バットの行方

2005年5月8日
 今さらながらJABA京都大会で気になったことを。

 この大会、大阪ガスが初優勝となったのだが…別に粗探しではなく、都市対抗や選手権大会で期待しているからこそのものとして。

 三菱ふそう川崎戦。スコア0-0のまま迎えた8回裏。詳細は省くが、一死走者3塁で右犠飛で1点を挙げ、それが決勝点になった。ただ、僕は犠飛を放った打者・岩本達也内野手のバットの行方が気になって仕方なかったのである。

 虎の子の1点を奪い、多いに湧く大阪ガスのベンチ。しかし、その時も岩本の投げ捨てたバットは三本間に。要は3塁走者の走路のド真ん中である。

 状況的に主審がバットを取り除くのかな?とも思ったりもしたので高校・大学・社会人で審判員を務める人間に確認。
「まぁ、引ければ(バットを)ええけどな。でも、本塁でクロスプレーになるかも知れんから無理やな。それに守備側に影響することじゃなくて、攻撃側のバットが攻撃側に影響することやろう。俺ならば放っておく」
 との応え。
 それでは、バットボーイがバットを引きに行くのか?いや、それは距離的に不可能。それでは、どうするのか?選択肢は2つ。1つは打者が状況を考えて、バットを走りながら少し持って、一塁側の方へ投げ捨てる。もう1つは次打者が3塁走者の走塁の妨げにならないように急いで引く。これしかない。

 この時は幸いにも三本間に投げ出されたバットが3塁走者に影響することはなかった(でも、3塁走者はハードル競技のようにバットの上を飛んだ)が、あのバットのせいで貴重な1点を取り損なっていた可能性もあるのだ。

 他愛のないことかも知れないが、この辺もシッカリと意識しないと大きな大会で勝ち抜くことは出来ないと思った。

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