“家族愛”
2005年1月24日 えーっ、HP『こちアマ』の掲示板にも書いたのですが。最近、ゴールデンゴールズに関する問い合わせが非常に多い。
まぁ、僕が分かる範囲では応えているのですが、詳細まではさすがに…。
※詳細はマスターズリーグの公式HP http://www.89master.com/を御覧下さい。
あと、結構、メールで自己PRとか推薦文なんかも来たりして(汗)。御期待に応えたいのは山々やけど、どうにも出来ないのが現実だ。
***************
ある1通の推薦文が何とも奇妙であった。
名前は伏せるが、昨年までプロ野球でプレーしていた選手の略歴、現在の状況などが書き綴られている。そして、
《欽ちゃん球団でチャンスを貰えませんか?》
という旨であったのだが、メール差出人のアドレスにその元プロ野球選手の名前が表示されているのである。
推薦文自体が非常に第三者的なものやったので
「さすがに自分では書いてないやろう」
と思いつつも、このメールがどういう状況で送られて来たか確認出来ないので、返信に困っていたのだ。
まぁ、結局、
《御本人ではないと思われますので、御家族の方でしょうか?》
みたいな感じで返信。あとは
《お力になれずに申し訳ない》
と前置きをして、僕にそんな権限がないことも補足しておいた。
今日の夕方、また同じアドレスからメールが来ていた。タイトルは『申し訳ありませんでした』。それを読んで、ようやく状況が飲み込めた。
はじめまして。
○○と申します。
島尻様からのメール、拝見致しました。
主人のことで御迷惑お掛け致しましたことをお詫び申し上げます。
父にも今から話そうと思うのですが、
主人はこの度、野球以外の道を探す方向でと決心致しました。
心配性の父は
「孫に会いに来た」
という口実で連日、
我が家に訪れては何やらパソコンと格闘しておりましたが。
まさか推薦文を送っていたなんて…。
島尻様からのメールに私が先に気付いて発覚しました。
私より主人が先に気付いていたら2人して叱られたと思います(笑)。
島尻様には本当に返信のお手間やらをお掛けしてしまい、申し訳ありませんでした。
父にも軽率なことは辞めるようにと言っておきます。
どうぞお許し下さいませ。 (※メールの一部抜粋)
そう、推薦文を送って来たのは元プロ野球選手の義父。で、お詫びのメールを送って来たのはその娘。要するに元プロ野球選手の奥さんである。
僕はこのメールから色々なことを考えさせられた。野球界の厳しさは勿論のこと、引退後のセカンドキャリアなどいついても。ただ、それ以上に“家族愛”みたいなものもヒシヒシと感じたのだ。
義父が娘やその旦那の為に慣れないであろうインターネットに挑戦して、メールを送って来てくれた光景を思い浮かべてみる。微笑ましいものに思えて仕方がない。ちょっと“ドタバタ劇”にはなってしまったけれども、この元プロ野球選手は第二の人生でもきっと頑張ってくれるはずだ。こんなに温かい家族が支えてくれているのだから。
野球人生に終止符を打つことは辛い決断であろう。当然、未練や後悔もあるに違いない。でも、本当の勝負はこれからだ。偉そうに言う訳ではないが、凄い期待している。日本の最高峰であるプロ野球でプレーをした誇りを胸に、野球で培って来た人間力を今後の人生に活かして貰いたい。
そして、本当に心の中で整理が付き、生活に余裕も出来、野球への想いがあるならば…どのような形であっても良いから野球への恩返しもして貰いたい。その時、この元プロ野球選手は“真の野球人”になれるはずだ。
まぁ、僕が分かる範囲では応えているのですが、詳細まではさすがに…。
※詳細はマスターズリーグの公式HP http://www.89master.com/を御覧下さい。
あと、結構、メールで自己PRとか推薦文なんかも来たりして(汗)。御期待に応えたいのは山々やけど、どうにも出来ないのが現実だ。
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ある1通の推薦文が何とも奇妙であった。
名前は伏せるが、昨年までプロ野球でプレーしていた選手の略歴、現在の状況などが書き綴られている。そして、
《欽ちゃん球団でチャンスを貰えませんか?》
という旨であったのだが、メール差出人のアドレスにその元プロ野球選手の名前が表示されているのである。
推薦文自体が非常に第三者的なものやったので
「さすがに自分では書いてないやろう」
と思いつつも、このメールがどういう状況で送られて来たか確認出来ないので、返信に困っていたのだ。
まぁ、結局、
《御本人ではないと思われますので、御家族の方でしょうか?》
みたいな感じで返信。あとは
《お力になれずに申し訳ない》
と前置きをして、僕にそんな権限がないことも補足しておいた。
今日の夕方、また同じアドレスからメールが来ていた。タイトルは『申し訳ありませんでした』。それを読んで、ようやく状況が飲み込めた。
はじめまして。
○○と申します。
島尻様からのメール、拝見致しました。
主人のことで御迷惑お掛け致しましたことをお詫び申し上げます。
父にも今から話そうと思うのですが、
主人はこの度、野球以外の道を探す方向でと決心致しました。
心配性の父は
「孫に会いに来た」
という口実で連日、
我が家に訪れては何やらパソコンと格闘しておりましたが。
まさか推薦文を送っていたなんて…。
島尻様からのメールに私が先に気付いて発覚しました。
私より主人が先に気付いていたら2人して叱られたと思います(笑)。
島尻様には本当に返信のお手間やらをお掛けしてしまい、申し訳ありませんでした。
父にも軽率なことは辞めるようにと言っておきます。
どうぞお許し下さいませ。 (※メールの一部抜粋)
そう、推薦文を送って来たのは元プロ野球選手の義父。で、お詫びのメールを送って来たのはその娘。要するに元プロ野球選手の奥さんである。
僕はこのメールから色々なことを考えさせられた。野球界の厳しさは勿論のこと、引退後のセカンドキャリアなどいついても。ただ、それ以上に“家族愛”みたいなものもヒシヒシと感じたのだ。
義父が娘やその旦那の為に慣れないであろうインターネットに挑戦して、メールを送って来てくれた光景を思い浮かべてみる。微笑ましいものに思えて仕方がない。ちょっと“ドタバタ劇”にはなってしまったけれども、この元プロ野球選手は第二の人生でもきっと頑張ってくれるはずだ。こんなに温かい家族が支えてくれているのだから。
野球人生に終止符を打つことは辛い決断であろう。当然、未練や後悔もあるに違いない。でも、本当の勝負はこれからだ。偉そうに言う訳ではないが、凄い期待している。日本の最高峰であるプロ野球でプレーをした誇りを胸に、野球で培って来た人間力を今後の人生に活かして貰いたい。
そして、本当に心の中で整理が付き、生活に余裕も出来、野球への想いがあるならば…どのような形であっても良いから野球への恩返しもして貰いたい。その時、この元プロ野球選手は“真の野球人”になれるはずだ。
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