関西六大学《私的感想》
2006年5月17日
【写真】
5月15日 京産大2回戦(西京極)
2季連続20回目の優勝を決めた龍谷大
盛り上がる選手たち
***************
えーっ、昨日に引き続いて。
観戦数が多かったので振り返りを。
尚、1度、途中で消えてしまいました…書き直しっす(苦笑)。
***************
☆龍谷大(1位確定)
いきなり大商大に2連敗というスタートでどうなるかと思われたが、
逆にそれで選手個々に危機感が芽生えたとのこと。
1戦1戦を大事に戦い、その後は8連勝で激戦のリーグ戦を制した。
主将・後藤が捕手と2番打者という重責でチームを束ねたのも大きい。
打線は右打者では大学球界にとどまらない
アマ屈指の技術を持つ明神宏に、プロ注目の遊撃手・岩下が核となった。
杉原、深瀬、藤本、犬塚、久堀も要所で快打を放つ。
また、明神宏の実弟・明神正も正三塁手に定着。
リーグ戦後半は攻守に安定感を見せた。
投手力は4回生右腕・河野がキャンプ中にケガ。
苦しい台所事情であったが、昨春から登板機会の増えた井上が踏ん張った。
初めて軸となるシーズンで時には悲壮感も漂ったが、
着実に成長して逞しく映るようになった。
大学選手権では井上を河野がサポートする形に。
そして、全員でチャンスを作り、
リーグ戦同様、明神宏と岩下がポイントゲッターになるのでは。
☆大商大
金村、金子、山本ら力量のある選手を抱えながら
3季連続最下位と低迷して来た大商大。
しかし、今季は左腕エース・黒沢を中心にした「全員野球」に転換。
主将・徳永、吉田、中嶋、中嶋、中村らの
攻撃陣を中心に集中力を見せた攻撃はまさにその象徴で
リーグ戦前半は優勝争いを引っ張る形となった。
ただ、数シーズン、低迷していたツケであったのか!?
勝負所で勝ちを意識し過ぎた感もあり。
残念ながら優勝争いから脱落してしまう。
でも、今季の経験で秋は手強い存在になることは必至。
2戦目以降の投手の台頭次第では優勝候補の筆頭だ。
☆京産大
大エース・平野が抜けたのを筆頭に、
主力選手の大半が卒業したことが懸念された京産大。
ところが、リーグ戦序盤は快調な滑り出し。
1戦目の先発・大音が実績通りの安定感を見せれば、
一般入試合格の2回生左腕・宇田川が2戦目の先発として活躍。
デビュー戦の無失点(大院大戦/7回雨天コールドゲーム)をはじめ
大経大戦、神院大戦での完封勝利は立派の一言であった。
攻撃陣では小柄ながらパンチのある打撃が魅力の野地、加納。
そして、大型外野手・炭山らが躍進。
シーズン途中からは昨季の正三塁手・岸田も意地を見せた。
但し、坂本、市来、吉田らの4回生がやや精彩を欠いたのが誤算だった。
ベンチのメンバーのモチベーションを上げるのも上手な勝村監督。
秋は「リベンジの采配」に注目したい。
☆大経大
桜井新監督の就任初シーズン。
元々、下回生中心のメンバー構成であったことに加えて、
先入観なしの「横一線のチーム内の競争」でチーム全体に活気があった。
とにかく打線が積極的で
昨秋の首位打者・山本和や4番・渡辺を中心として
酒井、平田、川上らがガンガンとバットを振っていたのが印象的。
投手陣は昨季、ケガに泣いた大型2回生右腕・芦田が軸になる。
その他にも則直、山口拓、岡村、水谷とレベルが高かった。
捕手も奥山を基本に、終盤では長野がマスクをかぶるという展開で
「チーム内の競争」を伺い知ることが出来た。
2〜3回生中心なので今後はさらに地力を付けそうだ。
☆大院大
大院大も西山新監督を迎えて、チームの雰囲気が一変。
特に攻守交代は非常にスピーディーで、
徐々にではあるが、それによって良いリズムを作れるようになって来ている。
投手陣は3回生のサイドハンド・大和がエース格。
シンカーの精度が上がり、スタミナにも不安なし。
頼れる存在となった。
野手陣は実績のある本郷、碩野をシーズン通して中軸に据えて、
調子を見極めての選手起用が目立った。
その中で沼田、斎藤が結果を残したことは秋に繋がるだろう。
とにかくチームの雰囲気は良くなっている。
大経大同様、チームの底力アップで優勝も争える。
☆神院大
投手では西口、安田、上野と先発投手が3人。
野手では主将・樋口、谷、池田、白瀧らの主力選手が残り、
リーグ戦前は優勝候補の最右翼に挙げられていた神院大。
だが、龍谷大戦で連敗したのを皮切りにどうも歯車が噛み合わない。
投手が抑えて、野手が打っても…なかなか勝利に結び付かない。
抑えられない、打てないで勝てないのと違っただけに
首脳陣も選手も頭を抱えたことだろう。
個々の能力も高いうえに、片岡、戎などの新戦力も台頭。
試合の流れを引き寄せれば、
一気に上位へ浮上出来る可能性があっただけに残念なシーズンであった。
***************
関西六大学の学生連盟委員たちは必死に頑張っている。
まだまだ途中の段階ではあるがけれども更新頻度の遅かったHPの見直しや
『産龍戦』のナイトゲーム開催にも踏み切った。
この『産龍戦』の開催に当たって
京都府の高野連とも手を結んだのは実に革新的なこと。
今後、インターネット中継なども前向きに検討したいという考えもあるようで
少しずつ良い方向へと歩もうと努力している姿勢に好感が持てる。
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以上、好き勝手に綴ってしまったが。
あくまでも個人的な関西六大学の私的感想ということで。
5月15日 京産大2回戦(西京極)
2季連続20回目の優勝を決めた龍谷大
