※画質が悪い(無料レンタルページなもんで)と指摘されますが…『写真館』(http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/)も更新しています。
 1枚だけ要らん写真ありっす…。

**************
 昨日は同志社大の田辺キャンパスへ。染田賢作投手の取材である。

 同志社大・田辺キャンパスへ足を運ぶのは5回目。今回はちょうど1年振りになり、JRの同志社大前駅からの約1?の緩やかな坂道が長〜く感じた。しかも野球部のグラウンドは正門を入ってから、一番奥になる。疲れたべぇ〜^_^;(先日、訪れた関西大千里山キャンパスのグラウンドも敷地内の一番奥やったなぁ)

 グラウンドに着くと、下級生部員がグラウンド整備をしていた。間もなくすると、中路將位主務もやって来て、バックネット裏でしばらく談笑。全体練習が始まるのを待った。
 13時ちょうどに練習が始まると、吉川博敏監督も現れる。
「今年もどうか宜しくお願い致します」
 挨拶をしている間に、中路が火を焚き、暖が取れるようになった。そう、この日は陽こそ適度に差し込んでいるものの風が冷たく、非常に寒かったのだ。

 ウォーミングアップが終わると、三塁側ダグアウトで染田から話しを聴く。
 染田は2回生時に肘の手術(ネズミ除去)をしたが、3回生となった昨季に2番手(2戦目)投手として台頭。春2勝、秋2勝を挙げて、今季は渡辺亮投手(→日本生命)に代わるエース格の働きが期待されている。
 吉川監督が
「性格が良いと言うか、優しくて真面目な子ですよ」
 と語っていたように、染田は礼儀正しく、キッチリとした応対。

 染田は上手投げの本格派右腕。上原浩治投手(ジャイアンツ)をイメージして貰えば良いように思える。最速145?のストレートにカーブ、スライダー、フォークボールを交える。試合ではフォークボールを決め球として使うことが多いが、元々はナックルボールを放っていたらしい。ただ、腕の振り方が遅くなってしまうし、制球も定まらないということでフォークボールに落ち着いたそうだ。

 現在は約2ヶ月に及ぶリーグ戦、エースとして試合をシッカリと作ることを目標にしている。
「球数を減らしたいのとスタミナの強化ですね」
 新球にも挑戦しているし、オフ期間は母校の郡山高グラウンドで走り込みとウェートトレーニングに励んでいたと言う。また、この母校の練習では同級生の黒川隆年投手(関西大)と顔を合わせる機会が多く、刺激を受けている。
「一緒に食事へ行ったり、飲みに行ったり。“アイツ凄いやんなぁ!”とか“将来の進路のこと”とか話して、仲は良いんですけれども、やっぱり負けたくないですからね」
 ライバル心をメラメラと燃やしていた。

 昨秋の優勝を果たした際の投手陣6名中5名が引退。残っているのは染田だけという今季の同志社大投手陣。
「渡辺さんにも“オマエが引っ張って行かなアカン”とも言われましたし、監督さんからもそのようなことを言われています。重圧はありますけど…昨秋、近畿大に勝てたのも自信になりましたし。これからのOP戦とかでさらに自信を付けて、リーグ戦に臨みたいです」
 そう言って、染田は練習に戻った。

 その後、練習を見守る吉川監督と新チーム構想、リーグ戦展望、学生スポーツの在り方、プロアマ問題などについて話しをする。指導者として現場に立つ人間の主張は説得力がある。とても勉強になった。

 帰りは中路の運転する車でJR・京田辺駅まで送って貰う。電車の発車時刻まで20分くらい時間があったので、駅横のスーパーでネギラーメンを食べる。特別、美味しくはなかったが(苦笑)、温かかったぁ〜♪ホンマは“どれでも100円”のミスター・ドーナツにも魅かれたんやけれども、長蛇の列やったので。

**************
 センバツ出場校についても書きたいのだが、ネタがない時にでも。って言うか、単に考えがまとまっていない…(^_^;)

**************
 明日(2月2日)は京都産業大へ行きます。
 氷雨(!?)が降りしきる中、京都産業大グラウンドまで向かう。

 酒井康輔主務に案内されて、野球部グラウンドの右翼後方にあるクラブハウスの応接室に通される。しばらくして、勝村法彦監督もやって来る。それから約1時間半に渡って、勝村監督と話しをする。新チーム、チームの作り方、リーグ戦展望、野球部員の進路や就職活動、学生スポーツの在り方など。勝村監督の熱血トークにアッという間に時間は過ぎて行った。

 昼食(鳥丼弁当…インフルエンザなんか恐くないわ!?)を御馳走になり、平野佳寿投手の取材開始。
 平野は今春、新3回生となる。1回生春にデビューして1勝。昨季は春3勝、秋5勝(ベストナインも獲得)と着実にステップアップ。右上手で、角度とキレのある最速144?のストレートを軸に、カーブ、スライダー、フォークを持ち球にしている。
 だが、話しを聴いていると、平野はストレートに対する“こだわり”は半端なものではなかった。
「現時点では、カットボールとかを覚えるつもりは全くありません。もっと威力のあるストレートを投げたいですから」
 リーグ戦では“ストレート一本槍”という訳には行かないと前置きしながらも、そのように力強く語る。

「アイツ、天狗になりますからね(笑)」
 冗談交じりに勝村監督、酒井は平野のことをそう評していたが。いやいや、野球に対する想いや意思をハッキリと伝える力が備わっている。約40分ばかりのインタビューであったが、平野は自身の野球観、投手観たるものも持っているように感じた。
 大学野球の選手にとって、3年目は将来を左右する年というのが定説。うん、今季の平野の投球が楽しみだ。詳しくは『大学野球 増刊号』で著したい。

**************
 予定外であったのだが…せっかくなので、すぐ近くの立命館大グラウンドにも立ち寄ることに。瀬川雄介主務に連絡を入れると、京都産業大グラウンドまで車で迎えに来てくれた。サンキュー♪
 そして、唐突の訪問にも関わらず、松岡憲次監督の応対を受ける。寮の応接室で勝村監督に負けず劣らずの熱血野球談義。(ちなみに松岡監督と勝村監督は同年齢だそうだ、昭和31年生まれ)特に、立命館大は“今後、こういう野球をして行くんだ!”ということに関しては感心もしたし、強い共感も覚えた。
 松岡監督は身振り、手振りを交えながら“オモシロ&オカシク”話してくれるが、本当に心の底から野球が好きなのが伝わって来る。
 今春から、松岡監督の目指す野球が徹底出来るかどうかは別にして、立命館大の試合を観る楽しみが増えた。立命館大に立ち寄って、非常に良かった×2。

 あつかましい訪問者であったのに加えて、帰る際は松岡監督の運転する車で北大路駅まで送って貰う始末。ホンマにありがとうございました。伊予(愛媛県)キャンプ、頑張って下さいっ!

