今日から6月。早いもので04年も半分が終わった訳やね。
 まぁ、それが関係あるかどうかは分からんが(苦笑)。え〜い、もう書いてまうぞぉーーー!!(我ながら、これまでよく黙っていたもんやわ)

“関西が誇る野球小僧”こと松倉雄太と組んで
アマチュア野球(=高校、大学、社会人)の情報をフォローする
ホームページを作りますっ!!
※タグばっかりやな(苦笑)

 取り急ぎ、御報告まで。
 乞う、御期待!!
 昨日の関西六大学リーグ。
 本日の社会人野球(松下球場)の模様、雑感は本日の夜を目処に更新したいと思います。

 リアルタイムでなくて申し訳ないです。
 御容赦下さい。

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 只今、JR東日本×デュプロ(OP戦、松下球場)を観て、自宅へ戻るところ。
 朝に書いた予告通り、日記を更新しなければと思っているのだが…困ったことに部屋が“史上最強”にグチャグチャなのだ(苦笑)。
 不思議なもので家にいる時間が少ない方が部屋は汚れてしまいがちな僕。ということで、誠に勝手ながら部屋の大片付けを済ませてから、日記に着手したいと思う。
(目標:明日のお昼前後までに6月1日、6月2日分)
 御了承下さい。
〔6月1日〕
 前日、雨天でノーゲームになった“産龍戦” 3回戦(京都産業大×龍谷大)は皇子山球場で行われた。
 本来は10:30プレーボールだったのだが、前日の雨の影響でグラウンド整備に時間を要するということで11:00プレーボールにズレ込む。そこで球場近くの喫茶店で宮本四郎(横浜編成)、白石智恵(共同通信社)、松倉雄太(関西が誇る野球小僧)と雑談。

 京都産業大、龍谷大のスターティングラインアップは前日と全く同じ。リーグを代表する。いや、関西大学球界でも屈指の3回生右腕の平野佳寿投手(京都産業大)、柳瀬明宏投手(龍谷大)の投げ合いで優勝を決定する試合の幕が開いた。

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龍 101000000 2
産 000000000 0

(龍)柳瀬○‐大志万
(産)平野●‐北村

 暴投:平野(産)2、柳瀬(龍)1

※全日程終了…勝率で京都産業大(9勝2敗 .818)が龍谷大(10勝3敗 .769)を上回るも、全校から勝点(5)を挙げた龍谷大が2季連続18度目のリーグ優勝を決める。

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「力まないつもりやったんですけど…。勝手に力が入ってしまいましたね」
 試合後に自らが語ったように、立ち上がりで苦しんだ平野。その力みがバランスを少し崩したのだろう。打者側の肩(左肩)の開きがいつもより早い。
初回、俊足の1番打者・川原功久外野手(龍谷大)には投げ難そうで、いきなり四球を与えてしまう。そして、3番打者・明神宏文外野手(龍谷大)が火を噴くような打球を中堅前に放ち1失点。それにしても、明神はファーストストライク(この打席も初球の甘く入ったストレート)を打ちに行くよなぁ。
 3回にも川原に安打を打たれ、犠打、ワイルドピッチ、ワイルドピッチ(2球とも変化球=スライダー、フォークだと思う)で自滅気味。だが、ワイルドピッチに関しては北村宗治捕手(京都産業大)が簡単に逸らしたような気もする。優勝を争う一戦だけ(どんな試合でもやけど)に体を張って、せめて前に落として欲しかった。まぁ、これも経験だ。

 一方の柳瀬も正直、調子は良くなかった。元々、軽いキャッチボールのように気負いのないフォームから想像出来ないキレのある球を放る投手なのだが、この試合は球が走っていなかった。全体的に極端な形ではないが重心が後ろに残り過ぎてしまい、高目に浮いてしまう。(3塁側から観るとフィニッシュが『入』の字みたいな感じ)それを抑えようとすると逆に引っ掛かってしまい、ワンバウンドの投球も多くなる。
 しかし、京都産業大の小さなミスにも助けられ、走者を出しても粘り強く要所を締めた。

 その後、試合は膠着状態。柳瀬はノラリクラリと。平野は尻上がりに良くなり(バランスの崩れを微調整)、スコアボードには0が並ぶ。時折、短打こそ出るが、両チーム共にホームベースが遠い。
 地味と言えば聞こえは悪いが、力のある投手の投げ合いによる優勝決定戦。このような展開になったのも頷けた。

 結局、昨秋に続いて、突っ走る京都産業大を最終カードで龍谷大が引っ繰り返すという形になった。リーグ戦(勝点優先)の怖さを改めて痛感させられた次第。

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《表彰選手》
最優秀選手/柳瀬明宏投手(龍谷大3年・如水館)初
最優秀投手/平野佳寿投手(京都産業大3年・鳥羽)初
首位打者/浅利英和内野手(神戸学院大4年・長崎海星)31打数13安打 .419 初
(※浅利は昨季まで27打数1安打 .037)
平古場賞/市来悟内野手(京都産業大2年・平安)
(※1、2回生が対象の新人賞)
記者クラブ賞/平野佳寿投手(京都産業大3年・鳥羽)初

《ベストナイン》
投手/平野佳寿投手(京都産業大3年・鳥羽)?
捕手/大志万修一捕手(龍谷大4年・福知山星成美)初
一塁手/市来悟内野手(京都産業大2年・平安)初
二塁手/金子和豊内野手(大阪商業大3年・八尾東)?
三塁手/本郷峻介内野手(龍谷大3年・北大津)初
遊撃手/山本信宏内野手(大阪商業大3年・報徳学園)?
外野手/川原功久外野手(龍谷大4年・育英)初
外野手/安井亮太外野手(京都産業大3年・大阪桐蔭)?
外野手/辻浩二外野手(大阪経済大4年・報徳学園)初
指名打者/浅利英和内野手(神戸学院大4年・長崎海星)初
“おけいはん”(京阪電車)に乗って、枚方市駅まで。改札口で松倉雄太と待ち合わせをして、松下電器のグラウンド(松下球場、JR東日本×デュプロ)へ行く。
 松下球場に着くとデュプロのマネージャー・野本正明(昨年まで関西学院大主務)に
「島尻さん、こっちの特別室で構わないんで」
 バックネット裏の部屋に案内される。
 それにしても、ノモっちゃん痩せ過ぎ(驚)。
「休みがないんですよ」
 と野本。まぁ、仕事もせなアカンし、マネージャー業も忙しいのだろうが頑張れよん!