盛り上がる選手たち
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えーっ、昨日に引き続いて。
観戦数が多かったので振り返りを。
尚、1度、途中で消えてしまいました…書き直しっす(苦笑)。
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☆龍谷大(1位確定)
いきなり大商大に2連敗というスタートでどうなるかと思われたが、
逆にそれで選手個々に危機感が芽生えたとのこと。
1戦1戦を大事に戦い、その後は8連勝で激戦のリーグ戦を制した。
主将・後藤が捕手と2番打者という重責でチームを束ねたのも大きい。
打線は右打者では大学球界にとどまらない
アマ屈指の技術を持つ明神宏に、プロ注目の遊撃手・岩下が核となった。
杉原、深瀬、藤本、犬塚、久堀も要所で快打を放つ。
また、明神宏の実弟・明神正も正三塁手に定着。
リーグ戦後半は攻守に安定感を見せた。
投手力は4回生右腕・河野がキャンプ中にケガ。
苦しい台所事情であったが、昨春から登板機会の増えた井上が踏ん張った。
初めて軸となるシーズンで時には悲壮感も漂ったが、
着実に成長して逞しく映るようになった。
大学選手権では井上を河野がサポートする形に。
そして、全員でチャンスを作り、
リーグ戦同様、明神宏と岩下がポイントゲッターになるのでは。
☆大商大
金村、金子、山本ら力量のある選手を抱えながら
3季連続最下位と低迷して来た大商大。
しかし、今季は左腕エース・黒沢を中心にした「全員野球」に転換。
主将・徳永、吉田、中嶋、中嶋、中村らの
攻撃陣を中心に集中力を見せた攻撃はまさにその象徴で
リーグ戦前半は優勝争いを引っ張る形となった。
ただ、数シーズン、低迷していたツケであったのか!?
勝負所で勝ちを意識し過ぎた感もあり。
残念ながら優勝争いから脱落してしまう。
でも、今季の経験で秋は手強い存在になることは必至。
2戦目以降の投手の台頭次第では優勝候補の筆頭だ。
☆京産大
大エース・平野が抜けたのを筆頭に、
主力選手の大半が卒業したことが懸念された京産大。
ところが、リーグ戦序盤は快調な滑り出し。
1戦目の先発・大音が実績通りの安定感を見せれば、
一般入試合格の2回生左腕・宇田川が2戦目の先発として活躍。
デビュー戦の無失点(大院大戦/7回雨天コールドゲーム)をはじめ
大経大戦、神院大戦での完封勝利は立派の一言であった。
攻撃陣では小柄ながらパンチのある打撃が魅力の野地、加納。
そして、大型外野手・炭山らが躍進。
シーズン途中からは昨季の正三塁手・岸田も意地を見せた。
但し、坂本、市来、吉田らの4回生がやや精彩を欠いたのが誤算だった。
ベンチのメンバーのモチベーションを上げるのも上手な勝村監督。
秋は「リベンジの采配」に注目したい。
☆大経大
桜井新監督の就任初シーズン。
元々、下回生中心のメンバー構成であったことに加えて、
先入観なしの「横一線のチーム内の競争」でチーム全体に活気があった。
とにかく打線が積極的で
昨秋の首位打者・山本和や4番・渡辺を中心として
酒井、平田、川上らがガンガンとバットを振っていたのが印象的。
投手陣は昨季、ケガに泣いた大型2回生右腕・芦田が軸になる。
その他にも則直、山口拓、岡村、水谷とレベルが高かった。
捕手も奥山を基本に、終盤では長野がマスクをかぶるという展開で
「チーム内の競争」を伺い知ることが出来た。
2〜3回生中心なので今後はさらに地力を付けそうだ。
☆大院大
大院大も西山新監督を迎えて、チームの雰囲気が一変。
特に攻守交代は非常にスピーディーで、
徐々にではあるが、それによって良いリズムを作れるようになって来ている。
投手陣は3回生のサイドハンド・大和がエース格。
シンカーの精度が上がり、スタミナにも不安なし。
頼れる存在となった。
野手陣は実績のある本郷、碩野をシーズン通して中軸に据えて、
調子を見極めての選手起用が目立った。
その中で沼田、斎藤が結果を残したことは秋に繋がるだろう。
とにかくチームの雰囲気は良くなっている。
大経大同様、チームの底力アップで優勝も争える。
☆神院大
投手では西口、安田、上野と先発投手が3人。
野手では主将・樋口、谷、池田、白瀧らの主力選手が残り、
リーグ戦前は優勝候補の最右翼に挙げられていた神院大。
だが、龍谷大戦で連敗したのを皮切りにどうも歯車が噛み合わない。
投手が抑えて、野手が打っても…なかなか勝利に結び付かない。
抑えられない、打てないで勝てないのと違っただけに
首脳陣も選手も頭を抱えたことだろう。
個々の能力も高いうえに、片岡、戎などの新戦力も台頭。
試合の流れを引き寄せれば、
一気に上位へ浮上出来る可能性があっただけに残念なシーズンであった。
***************
関西六大学の学生連盟委員たちは必死に頑張っている。
まだまだ途中の段階ではあるがけれども更新頻度の遅かったHPの見直しや
『産龍戦』のナイトゲーム開催にも踏み切った。
この『産龍戦』の開催に当たって
京都府の高野連とも手を結んだのは実に革新的なこと。
今後、インターネット中継なども前向きに検討したいという考えもあるようで
少しずつ良い方向へと歩もうと努力している姿勢に好感が持てる。
***************
以上、好き勝手に綴ってしまったが。
あくまでも個人的な関西六大学の私的感想ということで。
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