**************
 今日、勝村監督と松岡監督と話しをしたから書く訳ではないが。僕が大学生やったら、この両監督の下でプレーしてみたかった。改めて、そう思った。多分、僕は出来が悪いんで…シバかれまくったやろうけれども(苦笑)。って、別に勝村監督、松岡監督は“武闘派”ではないので、読者の方は勘違いされないように。

 確か、『居酒屋あぶさん』で関西学生のマネージャー軍団と飲んだ時(明治神宮大会の時っす)、そのように力説したと記憶している。酔っ払いながらね(^_^;)

**************
 え〜っ、2枚だけですが…『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/を今日も更新しております。(『写真館』って程ではないけれども)
 立命館大ではデジカメ撮るのを忘れてしまった…。またの機会に。 

声が小さい

2004年2月3日
 昨秋の明治神宮大会の時も書いた気がするので、バックナンバーを確認してみた。
 11月16日の日記で
《試合後、鳥谷を囲む取材陣の数が半端でない。僕は輪の一番外側で…鳥谷が何を言っているのか全く聞こえない。もっと大きい声で話してくれればええのに…》

 今朝のスポーツ新聞によると、鳥谷敬内野手(タイガース)は特守の際に
「声が小さい!!」
 と指摘されたようである。→『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/
 昨秋の囲みで僕が鳥谷の肉声をほとんど聞くことが出来なかったのは多数の報道陣のせいもあったのだろうが、基本的に鳥谷の声が小さいだけということだったのかも知れない。
 まぁ、確かに鳥谷は声の大きそうな面構えではなさそうやね。“大沢たかお似”やもんね。←結構、賛同を得ている。

 これはあくまでも僕の持論であるが、野球選手は声が大きいに越したことはない。元気良く声を出すことで、自身もチームも盛り上げて行く。当然、アピールにもなる。ただ、選手によっては淡々とプレーすることでリズムを保てるタイプがいるのも事実だ。だから、無理をしてまで大きな声を出さんでも。プレーに必要な声さえ出ていればね。
 でも、後者は損をする傾向が強い
 余程、実力が抜きん出ていれば別だけれども
「気持ちが出ていない」
「チームの士気に影響する」
 などと、レギュラー争いに敗れたり、引退の時期が早まることもある。
 どんなに胸中に秘めた想いがあったとしても
「“内なる闘志”なんて闘志とは言わんのじゃあ!」
 かつて星野仙一SD(タイガース)が言ったとか、言わなかったとか。そういう意味では星野監督が今年もタイガースを率いていたら、鳥谷は干されていたかも!???

 まぁ、難しいところであるが、タイガースは鳥谷に“元気キャラ”を求めていたことでもないやろうし。

※好評の!?『写真館』は携帯でもURLが同じっす。
 新監督・伊東勤が率いるライオンズにおいて。FA移籍した松井稼頭央内野手(メッツ)の後釜として目されているのが、プロ入り4年目の中島裕之内野手だ。
 背番号も“56”→“3”に変更されたことからも期待の大きさが伺える。

 伊丹北高時代は投手の中島。しかし、プロ入りと同時に打者に転向する。
 4年前、僕はまだ東京で生活していたこともあり、西武第2球場、ロッテ浦和球場などへ頻繁にイースタンリーグの試合を観に行っていた。まぁ、これは理屈ではなく直感に近いものなのだけれども、この時から中島に光るものを感じていたのだ。何か知らないけれども、グラウンドで目立つ選手なのである。実際、中島をクローズアップする記事も書いたことがある。それだけに今季の中島は非常に気になってしまう。

 ただ、現在のような仕事のスタンスで野球を観ていた時に…中島の放つ輝きに、果たして気が付いただろうか?正直、あまり自信はない。

 推測であるが、中島に目を付けたスカウトマンは関西担当のS氏であろう。このS氏は他のスカウトマンと違ったオーラを発している。浅黒く日焼けしているのはスカウトマンらしいのだが、どこか“海の家”の気さくなオッサンと言うか、仕事で野球を観に来ていますという空気が全くない。メモを取りながら、スピードガンを構える姿よりも…麦藁帽子を被り、冷たい麦茶(自宅から持参)を飲んでいる方が似合いそうな感じ。(あくまでもイメージっす)

 大体、スカウトマンはバックネット裏に陣取る。確かに選手を観るにはベストなポジションだとは思う。だが、このS氏は1人で三塁側のスタンド最上部とか、通路の入口近辺とかで観ていることが多い。そして、気付いたら、違う場所に移動している。実はこれが大事なことなのかも知れない。
 既成概念を取っ払うとまで言うのは大袈裟であるが、観る場所を変えたりすることで選手や野球そのものの違う部分が発見出来ることもあるに違いない。また、何よりも他球団のスカウトに情報が漏れることもない。

 僕はスカウトマンではないけれども、ちょっと今季は鈴木照雄(あっ、タグまで使ってもうたがな。これまでS氏と書いとったのに…)を見習ってみようかなぁ。新しい世界が観えて来そうな気がする。
 どうやろう、野村君(周平、朝日新聞記者)?今年は1度、バックスクリーンからでも観てみようかいな。←何で、誰かを誘うねん(苦笑)。

**************
 大学野球の取材は順調。だが、全く原稿が仕上がらん…。
 どうも〆切に猶予があると、怠けてしまいがちな人やわ…。
>岡本朋祐(ベースボールマガジン社)
 今週末までには4本くらいはまとめて入れる予定なので。御容赦の程を。

**************
『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/もヨロシクなのです。

取り急ぎ

2004年2月5日
>はちさん、フット猿さん、500さん、まいさん、CCさん、キャリスタさん
 一方的ではあるのですが…。
 更新がされていないので、リンクを外させて貰いました。
(モンドさんは3月くらいから書きそうだと勝手に判断)
 理由としては新たにリンクしてくれた方と相互が出来ないからであります。(最大約50件とされているので)

>KAJIさん
 この度はブックマーク、ありがとうございます。
 編集ページでしか確認出来なかった為に、御挨拶が遅れてしまいました。
 ただ、まだ相互出来ないんです…。
 リンクを整理するまで少々お待ち下さいませ。

***************
 昨日、
「今年から広報になりましたぁ〜」
 タイガースの竹内孝行(前編成)から電話があった。
「えっ、マジっすか?」
「あぁ、今、宜野座でメッチャ忙しいわぁ」
「一軍帯同、ベッタリなんですね」
「そうなんや。お前、来えへんのかい?」
「行きたいんですけど、大学野球の取材で動いているもんですから」
「そうなんや。まぁ、何かあったらヨロシク頼むわな」
「いやいや、こちらこそです。竹内さんが広報やったら、色々とお願いし易いですわ」
「ほな」
「失礼しますぅ」

 さぁ、今年はタイガースに強いシマジリかぁ!???
 ただ、竹内とアマチュア野球の試合が行われている球場で会えなくなるのはとても残念だ。

***************
 キャンプの話題が盛り沢山。どれをネタとしてチョイスするか迷ってしまいますな。
 マリーンズのキャンプが面白そうかな。

 広池浩司投手(カープ、僕の高校時代の同級生で主将)が発熱の為にリタイアという情報がスポーツ紙の片隅に…頑張れよぉ〜!!

***************
『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/もドーゾ!
どうでもええ写真の!?宝庫です。しかも画像が悪い…。
『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/はこちら。
 ちゃんとキレイに撮れているんやけれども、UPすると画像が粗くなってしまう…。
 写真をクリックすると少しはマシになります!?

***************
 昨日は夕刻より『野球狂のネタ5』(関西テレビ)の会議。
 いつものように阪急梅田駅から東通り商店街を突っ切って、関西テレビへ向かう。
 途中、すれ違う顔にピンと来る。向こうもクワッと目を見開く。
「ドーモ、こんちはっす!自分はもう野球は続けませんが」
 丁寧かつ深々と頭を下げて来たのは、昨季まで同志社大で主将を務めていた永山貴大であった。
「先週、同志社大へ行って来たんやで」
 と僕が言うと
「あっ、そうなんですか。今後も応援して下さい。宜しくお願いします」
 またまた律儀な応対の永山。
 まぁ、他にもツッコミどころはあったんやけれども、プライバシーに関わるかも知れんから!?書かんとこう(笑)。

 毎度、バカバカしく真剣に繰り広げられる会議。内容も詰まって来たので、詳細については伏せさせて貰う。
 久々に会議出席の放送作家・森脇尚志が名言(迷言???)を残して退席(超多忙の為に50分ばかりの参加)。でも、ちょっとゲスイので発表は控えたい。御容赦。
 森脇は僕の“笑いのツボ”の名指圧師的存在である。大好きっす!(って、変な意味じゃないですからねぇ>森脇さん)

 放送作家・桝野幸宏も面白すぎ。普通、“田中幸雄(内野手、ファイターズ)ゲーム”なんて思い付きません。
(“せんだみつおゲーム”の要領で「たなか」→「ゆきお」→「ハムハム」
 んっ、これは公開しても良かったんかな???

