関西5リーグ対抗戦・1試合目?(6月26日/藤井寺)
2004年6月28日 正式名称は関西地区大学野球5リーグ対抗戦。各リーグのオールスターチーム(今年より30名選抜、昨年までは25名選抜)が対決する大会で今年は11回目であった。
過去10回の優勝チーム/準優勝チームを振り返ってみると、
第1回:関西六大学/近畿学生
第2回:関西学生/京滋大学
第3回:(雨天の為に決まらず、決勝進出は関西学生と京滋大学)
第4回:阪神大学/京滋大学
第5回:京滋大学/阪神大学
第6回:関西六大学/関西学生
第7回:近畿学生/阪神大学
第8回:関西六大学/関西学生
第9回:関西学生/近畿学生
第10回:関西学生/阪神大学
となっている。
例年は3位決定戦もあるのだが、今年は天候の関係で消化出来ず。実質2日間で4試合の消化にとどまった。
リーグ戦、大学選手権明けということもあり、短期オフに入っている学校もあることからエキシビジョンの色合いも強いのだが…個人的には各リーグの精鋭たちを一気に観ることが出来る“オイシイ大会”でもある。
**************
(1日目?:京滋大学×関西学生)
京 4=000202000 H8 E0
関 0=000000000 H3 E0
京:梅原(京学大)、○藤井(佛大)、横地(佛大)−井上(佛大)
関:染田(同大)、●黒川(関大)、森本(関学大)、大隣(近大)、三木田(近大)、金刃(立命大)−乙須(関大)、清水(関学大)、佐久間(近大)
染田賢作投手(同志社大/関西学生)、梅原伸亮投手(京都学園大/京滋大学)の両先発は万全とは言わないが、まずまずの投球内容。
しかし、4回表に代わったばかりの黒川隆年投手(関西大/関西学生)が4番打者・倉田大祐外野手(佛教大/京滋大学)右越の二塁打を打たれ先制点を許す。続いて、北村直人内野手(佛教大/京滋大学)も左前適時打。3連覇を目指す関西学生が主導権を奪われた形となった。
6回表から登板の森本徹投手(関西学院大/関西学生)はいきなり死球を与えた後、これまた倉田に右中間を破られる三塁打を喫し、一死も取れずに降板。森本をリリーフした左腕・大隣憲司投手(近畿大/関西学生)は遊撃手・藤田一也内野手(近畿大/関西学生)の野選で1点を失う(失点、自責点は森本)もリーグ戦同様の投げっぷり。
圧巻は8回表に登板した三木田敬二投手(近畿大/関西学生)。最初から1イニングだけということもあったのだろうが、飛ばしに飛ばしまくった。米丸良太内野手(佛教大/京滋大学)に死球を与えてしまうが、途中出場の野口勝成外野手(京都学園大/京滋大学)、倉田、北村を全て空振り三振で仕留める。とにかく球威が凄かった。関西学生ベンチからも
「マジで速ぇ〜!」
と感嘆の声が挙がる。確実に150?前後は出ていただろう。
もしかしたら、三木田はストッパータイプ???連投に耐えることが出来ればだが。
最終回登板のリーグMVP・金刃憲人投手(立命館大/関西学生)はリーグ戦、大学選手権の疲労に加えて、急に肩を作ったこともあって(元々、立ち上がりは良くないタイプやし)…でも、2奪三振、無失点と無難に切り抜けた。
それにしても、関西学生の貧打は情けなかった。梅原、藤井投手(佛教大/京滋大学)、横地孝之投手(佛教大/京滋大学)の豪華リレーの前とは言え、3安打は寂し過ぎた。ちなみに安打を放ったのは全て左打者。藤田、寺坂知哉内野手(近畿大/関西学生)、金澤悠外野手(同志社大/関西学生)である。