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 OP戦(JR東日本×デュプロ)

 JR東日本 001001001 3
 デュプロ  000012000 3

(J)鈴木、山本、松井‐小山、青山
(デ)米澤、松本、矢田、加藤‐後藤

 本塁打:小野田(J)
 二塁打:免出(デ)

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両チーム合わせて、7名の投手を観ることが出来て大満足♪
 特に、JR東日本の山本浩司投手、松井浩介投手は大収穫やった。(山本は1イニングだけであったがメッチャ球が速く、重そうだった)

 えーっ、試合経過や雑感を書きたいんやけれども…予定があるんで(苦笑)。
『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/でカバーしていますので!?是非、御覧下さい。
 昨夜は佐藤洋介、高島公美(ともに関西テレビ)、松本浩(メディアプルポ)と大阪市西区にある“Pappa”という店でイタリアンを食す。
“お偉方”の中に若輩者(勿論、僕)が一人。この会食に緊張気味も、いつもの“野球様”と変わらない和やかな席であった。
 それにしても、僕のような雑食男が“美食倶楽部”に入っちゃってもよろしいんですかいな?
 でも、とても美味しくて大満足。次はいつっすか?

 日記には書いていなかったが…先週、梅田で森脇尚志(ゲ○イ放送作家)、沼田慎一郎(朝日放送)、馬場君(初対面、森脇&沼田に脅かされる!?若人)とも一献。

>森脇さん
 別に忘れていた訳ではないっすよ。
 単に“アマ野球ネタ”が豊富だったので、書く機会を失っていただけっす。
 せやから、スネんといて下さいね(笑)。
 馬場君を外堀から徐々に攻めて行く光景は大爆笑でした。
 だけど…“男子一楽坊”はどうなんでしょう???
 中国に野球、観に行きたいっす♪

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 また来週から東京生活になるので(大学選手権の為)、今日はチョロチョロと所用を片付ける。
 で、一段落したところ、ベースボールマガジン社の岡本朋祐から電話があったのを口実に…藤田一也内野手(近畿大)、染田賢作投手(同志社大)、平野佳寿投手(京都産業大)、渡辺亮投手(日本生命)に電話を掛ける。齋藤伸介投手(NTT西日本)は留守電やった…。

 藤田、染田、平野は明治大で世界大学選手権大会の練習会(明治大グラウンド)に行っているので、激励の意味合いも込めて。
 渡辺とは都市対抗予選に向けての抱負を聞きたかったのだが、ほとんどが雑談(苦笑)。まぁ、日本生命の関東遠征(東芝、三菱ふそう、JFE東日本、新日本石油)、同立戦、会社での仕事ぶりなども話してくれたけどねん。

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「最悪ですよ。ノックでエラーはするし、バットは2本折るし。周りも有名人ばかりですからね」(藤田)

「もうイッパイ×2です。早く帰りたいですよ(苦笑)。凄い選手が集まっているんで居場所がないです」(染田)

 と4回生の2人は控え目なコメント。まぁ、謙遜もあるんやろうけれどもね。ただ、2人も充分に有名で凄い選手やで。自信を持って、頑張って欲しい。

「疲れがあって、体は少し重いんですけど。まぁ、それくらいの方が良いかも知れないです。藤田さんも染田さんも優しいので楽しくやっています」
 逆に平野はノビノビとした感じ。この物怖じしない性格が粘り強い投球にも繋がっているんやろうな。

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 この3年間、色々な仕事をさせて貰っているが。僕はアマチュア野球というフィールドが大好きである。まだまだ至らない部分が多いが、選手たちともコミュニケーションも取れるようになって来たつもり。
 前にも書いたことがあるかも知れないが…アマチュア野球の選手たち(まぁ、プロもそうやし、野球以外の選手たちもやけど)にとっては僕は闖入者。仕事という大義名分の下、野球の扉をノックさせて貰い、彼らの生き様に触れる。だから、どうしても取材した選手には心のどこかで肩入れしてしまう。みんなのことが気になるし、大好きなんやでぇ!ホンマにぃ。

 仕事上、メリット、デメリットはあるだろうが、僕は基本的にこのスタイルを変えないで行きたいと思っている。だって、それが僕の持ち味やから。

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 チャイニーズ・タイペイの五輪メンバー入りが囁かれている林威助外野手(タイガース)もアマチュア時代から知る選手。
 今夜、プロ入り初勝利を目前で逃してしまった(救援の安藤優也投手が打たれんかったら…)杉山直久投手(タイガース)も同様だ。
 それ以外にも年賀状や、時折、連絡をくれる選手もたくさんいるのは僕の数少ない誇れることである。

 先日の関西六大学リーグの閉会式でも金子和豊内野手(大阪商業大)、田中宏和内野手(大阪経済大)らも明るく挨拶をしてくれる。これがホンマに嬉しいんやなぁ。

 まぁ、名前を挙げて行ったらキリがないわな(笑)。
 とにかく、みんな頑張れっ!!(強引な締め方やなぁ)
 野球博士・江本雅朗に誘われて始めた“浮き球三角ベース”

 明日は舞鶴大会なので朝早いっす。
 天王寺どろがめ団の勝利の為に。そして、個人的には西日本リーグの本塁打王を死守すべく頑張って来たいと思いますぅ。

 関西が誇る野球小僧・松倉雄太は高校野球春季近畿大会(姫路)へ。(ちなみに今日は高校野球春季中国大会へ。先程、大阪へ帰って来たと報告の電話あり)
 よく働く部下(部下ちゃうけどなぁ)を持つと、ダメ上司(上司ちゃうけどなぁ)は助かるわぁ。

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 清原和博内野手がプロ入り通算2000本安打達成。
 これからも野球ファンの胸をときめかせる一打を1本でも多く!
“無冠の帝王”とか言われてしまうこともあるが。
 やっぱり僕らの世代のスーパーヒーローやね。

PRっす!