 会議後は佐藤洋介、高島公美(共に関西テレビ)、松本浩、武市暢(共にメディアプルポ、武市は“高視聴率ディレクター”っす)と食事へ行く。
 食事中に高島の携帯が鳴ったのだが、どうやらプロ野球関係者の様子。会話の内容より、在阪球団のコーチと推測する。ちょうど僕はプロ野球選手名鑑を持っており、あるコーチの顔写真を指した。
 ビンゴ!!一発で正解っす♪
(まぁ、ある種のカンニングやけどね…)

 およそ1週間振りにアルコールを体内に注入したクセに日本酒をグビグビ。(松本が美味しそうに飲んでいたので)
 珍しく!?結構、酔いました(苦笑)。

 今朝、さすがにちょっとシンドイ。でも、大阪経済大へ行く予定が入っている。布団から出たくなかったが、そうは行かんもんね。→明日の日記へ

***************
 今日の日記は…ちょっと“伏せ事”が多くて、勿体ぶっているなぁ。でも、さすがに全ては書けへん。意外に難しいものなのだ。 
 まずは秘密日記だけでも。
>蝙蝠さん、youさん、コータローさん、ももさん、なっちゃんさん、ゆうとんさん

 本文も早急に更新します。(2/7 10:00)

『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/も是非、御覧下さい。

***************
 昨日は二日酔いでボロボロの脳ミソ&肉体にムチを打ち、大阪経済大へ向かう。まぁ、二日酔いはすぐに覚める体質なので、阪急高槻市駅に着く頃には影響なし。
 高槻市駅には嘉良直孝内野手が車で迎えに来てくれた。嘉良は明るい性格で会話も弾んでいた車中だったが、嘉良も僕もかなりの大男。軽自動車(ワゴンR)の運転席・助手席はパンパン状態でフロントガラスが曇るかと思った(笑)。

 大阪経済大のグラウンドに到着すると、バックネット裏の部屋に通して貰う。リーグ戦中に一度、挨拶したことがあるのだけれども、改めて中平秀覧監督と名刺交換をする。それから、練習を観ながら、大平監督から色々な話しを聴く。(まぁ、僕もよく喋るけどねん…)

 昼食の弁当をごちそうになり、打撃練習が終わった田中宏和内野手(新3回生)の取材開始。
 田中の印象は昨年の関西5リーグ対抗戦での本塁へのスライディング。捕手のブロックを避けながらも、無駄のない流れるような巧いスライディングにドキドキしたものである。
 あとは関西六大学リーグのパンフレット(選手名鑑)の顔写真が前川勝彦投手(タイガース)のような“ふてぶてしい風”であったことかな(笑)。実際は童顔で爽やかやったけどね。

 田中の話しはメッチャ深い。選手としてだけではなく、人間としても興味が湧き出てしまった。“光と影”、“栄光と挫折”という簡単な言葉で片付けてはイケナイけれども、そのようなものを感じた。そして、野球が大好きという姿勢に好感が持てた。
 詳しいことは『大学野球 増刊号』(ベースボールマガジン社)に書くが、田中は大学入学後に“空白の1年”とも呼べる時期があったと言う。
「野球が嫌になった訳ではないですけれども。野球を続けようと思っていなかった。逃げていたんでしょうけどね。ホンマ、家から出ることも少なかった。太陽を見ることもない生活。行動は夜です。月がキレイやなぁって(苦笑)」
 野球と無縁の生活で食事も適当。体重も7〜8?落ちたらしい。でも、
「気持ちよりも、まず体が野球を欲しましたね」
 それで、ちょうど1年前から練習を再開して、レギュラーを奪取。リーグ戦で首位打者争い(春、打撃成績2位)を演じ、ベストナイン(春)にも輝いた。

 野球観も面白い。掴みどころがないと言うか自由奔放。固定概念に縛られていない。今季の目標を尋ねても
「いろんな色に染まってみたいですねぇ」
 と自身の広がる可能性を楽しんでいる。当然、それだけの練習もしている自負もある。(後輩部員も「宏和さんはホンマ、よう練習しますよ」と言っていた)
 だから、
「野球センスがある」
 と言われるのを嫌う。
「センスなんかないですよ。練習で身に付けて来たものです」
 毅然と言い切った。

 基本的に取材した選手は気になる。みんなに頑張って欲しいと思う。プロや社会人に進んで、野球をもっと追求して貰いたい。
 田中は174?73?という体躯であるが…もっと大きく見えるし、筋肉の付き方(特に、下半身の)もバランスが良い。足も速いし、肩も強いし(本人は手首が強いと言っていた)、打撃も柔らかい。個人的にはプロ好み(スカウトマン)の選手やと思うんやけどなぁ。何よりもハートがプロ向き。
 今季の活躍次第では、来ドラフト(05年秋)の目玉になるかな!?(なって欲しいなぁ)
 アマチュア野球ファンは要注目!!

***************
 雑談の中で田中は
「プロに入って、活躍した暁には…一晩で大豪遊してみたいっすねぇ」
 と語った。すかさず
「その時は呼んで欲しいなぁ」
 僕がオネダリしてみると
「いいっすよ。是非、来て下さい」
 ニコニコしながら応える田中。
 え〜っ、マジで寄せて貰いますんで、覚悟しといてなぁ(笑)。

 これで大学野球取材で“公約”をしたのは2人目。
 渡辺亮投手(同志社大→今季より日本生命)が
「プロに入ったら、ジーンズくらい買うてあげますよ」
 と宣言したんは今でも覚えているからねん。って言うか、ホンマに買うてくれぇ〜!

***************
 帰りの際も嘉良に阪急茨木市駅まで送って貰う。サンキュー♪
 また、中平監督をはじめ、マネージャー陣にも大変お世話になりました。ありがとうございます。

>白石和也主務
 中路將位(同志社大主務)に負けないように頑張りましょうっ!
『大学野球 増刊号』(ベースボールマガジン社)の取材は順調。しかし、困ったことにまだ1本も仕上げていない…。
 一応、前フリだけは書けてんねんけどね。(起承転結の“起”と“承”くらい…)ただ、どれも(取材済みの関西大・坂口直樹外野手、同志社大・染田賢作投手、京都産業大・平野佳寿投手、大阪経済大・田中宏和内野手)仕上がっていないという現実。

 基本的に僕は原稿を書く(打つ)のに時間を要するタイプではない。むしろ推敲の方に時間を割いてしまうクチだ。
 また、出来るだけ取材が終わったら即、テープ起こし→執筆という作業に移れる。今回だって同様である。であるのに、何故か原稿が仕上がらん。これは一体、どうしたことか?
「スランプか?」
「まだ正月ボケ?」
 果ては
「スポーツライター失格か?」
 様々な不安が頭を巡る。原因は何なんやろう?

**************
 まずは“スランプ”などと嘆く程の力量はないので、この説は却下。
 次に“正月ボケ”というのも当てはまらんような気もする。それは正月を満喫していなかったから。って〜ことは、スポーツライター失格ぅ???
 まぁ、敢えて自己弁護の意味も込めて分析すると…今年は“変な余裕”があるのかも知れない。

 堂々と!?スポーツライターを名乗り始めてから、ちょうど3年目を迎えた。当然、大学野球取材も3年目である。
 主に関西地区の大学を訪れる機会が多い訳だが。この2年で各校の監督、マネージャーをはじめ、非常に親しくさせて貰っているので会話の中身もそれなりに濃くなって来たと自負している。そうなると必然的に僕の“引き出しの中”にもネタは詰まって来る。取材する選手から話しを聴く時も
「監督はこういう風に考えているらしいで」
「マネージャーはこんなこと言ってたよ」
 などの斬り込み方も可能になるので話題も膨らむ。よって取材時間も以前より、ちょっと長くなる。紋切り型の質疑応答もありだが、雑談の中で選手の素顔が垣間見れることも多い。それがまたネタの“引き出しの中”に。で、いざ執筆という段階になった時に欲張ってしまうんかも知れない。これが “変な余裕” なのだ。多分、プロ、社会人、高校、少年野球。または他のフィールドならばイッパイ×2の状態で違うのだろうけれども。

 これを防ぐ為に、テレビ局スポーツ部や新聞社担当は配置転換があるんかな?ある程度、イッパイ×2の時の方が仕事って片付くもんやしなぁ。

 まぁ、能書きを垂れていても仕方がない。今日はとにかく原稿を仕上げるとしよう。

 このような状態やけれども、2年前よりも“温度”を伝えられる原稿を書く自信はある。そうでなければアカンしね。
 いつまで…この仕事をするかどうかは分からんけれども、大学野球という分野にはトコトンこだわって行きたいところ。世間のニーズとしては狭い世界なんやけれどもね。

**************
 あとは
 近畿大(藤田一也内野手)
 関西外大(森跳二投手)
 龍谷大(曽我健太…内野手?投手?)
 を残すのみ。あっ、関西学生と関西六大学のリーグ戦展望も残っていたわ。このリーグ戦展望は非常に骨が折れる…。でも、バッチリ仕上げるでぇ〜!

