評論家チック!?
2006年4月9日たまには評論家チック!?に行きますか。
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一昨日は関西六大学リーグ(スカイマーク)を観戦。
京都産業大2−1大阪経済大(延長12回)
神戸学院大6−7龍谷大
と共に1点差ゲーム。
この1点差ゲームの明暗を分けたのが走塁であった。
まず、分かり易いのは第1試合の京都産業大−大阪経済大。
大音周平投手と芦田真史投手の粘り強い投げ合いに好守もあって
0−0のまま連盟規定の時間制限で引き分けもあるかと思われた中、
12回表に京都産業大のスクイズが結果的にツーランスクイズとなった。
これは言うまでもなく二塁走者・小泉健外野手の好走塁。
僕はちょうど三塁側のカメラマン席で観ていたのだが、
小泉は明らかに最初から本塁突入を狙っていたに違いない。
全くスピードを緩めることなく、三塁キャンバスを蹴った。
結果論になるけれども
12回裏、大阪経済大は平田栄幹外野手の
左翼線二塁打で1点を返しただけに、この走塁の価値が高まったことになる。
第2試合の神戸学院大−龍谷大。
龍谷大は試合開始早々の1回裏に
岩下知永内野手、明神宏文外野手の連続本塁打で3点を先制する。
そして、肝心なのがその直後の2回表だった。
神戸学院大も反撃を開始。
連打ですぐに1点を取り返し、尚も一死走者二塁と得点圏に走者を置く。
で、ゴロで一・二塁間を抜ける右前安。
だが、二塁走者はスタートも悪ければ、
本塁突入を全く考えていないようなスピードだったのだ。
ちなみにここで言うスピードとは速さではなくて勢いのこと。
結局、後続が2者連続三振となり追加点を挙げられず。
この序盤に1点差に詰めていたら、
試合展開はもっと変わっていたように思えて仕方がなかった。
ということを某球団のスカウトとの会話の最中に話したら
「おうっ、野球分かってんじゃんないのぉ」※この喋り方で分かる!?
とお誉め戴きました(笑)。
足が速いに越したことはない。
でも、判断力と次の塁を貪欲に狙う気持ちと勇気はもっと大事。
特に1点差ゲームでは。
それを強く感じた1日であった。
***************
オマケ
【野手分析】
今さらながら京都産業大と龍谷大の中心野手をピックアップ。
☆市来悟内野手(京都産業大)
“関六のスラッガー”も今春は出遅れの感。
OP戦も少し観たし、リーグ戦も2試合観た印象で。
足を上げて打つが、その下ろし方がこれまでと違うような気がする。
その為かインパクトの際、極端に重心が左足に残って反り返る。
そして、その帳尻を合わせようとするのか右肩の回りが早い。
まぁ、ボチボチと修正して来ることであろう。
☆吉田順平外野手(京都産業大)
昨年は春・秋と指名打者でベストナインを獲得した勝負強い打者。
まぁ、指名打者ということで気持ちの持って行き方も難しいやろうし、
ちょっと結果が出ないと考える時間も多い分、焦りも生まれるのかな!?
見逃しの時に“目切り”が早いようなので
遅〜い球を打ち込んだり、バント練習を多目にすることで修正するのがベストかな。
☆後藤雅人捕手(龍谷大)
身体的キャパはないけれども、攻守にスピードがあって良い。
タイプ的には?木大成(元L)といったところ。
今は高目の球をシッカリ叩けているので、
小細工に走らなければ結果は付いてくるように思える。
☆岩下知永内野手(龍谷大)
攻守走にレベルの高い選手。
遊撃守備は高校時代(大阪桐蔭高)から評価が高く、
西岡剛内野手(M)を二塁手に追いやる力量で
特に二塁キャンバス寄りのゴロを捕ってからの切り返しは秀逸。
ただ、ちょっと“クロマティー的”なところが…。
勝負所では集中力があるけれども、たまに抜けている時が。
それが呆気ない凡打、雑なスローイング、イージーゴロのジャックルなどに出る。
☆明神宏文外野手(龍谷大)
1回生秋から打力でレギュラーとなった選手。
3回生春から著しく技術力もアップしていて、
関西圏の右打者(社会人含む)では飛び抜けている。
右手の押し込みに、巧く説明出来ないけれども左膝の我慢は
体の強さ(大柄ではないが)もあるのだろう。
スタイル的にもしぶとくて、四球を選べるのも良い。
こういう選手にプロへ行って欲しいなぁと個人的に思う。
