カメラマン席は最高
2005年7月8日《予定》
僕はカメラマンではないが、最近はカメラマン席にいることが多い。(必要な際はちゃんと申請もしています)
このカメラマン席、実は最高の取材場所なのである。
ダグアウトの雰囲気も分かるし、短いながらも選手や指導者とも話すことが出来る。(最近は選手から話し掛けて来ることも多い)
***************
「カメラマン席は最高だ!」
このようにいきなり書いてしまうと
「一般人は簡単にカメラマン席には入られへんがな」
と文句を言われそうだが、そういう意味ではない。でも、実際に僕は恵まれているとも思っている。だからという訳ではないが、僕は出来るだけカメラマン席で得た何かをこの日記やHP『こちアマ』http://www.kochiama.com/に反映させたい。それでみなさんもハッピーになれるのならば、さらに最高である。
カメラマン席はグラウンドの空気や緊張感を感じ取ることが出来る。当然、選手の声もよく聴こえるし、ダグアウト内の雰囲気も分かる。そして、それまでに抱いていたチームカラーや選手のキャラクターなどにギャップがあることも多々あり。さすがに審判には敵わないが、とても野球が近くにある場所のように思える。
試合中、僕は写真を撮ることに専念。選手にも試合に集中して貰いたいと思っているから、おとなしくしている(つもり!?)。ただ、顔見知りの選手などは時折、会釈や挨拶をしてくれる。これはこれで嬉しいもの。まぁ、カメラマン席の前でキャッチボールをすることが多い投手が大半かな。平野佳寿投手(京都産業大)、大隣憲司投手(近畿大)は意外に話し掛けて来る方だ。社会人では石田拓郎内野手(日本生命)、後藤剛捕手(デュプロ)、田辺祐也内野手(大阪ガス)あたり。
ありがたいけれども
「試合中やねんから、そんなに気ぃ遣わんでええよ」
と思わず言いたくなる程の実に丁寧な挨拶をするのは金子和豊内野手(大阪商業大)。後輩になる関西学院大の選手も同様だ。で、むしろ
「ホンマ、僕ごときにわざわざ申し訳ないです」
いつも思ってしまうのが、土井善和投手、天野義明内野手、国安則至投手の日本生命トリオ。
「お疲れ様です」
と本当にキチンと声を掛け、挨拶をしてくれるのである。
そうそう、僕の2学年先輩の本荘雅章投手コーチ(関西学院大)もダグアウトとブルペンを往復する際によく話し掛けて来るなぁ。結構、面白い話しが聴けるものである。
***************
時と場合にもよるが、試合前は試合中よりリラックスした雰囲気。大丈夫だなと判断すれば
「最近、ドーヨ?」
「今日も宜しくお願いします」
などと僕から選手やマネージャーに話し掛け、会話へと発展する。
また、渡辺亮投手(日本生命)のように自らカメラマン席に乗り込んで来ては雑談。そして、しまいには
「写真、撮って下さいよ」
とピースまで(笑)。そう言えば、渡辺が同志社大時代に
「自分がプロに行ったら、島尻さんにジーンズ買ってあげますよ」
と約束してくれたのもカメラマン席やったなぁ(笑)。
**************
先日はちょっと驚いた。
都市対抗第三代表決定戦(阪和/大阪D)のデュプロ−NOMOベースボールクラブの試合前。一塁側のカメラマン席で準備をしていたら、白滝裕基外野手(NOMOベースボールクラブ)が僕に話し掛けて来た。僕は白滝のことを一方的に知っているけれども、向こうは僕を知らないはずやのに。
双方の応援団の練習やブラスバンドの音で聴き取り難いところもあったのだが
「最近、調子はどうすっか?野球はやってないんすっか?」
みたいなことをやけにフレンドリーに聴いて来る。どう応えようと迷いもしたが、僕もその辺は順応性があるので!?
「ボチボチやねぇ。今度、草野球で登板するよ」
そう返すと
「そのTシャツ、カッコイイっすよね。BROTHERHOODでしょう」
と予想外の会話の展開に戸惑いつつも
「あぁ、こんな体型やから、どうしてもこういうファッションになってまうねん」
僕も切り返し、その後も少し話しをした。
それにしても、白滝は僕の素性を分かっていたのだろうか?それとも、単に人違いをしていたのか?まったくもって謎である。
えっ、こんな野球とは関係のない雑談が取材かって?いやいや、こういう前フリは後に繋がるもの。いきなり野球の堅い話しをしても本物は引き出せない。僕のポリシーは“ざっくばらん”やから(笑)。
実は日米大学野球(第1戦/大阪D)の時も大隣と2人で“プチ反省会”をしていた。これが大事なのだ。まぁ、内容は秘密ということで(笑)。
***************
僕はライターであるけれども、写真を撮り始めてホンマに良かったと思っている。試合を観ているだけよりも絶対に面白いし、為になるのだから。カメラマン席という場所で。そして、ファインダー越しに覗く風景から学ぶこと(これも会話のネタになる)はたくさんある。
余談ながら、関西のアマチュア野球担当記者で積極的に写真を撮っているのは朝日新聞社の上山浩也と金島淑華だ。以前、大阪にいた野村周平もカリスマ・カメラマンやったなぁ。但し、自称やけど…って、こういう風に書くと、明日あたりには電話が掛かって来るはずだ。
「マジ、自分はカリスマっすよぉ。自称なんかじゃないっすよぉ」
ってな具合に(爆笑)。
野村で話しが脱線したが(苦笑)、朝日新聞社の記者もカメラマン席が最高の取材場所だということを知っているんかな?今度、聴いておくことにしよう。
僕はカメラマンではないが、最近はカメラマン席にいることが多い。(必要な際はちゃんと申請もしています)
このカメラマン席、実は最高の取材場所なのである。