 ん〜っ、『野球狂のネタ5』(関西テレビ)の宿題もやらなアカンかったし、『Sportiva』(集英社)の依頼も入った。うん、結構、やることあるやないかい。これで“変な余裕”もなくなるかな!???

**************
 この日記がEasyということでもないけれども。仕事とは違って、W(文字)とL(行数)を気にせずに書けるのはストレス解消になっているのかも知れない。
 それにしても、メッチャ不思議なんは…コンスタントに400〜500/日のアクセス数があること。(会社とかで読んでいる方も多いみたいで、土、日曜はやや落ちるが)それはそれで重圧っす(大汗)。非常にありがたい限りなのですが。と思う反面、もっと増やさないとダメやね。

**************
 月末に宮崎札幌へ行く予定。勿論、仕事で。
『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/のネタも仕込まなければ。

背番号18っす

2004年2月9日
 昨日の宣言通り、取材を終えた4選手の原稿をベースボールマガジン社に入れる。
 ただ、プロ(一応、文筆業の)でありながらも14(W・文字数)×40(L・行数)の中で選手の横顔をまとめるのは難しいものだ…。改めて、そのように痛感する。特に、最近はダラダラと書きっ放しみたいな感が強かったので尚更。でも、取材に応じてくれた選手の姿を思い浮かべながら、懸命にキーボードを叩いた次第。
 さぁ、残りの5本もシッカリ書くでぇ〜!!

**************
 一昨日の日記に名前を出した渡辺亮投手(日本生命、以下ナベ)より電話が掛かって来る。
 初めて取材をした時はどこか“よそよそしかった”ナベであるが、今では僕のことを友達と思っているのか!?結構、気軽に連絡して来てくれるようになった気がする。
「ドーモ、ごぶさたしてます。渡辺ですけど」
「おぉ、どないしたん?もう日生の練習に出ているんやろう」
「先月末から出てますよ。まだ塁間くらいのキャッチボールしかしてないっすけどね。まぁ、同志社大の先輩もいてるんで少しは気楽っすよ。キャンプ(高知県宿毛市)も17日から2週間っす」
「宿毛はそんなに暖かくないで。無理したらアカンでぇ」
「えっ、マジっすか?」
「だって僕も大学時代のキャンプは宿毛やったからなぁ。三塁側の後方にちょっと変わった打ちっ放し(ゴルフ練習場)があんで」
「そうなんっすか。あっ、島尻さん、聞いて下さいよ。背番号18になったんっすけど」
「うわっ、日生のエースナンバーやんか。期待されとんなぁ〜」
「杉浦さん(正則、現日本生命投手コーチ)、佐藤さん(充投手、現ドラゴンズ)の付けてた番号っすよ。ちょっとプレッシャーっす」
「じゃあ、もう3月くらいからビュンビュン放らされるんやろうなぁ」
「いえ、5月で良いって言われてるんっすよ」
「でも、日生のチーム事情はそんな悠長じゃないやろう。先発投手、少なそうやし」
「まぁ、自分は肩が出来上がるのも早いですし。行けって言われたら投げれるようにはしておくつもりっす」
「今日も練習やったん?」
「いや、今日は部員全員でラグビー(神戸製鋼×ワールド、花園)を観に行ってたんっす」
「それは他のスポーツを観ながらも勝負の何かを掴む為なんかな」
「そんなところやと思いますよ。今度はバスケットボールの試合も観に行くんっすよ」
 などから、ゲスイ???世間話に突入。で、10分程、会話をしてから最後に
「島尻さん、ちゃんと約束は覚えてますんで。プロに行ったら、ジーンズくらい買うてあげますんで」
 とナベ。そうかぁ、ちゃんと覚えていてくれたんやぁ。僕も太らんようにしとくで!???

「そうそう、時間あったらOP戦とかも観に来て下さいよ」
「あっ、やっぱり投げるんや」
「いや、それは分からないっすね(笑)」
「そうや、竹間さん(容祐外野手、僕の中学、高校の先輩)にくれぐれもヨロシク言うといてくれぇ」
「ロッカーもすぐ近くなんで、忘れずに言うときますよ」
「じゃあ、ナベも頑張れよ」
「はい、頑張ります。それでは、失礼します」

**************
 年齢は僕が10歳くらい上であっても、ガチガチの敬語で話され続けると僕も疲れる。まぁ、ある程度の関係が出来れば、ナベのようにポイントを押さえた
“体育会系敬語風” で充分にOK。
「〜っす」
「〜っすよ」
「〜っすね」
「〜っすけどね」

 みたいな具合に。

 そう言えば、野村周平(朝日新聞記者)もこんな喋り方をするなぁ。
「島尻さん、素敵っすよ
 え〜っ、僕はじぇんじぇん素敵じゃないんで。
 ノムちゃんの彼女の方が素敵っすよ。(観たことあるだけやけど…)

**************
 今日は近畿大の生駒グラウンドへ。朝早いっす…
『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/を更新しております。
 相変わらず、画像は良くないっすけど…。

**************
 近畿大のグラウンドは生駒にある。
 僕の中のイメージで
 生駒→近鉄(電車、百貨店)、山の中、ロープーウェイ、夏は暑い、冬は寒い
 ってなところ。
 だけど、昨日は寒くなかった♪(小さな幸せっす)

 取材対象選手はプロ注目の藤田一也内野手(遊撃手)。
 2回生春に高い守備力を買われてレギュラーになったが、試合を経験することで打撃力もグングンと向上する。3回生春には首位打者(打率.386)も獲得した。
 特筆すべきは卓越したミート技術。昨季のリーグ戦(春・夏)は23試合88打席で
 三振なしは藤田のみ。(春は関西大・森田光昭内野手も三振なし)これはマジで凄いことやで。

※シマジョーのちょこっとデータ
 昨季リーグ戦で規定打席に達したのべ82選手の平均三振数は7.1個
 最多は関西学院大・清水誉捕手の16個(秋)

 取材はまず写真撮影(カメラマン・佐藤真一)から。練習がOFFであったにも関わらず(新1回生のみの練習)ティー打撃とノックを受けてくれる藤田。ノックではノッカーをしてくれた島和也(前主務)に振られまくって、ちょっとシンドかったかな!?
 尚、細身の藤田であるが少し腰回りが逞しくなっていた。そのことを指摘すると
「ホンマに太れないですから、トレーニングはメッチャしてますよ。おかげでちょっと大きくなって、ユニフォーム(下)はサラ(新調)にしました」
 少し嬉しそうな顔をして藤田は応えた。

 その後、寮の応接室でインタビュー。
 まぁ、藤田とはもう結構、仲良し!?なので“ざっくばらん”な雰囲気。守備のこと、打撃のこと、チームのこと、進路のことなどを約1時間に渡って、話して貰う。
 詳細は来週発売の『週刊ベースボール』とリーグ戦時発売の『大学野球 増刊号』(共にベースボールマガジン社)にて。