2004年6月7日
 本日 6月7日 11:00〜
 パスタ、ピザなどのイタリアン料理が美味しくて、ボリューム満点!!
 カウカウ(Kau Kau)が苦楽園から関西学院大正門前に移転して
 リニューアルOPEN!
※カウカウの写真を『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/にて公開。(2枚だけっすけど)

 一見、野球日記とは全く関係ないようなPRであるが…マスター(寺本哲夫)は相当な野球通で仁川学院高野球部OB会の副会長も務めており、僕も大変お世話になっているのでありますぅ。

 皆様もお近くにお越しの際は是非!
 関西学院大の学生(特に硬式野球部員)は絶対に行けっ!!(笑)
 ※福島將之(関西学院大、連盟副委員長)に無料ドリンク券を渡してあるからねん。

 えーっ、僕もお店に立ち寄ってから東京へ行くことにする。
 えーっ、はじめに…。今日、撮った写真を整理していたら、パソコントラブル!?で半分以上が消えてしまった。しかも、ほとんどが敗戦チームの主力選手画像…。せめて逆やったら良かったのに(大泣)。
 という訳で、更新する気マンマンやった『写真館』は今日はなしで。

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(1日目−?:松阪大1×4神奈川大)試合時間/2時間28分
 松 000100000 1
 神 00000220x 4

(松)西川●、倉崎−金津
(神)荻野○−増渕

 二塁打:山本(松)、藤田(神)

 神奈川大の先発・荻野忠寛投手はストレート146?をマーク。完投勝利を挙げたことから分かるように力のある投手なのだが、テンポが良くないのが気に掛かった。

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(1日目−?:中京大0×1徳山大)試合時間/2時間00分
 中 000000000 0
 徳 01000000x 1

(中)深田●、長峰−高田
(徳)那須○−脇屋敷

 二塁打:半田(中)、武田、陣内(徳)

 左横手の徳山大・那須大志投手がノラリクラリと中京大打線をかわして完封勝利。
 都市対抗(社会人)で河合楽器(現在、休部中)を優勝に導いたこともある中京大の名将・村瀬耕次監督も
「完敗です…」
 と一言。
 気になった選手は
 高田真吾捕手(中京大)
 武田直己内野手(徳山大)
 陣内佳記内野手(徳山大)

 特に武田は二塁守備も守備範囲が広く堅実。小柄であったがパンチ力もある。4番打者を務めていたことに思わず納得。ただ、変化球にちょっとタイミングが合っていなかった。

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(1日目−?:国際武道大1×3阪南大)試合時間/2時間23分
 国 010000000 1
 阪 01100001x 3

(国)比嘉幹●、角田−藤岡
(阪)谷垣○−池内

 本塁打:池内(阪)ソロ
 二塁打:広川、勢川(阪)、椎名(国)
 暴投:角田(国)

 阪南大の横手右腕・谷垣大輔投手は最近、調子を落としていたらしく
「5回を目処に継投策を」
 と森本健治監督は考えていたのだが、国際武道大打線は谷垣を攻略出来ず。
 8回表、二死3塁で国際武道大の4番打者・玉川智也外野手の放った飛球はフラフラと中堅前に落ちそうなるが、山崎祐揮内野手が好捕。谷垣はマウンドからベンチに戻る途中、3、4度のガッツポーズを見せた。結果論ではなく、ここを抑えたのは大きかった。打ち取ったような打球で同点に追い付かれていたら、きっと谷垣は崩れ、試合の流れは国際武道大に傾いて行ったに違いない。

 試合前、何人かの記者から
「阪南大では誰に注目したら良い?」
 そう尋ねられていたので
「池内(大輔、捕手)と、リーグ戦は調子悪かったみたいっすけど広川(宗大、内野手)ですねぇ」
 と僕は言っていた。
 で、広川は同点に追い付く右中間二塁打。(この選手は小柄だけど思いっ切りの良さが魅力)池内は勝ち越しの右中間本塁打(ライナー性)を放つ。

 試合後、記者たちが
「島尻さんの言った通りでしたね」
 と目を丸くしていた。う〜ん、言っておいてみるもんやね(笑)。って、僕なりに活躍しそうな匂いは感じ取っていたからなんやけど。まぁ、それ以上は企業秘密ということで…僕はコジツケ、結果論のE川卓(野球評論家)かいっ!!

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 立命館大のユニフォームがマイナーチェンジ。
『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/を御覧下さいませ。
 あれっ!???冒頭で『写真館』はなし。そう書いたような(苦笑)。
 日記を書いているうちに少しだけ立ち直ったということにしておいて下さいなぁ。
 朝10:00前後を目処に更新したいと思います。

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 昨日は4試合。長かった…。4試合中3試合が3時間超ゲーム。延長戦が2試合もあるとさすがにキツイっす。
 在京球団某スカウトは
「労働基準法違反だよ…」
 と疲れ切っていた。僕もやけどね(苦笑)。

 本日よりスコアの書式を少し変えます。
 チームの総得点を最初に持って来て、あとがイニングのスコアというように。
 明日からはH(ヒット数)、E(エラー数)も入れようかなぁ!???

