このような仕事をしているおかげで、様々な指導者から話しを聴く機会が多い。特にトレーニング方法や技術論などは“目からウロコ”のことばかり。これは非常に大きな財産である。もしも自分が現役時代にこのような知識を身に付け、噛み砕くことが出来ていたならば。いやぁ、それは実に素晴らしい野球選手になっていたに違いない(笑)。

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 だいぶハショッテ書くが。野球というスポーツに限らず、武道などでも。いや、あらゆる世界で最終的に必要になると言うか、行き着くところは“心技体”ではないだろうか。
 メンタル・テクニカル・フィジカルの調和が最高のパフォーマンスを生み出す。そう言っても過言ではないだろう。
 それでは、その調和が崩れた時。何に重きを置くのか?どこから修正して行くべきなのか?そのヒントを1ヶ月半程前にある指導者から与えて貰った。そして、結論から書くと“体”。フィジカルなところに着目するべきなのである。

 メンタルが崩れるのはテクニカルが崩れているから。で、テクニカルが崩れるのはフィジカルが崩れているから。まぁ、色々な要素があるので、絶対ではないのかも知れないが、根本的にはそう考えて良いと思う。
 逆を言えば、フィジカルが整っていればテクニカルも整う。テクニカルが整えばメンタルも整う。そういうことになる。

 では、狂いの生じたフィジカルをどこから修正して行くのか?それはズバリ!スタンディングとウォーキング。要するに“立ち方と歩き方”なのだ。どうでも良いが、今日の日記はやけに英語⇔日本語を置き換えるなぁ(苦笑)。

 話しを戻そう。普段、僕たちは日常生活において“立ち方と歩き方”をどれだけ意識しているか?きっと95%以上の人間が無意識である。何となく立って、何となく歩いている。そこが落とし穴なのだ。
 立つ・歩くというのも立派な運動である。いや、運動の基本と言っても間違いない。当然、正しいフォームというものがある。“体”のどこかに歪みがあれば理に適わない“立ち方と歩き方”になる。(そりゃ、デューク更家が引っ張りダコになる訳やわ)立つ・歩くという何よりも基本的な運動を疎かにしていると前述した流れから、全てが簡単に崩れて行く。だから、フィジカルの修正は“立ち方と歩き方”からとなるのだ。そして、それが一番の近道。メンタル、テクニカルから修正しようとするより簡単なのである。だって基本的な運動なんやから。完璧は無理でも(突き詰めると高度なこと)、手探り感はメンタル、テクニカルから入って行くより少ない。

 先日もこのヒントを与えてくれた指導者と話していたのだが。イチロー外野手(マリナーズ)の“立ち方と歩き方”がどれだけ素晴らしいか。1月17日、阪神淡路大震災の被災者に黙祷を捧げるイチローの姿は他のたくさんの野球選手の中でも際立っていたと。また、それが“オーラ”という目に見えないものにも繋がるのだろうと。

 今、僕は甲子園(センバツ)をこういう視点も交えながら観ている。これまでよりも野球が面白いのは言うまでもないだろう。
 では、正しい“立ち方と歩き方”とは?それは企業秘密なもんで。と言うか、受け売りなので(苦笑)。ただ、聴かれた時に備えて、応える準備だけはいつでもしておきます(笑)。

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