鳩を眺めていて

あの阪神淡路大震災から11年の年月が流れた。
もう11年経ったのかと思う反面、
まだ11年しか経っていないのかとも感じる。
まぁ、これは実際に
被災した身ゆえに様々な想いもあるからだろう。
だからこそシッカリと何かを書き留めなくては。
そう思いながらも筆（キーボードやけど）が進まない。
自分の無力さを痛感するうえに、ちょっと私的なことも重なって
今日は非常に気が重たいというのが正直なところである。

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VTR編集の為、
ベイ・コミュニケーションズ（ケーブルテレビ）の尼崎スタジオへ。
阪神・尼崎駅北口の駅前には噴水があり、
そこで日向ぼっこしているオジイチャンやオバアチャンが
鳩にエサを与えているのは日常的な光景だ。
この日常的な光景の横を
オイラはいつもは素通りしているのだが、今日はなぜか足が止まった。
「鳩って、平和の象徴やったなぁ」
それ以上、それ以下の思考もないままに
Marlboro MEDIUMを1本口に咥えて
ガチャ・シュボ・カチャンとZIPPOで火を点ける。
で、しばらくの間、
噴水の周りでエサを求める鳩たちをポケーッと眺めていた。
そして、タバコ1本が灰になるまでに出た結論は。
「オイラも何かを求めている…せやけど、その輪郭が見えない」
という曖昧なもの。
あとは鳩の足って、想像以上にリアルと言うかグロイなぁということ。

なんでオイラはこんなことしか書けへんのやろう(T_T)
自己嫌悪の06年1月17日でありやした…。