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(2日目−?:上武大5×4福井工業大)試合時間/3時間25分

 上5=00020020001 5
 福4=00200000200 4 (延長11回)

(上)鈴木、坂本、川崎○−根津
(福)中田、渡辺、榎本、細谷●−越前

 本塁打:植松(上)2ラン
 三塁打:稲垣(福)、植松(上)
 二塁打:永井2、伊藤、木村(福)

 投手交代が多く、たくさんの投手を観ることが出来たのはラッキー。(せやけど、どうしても試合時間は長くなるわな…)
 その中でも僕的に気に入ったのは上武大2番手の坂本大二郎投手。ストレートの球速は140?前後だが、ノビがあるので空振りが奪える。投球フォームも美しかった。あとは9回裏に追い付かれんかったら良かったのにぃ(苦笑)。

福井工業大の投手は全体的に前に体重が乗って来ない。どの投手も踏み出した足が突っ張り気味。そのような指導方針なんか???

 打線は両校とも活発。上武大が15安打で、福井工業大は9安打であった。

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(2日目−?:八戸大5×1佛教大)試合時間/3時間00分

 八5=100000040
 佛1=100000000

(八)三木○−中原
(佛)横地●、藤井−井上

 二塁打:野里(八)
 暴投:三木(八)

 大学球界ではAクラスに入るであろう投手の投げ合い。しかし、横地孝之投手(佛教大)も三木均投手(八戸大)も立ち上がりが悪い。(三木は“プロ注”なだけに少しガッカリ、今日は調子悪かったんかな???)予想外の幕開けであった。

 佛教大はことごとく好機を作るもホームベースが遠い。まぁ、三木が粘り強いということにもなる。
 八戸大打線は横地のストレート主体(いつもはフォークも多い)の投球に手こずっていたが、疲れの見えた(球数150超え)横地から連打。8回表、一気に4点を奪った。

「調子は悪くなかったんですけど…四球が多くてリズムを作れなかった。自分のせいです。昨年と一緒(×日本文理大、7回に崩れた)。もっと練習せなアカンと思いました」
 横地の口からは反省の言葉しか漏れなかった。

 初めて観た訳ではなかったのだが。改めて、米丸良太内野手(佛教大)の“韋駄天”に驚かされた。
 八戸大は1番打者・野里明人外野手と4番打者・内藤雄太内野手が好印象。

**************
(2日目−?:大阪産業大3×0松山大)試合時間/2時間36分

 大2=000010020
 松0=000000000

(大)大福○−豊岡
(松)稲垣旭●−藤原

 本塁打:豊岡(大)ソロ
 二塁打:山口(大)
 暴投:大福(大)

「小学校から野球をやって来て、初めての全国大会。どないしていいか分からんくらい緊張しました。でも、1〜9回まで楽しかったです」
 と神宮デビューで完封勝利(被安打4、与四球2、奪三振9)を成し遂げた大阪産業大の大福翼投手は試合後、たくさんの記者陣に囲まれての質問攻めにもハキハキと応えていた。
 野球選手、ましてや体力消耗の激しい投手とは思えぬ小柄で細身(169?・59?)な大福。しかし、140?前後のストレート、120?台のスライダー、100?を割ろうかとするスローカーブで打者を翻弄。4回生の徳山投手と共に大阪産業大を支えている。今回の好投でより自信を深めたに違いない。

 松山大学の稲垣旭瞳投手は下位打線に捕まったのが痛かった。ただ、失点3も自責点1。大福に負けじと粘ったんやけれどもねぇ。

**************
(2日目−?:東日本国際大4×5x札幌大)試合時間/3時間20分

 東4=00000010300
 札5=02010010001x (延長11回サヨナラ)

(東)田子、大沼●大沼−新田
(札)谷崎○−松岡宏

 本塁打:三浦(東)3ラン
 三塁打:菅井(東)、増川(東)
 二塁打:松岡宏(札)
 暴投:谷崎(札)、大沼(東)
 捕逸:河合(札)

 3試合目の終わりからパラついて来た雨が徐々に強くなって来る。
 バックネット裏に陣取っていたプロ野球のスカウトマンたちも神宮をあとにする。が、ある球団だけ残っていた。まぁ、このスカウトマンは僕と松倉雄太が松下球場(JR東日本×デュプロ)に行った時もいたんやけど。
「良い選手はたくさんいるよなぁ」
 と楽しそうにメモを取っている。うん、この人こそプロ中のプロやわ。

 肝心な試合の方はアーム式(腕の振り、それにしても…今日の4試合でアーム式の投手が何人いたんやろう?)投手の投げ合い。
 札幌大の先発・谷崎大悟投手は右横手からテンポ良くキレのある球を投じる。東日本国際大の先発・田子弘樹投手は左横手でパッパッと放って来る。(かつての安田猛投手タイプかな)
 札幌大が小刻みに加点して勝利と思いきや、9回表に失策、中前安打で東日本国際大の1番打者・三浦一磨外野手が右翼席に同点3ラン(今大会4号、大学選手権通算555号)を叩き込む。(記者席は驚きと「いつ帰れねん」という溜息に包まれた)
 結局、延長戦に突入して…11回裏二死2塁から二内野安打。二塁手の送球処理に一塁手が少し戸惑っている間に2塁走者がホームインして、3時間20分の激戦にピリオドが打たれた。
 野球は下駄を履くまで分からん。まさに“野球はツーアウトから”という試合でしたな。

**************
 大会2日目を終えて、ドキドキするくらい巧い野手がおらん。強いて言うならば、徳山大の武田直己内野手(二塁手)だろうか。明日くらいは出て来るかな???

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 朝8:30に神宮入りして、出たのが22:30過ぎ。14時間も神宮におったわ(苦笑)。