>榎本保監督、南栄治コーチ、マネージャーの阪上忠士(主務)、田中栄司
 色々とありがとうございました。
 今年も何卒宜しくお願い申し上げます。

**************
 午前中で取材が終わってしまったので、久々に今津へ足を運ぶ。
 只今、メッチャ金欠なので
「2,000円だけ勝負したろ」
 と“新海物語”(M27)を打つ。ホンマは新台の“大工の源さん”か“力也”のハマリ台(ハイエナっす)を打ちたかったんやけどねぇ…空台がなかった。
 まぁ、座った台がよく回ること、回ること。2,000円で57回転(40個交換っす)。リーチもソコソコって感じ。でも、
「なかなか2,000円では当たらへんわな」
 と最後のリーチを未練タラタラで見届けて帰ろうとしていたら、
4(サメ)・5(エビ)クロス→魚群→マリンちゃん→4(裏サメ)の単発当たり
 止めようかと思いつつも
「好調台かぁ!???」
 打ち続けてしまう欲まみれの僕…単発明けでスーパーリーチが4回(マリンちゃん、マリンちゃん、サンゴ礁、黒潮)出るも1箱飲まれる寸前。だが、141回転目に
 5(エビ)・6(アンコウ)クロス→泡なし→6ビタ止まりでまたまた単発当たり
 嬉しいような悲しいような。
 確変図柄で止まっとかんかいっ!!!
 再抽選せんかいっ!!!

 1(タコ)、3(カメ)、5(エビ)、7(ジュゴン)、9(カニ)に昇格してくれよぉ。
 まぁ、ヘタレやから…これにて終了。収支プラス3,300円っす。でも…まぁ、ええか。

**************
 福井県と石川県の県境で遭難していた関西学院大ワンダーフォーゲル部員14名が無事に救助される。
 ワンゲルとは縁はないが、僕は関西学院大卒。とても気になっていたので一安心。
 それにしても、救助を待つ間(SOSから約49時間)、ワンゲル部員のみんなはどのような状況に置かれ、心境やったんやろうか?好奇心ではなく(ない訳ではないけれどもね…)、非常に興味深い。機会があって、落ち着いたら話しを聴きたいものだが、どうやろう???

**************
 真面目に日記を書いているつもりだが、書き始めた時と明らかに芸風作風が変わっている。これは進歩なんか?手抜きなんか?
 以前はシリアス系!?が多かったけれども、最近は身近な固有名詞とかばかりやもんなぁ。今日なんかパチンコのことまで書いている始末。でも…まぁ、ええか。
 こんな日記で申し訳ないっす(苦笑)。

**************
>野村周平(朝日新聞記者)
“体育会系敬語風” メール、サンキューっす。

 本日は関西外大へ行って来ます。
 え〜っ、またまた『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/を更新しております。
 まぁ、カメラマンとしてのセンスはないっすけどね(苦笑)。

***************
 昨日は眠い目をこすりながら、枚方市にある関西外大へ向かう。
 京橋から京阪電車に乗るが、やっぱり“おけいはん先生”のポスターが多い。(関西圏以外の方は分からないっすね、スミマセン)
 カメラマン・佐藤真一と枚方市駅で待ち合わせて、タクシーでキャンパスまで。正門前で降りると、守衛に
「どちらまで?」
 と問われる。珍しくチェックが厳しい。
「えぇ、野球部のグラウンドまで」
 そう応えると
「工事関係ですね」
「いや、取材で来たんっすけど…」
 僕も佐藤も作業服は来ていなかったんやけどねぇ。思わず苦笑い。って、工事関係やったらタクシーでは来えへんやろう。軽トラとかバンで来るってさぁ。

 正門横の受付で記帳した後に、いざキャンパス内へ。あまりにもキレイな新校舎も勿論だが、行き交う学生が女子大生ばかりなのに目と心を奪われる!?外国人留学生も多い。ちょっと独特の空気である。
 キャンパス奥の野球部専用グラウンドに到着して、魚川棟弘監督とマネージャー・加賀山祐香に挨拶。しばらく話しを聴いた後は写真撮影に備えて、ブルペンをチェックする。太陽の向きなども考えて、一塁側(三塁側はベンチの後方にあるのだが、一塁側はライトの奥にある)のブルペンで撮影することに決定。

※シマジョーのちょこっとメモ
 ベンチとダグアウトの違いとは?
 同じように思われがちであるが、微妙に違うのである。
あくまでも目安だが、グラウンドレベルと高さが変わらないのがベンチ。グラウンドレベルよりやや下がっているのがダグアウトと思って貰って良いだろう。
 ダグアウトは“壕”というような意味合いもあるらしい。

 ウォーミングアップとゴムチューブでのインナーマッスルのトレーニングを終えた森跳二投手(昨季…春7勝、秋6勝)にブルペンへ入って貰う。
「年明けてから、投げてないものですから」
 ということで立ち投げ。本人曰く
「全然、球が行かないです」
 感覚が掴めずに、やや不満そうであったけれども、プロ注目で阪神リーグ一部通算20勝右腕の球筋は粘りがある。(2回生春は二部リーグであったので、実質5シーズンで20勝している)
 あと、個人的に思うことであるが、ワインドアップであったのが嬉しい。制球重視で無走者時もセットポジションの投手が多い(セットの方がリズムが取り易く、バランスが崩れ難い…某球団スカウト)中、“古き良き投手”という印象。
 また、撮影中にカメラマン・佐藤が
「佐々木(主浩投手、ベイスターズ)に似ていますよね」
 ポツリと呟く。まだ佐々木のような圧倒的な迫力、威圧感はないけれども…そう言われると佐々木に似ていないこともない。大きな背中に、意思の強そうな顔付き。確かに、その雰囲気はある。プロ入り当時の佐々木っぽい。

 グラウンドを離れて、学食(女子大生だらけ)でインタビュー開始。魚川監督が
「野球だけやっているのではなく、勉強もシッカリやりよる。頭のええ投手ですよ」
 と評していたように、受け応えもシッカリしている。かと言って、優等生的な発言ばかりという訳でもない。
「自己分析でどんな投手、投球スタイルなんやろう?」
「う〜ん、そうですね。(しばらく沈黙)中途半端ですね(苦笑)」
「えっ、中途半端!?」
「そうですね、ストレートも特別に速くないし(MAX143?)、制球もメッチャ良くもない。バシバシ三振も取らないですからね。とにかく楽な投球をしようというのが持ち味なんで」
 だが、それはチーム事情もある。
 関西外大入学直後の1回生春から先発、中継ぎ、抑えにフル回転。(1シーズンで90イニング投げることも…通常の倍近く)経験を積むことで、やや肘を下げ、キレのあるストレートと2種類のスライダーを軸に“打たせて取る”スタイルを確立した。
「その場、その試合だけという訳には行かない。どうしても先のこと、次のことも考えなくてはならないですから」
 そして、さらに続ける。
「三振に全くこだわりはないですけれども、本当にピンチを迎えた時は自信(三振を奪う)あります」
 その言葉はハッタリではないだろう。森の力強さに満ち溢れた目が僕を納得させる。

 まだ踏んでいない神宮球場のマウンドに関しては
「イメージが湧いて来ないですね。これまでに全国大会も経験したことないので(苦笑)。でも、この春はチャンスだと思っています」
 と語る。
 アピールしたい部分を尋ねると
「肩が出来るのも早いですし、どこでも(先発、中継ぎ、抑え)やって来たというところですかね」
 この3年間、フル回転にも関わらず、故障とも無縁なのは大きな強味。
 尚、今季からは新球の封印も解くつもりだ。
「やっぱり、森は“スライダー投手”だと思われているので(苦笑)。こういうのもあるんやでと思わせたい」
 悲願の神宮出場と個人の進路を見据えたシーズンは、あと1ヶ月半で始まる。

