大変遅くなりました。やっと…更新しますぅ。正直、内容は薄いです。まぁ、もう2日も経っているので御容赦の程を。
 試合詳細に感しては下記のHPを是非、御参照下さい。

『キャッチボール』http://catchball.fc2web.com/
 スポーツライター志望の女子大生・やじまんのHPでコンテンツが多く充実。
 それでいてグチャグチャになっていないのが◎。
 やじまんの文章力、行動力、企画力、視点などはアマチュアレベルの域を超えているように思える。(そのうち食われるんちゃうか!?末恐ろしいっす)

『S-move』http://www.s-move.jp/
 S-move編集部の京都純典(京都と書いて“みやこ”と読みます)が詳細リポートに加えて、コラムも寄稿しています。
 東京六大学のリーグ戦の情報もありがたい限り。

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 2004年6月16日
 第53回全日本大学野球選手権大会 決勝戦
 日本大×東北福祉大
 明治神宮球場 観衆:8,000人

 試合開始13:00 試合終了:15:34(2時間34分)
 日 1=001000000 H6 E0
 東 3=300000000 H5 E2

※東北福祉大13年振り2度目の優勝

(日)那須野●‐上田
(東)小原○、福田‐井野

 三塁打:目黒(東)
 二塁打:伊藤(日)
 暴投:那須野(日)
 失策:塩川、井野(東)
 盗塁:池田(日)

(球)林 (一)村松 (二)桑原 (三)浅見

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《個人表彰選手》

・最高殊勲選手:福田聡志投手(東北福祉大)
・最優秀投手:福田聡志投手(東北福祉大)
※躍動感のある投球フォームで常時140?台を計時するストレートとキレのあるスライダーが武器。今大会はストッパー的役割を果たし、チームの優勝に貢献した。

・首位打者:田中啓嗣内野手(明治大)9打数5安打 .556
※出場3試合全てで安打を放つ。制約の多い2番打者としての首位打者獲得は立派。

・敢闘賞:那須野巧投手(日本大)、那須大志投手(徳山大)、有田健一主務(東北福祉大)
※那須野は3試合に登板(先発2、救援1、完投2)で準優勝に大きく貢献。
 那須は3試合全てに先発。1回戦(×中京大)、2回戦(立命館大)で2試合連続完封勝利。
 有田は主務としてチームの日本一を支えた。

・特別賞:一場靖弘投手(明治大)
 2回戦(×広島経済大)で大会史上4人目となる完全試合を達成。

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《ダメ・スポーツライターはこのように決勝戦を観ていた》

 快晴!―梅雨の中休みということもあって、空に雲一つ浮かんでいない青空。さんさんと輝く太陽が明治神宮球場の人工芝と濃青のフェンスのコントラストをよりハッキリさせていた。

 試合開始予定時刻40分前。僕が記者席でノートパソコンをいじっている(これまでに撮った写真の整理)と携帯電話が鳴る。折りたたみ式携帯電話のサブディスプレイには愛想良く笑った男の写真を背景にして
《着信 藤森祥平》
 という文字が表示されている。
 藤森はTBSのアナウンサー。現在、朝のニュース番組『ウォッチ!』でスポーツコーナーを担当するなど幅広く活動中。ちなみに硬式女子野球(6月13日/鎌ヶ谷)の取材でも一緒であった。
 この日記の読者にはお馴染み!???
 藤森とは縁あって3〜4年前から親交がある。藤森も僕の家に泊まったことがあるし、僕も藤森の家に泊めて貰ったことがある。(注:えーっ、別に変な関係ではないんで。ゲスイ放送作家に言及される前にシッカリと否定しておきます)