まぁ、既に雨天で日程が1日流れていた為に、負けてしまえば試合がないということから関西学生は試合終盤になって頻繁な選手交代。この辺も影響していたんかも知れへんけどね。
過去10回の優勝チーム/準優勝チームを振り返ってみると、
第1回:関西六大学/近畿学生
第2回:関西学生/京滋大学
第3回:(雨天の為に決まらず、決勝進出は関西学生と京滋大学)
第4回:阪神大学/京滋大学
第5回:京滋大学/阪神大学
第6回:関西六大学/関西学生
第7回:近畿学生/阪神大学
第8回:関西六大学/関西学生
第9回:関西学生/近畿学生
第10回:関西学生/阪神大学
となっている。
例年は3位決定戦もあるのだが、今年は天候の関係で消化出来ず。実質2日間で4試合の消化にとどまった。
リーグ戦、大学選手権明けということもあり、短期オフに入っている学校もあることからエキシビジョンの色合いも強いのだが…個人的には各リーグの精鋭たちを一気に観ることが出来る“オイシイ大会”でもある。
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(1日目?:京滋大学×関西学生)
京 4=000202000 H8 E0
関 0=000000000 H3 E0
京:梅原(京学大)、○藤井(佛大)、横地(佛大)−井上(佛大)
関:染田(同大)、●黒川(関大)、森本(関学大)、大隣(近大)、三木田(近大)、金刃(立命大)−乙須(関大)、清水(関学大)、佐久間(近大)
染田賢作投手(同志社大/関西学生)、梅原伸亮投手(京都学園大/京滋大学)の両先発は万全とは言わないが、まずまずの投球内容。
しかし、4回表に代わったばかりの黒川隆年投手(関西大/関西学生)が4番打者・倉田大祐外野手(佛教大/京滋大学)右越の二塁打を打たれ先制点を許す。続いて、北村直人内野手(佛教大/京滋大学)も左前適時打。3連覇を目指す関西学生が主導権を奪われた形となった。
6回表から登板の森本徹投手(関西学院大/関西学生)はいきなり死球を与えた後、これまた倉田に右中間を破られる三塁打を喫し、一死も取れずに降板。森本をリリーフした左腕・大隣憲司投手(近畿大/関西学生)は遊撃手・藤田一也内野手(近畿大/関西学生)の野選で1点を失う(失点、自責点は森本)もリーグ戦同様の投げっぷり。
圧巻は8回表に登板した三木田敬二投手(近畿大/関西学生)。最初から1イニングだけということもあったのだろうが、飛ばしに飛ばしまくった。米丸良太内野手(佛教大/京滋大学)に死球を与えてしまうが、途中出場の野口勝成外野手(京都学園大/京滋大学)、倉田、北村を全て空振り三振で仕留める。とにかく球威が凄かった。関西学生ベンチからも
「マジで速ぇ〜!」
と感嘆の声が挙がる。確実に150?前後は出ていただろう。
もしかしたら、三木田はストッパータイプ???連投に耐えることが出来ればだが。
最終回登板のリーグMVP・金刃憲人投手(立命館大/関西学生)はリーグ戦、大学選手権の疲労に加えて、急に肩を作ったこともあって(元々、立ち上がりは良くないタイプやし)…でも、2奪三振、無失点と無難に切り抜けた。