***************
 魚川監督の指導方針もあるのだろうが、関西外大野球部の雰囲気は他校にないものがあった。
 でも、これが大学生を大人として扱った“学生スポーツ”の一つの姿なのかも知れない。まぁ、全ての学校には当てはまらないやろうけれどもね。スクールカラーに合ったチーム作りなんやろう。

***************
《日記、読んだっす。ところで、今夜は時間ありますか?》
 野村周平(朝日新聞記者)から飲みの誘いメール。野本正明(関西学院大前主務→今春より社会人野球デュプロのマネージャー)も一緒だとのこと。
 う〜ん、メッチャ行きたかったのだが、やらなければならないことが多すぎ…。次の機会に是非。
 って、最近、ノムちゃん…日記に出すぎっす。

 アクセス元表示

2004年2月12日
 えーっ、手抜きではないんやけれども…ちょっと“ガス欠”気味っすかね!???
 尚、本日は『野球狂のネタ5』(関西テレビ)の会議がある。

>m2さん、福岡屋あるじさん
 秘密メモありです。いつもありがとうございます。

***************
 この日記を書かせて貰っている『Diary Note』の仕様が変わってから約2週間。
 編集する立場(閲覧している方は分からないと思いますが)で便利と言うか、面白いと思う機能が“アクセス元表示”である。

 リンクの関係で『野球小僧』(白夜書房)からのアクセスは納得であるが、検索エンジンからのアクセスも多い。
 主なキーワードは“ドラフト”、“野球狂のネタ”、“鳥谷敬(内野手、タイガース)”といったところか。
 また、関西の有力選手の名前も目立つ→リーグ戦で35イニング連続無失点の記録を持つ、“ミスター・ゼロ”こと貴志款八投手(近畿大)が最多である。
 尚、“シマジョー”ってのも意外に多い(不思議っす)…そもそも人生で“シマジョー”と呼ばれたことは皆無。この日記を書き始めるうえで、な〜んとなく命名!?したものやからねぇ(苦笑)。
 でも、最近は“シマジョー”も浸透して来たような気がする。それこそ『野球狂のネタ』のスタッフは“シマジョーさん”と呼んでくれるし、僕自身も違和感がない。

“江本雅朗”って、キーワード検索からのアクセスもある。さすが野球博士だ。深い…。

***************
 昨日のカープ×タイガース(練習試合、宜野座)で8回裏に。僕の高校時代の主将であった広池浩司投手(カープ)が登板した模様。
 被安打1本も無失点で切り抜けたんやな。一安心っす。

***************
 まだ見ていない方はドーゾ!
『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/っす。
 昨日も書いたが…ちょいと疲れ気味。まぁ、疲れている暇はないんやけれども。

 最近、ズーッと帽子を被っていた為に気付いていなかったのであるが、相当、髪の毛がボサボサになっている。だから、『野球狂のネタ5』(関西テレビ)の会議前に行きつけの美容院へ行く。

「今回はどうしますか?」
「う〜ん、短くして下さい」
「どんな風にですか?」
「坊主でも良いっすよ」
「でも、本当のキッチリした坊主にすると…怖いっすよ」
「じゃあ、イルハン風に」
「キャラが違うから無理です(笑)」
「ホンマ、適当で良いっすよ。今日は時間もないんで」

 う〜ん、こういう客が厄介なんやろうなぁ(苦笑)。
 で、ジャキジャキと散髪して貰ったのだが、白髪が増えているんやなぁ。
 まぁ、家系的なものもあるのか、若い頃から白髪は多い方だ。少々、髪の色を明るくしたりして誤魔化して来たのだが、この1〜2年で確実に白髪の分布は広がっている。モミアゲや耳の上周辺部も多くなって来た…ショック。(ヒゲにも数本、白いのが…)でも、仕方ないか。今年で31歳やもんなぁ。

 会議に行かなければアカンから、色をいじっている余裕はなし。カットだけで美容院を後にする。(カット巧いっすよ!この美容院)

 会議へ向かう途中、放送作家・桝野幸宏と一緒になったのだが
「シマジョーさん、意外に白髪が多いっすね」
 と言われる。
 やっぱり、目立つんやね。
(この時点では立ち直っているんで大丈夫っす!>桝野さん)

 まぁ、徒然なるままにってところ。
 それにしても、何で白髪はピョンとはねているんやろう?せやから、目立つねん。

**************
 早起きをして!?ベースボールマガジン社に原稿を入れる。
 でも、入れなければならない原稿はまだまだ残されている…

**************
 今さらながら、ネットサーフィンの楽しさを実感。野球関連で充実したサイトを見付けては感動している。ADSLで良かった。
 かなりディープなサイトは即に“お気に入り”登録っす。

>関西六大学野球連盟 御中
 色々とお忙しいでしょうが…。
 もう少し頻繁に更新して貰えれば助かります。
 特に、記録、表彰関係を。

更新予定

2004年2月14日
 仕事で宮崎へ行きます。
 まぁ、17日(火)か18日(水)には更新する予定なので、御了承下さい。
 宮崎・日向から帰って来た。
 取り急ぎ…『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/を更新。
(あんまり良い写真ないですけれどもね…)

 肝心な日記の方は
 18日/日向キャンプ雑感
 19日/取材雑感(龍谷大)

***************
 疲労ピーク…。
 17日→18日は13時間も寝てしまった(大汗)。
 日記は19日中に更新します。(あくまでも予定)

 少々、言い訳をさせて貰うと…扁桃腺が腫れ、微熱が出たので。
 でも、もう大丈夫っす。復活。

『写真館』を更新。現在、計51枚。

宮崎雑感

2004年2月18日
 えーっ…日記の間隔が空いてしまった。
 密度の濃い生活になると、どうも日記が疎かになってしまう傾向が。
 差し当たり、更新したいと思う。簡潔にやけれども(苦笑)。

***************
 16日は朝一番で伊丹空港へ。宮崎へ向かう機内では偶然、昨年までアマチュア野球担当(今年からバファローズ担当)であった長谷川(毎日新聞記者)と出会う。
 宮崎空港から約1時間、電車に揺られてバファローズがキャンプを張っている日向に到着した。
 お倉ヶ浜球場で集英社・K氏とカメラマン・小内慎司と合流。と言っても、今回はバファローズの取材ではない。監督時代(バファローズ、ブルーウェーブ)の功績が認められて、殿堂入りした仰木彬(野球評論家)のインタビューなのだ。

 仰木とのインタビューまではノンビリとキャンプを見学する。メイングラウンドでの投内連係&重盗防止を観たり、サブグラウンドやブルペンに行ったりと。
 それにしても…あくまでも個人的に感じたことだが、バファローズのキャンプは少々、“中だるみ”と言うか、 活気を感じることが出来なかった。非常に マッタリしていたのだ。今年は他チームのキャンプを直接、観ていないので何とも言えないけれども…ちょっと不安やったね。
 ブルペンでは吉田豊彦投手が印象的。丁寧にキレのある球を良いテンポで投げ込んでいた。

 球場敷地内をフラフラしていると、岡本晃投手に
「おう、島尻やん。どないしたん?」
 声を掛けられる。握手をしながら
「どないしたん?って、仕事で来たに決まってるやん」
 そう応えたら、
「あぁ、そりゃ、そうやな」
 と岡本。
「今から、ブルペン入るん?」
「まぁ、ボチボチと」
 岡本はブルペンの一番左端でストレート中心の投球。僕と同い齢の岡本の元気な姿を観ていると元気が出て来るものである。

 お昼過ぎ、バックネット裏で仰木のインタビューを開始。2時間近くにも渡り、色々と語って貰う。詳細は3月25日発売の『Sportiva』(集英社)にて。
 仰木は僕のイメージにあるパンチパーマではなく、普通に短く刈り込んだ髪型であった。ただ、 サングラスを掛けた姿は迫力満点やったね。

 インタビューを終えた後はバファローズの選手数名が居残り練習をしている程度で、僕らも撤収することに。小内の運転するレンタカーで宮崎空港まで。途中、エンジントラブルを起こした大型車のせいで予想外の渋滞に巻き込まれる。前日の寝不足とポカポカ陽気も手伝って、僕は助手席で睡魔と戦っていた次第。

 宮崎空港内のレストランで非常に遅〜い昼食(17時過ぎ)を摂る。
「もう帰るだけやから飲んじゃってよ」
 K氏が僕にビールを勧める。で、お言葉に甘える。K氏と小内は翌日も取材(南郷・ライオンズ)の為、まだ南郷へ移動しなければならないので飲めない。だから、中ジョッキ一杯でやめておいた。ホンマはもう一杯くらい飲みたかったかな!?