ダグアウトの雰囲気も分かるし、短いながらも選手や指導者とも話すことが出来る。(最近は選手から話し掛けて来ることも多い)
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「カメラマン席は最高だ!」
このようにいきなり書いてしまうと
「一般人は簡単にカメラマン席には入られへんがな」
と文句を言われそうだが、そういう意味ではない。でも、実際に僕は恵まれているとも思っている。だからという訳ではないが、僕は出来るだけカメラマン席で得た何かをこの日記やHP『こちアマ』http://www.kochiama.com/に反映させたい。それでみなさんもハッピーになれるのならば、さらに最高である。
カメラマン席はグラウンドの空気や緊張感を感じ取ることが出来る。当然、選手の声もよく聴こえるし、ダグアウト内の雰囲気も分かる。そして、それまでに抱いていたチームカラーや選手のキャラクターなどにギャップがあることも多々あり。さすがに審判には敵わないが、とても野球が近くにある場所のように思える。
試合中、僕は写真を撮ることに専念。選手にも試合に集中して貰いたいと思っているから、おとなしくしている(つもり!?)。ただ、顔見知りの選手などは時折、会釈や挨拶をしてくれる。これはこれで嬉しいもの。まぁ、カメラマン席の前でキャッチボールをすることが多い投手が大半かな。平野佳寿投手(京都産業大)、大隣憲司投手(近畿大)は意外に話し掛けて来る方だ。社会人では石田拓郎内野手(日本生命)、後藤剛捕手(デュプロ)、田辺祐也内野手(大阪ガス)あたり。
ありがたいけれども
「試合中やねんから、そんなに気ぃ遣わんでええよ」
と思わず言いたくなる程の実に丁寧な挨拶をするのは金子和豊内野手(大阪商業大)。後輩になる関西学院大の選手も同様だ。で、むしろ
「ホンマ、僕ごときにわざわざ申し訳ないです」
いつも思ってしまうのが、土井善和投手、天野義明内野手、国安則至投手の日本生命トリオ。
「お疲れ様です」
と本当にキチンと声を掛け、挨拶をしてくれるのである。
そうそう、僕の2学年先輩の本荘雅章投手コーチ(関西学院大)もダグアウトとブルペンを往復する際によく話し掛けて来るなぁ。結構、面白い話しが聴けるものである。
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時と場合にもよるが、試合前は試合中よりリラックスした雰囲気。大丈夫だなと判断すれば
「最近、ドーヨ?」
「今日も宜しくお願いします」
などと僕から選手やマネージャーに話し掛け、会話へと発展する。
また、渡辺亮投手(日本生命)のように自らカメラマン席に乗り込んで来ては雑談。そして、しまいには
「写真、撮って下さいよ」
とピースまで(笑)。そう言えば、渡辺が同志社大時代に
「自分がプロに行ったら、島尻さんにジーンズ買ってあげますよ」
と約束してくれたのもカメラマン席やったなぁ(笑)。
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先日はちょっと驚いた。
都市対抗第三代表決定戦(阪和/大阪D)のデュプロ−NOMOベースボールクラブの試合前。一塁側のカメラマン席で準備をしていたら、白滝裕基外野手(NOMOベースボールクラブ)が僕に話し掛けて来た。僕は白滝のことを一方的に知っているけれども、向こうは僕を知らないはずやのに。
双方の応援団の練習やブラスバンドの音で聴き取り難いところもあったのだが
「最近、調子はどうすっか?野球はやってないんすっか?」
みたいなことをやけにフレンドリーに聴いて来る。どう応えようと迷いもしたが、僕もその辺は順応性があるので!?
「ボチボチやねぇ。今度、草野球で登板するよ」
そう返すと
「そのTシャツ、カッコイイっすよね。BROTHERHOODでしょう」
と予想外の会話の展開に戸惑いつつも
「あぁ、こんな体型やから、どうしてもこういうファッションになってまうねん」
僕も切り返し、その後も少し話しをした。
それにしても、白滝は僕の素性を分かっていたのだろうか?それとも、単に人違いをしていたのか?まったくもって謎である。
えっ、こんな野球とは関係のない雑談が取材かって?いやいや、こういう前フリは後に繋がるもの。いきなり野球の堅い話しをしても本物は引き出せない。僕のポリシーは“ざっくばらん”やから(笑)。
実は日米大学野球(第1戦/大阪D)の時も大隣と2人で“プチ反省会”をしていた。これが大事なのだ。まぁ、内容は秘密ということで(笑)。
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僕はライターであるけれども、写真を撮り始めてホンマに良かったと思っている。試合を観ているだけよりも絶対に面白いし、為になるのだから。カメラマン席という場所で。そして、ファインダー越しに覗く風景から学ぶこと(これも会話のネタになる)はたくさんある。
余談ながら、関西のアマチュア野球担当記者で積極的に写真を撮っているのは朝日新聞社の上山浩也と金島淑華だ。以前、大阪にいた野村周平もカリスマ・カメラマンやったなぁ。但し、自称やけど…って、こういう風に書くと、明日あたりには電話が掛かって来るはずだ。
「マジ、自分はカリスマっすよぉ。自称なんかじゃないっすよぉ」
ってな具合に(爆笑)。
野村で話しが脱線したが(苦笑)、朝日新聞社の記者もカメラマン席が最高の取材場所だということを知っているんかな?今度、聴いておくことにしよう。
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