それにしても、関西学生の貧打は情けなかった。梅原、藤井投手(佛教大/京滋大学)、横地孝之投手(佛教大/京滋大学)の豪華リレーの前とは言え、3安打は寂し過ぎた。ちなみに安打を放ったのは全て左打者。藤田、寺坂知哉内野手(近畿大/関西学生)、金澤悠外野手(同志社大/関西学生)である。
まぁ、既に雨天で日程が1日流れていた為に、負けてしまえば試合がないということから関西学生は試合終盤になって頻繁な選手交代。この辺も影響していたんかも知れへんけどね。
関西5リーグ対抗戦・1日目?(6月26日/藤井寺)
2004年6月28日(1日目?:阪神大学×近畿学生)
阪 4=001120000 H8 E1
近 9=31000111x H11 E2
阪:森(関西外大)、小川(帝塚山大)、大芝(甲南大)、高野(大体大)、●小林(姫路獨協大)、橋本(関西国際大)、徳山(大産大)−白井(大経法大)、田中雅(姫路獨協大)、園田(大体大)、大久保(関西外大)
近:大島(奈産大)、○森田(大市大)、谷垣(阪南大)、松尾(大教大)−池内(阪南大)
いやぁ…選手交代が多いし、ヒットは出るし、ソコソコ点は入るわ。大変な試合やった(苦笑)。まぁ、今大会ならではというところやね。
《投手寸評》
森跳二投手(関西外語大/阪神大学)
「リーグ戦が終わってからキャッチボール程度なんですよ」
と本人が言っていた通り、本調子には程遠かった。投げる球が抜けてしまい、低目に集まらなかった。スライダーが生命線の投手だけに、これで抑えるのは難しい。まぁ、力のある投手だということは分かっているので。
大芝洋之投手(甲南大/阪神大学)
初めて観ました(嬉)。1イニングだけの登板であったが、噂に違わぬテンポの良いマウンドさばきは二重丸。上背はないけれども角度のある球筋も魅力的だ。もう少し観たかった。
高野圭太投手(大阪体育大/阪神大学)
大型右腕で躍動感もある。
ただ、高野の中では今大会の位置付けは重要でなかったんかな。リーグ戦のような緊迫感と言うか丁寧さがなかった。
徳山征守投手(大阪産業大/阪神大学)
体格的にも恵まれている訳でもないし、驚くような球を投げる訳でもない。それなのに打者を抑えられるのは“攻めの投球”が出来るからだろう。左手の使い方が巧くなれば、球速は上がるような気がする。
大島一也投手(奈良産業大/近畿学生)
ええねんけど、カットボールに頼り過ぎの感。昨年の今頃とあまり変わっていないというのが率直なところ。もっとストレートに磨きを掛けて欲しい。
森田要(大阪市立大/近畿学生)
体のバランスと制球が良い。打たせて取ることも出来るし、狙えば三振も奪えるタイプ。まだ色に染まり切っていないのでノビシロがあるのでは。左腕なだけに今後が楽しみ。
谷垣大輔投手(阪南大/近畿学生)
神宮(大学選手権)で観たファンも多いだろうが、横手からテンポ良く投げ込む。打たれ強いのも持ち味。春引退という話しもあるが???
松尾晃雅投手(大阪教育大/近畿学生)
この投手も初めて観たが、非常に好印象であった。小柄(173?)だが目一杯に体を使う力投型で球質も重そう。あとは変化球とのコンビネーション。
《野手寸評》
う〜ん…慌しかったせいか?それとも僕の眼力がないのか?阪神大学でハッとするような選手は見つからんかった(悲)。
以前と比べて、小器用な“万能型選手”が目立ったから!???