「何やぁ?スーパー・アナウンサー(笑)」
「Sは付けないで良いって(笑)。ジョーさん、今、神宮でしょ?」
「あぁ、そうや。終わったら西宮へ帰るけどな」
「今日、決勝戦っすよね。僕も観たいんですけど」
「来たらええやん。僕は昨日まではカメラマン状態やったから、今日こそはノンビリと観るつもりやねん。せやからショーヘイの相手くらいは出来んで」
「それじゃあ、30分後くらい。試合が始まる前には到着しますよ。着いたら、また電話します」
「OK×2。あっ、バッチ(記者バッチ)持っていても、報道関係受付を済まさんと入られへんで」
「マジっすか?もう面倒臭いなぁ」
「ええやん、金取られる訳ちゃうねんから」
「そうっすね」

 藤森は約束通りの30分後に電話を掛けて来て、記者室へ現れた。球場内の売店で買ったと思われる牛丼を大事に抱えながら。そして、藤森が牛丼をかっ込んでいる間にプレーボールの声が掛かった。

 東都リーグ戦の全勝優勝の立役者であり、プロ注目の左腕・那須野巧投手(日大)は明らかに気負っていた。球速表示は常に140?台を計時しているが、速さを感じない。分かり難い表現であるが球筋がベタベタ。無理矢理、球を抑えつけようとしている感じだ。

 いきなり中前安、犠打エラー(那須野が一塁に悪送球)、暴投、四球。投球数僅か8球で無死満塁にしてしまった。
「今日は調子悪いの?プロ注目の投手なんでしょ」
 隣の藤森は牛丼を食べ終わったらしく、そのように問い掛ける。
「そうやなぁ。まぁ、調子が悪い言うか、肩に力が入っているだけやと思うで。腕は振れているからなぁ。で、案外、立ち上がりだけ悪くて、あとはスイスイ。試合が終わってから初回だけが悔やまれるみたいなパターンちゃう」
「へぇ、そうなんだ。それにしても、ここの記者席は観難いっすね」
「そうやな。この回終わったら、スタンドの上の方にでも行こうか」
 などと話している間に二内安、投内安(那須野が長身であるがばかりに高くバウンドした打球がグラブに触れて二塁手の横を転々)で3失点。前日の一場靖弘投手(明治大)と同様の最悪な立ち上がりであったが、その後は好調とまでは言わないものの僕が予言!?したように要所を締める投球で東北福祉大打線を抑えた。

 記者席を出て、やや一塁側のスタンド上部に移動する。作業をするのには不向きだが、グラウンド全体が見渡せるのはやっぱり気分が良いものだ。そして何よりも太陽の下で、神宮の杜を駆け抜けて来た爽やかな風を感じることが出来るのが幸せだ。
 でも、観ているよりもプレーする方が幸せなんやろうな。って、僕も神宮でプレーしたことがあるんやったわ(苦笑)。あの時は天気が悪く、やけに空が灰色であった印象が強い。
「野球に限らず、スポーツは生で観るのが良いっすねぇ〜♪あっ、ジョーさんの場合は生ビールの方か」
 シャツの袖を肩までたくし上げた藤森もオヤジギャグ(まだ若いのになぁ)を飛ばしながらも野球観戦を心の底から楽しんでいるようだ。そして、選手のことやチーム、配球、戦術などを尋ねて来る。
 そして、2人で野球観戦を満喫している間(アッという間やったわ)に決勝戦の幕は閉じられたのだ。
 今回の大学選手権では僕はスタンドのあちこちを行ったり来たり。動画と写真撮影に追われ、ジックリと試合を観ることが出来なかった。だから、ライター的というような雑感をこの日記で綴れなかったのは非常に残念である。だけど、僕の中では“これまでとは違う何かを掴んだ”というような感覚もある。それを今後、どのように反映させて行くかやね。

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 名前を挙げるとキリがありません。たくさんの方にお世話になりました。ありがとうございます。
 特に―ベースボールマガジン社の岡本朋祐に厚く御礼申し上げます。
 あと、前月(バレーボール五輪最終予選)に引き続き、寝食をサポートしてくれた祖母・小川君枝(埼玉県川口市在住)に感謝です。

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