 最終便で伊丹空港へ。それから、バスで西宮まで戻って来る。
 家を出たのが5:30で帰宅が21:00過ぎという強行スケジュールでクタクタ。バタンキューやった…。

 それにしても、宮崎はホンマに暖かかったなぁ。春やったわ。
 最近、移動が多いので…極力、読書をするように心掛けている。
 今週はミーハーに!?第130回芥川賞作品である『蹴りたい背中』(著・綿矢りさ/河出書房新社)と『蛇にピアス』(著・金原ひとみ/集英社)を読む。あと、綿矢の『インストール』(河出書房新社)も読み終えた。

 個人的な好みもあるのだろうが、僕的には金原の方が読み易かったかな。最初は
「エグイ描写しよんな」
 と思ったが、何よりも文章のテンポが良い。
 綿矢の方も読み難いことはないが、若い娘の心情がバックグラウンドになっているのと独特な情景描写が多い(句点の使い方もクセがある)ので、それを味わい、噛み砕く時間が必要になって来る。でも、ホンマにキレイな文章を書く。せやから『インストール』も読んだんやけれどもね。

 まぁ、“百聞は一見にしかず”。(ん…一読かな!???)機会があれば、是非、御拝読の程を。また、僕とは違った感想を抱くかも知れませんが。←それが当たり前

**************
 昨日は大津市瀬田の龍谷大グラウンドへ向かう。昨夏、“義足の球児”として話題になった曽我健太内野手(今治西高)が本格的に始動したからである。
 分かっていたことであったのだが、龍谷大グラウンドにはマスコミ数十社が集結。やっぱり、話題性があるんやね。
 顔馴染みの朝日新聞社・井上明、共同通信社・白石智絵、スポーツニッポン・吉村貢司、讀賣新聞社・山口博康らのアマチュア野球担当記者も勢揃い。井上には
「シマちゃん、色々と回って歩いてるの?」
 と尋ねられる。
 また、
「お名前はかねがね。今週の『週刊ベースボール』(ベースボールマガジン社)にも書かれていますよね」
 新アマチュア野球担当のスポーツ報知・田島正登に挨拶されたりもした。

「ゴッツイ室内(練習場)が出来たって話しですけど」
 僕が椹木寛監督に言うと、御丁寧に室内と新ブルペンを案内してくれる。
 室内はテニス、フットサル、バスケットボールなどと兼用ということであったが、充分に内野ノックが出来るスペース。側面はネット張りで吹きさらしであるが、この方が採光には良いらしい。
 ブルペンは3投手が投球出来るうえに打撃練習も可能。人工芝も毛足の長いタイプが敷き詰められている。でも、打席部は土で良かったんちゃうかな(笑)。

 取材対象選手の曽我は緊張気味。まぁ、まだ龍谷大の練習に合流したばかり(入寮は2月14日)やから当然やろうね。
 椹木監督も報道陣へ気を遣っていたのか、曽我をシートノック、フリー打撃へ入るように指示する。
 フリー打撃では…まだ木のバットに慣れていないせいだろうか?早速、ポキリと折ってしまっていた。しかも、
自分のバットではなく、同回生のバットやったらしい(笑)。

 練習が一段落して、共同会見が始まる。
 新しい生活が始まったことや大学野球での目標について質問が飛び交う。また、投手転向説(高校時代は投手もしていた)の質問には
「そうですね。まだ分からないですけれども。投手をやってみたい気持ちは4(10のうち)くらいですかね」
 とのこと。尚、
「そうやね、曽我の意向を尊重しながら決めたいね。それで、早く判断してあげる」
 椹木監督と話し合って、今後の守備位置は決めるそうである。

 共同会見が終わって、曽我は再び練習へ。そして、練習を完全に終えた後(約1時間待ち)、僕は曽我と個別インタビューの時間を設けて貰った。まぁ、これは事前に主務・外村智弘のお願いしていたこと。なんせ14(W)×50(L)、14×110の原稿2本を書かなければならないんやから共同会見だけではちょっとシンドイっす。

 相変わらず、緊張気味の曽我であったが、僕の“ええかげんキャラ”を次第に感じたよう。最後の方は時折、笑顔を見せながら応じてくれた。で、支離滅裂な!?インタビューは1時間で終了。

 余談であるが、インタビューは1対1の方がやり易いものだ。最近では、カメラマンの存在こそ気にならなくなったが…選手側に広報、マネージャーなどが付いていたり、こちらに編集者などがいると非常に気を遣ってしまう。まぁ、色々な状況があるから仕方ないんやけれどもね。この辺が今後の課題といったところ。

 曽我の取材後、野球浪人中で練習に来ていた山中憲彦(タイガース・杉山直久投手、ドラゴンズ・植大輔投手と同期のベストナインDH)としばらく雑談。明るい子は話していて楽しいもの。野球を続ける環境は厳しいところがあるけれども、どうにか頑張って欲しいものだ。また、外村を通してでも、状況を報告してくれると嬉しい。

 このような具合に僕はウダウダと龍谷大グラウンドに居残っていたのだが、曽我は僕が帰るまでシッカリと見送ってくれる。(僕は「ええよ」と言ったんやけれどもね)とても礼儀正しい曽我であった。

 曽我に関しては来週発売の『週刊ベースボール』。
 及び3月末くらいに発売の『大学野球 増刊号』を御覧下さい。

てんてこまい

2004年2月20日
『逃げろ、ボクサー』(著・山際 淳司 /角川書店¥460)
 スポーツライターを志した際、改めて読み直した本である。
 まぁ、人によって捉え方は様々やけれども、僕的には山際淳司の視点は大衆に媚びていない気がしてならない。決して、旬とは思えない素材でさえも独自の極め細やかなフィルターを通して、香り豊かなプレミアム・コーヒーのようにして読者に味わいを提供してくれる。その取材力と文筆力には…ただただ脱帽。
 その領域に少しでも近付くことが出来るのか?出来ないのか?全く分らないけれども、志だけは高く持ちたいもの。そう思っている次第。

**************
 う〜ん、“てんてこまい”っす…(苦笑)。
 本日は『野球狂のネタ5』(関西テレビ)の最終会議。
 来週はロケやもんね。
 それやのに…まだ宿題が終わっていない(只今、真っ最中)。
 んでもって、ベースボールマガジン社に入れる原稿が残り5本
 交通費の精算もせなアカンがな。
 さらに仰木彬インタビューのテープ起こし&原稿もある。
 そして×2、確定申告までも待ち受けている。
(昨年は期限ギリギリの3月16日に提出…)
 でも、領収書とか全く整理してないんやな。この週末にどうにかせんと。
 あっ、立命館大イヤーブックの戦力分析もあるんやった。

 ということで、今日はこのような手抜きで申し訳ないっす。

***************
 近畿大の主務・阪上忠士から電話が掛かって来る。
 僕が書いた藤田一也内野手の記事が掲載されている『週刊ベースボール』(ベースボールマガジン社)が届いた御礼。御丁寧にドーモなのですって>送っているのは僕じゃなくてベースボールマガジン社・岡本朋祐やけどね>いつもありがとうございます
 また、
「藤田さんからも“ありがとうございました。また、宜しくお願いします”と。そうおっしゃっていましたんで」
 という伝言も。
 