池内大輔捕手(阪南大/近畿学生)
元々、打撃の評価は高い。大学選手権での本塁打はアピール大。バットのヘッドが残るので、ストレートを待っていても変化球に対応出来るのが強味。捕手としてはリード、スローイングでもうワンランクアップを。
広川宗広内野手(阪南大/近畿学生)
164?67?の体躯ながらフルスイング、全力疾走とガッツ溢れるプレー。ただ、守備も含めて、雑になったような印象もある。プレースタイルは変えなくとも、もう1度、あらゆる動きの基本を思い出して欲しい。もっと良くなる。
大引崇圭外野手(大阪市立大/近畿学生)
攻守走のバランスが取れた選手。逆にアピールポイントが不鮮明になってしまっている気もするが。東京六大学リーグで今春、首位打者を獲得した大引啓次内野手(法政大)の実兄。
奥脇佳宜外野手(奈良産業大/近畿学生)
ドッシリとした構えから力強い打球を放つ。かつての吉村禎明(野球評論家)を髣髴とさせる。残念ながら、守備力は評価出来ず。
土井昭大外野手(阪南大/近畿学生)
俊足で選球眼も悪くない。守備力もあるのだが、やや小粒な感じは否めない。でも、個人的には好きなタイプの選手。
阪 4=001120000 H8 E1
近 9=31000111x H11 E2
阪:森(関西外大)、小川(帝塚山大)、大芝(甲南大)、高野(大体大)、●小林(姫路獨協大)、橋本(関西国際大)、徳山(大産大)−白井(大経法大)、田中雅(姫路獨協大)、園田(大体大)、大久保(関西外大)
近:大島(奈産大)、○森田(大市大)、谷垣(阪南大)、松尾(大教大)−池内(阪南大)
いやぁ…選手交代が多いし、ヒットは出るし、ソコソコ点は入るわ。大変な試合やった(苦笑)。まぁ、今大会ならではというところやね。
《投手寸評》
森跳二投手(関西外語大/阪神大学)
「リーグ戦が終わってからキャッチボール程度なんですよ」
と本人が言っていた通り、本調子には程遠かった。投げる球が抜けてしまい、低目に集まらなかった。スライダーが生命線の投手だけに、これで抑えるのは難しい。まぁ、力のある投手だということは分かっているので。
大芝洋之投手(甲南大/阪神大学)
初めて観ました(嬉)。1イニングだけの登板であったが、噂に違わぬテンポの良いマウンドさばきは二重丸。上背はないけれども角度のある球筋も魅力的だ。もう少し観たかった。
高野圭太投手(大阪体育大/阪神大学)
大型右腕で躍動感もある。
ただ、高野の中では今大会の位置付けは重要でなかったんかな。リーグ戦のような緊迫感と言うか丁寧さがなかった。
徳山征守投手(大阪産業大/阪神大学)
体格的にも恵まれている訳でもないし、驚くような球を投げる訳でもない。それなのに打者を抑えられるのは“攻めの投球”が出来るからだろう。左手の使い方が巧くなれば、球速は上がるような気がする。
大島一也投手(奈良産業大/近畿学生)
ええねんけど、カットボールに頼り過ぎの感。昨年の今頃とあまり変わっていないというのが率直なところ。もっとストレートに磨きを掛けて欲しい。
森田要(大阪市立大/近畿学生)
体のバランスと制球が良い。打たせて取ることも出来るし、狙えば三振も奪えるタイプ。まだ色に染まり切っていないのでノビシロがあるのでは。左腕なだけに今後が楽しみ。
谷垣大輔投手(阪南大/近畿学生)
神宮(大学選手権)で観たファンも多いだろうが、横手からテンポ良く投げ込む。打たれ強いのも持ち味。春引退という話しもあるが???
松尾晃雅投手(大阪教育大/近畿学生)
この投手も初めて観たが、非常に好印象であった。小柄(173?)だが目一杯に体を使う力投型で球質も重そう。あとは変化球とのコンビネーション。
《野手寸評》
う〜ん…慌しかったせいか?それとも僕の眼力がないのか?阪神大学でハッとするような選手は見つからんかった(悲)。
以前と比べて、小器用な“万能型選手”が目立ったから!???