更新予定

2004年6月11日
 非常に慌しく、テンパっております…。
 大学選手権(神宮)の3日目、4日目、5日目に関しては明日の夜に更新したいと思います。

 尚、明日(12日)は…僕は神宮ではなく木更津へ。硬式女子野球のミニキャンプを観に行くのだ。
 大学選手権リポートは松倉雄太に託します。

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(3日目)
 旭川大0×4東海大

 創価大3×7北九州市立大

 広島経済大3×1龍谷大

(4日目)
 神奈川大0×1日本大

 立命館大0×4徳山大

※阪南大1×0福井工業大(3回終了時、雨天ノーゲーム)
 これに伴い、大会日程に変更あり。

(5日目)
 阪南大×福井工業大…ア

 八戸大×九州共立大…イ

 東北福祉大×大阪産業大…ウ

(6日目)
 札幌大×東海大…エ

 九州東海大×北九州市立大…オ

 広島経済大×明治大…カ

(7日目)
 日本大×徳山大…?

 アの勝者×イの勝者…?

 ウの勝者×エの勝者…?

 オの勝者×カの勝者…?

(8日目)
 ?の勝者×?の勝者…A

 ?の勝者×?の勝者…B

(9日目)
 Aの勝者×Bの勝者
 硬式女子野球取材の為…急遽、千葉に泊まり。

 日記の更新が滞っていることをお詫び申し上げます。
 2日間の硬式女子野球の取材を終え、ようやく祖母宅へ戻って来る。

 今回、女子野球という世界に触れたことで新鮮な気持ちにもなったし、僕の可能性も広がるのでは!???と思った。また、勝負の世界の厳しい現実も目の当たりに。そして、何よりもたくさんの人間と出会う(再会も多かった)ことが出来たのは大収穫であった。

 女子野球に関しては後日…整理してから日記で。あと、これから立ち上げるホームページでも取り挙げて行きたい。

 2004年7月18日(日)〜21日(水) ※22日(木)は雨天順延予備日
 富山県魚津市『桃山運動公園野球場』にて
 第4回女子野球世界大会−Women’s World Series lV−
 が開催されます。

 詳細はこちらをhttp://www.wbaj.or.jp/

**************
《プロ野球》
 バファローズとブルーウェーブの件。
 この日記を書いている時点で概要を把握していないので何とも言えない(書けないやな)が…遂に1リーグ制になってしまうんか!???

 Mr.どやささんの日記http://diarynote.jp/d/36953にも書いてありましたが、初めに僕もかつての“ファミスタのレイルウェイズ”を思い出してしまいました(苦笑)。

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《大学選手権》
 プロ注目の一場靖弘投手(明治大)が
 完全試合達成の快挙。
 今年、ダルビッシュ有投手(東北高)のノーヒットノーランと染田賢作投手(同志社大)の完全試合を生で観た僕としては…少々、悔やまれる。

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 言い訳になってしまうが…僕自身の中で消化しなければならないことが多すぎて、中身の薄い日記になってしまっている。
 でも、冒頭にも書いたホームページを立ち上げることで挽回したい。(7月下旬にはスタートさせる予定です)
 御了承下さいませ。

 尚、明日から“神宮復帰”しますぅ。

**************
『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/を更新したいのですが…画像が多すぎて困っています。  

本日分

2004年6月14日
 本日分の日記は明朝にシッカリと更新します。(予定…苦笑)

《予定しているネタ》
 大学選手権準々決勝
 バファローズ・ブルーウェーブ合併問題
 ベスト4を懸けた戦いが好天の下、繰り広げられた。

**************
(1試合目:日本大×徳山大)
 日 0000018 9
 徳 0000000 0 (大会規定により7回コールド)

 勝利投手:田中
 敗戦投手:那須

 日本大は前の試合(×神奈川大)で完封勝利を挙げたエース・那須野巧投手を温存。徳山大は2試合連続完封(×中京大、×立命館大)の那須大志投手が3試合連続の先発。
 試合は5回まで膠着状態が続いたが、6回に日本大が那須を攻略。その後も相手のミスに乗じると共に後続投手を打ち崩して、コールド勝ちを収めた。

**************
(2試合目:上武大×八戸大)

 上 002000000 2
 八 00014000x 5

 勝利投手:三木
 敗戦投手:菊池

 上武大が先制するも3回一死より八戸大のプロ注目・三木均投手が3連投(これまで2試合は先発)となるも好救援。これで八戸大打線にも火が点き、逆転で試合を制する。
 イニングの合間、投手はダグアウト前でキャッチボール(ウォーミングアップ)をするが、三木は背中や腰に手を当てることが多かった。連投の疲労が心配だ。でも、今日も投げることになるんやろうな。

**************
(3試合目:東海大×東北福祉大)
 海 000000000 0
 福 00112000x 4

 勝利投手:松崎
 敗戦投手:廣田

 東北福祉大が末木晃外野手の右翼越えソロ本塁打で先制した後も小刻みに加点。松崎伸吾投手、福田聡志投手の継投で逃げ切る。東海大打線は8安打を放ちながらも本塁が遠く、無得点に終わってしまった。
 目立っていたのは塩川達也内野手(東北福祉大)。遊撃守備は藤田一也内野手(近畿大)のような柔らかさに欠けるが動きに華がある。そして、何よりもチームメートに掛ける声(指示や激励)などが大きいのは好印象。打撃は積極的でファーストストライクから打って行く(中前安打2本)。俊足を活かし、セーフティーバント(三塁線)もシッカリ決めた。