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一昨日は関西六大学リーグ(スカイマーク)を観戦。
京都産業大2−1大阪経済大(延長12回)
神戸学院大6−7龍谷大
と共に1点差ゲーム。
この1点差ゲームの明暗を分けたのが走塁であった。
まず、分かり易いのは第1試合の京都産業大−大阪経済大。
大音周平投手と芦田真史投手の粘り強い投げ合いに好守もあって
0−0のまま連盟規定の時間制限で引き分けもあるかと思われた中、
12回表に京都産業大のスクイズが結果的にツーランスクイズとなった。
これは言うまでもなく二塁走者・小泉健外野手の好走塁。
僕はちょうど三塁側のカメラマン席で観ていたのだが、
小泉は明らかに最初から本塁突入を狙っていたに違いない。
全くスピードを緩めることなく、三塁キャンバスを蹴った。
結果論になるけれども
12回裏、大阪経済大は平田栄幹外野手の
左翼線二塁打で1点を返しただけに、この走塁の価値が高まったことになる。
第2試合の神戸学院大−龍谷大。
龍谷大は試合開始早々の1回裏に
岩下知永内野手、明神宏文外野手の連続本塁打で3点を先制する。
そして、肝心なのがその直後の2回表だった。
神戸学院大も反撃を開始。
連打ですぐに1点を取り返し、尚も一死走者二塁と得点圏に走者を置く。
で、ゴロで一・二塁間を抜ける右前安。
だが、二塁走者はスタートも悪ければ、
本塁突入を全く考えていないようなスピードだったのだ。
ちなみにここで言うスピードとは速さではなくて勢いのこと。
結局、後続が2者連続三振となり追加点を挙げられず。
この序盤に1点差に詰めていたら、
試合展開はもっと変わっていたように思えて仕方がなかった。
ということを某球団のスカウトとの会話の最中に話したら
「おうっ、野球分かってんじゃんないのぉ」※この喋り方で分かる!?
とお誉め戴きました(笑)。
足が速いに越したことはない。
でも、判断力と次の塁を貪欲に狙う気持ちと勇気はもっと大事。
特に1点差ゲームでは。
それを強く感じた1日であった。
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オマケ
【野手分析】
今さらながら京都産業大と龍谷大の中心野手をピックアップ。
☆市来悟内野手(京都産業大)
“関六のスラッガー”も今春は出遅れの感。
OP戦も少し観たし、リーグ戦も2試合観た印象で。
足を上げて打つが、その下ろし方がこれまでと違うような気がする。
その為かインパクトの際、極端に重心が左足に残って反り返る。
そして、その帳尻を合わせようとするのか右肩の回りが早い。
まぁ、ボチボチと修正して来ることであろう。
☆吉田順平外野手(京都産業大)
昨年は春・秋と指名打者でベストナインを獲得した勝負強い打者。
まぁ、指名打者ということで気持ちの持って行き方も難しいやろうし、
ちょっと結果が出ないと考える時間も多い分、焦りも生まれるのかな!?
見逃しの時に“目切り”が早いようなので
遅〜い球を打ち込んだり、バント練習を多目にすることで修正するのがベストかな。
☆後藤雅人捕手(龍谷大)
身体的キャパはないけれども、攻守にスピードがあって良い。
タイプ的には?木大成(元L)といったところ。
今は高目の球をシッカリ叩けているので、
小細工に走らなければ結果は付いてくるように思える。
☆岩下知永内野手(龍谷大)
攻守走にレベルの高い選手。
遊撃守備は高校時代(大阪桐蔭高)から評価が高く、
西岡剛内野手(M)を二塁手に追いやる力量で
特に二塁キャンバス寄りのゴロを捕ってからの切り返しは秀逸。
ただ、ちょっと“クロマティー的”なところが…。
勝負所では集中力があるけれども、たまに抜けている時が。
それが呆気ない凡打、雑なスローイング、イージーゴロのジャックルなどに出る。
☆明神宏文外野手(龍谷大)
1回生秋から打力でレギュラーとなった選手。
3回生春から著しく技術力もアップしていて、
関西圏の右打者(社会人含む)では飛び抜けている。
右手の押し込みに、巧く説明出来ないけれども左膝の我慢は
体の強さ(大柄ではないが)もあるのだろう。
スタイル的にもしぶとくて、四球を選べるのも良い。
こういう選手にプロへ行って欲しいなぁと個人的に思う。
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