池内大輔捕手(阪南大/近畿学生)
元々、打撃の評価は高い。大学選手権での本塁打はアピール大。バットのヘッドが残るので、ストレートを待っていても変化球に対応出来るのが強味。捕手としてはリード、スローイングでもうワンランクアップを。
広川宗広内野手(阪南大/近畿学生)
164?67?の体躯ながらフルスイング、全力疾走とガッツ溢れるプレー。ただ、守備も含めて、雑になったような印象もある。プレースタイルは変えなくとも、もう1度、あらゆる動きの基本を思い出して欲しい。もっと良くなる。
大引崇圭外野手(大阪市立大/近畿学生)
攻守走のバランスが取れた選手。逆にアピールポイントが不鮮明になってしまっている気もするが。東京六大学リーグで今春、首位打者を獲得した大引啓次内野手(法政大)の実兄。
奥脇佳宜外野手(奈良産業大/近畿学生)
ドッシリとした構えから力強い打球を放つ。かつての吉村禎明(野球評論家)を髣髴とさせる。残念ながら、守備力は評価出来ず。
土井昭大外野手(阪南大/近畿学生)
俊足で選球眼も悪くない。守備力もあるのだが、やや小粒な感じは否めない。でも、個人的には好きなタイプの選手。
関西5リーグ雑感・2日目?&?(6月27日/藤井寺)
2004年6月28日(2日目?:関西六大学×京滋大学)
六 4=003100000 H8 E1
京 5=10303000x H10 E0
六:平野(京産大)、●増田(大経大)、向江(龍大)、黒沢(大商大)、金村(大商大)−北村(京産大)、幸池(大経大)、大志万(龍大)、柿元(大院大)
京:日高(京学大)、苗村(花園大)、板谷(滋大)、○藤井(佛大)、横地(佛大)、梅原(京学大)−井上(佛大)、和田(京学大)
**************
(2日目?決勝戦:京滋大学×近畿学生)
京 3=010200000 H7 E0
近 4=00030100x H10 E1
京:梅原(京学大)、日高(京学大)、●苗村(花園大)、藤井(佛大)、横地(佛大)−和田(大)、中島英(大)、井上(佛大)
近:松尾(大教大)、○濱田大(奈産大)、岡野(阪南大)、浜田恭(奈産大)、谷垣(阪南大)、大島(奈産大)−池内(阪南大)
この2試合の詳細については福岡屋あるじさんの日記http://diarynote.jp/d/42537を御参照にして戴ければ幸い。(スミマセン、いっぱい×2です。余裕なしっす…)
**************
午前中は雨が降ったり、止んだりの中での試合。午後は晴れ間が覗き、異常に蒸し暑い。そのような1日であった。
2日目?の先発投手・平野佳寿投手(京都産業大/関西六大学)にいつもの小気味良さが感じられない。
「なんかモチベーションが上がらないと言うか。まぁ、練習不足だったんですけど」
確かにスタンドは一部チームの応援(見学)部隊と父兄。あとは熱心な大学野球ファンが少々(苦笑)でガラガラ。どこかの学校の応援団でも来ていれば、多少は華やかさもあるのだろうが…。お祭りの“お”の字の雰囲気もない。
この関西5リーグ対抗戦の意味合いは何なのか?
5リーグが切磋琢磨して、レベルアップを図ろうということが本筋であるのだろうが、どうも曖昧になってしまっている。
中にはメンバーに選出されたことを誇りに思い、必死でアピールする選手もいるが…ここでケガでもしたら仕方なし的に映ってしまう選手が大半。(まぁ、もっともなんやけど)
文句だけを言うのは簡単やけれども、主催者側、選手側の温度差(しかも低い)を感じざるを得ない。どうも慣例行事やからみたいになっているのは残念の一言。もっと盛り上げる方法はないんかいな?
