日暮−岡崎
(法)中野●、鶴岡、錫木、猪子−植野、渡辺

《雑感》
 常に慶應大が主導権を握った試合展開。
 慶應大の先発投手・合田瑛典投手は下手投げ(あまり体は沈み込まないが、腕はだいぶ下から出て来る)らしく低目に球を集め、内野ゴロの山を築く。ただ、中盤以降はスタミナ切れの感。
 法政大の左腕・中野雅俊投手はノラリクラリが持ち味なんかな!?ハマればええけど、ハマらん時は厳しいかも知れない。

◎慶應大
 池辺啓二外野手はだいぶ良くなっている。結果はともかく打席でのリズム、ボールの見逃し方が良い。
 早川友啓内野手も内角低目の難しい球を左翼席中段に巧くバットに乗せて運んだ。(強振したら切れてファールやったろうな)

◎法政大
 大引啓次内野手が光っていた。コンパクトなスイングで球足の速い打球を放つ打撃は魅力的。遊撃守備がもう一皮剥ければ、2年後は注目されること必至。

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 関西でもよくあることだが、試合観戦中に
「もしかしたら、シマジョーさんですよね?」
 と声を掛けられる。以前、『野球小僧HP』(百夜書房)にて日記を書かれていたスミさんであった。
 スミさんは今季、東京六大学を徹底的に観ているようである。色々と教えて貰いました。ありがとうございます。そして、またお会いする機会もあると思いますので、宜しくお願い申し上げます。

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