**************
(4試合目:九州東海大×明治大)

 九 010000000 1
 明 02020000X 4

 勝利投手:清代
 敗戦投手:鈴木隆

 九州東海大が主導権を握るかのように見えたが、リーグ戦は大不振に終わった原島正光外野手の滞空時間の長い右中間ソロ本塁打、幸内正平内野手の三塁打、松下亨平外野手(指名打者)の右前適時打で明治大がアッサリ逆転。
 明治大の清代渉平投手は投球の軸となるカーブで九州東海大打線をかわして、7回2/3で11奪三振。
 ピンチで救援は前日(×広島経済大)に完全試合の快挙を成し遂げた大エース・一場靖弘投手。被安打1、与四球1であったが3奪三振で1点も与えずに格の違いを見せた。ちなみに最速は151?。

 九州東海大の二塁手は比嘉裕内野手。そう、かつて甲子園で宜野座高のエースとして“宜野座カーブ”で話題になったことがある。でも、現在は二塁手やから“宜野座カーブ”はさすがに投げんかった(笑)。

合併問題余波

2004年6月15日
 出来るだけ簡潔に書きたい。

 マスコミも大々的に報じている。バファローズとブルーウェーブの合併問題とその余波について。
 現役選手、首脳陣、球団職員らの去就、本拠地球場のこと。果ては10球団(もう一つ合併)による1リーグ制の実現などなど。
 現行の支配下登録選手の制限、各球団の経営状況とかを考えると、非常に厳しい。要は120?のビールをタンクに入れなければならないのに肝心なタンクは100?の容量しかない。見直し、改善により…もしかしたら、このタンクの容量を少しは大きくすることは出来るかも知れない。ただ、良くても100?+α(せいぜい110?)が限界やろうな。どうしても10?のビールは溢れ出してしまう。結局は、あらゆる面で受け皿が少なくなってしまうのである。

 ストレートな書き方をするが、これに伴って解雇になる現役選手、首脳陣、球団職員などが例年より増えることは必至。そして、このことは新たにプロ野球という世界で羽ばたこうとする人間の夢を摘むことにもなる。
 選手という側面では…毎年、12球団で100人近くの新人選手を獲得するが、それも確実に減少する。約20人は夢を諦めたり、別のステージ(アマチュア球界や海外でプレー)で野球を続けて行くことになるだろう。
 ただ、アマチュア球界の現状(企業チーム、クラブチーム)も厳しいし、海外でプレーするという選択肢は手間も掛かるし、将来的なリスクも小さくない。野球を続けて行くという希望、魅力(=メリットとも換言出来る!?)は薄れてしまい、底辺からの野球人口、人気にも影響して来る。
“球界再編”はプロだけの問題ではないのだ。

 球団職員の去就とも重なるのだが、ついでにスカウトマンのことにも触れておこう。
 当たり前のことながら、現在、バファローズとブルーウェーブも新人選手獲得の窓口となるスカウトマンがいる。
 彼らにとっても今回の話しは“寝耳に水”であり、個人的な身の振り方も不安であろうし、スカウティング活動にも大きな打撃を受ける。
「是非、プロで頑張って欲しい。ウチは獲得したい。考えておいてくれないか」
 とスカウティング活動をしたところで、どこの誰が前向きに考えるというのだ。
「半年後には僕の勤めている会社はどうなるか分からないんやけれども、結婚を前提に付き合ってくれへんか」
 というように口説く男も、口説かれる女も余程のことがない限りはあり得へん。

 まだまだ書きたいことはあるんやけれども…漠然としていて、整理が付かないというのが現状。この話し自体がどのような方向に向かっているのかも結論も出ていないし。仮に結論出たところで、僕ごときの見解や意見などで動かすことは出来ないというのが悲しいかな現実であるんやけれども…。

 とにもかくにも大問題。
 単純に上原浩治投手(ジャイアンツ)と松坂大輔投手(ライオンズ)の投げ合いが観られるなんて浮かれている場合ではないのである。

 それにしても当事者(バファローズ、ブルーウェーブのトップですな)が
「新球団の名前なども考えて、上手く話しを進めて行きたい」
 って…コイツらは身近なことは見ていたとしても、球界全体のことは全く見ていない。
“木を見て森を見ず”とはまさにこのこと。

 最も良い解決策は一体???
(1試合目:八戸大×日本大)試合時間:2時間42分

 八 000011000 2
 日 31110000X 6

(八)三木●、青山、藤原、藤丸−中原
(日)田中、冨高、山口、那須野○−上田

 三塁打:長野(日)
 二塁打:宇都(八)
 暴投:田中(日)

 2試合に先発。前日にロング救援をしており、4連投となった三木均投手(八戸大)が崩れた。
 昨日の日記でも…三木はしきりに背中や腰に手を当てていたということは書いたが、この試合では一死も取れずにKO。打者5人に対して、投球数24、被安打3、与四球2、失点3(自責3)と散々で先発投手としての役目を全く果たせなかった。
 試合後は
「連投も想定して200球超えの投げ込みも多くしていたのですが…。力不足です。最悪です」
 ただ、うなだれるだけであった。

**************
(2試合目:東北福祉大×明治大)試合時間:2時間31分

 福 031001000 5
 明 012000000 3

(福)小原、小迫、松崎、福田○−井野
(明)一場●−大森

 二塁打:井野(福)、菅谷(明)
 暴投:一場(明)2、福田(福)

 この試合も連投(3連投=先発1、救援1)となる一場靖弘投手(明治大)が序盤に大崩れした。
 2回表に死球、一内安(一塁ベースカバー遅れ、譲り合う)、左前安に2つの暴投が絡んで3失点。3回表、6回表は安打を連ねられて失点してしまった。
 東北福祉大打線は徹底して、若いカウントからゴロを叩きつける打撃で一場を攻略。一場から放った12安打中3本が内野安打であったことからも、それがよく分かる。さすが22年連続大学選手権出場の常連校だ。神宮での野球を知り尽くしている。(って、明治大はリーグ戦を神宮でやってんねんけどな)
 それにしても…一場は打たれた印象が強いねんけれども13もの三振を奪っていたのには驚いた。
 あと、結構、サインに首を横に振る回数の多い投手でもある。大体、そういう時はスライダーかな!???最速154?の速球派投手やけれども、一場自身はスライダーに自信を持っているのかも知れない。
(ところで、ジャイアンツ逆指名で決まりなん!?)