その中で京滋大学、近畿学生、阪神大学はまだ意識が高かった。首脳陣の采配も勝ちに行っていたし、選手自身のプレー、コメントにもそれを感じることが出来た。
「あとは一発が欲しいですね。決勝戦では狙って行きます」
2試合で4安打(二塁打1本、三塁打1本)、2打点、4得点、2盗塁と活躍していた倉田大佑外野手(佛教大/京滋大学)は決勝戦前にそう語っていた。
そして、迎えた2回表のこの試合初打席の初球。松尾投手(大阪市立大/阪神大学)の力ある高目のストレート(ちょっと甘かったけど)をブッ叩いて、左翼席最上段に放り込んだ。見事な予告本塁打である。
「メッチャ意識している訳ではないんですけど。やっぱり、関西学生とか関西六大学に負けたくないと言うか、負けていないと思っているんで。こういう場でアピールしたいという気持ちは心のどこかで持っていましたね」
近畿学生の主将を務め、大会MVPに輝いた池内大輔捕手(阪南大/近畿学生)の言葉を関西学生、関西六大学の選手に聞かせたかった。
**************
近年…大学球界では“元気がない”というレッテルを貼られている関西勢。選手の質、力量。また、レベルが高い、低いという問題ではないはずだ。どんな場であっても
「ガムシャラにやったろう!」
という気持ちが全般的に欠如していることは明らか。これは選手だけでなく、指導者も考えなくてはイケナイ。
普段、それが出来ないでいて、全国の舞台で
「キレイなプレーをして、カッコ良く勝ったろう」
なんて無理な話しだ。って、このような旨を昨年の『大学野球 増刊号』(ベースボールマガジン社)にも寄稿したんやけどなぁ…。
偏見かも知れないが。特に、関西学生、関西六大学がその辺を存分に意識すべし。今大会の結果も軽く流さずに受け止めなければ…“元気がない”どころか“ダメ関西”と認識されてしまう。それによって、有望選手も他地域のリーグに流出してしまう。
関西が頑張れば、また他地域リーグも活性化するに違いない。ひいては大学野球全体も盛り上がって行くのでは。そのようなことを強く感じた今年の関西5リーグ対抗戦であった。
六 4=003100000 H8 E1
京 5=10303000x H10 E0
六:平野(京産大)、●増田(大経大)、向江(龍大)、黒沢(大商大)、金村(大商大)−北村(京産大)、幸池(大経大)、大志万(龍大)、柿元(大院大)
京:日高(京学大)、苗村(花園大)、板谷(滋大)、○藤井(佛大)、横地(佛大)、梅原(京学大)−井上(佛大)、和田(京学大)
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(2日目?決勝戦:京滋大学×近畿学生)
京 3=010200000 H7 E0
近 4=00030100x H10 E1
京:梅原(京学大)、日高(京学大)、●苗村(花園大)、藤井(佛大)、横地(佛大)−和田(大)、中島英(大)、井上(佛大)
近:松尾(大教大)、○濱田大(奈産大)、岡野(阪南大)、浜田恭(奈産大)、谷垣(阪南大)、大島(奈産大)−池内(阪南大)
この2試合の詳細については福岡屋あるじさんの日記http://diarynote.jp/d/42537を御参照にして戴ければ幸い。(スミマセン、いっぱい×2です。余裕なしっす…)
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午前中は雨が降ったり、止んだりの中での試合。午後は晴れ間が覗き、異常に蒸し暑い。そのような1日であった。
2日目?の先発投手・平野佳寿投手(京都産業大/関西六大学)にいつもの小気味良さが感じられない。
「なんかモチベーションが上がらないと言うか。まぁ、練習不足だったんですけど」
確かにスタンドは一部チームの応援(見学)部隊と父兄。あとは熱心な大学野球ファンが少々(苦笑)でガラガラ。どこかの学校の応援団でも来ていれば、多少は華やかさもあるのだろうが…。お祭りの“お”の字の雰囲気もない。
この関西5リーグ対抗戦の意味合いは何なのか?
5リーグが切磋琢磨して、レベルアップを図ろうということが本筋であるのだろうが、どうも曖昧になってしまっている。
中にはメンバーに選出されたことを誇りに思い、必死でアピールする選手もいるが…ここでケガでもしたら仕方なし的に映ってしまう選手が大半。(まぁ、もっともなんやけど)
文句だけを言うのは簡単やけれども、主催者側、選手側の温度差(しかも低い)を感じざるを得ない。どうも慣例行事やからみたいになっているのは残念の一言。もっと盛り上げる方法はないんかいな?