 この“ありがとうございました”という一言って、書き手としては清涼剤のようなもの。素直に嬉しいと言うか、安心すると言うか。とにかく次のエネルギーになるのは確か。
 ひょっとしたら社交辞令なんかな!?(失礼!)とも思ったりするけれども、
ハイ、取材しました
ハイ、原稿を書きました
ハイ、活字になりました

 で終わってしまうことも少なくない中、ホンマにありがたい限り。単なるライター、取材者で終わらない人間的な繋がりみたいなものを実感出来るから。(独りよがり!?)
 こちらこそ、次の機会もヨロシクなのです。

 
***************
>おさむさん、chumさん
 ブックマークありがとうございます。
 相互したいのですが、制限数(約50件)をオーバーしており…。
 何卒御容赦の程を。
 駄文極まりない日記ですが、今後も宜しくお願い申し上げます。

支離滅裂日記

2004年2月21日
『岳物語』(椎名誠/集英社¥429)
 正直、高校時代と大学時代前半は“活字離れ”していた僕…。そのような状況に終止符を打つことになったのが、この『岳物語』である。堅苦しくない椎名の文体が心地良かったので、しばらくの間は“椎名作品”にハマった次第。片っ端から読み漁った。
『岳物語』は椎名が得意とするの私小説風たるジャンルに分類されると思うが、基本的にはシリアスなもの。息子・岳(がく)の成長を背景に、親子の絆というものが自然な形で描かれている。
 僕はまだ親という立場になったことはないが、いつの日かそのような時が来るはずであろう!?その際は、またジックリと読んでみたいものだ。
 尚、これまで友人に
「これ、ええで」
 と薦めて、貸したことがあるのだが…手元に返って来た試しがなく、買い直す羽目に(2度程)なっている本でもある(苦笑)。

***************
 とりあえず、野球とは関係ないが…。
『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/を更新。

***************
 昨日の日記で“てんてこまい”と書いたが…どうやら週末は部屋に“篭りっ切り”になりそうだ。
 このような生活は嫌いではない!?のだけれども、とにかく人と会わない、話さないとなってしまう。特に、週末はあんまり電話も掛かって来ないしなぁ。この日常生活とのギャップがモノカキっぽいかな!???

 あっ、だけど、ちょっと所用があるのでメディア・プルポ(大阪市北区兎我野町)に行く予定はある。“篭りっ切り”ではないっすね。

***************
 昨日はメディア・プルポで『野球狂のネタ5』(関西テレビ)の会議であった。
 ロケ前(2月25日)の最終会議で、全体の流れ、クイズ、コントなどの最終チェック。
 尚、OAは3月14日(日)の24:15〜。で関西テレビ、北海道文化放送エリアにて。
 御覧になれる方は是非!!

***************
 会議の帰り道、東通り商店街の脇道にあるラーメン屋で1人の晩メシ。
 店内がサラリーマン風の客で賑わっていたし、メニューは《ラーメン普通盛り600円》、《ラーメン大盛り700円》、《ライス100円》のみ。
「一品で勝負する店か。これは期待出来るぞ♪」
 と《ラーメン大盛り700円》と《ライス100円》を注文したのだが…スープも普通。麺も普通。とにかく全般的にごく普通のとんこつラーメンやった(苦笑)。
 まぁ、この普通ってのが“売り”なのかも知れへんけれどもね。安定した客層も確保出来るやろうし。などと思いつつ、卓上にあったキムチとニラを多目に入れたった(笑)。
 ちなみに昨日オープンの“浪花餃子スタジアム”も少し覗いてみたが(食べてない)、そこそこの盛況ぶりやったようである。(こっちにすれば良かったかなぁ)

 晩メシも済ませ、西宮へ戻る。西宮北口駅で関西学院大の清水誉捕手と会う。ちょっと話しただけだが…もしかしたら僕はキムチとニラ臭かったんちゃうかな(苦笑)。

***************
 日記の機能に付いている“アクセス元表示”から察するに、京都大からのアクセスが多いようだ。
 京都大野球部員が愛読してくれているんかな???
 それとも、僕の日記が頭脳明晰な京都大の学生に受け入れられている!???
(それはないやろう…)
 何はともあれ感謝なのです。

***************
“野球日記”やのに。な〜んか全く関係のない話しばかりになってしまった。プロ野球のキャンプも真っ盛りやのにね。
 まぁ、こういう日もあります。←居直り!???
 何卒御容赦の程を。
『イチロー、聖地へ』(著・石田 雄太/文芸春秋¥1,238)
 現在、大好きなスポーツライターは?と尋ねられたら。僕は
「石田雄太」
 そう即座に応えるであろう。
 石田はスポーツ誌などにも多数、寄稿しているが
「あっ、これは石田雄太さんが書いている」
 とすぐに分かる。それは文章に石田という人間が持つスポーツに対する愛が。そして、優しい人柄が滲み出ているから。
 03年3月(2月やったかな!?)までは『週刊ベースボール』(ベースボールマガジン社)にて“EXTRA Innings”というコラムを隔週で書いていたが、非常に楽しみにしていたものだ。
 でも、不思議なことに僕の周囲では石田の認知度は高くない。
《現在のスポーツライターの大御所=二宮清純、金子達仁》
 という図式のようである。まぁ、それも間違いではないのだが、“石田ファン”としてはここに石田の名前が出て欲しいんやなぁ。
 って、自分も一応はスポーツライターやった(苦笑)。←お前も頑張れよっ!(ジミー大西風に)
 石田の著書は他にも多数。
 前述の“EXTRA Innings”を加筆修正した『こんなプロ野球が見たい』(学陽書房¥1,400)や『桑田真澄−ピッチャーズバイブル18』(集英社¥1,300)もお薦め。

 ここ2年程、石田とは会っていないが…時々、メールのやり取りがあったり、年賀状を交わしている間柄。
 また、まだ東京に住んでいる時、
「一度、ラーメンでも食べに行きましょう。吉祥寺(やったと思う!?)に美味しいところを見付けたんですよ」
 と誘って貰ったことがある。機会があったら、是非、御一緒したい。緊張して、ラーメンを食べるどころではないかも知れへんけどね。

***************
 少しずつではあるが、原稿が片付きつつある。
 しかし、まだまだやなぁ。あぁ、シンド…。
 でも、合間にメールが届いたりすることで“引き篭もり生活”の気も多少は紛れるような気がする。
 以下、『野球狂のネタ5』(関西テレビ)で一緒の放送作家・森脇尚志とのメールやり取り概要。(森脇はこの日記に何度も登場しているので日記読者の方にもお馴染みなのでは?)

 森脇>島尻
 ま、今度のロケは修学旅行だと思って、楽しみまぁぁす。

 島尻>森脇
 僕も楽すぃ〜♪修学旅行気分なんですけど。《枕投げ》に代わる遊びを考えないと。

 森脇>島尻
《枕投げ》代案…《有倉投げ》

※枕の“くら”と有倉の“くら”が被っている訳っすね。
 ちなみに有倉とは?
 有倉雅史投手
 90〜95年:ファイターズ(ドラフト6位)
 96〜97年:ホークス
 98年:タイガース
 現役通算成績は
 89試合 8勝7敗1S 防御率4.31

 島尻>森脇
 そうっすね。
《門倉投げ》だとアゴが突き刺さりそうで危ないですからね。

※枕の“くら”と門倉の“くら”が被って…って、もう説明不要か(苦笑)。
 ちなみに門倉とは門倉健投手(ベイスターズ)のこと。

 このように…くだらんマニアックなメールのやり取りが出来る森脇。僕は大好きである。(って、ホンマに変な意味じゃないですからね>森脇さん)

***************
 尚、今日の日記に書いた石田と森脇には共通点がある。
 それは体がデカイ!!
 あっ、僕もデカかったわ…。
 本日の格言:類は友を呼ぶ…ちょっと違うかぁ!?

***************
 おかげさまで『野球ノ歩キ方日記』も13万HITを突破。
 こんな駄日記やのに…ホンマにありがとうございます。
 感謝、感謝、大感謝です。

1 2

 

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索