 東北福祉大は4番手の福田聡志投手が目立った。以前と比べて投球フォームはおとなしくなって(それでも、だいぶ賑やかな!?投げ方)球速(150?出して当たり前が140〜145?)が控え目になった割には制球が安定しないのは御愛嬌だが(笑)、とにかく横滑りの高速スライダー(130?台中盤)がスゴイ!打者のスイングしたバットをあざ笑うかのように逃げて行く。いや、消えて行く。つい全盛時の伊藤智仁(現スワローズのコンディショニングコーチ)を思い出してしまった。

**************
 本日、13:00より決勝戦。
 日本大…3年ぶり7度目の決勝進出。
 東北福祉大…4年ぶり7度目の決勝進出。

 日本大は38年ぶり3度目。東北福祉大は13年ぶり2度目の優勝を懸けて、いざ決勝戦に臨む。

(日本大)
「隠しても仕方がないでしょ(笑)」(日本大・鈴木博識監督)
エース・那須野巧投手の先発登板を公言して、大学日本一を狙う。
打線の方では下位打線ながら勢いづいている長野久義内野手がポイントになるかな!?

(東北福祉大)左右のバランスが良い投手陣の継投で試合を作って行く。安定感のある左腕・松崎伸吾投手(関西で言えば、関西大の増田陽紀投手を力強くした感じ)が鍵になりそうだ。
 打線はプロ注目の塩川達也内野手が引っ張る。9番打者の井野捕卓手も勝負強さが光るので要注意。

**************
 今大回、投手寄り目線の雑感ばかりのような気がする。(以前から???)
 まぁ、まとまりのある投手が多いというのも関係しているんかな!?(コールドゲームは2試合だけやもんな)

『写真館』を更新したいんやけどなぁ…今大会は撮りに撮ったり800枚超!(7月下旬〜8月上旬を目処に立ち上げるサイトの素材集めという目的もあったので)だから、チョイスするのに悩んでしまうのである。
 リアルタイムではなくなるが、画像はこのサイトでの楽しみにして戴ければ幸い。
(尚、動画も撮り溜めている。乞う御期待!)

更新予定

2004年6月17日
 昨夜、東京から西宮へ戻って来た。
 今回の東京での仕事は後々、仕事に活かされるであろう出会いが多く、非常に充実していたように思える。

 取り急ぎ、大学選手権(神宮)決勝戦(日本大1×3東北福祉大)の雑感を更新したいのだが…荷物、映像(VTR、60分テープ×6本)、画像(写真、1,000枚近い)の整理もしなくてはならない。
 しばしお待ち戴きたい。

 更新出来るんは今夜。もしくは明日の昼前後になってしまうかな!???
 大変遅くなりました。やっと…更新しますぅ。正直、内容は薄いです。まぁ、もう2日も経っているので御容赦の程を。
 試合詳細に感しては下記のHPを是非、御参照下さい。

『キャッチボール』http://catchball.fc2web.com/
 スポーツライター志望の女子大生・やじまんのHPでコンテンツが多く充実。
 それでいてグチャグチャになっていないのが◎。
 やじまんの文章力、行動力、企画力、視点などはアマチュアレベルの域を超えているように思える。(そのうち食われるんちゃうか!?末恐ろしいっす)

『S-move』http://www.s-move.jp/
 S-move編集部の京都純典(京都と書いて“みやこ”と読みます)が詳細リポートに加えて、コラムも寄稿しています。
 東京六大学のリーグ戦の情報もありがたい限り。

**************
 2004年6月16日
 第53回全日本大学野球選手権大会 決勝戦
 日本大×東北福祉大
 明治神宮球場 観衆:8,000人

 試合開始13:00 試合終了:15:34(2時間34分)
 日 1=001000000 H6 E0
 東 3=300000000 H5 E2

※東北福祉大13年振り2度目の優勝

(日)那須野●‐上田
(東)小原○、福田‐井野

 三塁打:目黒(東)
 二塁打:伊藤(日)
 暴投:那須野(日)
 失策:塩川、井野(東)
 盗塁:池田(日)

(球)林 (一)村松 (二)桑原 (三)浅見

**************
《個人表彰選手》

・最高殊勲選手:福田聡志投手(東北福祉大)
・最優秀投手:福田聡志投手(東北福祉大)
※躍動感のある投球フォームで常時140?台を計時するストレートとキレのあるスライダーが武器。今大会はストッパー的役割を果たし、チームの優勝に貢献した。

・首位打者:田中啓嗣内野手(明治大)9打数5安打 .556
※出場3試合全てで安打を放つ。制約の多い2番打者としての首位打者獲得は立派。

・敢闘賞:那須野巧投手(日本大)、那須大志投手(徳山大)、有田健一主務(東北福祉大)
※那須野は3試合に登板(先発2、救援1、完投2)で準優勝に大きく貢献。
 那須は3試合全てに先発。1回戦(×中京大)、2回戦(立命館大)で2試合連続完封勝利。
 有田は主務としてチームの日本一を支えた。

・特別賞:一場靖弘投手(明治大)
 2回戦(×広島経済大)で大会史上4人目となる完全試合を達成。

**************
《ダメ・スポーツライターはこのように決勝戦を観ていた》

 快晴!―梅雨の中休みということもあって、空に雲一つ浮かんでいない青空。さんさんと輝く太陽が明治神宮球場の人工芝と濃青のフェンスのコントラストをよりハッキリさせていた。