その中で京滋大学、近畿学生、阪神大学はまだ意識が高かった。首脳陣の采配も勝ちに行っていたし、選手自身のプレー、コメントにもそれを感じることが出来た。
「あとは一発が欲しいですね。決勝戦では狙って行きます」
2試合で4安打(二塁打1本、三塁打1本)、2打点、4得点、2盗塁と活躍していた倉田大佑外野手(佛教大/京滋大学)は決勝戦前にそう語っていた。
そして、迎えた2回表のこの試合初打席の初球。松尾投手(大阪市立大/阪神大学)の力ある高目のストレート(ちょっと甘かったけど)をブッ叩いて、左翼席最上段に放り込んだ。見事な予告本塁打である。
「メッチャ意識している訳ではないんですけど。やっぱり、関西学生とか関西六大学に負けたくないと言うか、負けていないと思っているんで。こういう場でアピールしたいという気持ちは心のどこかで持っていましたね」
近畿学生の主将を務め、大会MVPに輝いた池内大輔捕手(阪南大/近畿学生)の言葉を関西学生、関西六大学の選手に聞かせたかった。
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近年…大学球界では“元気がない”というレッテルを貼られている関西勢。選手の質、力量。また、レベルが高い、低いという問題ではないはずだ。どんな場であっても
「ガムシャラにやったろう!」
という気持ちが全般的に欠如していることは明らか。これは選手だけでなく、指導者も考えなくてはイケナイ。
普段、それが出来ないでいて、全国の舞台で
「キレイなプレーをして、カッコ良く勝ったろう」
なんて無理な話しだ。って、このような旨を昨年の『大学野球 増刊号』(ベースボールマガジン社)にも寄稿したんやけどなぁ…。
偏見かも知れないが。特に、関西学生、関西六大学がその辺を存分に意識すべし。今大会の結果も軽く流さずに受け止めなければ…“元気がない”どころか“ダメ関西”と認識されてしまう。それによって、有望選手も他地域のリーグに流出してしまう。
関西が頑張れば、また他地域リーグも活性化するに違いない。ひいては大学野球全体も盛り上がって行くのでは。そのようなことを強く感じた今年の関西5リーグ対抗戦であった。
理想としてはやね
2004年6月28日 最近の日記、新聞みたいやな…。自分で書いておいて、正直、あまり好きではない。
理想としては“個人モノ”なんかをユックリと書きたいんやけれども、現在、そんな時間はないというのが現状。
今日も舞洲ベースボールスタジアムへ行きたかったんやけれども、何かとやることが多いんで…。
今、追われているHPのフォーマットがある程度の形になったら。前述した“個人モノ”や“インタビュー”。その他の“企画モノ”も充実させたいと思っております。もうしばらくお待ち下さい。
あと、『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/もしばらくの間は小出しにして行こうかなと。ついつい嬉しがりで一気に更新していましたが(苦笑)。
えーっ、言い訳じみていましたが…僕の現状を御理解して戴いたうえで、求め過ぎない範囲でこの日記をお楽しみ戴ければ幸いっす(笑)。
えっ!?求めすぎていないっ!!!
スミマセン…自意識過剰かも(苦笑)。
でも、色々と反応があるんで。
多数のメールも頂戴していますが、なかなか返信出来ずにホンマに申し訳ないですぅ。
理想としては“個人モノ”なんかをユックリと書きたいんやけれども、現在、そんな時間はないというのが現状。
今日も舞洲ベースボールスタジアムへ行きたかったんやけれども、何かとやることが多いんで…。
今、追われているHPのフォーマットがある程度の形になったら。前述した“個人モノ”や“インタビュー”。その他の“企画モノ”も充実させたいと思っております。もうしばらくお待ち下さい。
あと、『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/もしばらくの間は小出しにして行こうかなと。ついつい嬉しがりで一気に更新していましたが(苦笑)。
えーっ、言い訳じみていましたが…僕の現状を御理解して戴いたうえで、求め過ぎない範囲でこの日記をお楽しみ戴ければ幸いっす(笑)。
えっ!?求めすぎていないっ!!!
スミマセン…自意識過剰かも(苦笑)。
でも、色々と反応があるんで。
多数のメールも頂戴していますが、なかなか返信出来ずにホンマに申し訳ないですぅ。
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