 試合開始予定時刻40分前。僕が記者席でノートパソコンをいじっている(これまでに撮った写真の整理)と携帯電話が鳴る。折りたたみ式携帯電話のサブディスプレイには愛想良く笑った男の写真を背景にして
《着信 藤森祥平》
 という文字が表示されている。
 藤森はTBSのアナウンサー。現在、朝のニュース番組『ウォッチ!』でスポーツコーナーを担当するなど幅広く活動中。ちなみに硬式女子野球(6月13日/鎌ヶ谷)の取材でも一緒であった。
 この日記の読者にはお馴染み!???
 藤森とは縁あって3〜4年前から親交がある。藤森も僕の家に泊まったことがあるし、僕も藤森の家に泊めて貰ったことがある。(注:えーっ、別に変な関係ではないんで。ゲスイ放送作家に言及される前にシッカリと否定しておきます)

「何やぁ?スーパー・アナウンサー(笑)」
「Sは付けないで良いって(笑)。ジョーさん、今、神宮でしょ?」
「あぁ、そうや。終わったら西宮へ帰るけどな」
「今日、決勝戦っすよね。僕も観たいんですけど」
「来たらええやん。僕は昨日まではカメラマン状態やったから、今日こそはノンビリと観るつもりやねん。せやからショーヘイの相手くらいは出来んで」
「それじゃあ、30分後くらい。試合が始まる前には到着しますよ。着いたら、また電話します」
「OK×2。あっ、バッチ(記者バッチ)持っていても、報道関係受付を済まさんと入られへんで」
「マジっすか?もう面倒臭いなぁ」
「ええやん、金取られる訳ちゃうねんから」
「そうっすね」

 藤森は約束通りの30分後に電話を掛けて来て、記者室へ現れた。球場内の売店で買ったと思われる牛丼を大事に抱えながら。そして、藤森が牛丼をかっ込んでいる間にプレーボールの声が掛かった。

 東都リーグ戦の全勝優勝の立役者であり、プロ注目の左腕・那須野巧投手(日大)は明らかに気負っていた。球速表示は常に140?台を計時しているが、速さを感じない。分かり難い表現であるが球筋がベタベタ。無理矢理、球を抑えつけようとしている感じだ。

 いきなり中前安、犠打エラー(那須野が一塁に悪送球)、暴投、四球。投球数僅か8球で無死満塁にしてしまった。
「今日は調子悪いの?プロ注目の投手なんでしょ」
 隣の藤森は牛丼を食べ終わったらしく、そのように問い掛ける。
「そうやなぁ。まぁ、調子が悪い言うか、肩に力が入っているだけやと思うで。腕は振れているからなぁ。で、案外、立ち上がりだけ悪くて、あとはスイスイ。試合が終わってから初回だけが悔やまれるみたいなパターンちゃう」
「へぇ、そうなんだ。それにしても、ここの記者席は観難いっすね」
「そうやな。この回終わったら、スタンドの上の方にでも行こうか」
 などと話している間に二内安、投内安(那須野が長身であるがばかりに高くバウンドした打球がグラブに触れて二塁手の横を転々)で3失点。前日の一場靖弘投手(明治大)と同様の最悪な立ち上がりであったが、その後は好調とまでは言わないものの僕が予言!?したように要所を締める投球で東北福祉大打線を抑えた。

 記者席を出て、やや一塁側のスタンド上部に移動する。作業をするのには不向きだが、グラウンド全体が見渡せるのはやっぱり気分が良いものだ。そして何よりも太陽の下で、神宮の杜を駆け抜けて来た爽やかな風を感じることが出来るのが幸せだ。
 でも、観ているよりもプレーする方が幸せなんやろうな。って、僕も神宮でプレーしたことがあるんやったわ(苦笑)。あの時は天気が悪く、やけに空が灰色であった印象が強い。
「野球に限らず、スポーツは生で観るのが良いっすねぇ〜♪あっ、ジョーさんの場合は生ビールの方か」
 シャツの袖を肩までたくし上げた藤森もオヤジギャグ(まだ若いのになぁ)を飛ばしながらも野球観戦を心の底から楽しんでいるようだ。そして、選手のことやチーム、配球、戦術などを尋ねて来る。
 そして、2人で野球観戦を満喫している間(アッという間やったわ)に決勝戦の幕は閉じられたのだ。
 今回の大学選手権では僕はスタンドのあちこちを行ったり来たり。動画と写真撮影に追われ、ジックリと試合を観ることが出来なかった。だから、ライター的というような雑感をこの日記で綴れなかったのは非常に残念である。だけど、僕の中では“これまでとは違う何かを掴んだ”というような感覚もある。それを今後、どのように反映させて行くかやね。

***************
 名前を挙げるとキリがありません。たくさんの方にお世話になりました。ありがとうございます。
 特に―ベースボールマガジン社の岡本朋祐に厚く御礼申し上げます。
 あと、前月(バレーボール五輪最終予選)に引き続き、寝食をサポートしてくれた祖母・小川君枝(埼玉県川口市在住)に感謝です。

週末、週明けは

2004年6月19日
 台風が近付いているようやね。天候は大丈夫なんやろうか?明日は西京極球場あたりに足を運ぼうと思っているんやけれども。

 この週末、週明けは『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/を更新したいと思っております。
 大学選手権で“素材タップリ”なので選ぶのが大変っす(大汗)。

 第1弾の更新予定は今夜!
『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/
 第1弾《硬式女子野球篇》を更新致しました。

 尚、僕の持っている素材は悪くないのですが…無料レンタルサーバーを使用している為に、残念ながら画質はあまり良くありません。御容赦の程を。
 写真部をクリック→拡大すると少しはマシになるかも知れません!???

 第2弾《大学選手権篇》
 第3弾《鎌ヶ谷Fsタウン篇》
 も早目に更新したいと思います。

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