依然、プロバイダーからの連絡なし。自宅でのネット環境がままならない。ということで、本日も近所の漫画喫茶よりの更新になる。


 昨日は西京極球場へ関西六大学秋季リーグ戦(大阪学院大3×3龍谷大、大阪経済大2×9京都産業大)を観戦しに行った。

 大阪学院大は首付近(僧帽筋)の神経障害を患っていた西川雅人投手が要所を締める投球。時折、角度のある力強い球を放る。高校時代(岡山理大附高)では軟式野球部に在籍していたのだが、それをハンディと感じさせない。来年のドラフトの目玉になりそうな気がする!?

 龍谷大は2回生の投手陣が充実。これまでにもリーグ戦での経験がある井村裕介投手、柳瀬明宏投手に加えて、竹原俊介投手もデビュー。右横手からキレのある球を投じ、4回を無難に投げ切った。投手力中心のチーム再建で王座奪還なるか?

 春季リーグ戦最下位に沈んだ大阪経済大は龍谷大とは反対で、投手力に不安が残る。リーグ実績NO.1横手右腕・増田雄紀投手がピリッと、しないうえに4回生の春引退も絡んでコマ不足。但し、1回生に力のある投手が多いようなので、数年後が楽しみである。

 京都産業大は2連覇した自信もあり、落ち着いた試合運び。課題であった貧打!?も大阪経済大戦では解消された感。特に、1回生・市来悟内野手の打席内での待ち方、見逃し方、捕え方の雰囲気がピカイチ。是非、球場に足を運んで観て欲しいものだ。


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 京都産業大の主務・酒井康輔より関西六大学(今季分)のパンフレットを貰う。毎シーズン、どうもありがとう。

 ようやく各大学、卒業後に野球を続ける選手の進路先が決まりつつあるようだ。まだ、決まっていない選手もいるのだが…。
 また、受け入れる高校生有望選手の情報もチラホラ。(確かな情報)
 ただ、この場に書いて良い段階ではないと、僕なりに判断。自粛しておく。勿体ぶらせた書き方をして申し訳ないっすm(_ _)m

ようやく

2003年9月3日
 ネット環境が復旧した模様。
 でも、甲子園大会期間から含めて、サボリ癖が付いてしまっている…^_^;
 未更新分は気長に待って戴ければ幸いっす。

 昨日、僕は断念したのであるが。野球博士・江本雅朗、メディアプルポ・松本浩らの“野球様御一行”はタイガース×カープ(広島市民球場)で生観戦。“野球浴”を満喫したようである。

 明日は大阪ガスの今津グラウンドへ顔を出す予定。関西学院大とのオープン戦が行なわれるからだ。たまにはスコアを付けずに、ボーッと。そのように観戦するのも、新しい発見があって良いかも知れない。仕事じゃないしね!???


 皆様のおかげで、この日記も70,000HITを突破致しました。
 今後、それに見合った内容を書けるように頑張りたいと思います。多分…(^^ゞ

OP戦雑感

2003年9月4日
 大阪ガスの今津グラウンドにて、OP戦(関西学院大2×4大阪ガス)を観戦する。
 試合展開は省略するが、気になった点を幾つか。(たいした視点ではないけれども…)

 大阪ガスは故障に泣かされていた5年目の左腕・稲田学投手が先発したが、立ち上がりから関西学院大打線に捕まる。いきなり黒川栄次外野手、笹嶋昭宏外野手に連打を食らい、僅か5球で1点を失う。その後、犠打、安打、内野ゴロも絡んで、計2失点。球数も32と、不安定なもの。
 左肘故障の影響もあり、実戦から遠ざかっていたこともあったのだろうが。高校時代(PL学園高)の投球と比べてしまうと、物足りなさを覚える。また、一見して滑らかな投球フォームではあるけれども…肘の位置が低くて、持ち味である球持ちが良くない。球速も130?前後(最速132?かな!?)で、変化球のキレ味もイマイチ。
 2回(3者連続三振)、3回は無難に抑えたが、今のままでは厳しいな。というのが率直な感想。好きな投手だけに、今後の活路を見出して欲しい。

 関西学院大は森本徹投手が先発。春季リーグ戦で経験を積み、落ち着いたマウンドさばきではあったが、ややウェートオーバーの感。体のキレを欠き、球がベタベタしていた。
 2番手の加藤学投手は本塁打(松本賢治外野手の右翼越えソロ本塁打)も浴び、敗戦投手にこそなってしまったが。内容的には悪くなかった。何と言っても、力のあるストレートは魅力である。入学以来、期待されていただけに今秋は勝負のシーズン。注目してみたい。


 関西学院大のOBでもある栗栖敏内野手は5番一塁手(途中交代)で出場。
「いやぁ、やっぱり妙な緊張感がありますよ(苦笑)」
 とのことであったが、巧みなバットコントロールで全打席出塁(3打数2安打、失策1)で先輩の貫禄を示す。また、
「あの選手は〜」
「この投手は〜」
 後輩のプレーにも詳細な意見を述べていた。


 チョイナこと佐竹由光捕手が外野手(左翼手)で試合に出ていたのにはビックリ。話す機会に恵まれず、事情は分からなかったのだが。長年、苦しんでいた膝痛を考えてのことだろうか???


 王子製紙入りが決まった田辺誠吾内野手は故障から復調の気配。まだ本調子ではなさそうだが、リーグ戦では良い意味で帳尻を合わすことが出来そうだ。

 大阪ガスは“都市対抗休み”ということもあり、小倉飛鳥内野手、田辺祐也内野手、長滝雄太郎内野手らの若い選手が猛アピール。ただ、6投手を継投(稲田→舛屋亮→野上大輔→能見篤史→榎本公介→坂本健二)した投手陣に関しては…坂本、野上らのベテラン勢が目立った程度なのは残念に思えた。円滑な世代交代が課題である。

西京極球場雑感

2003年9月6日
 関西学生秋季リーグ戦も開幕。西京極球場で近畿大9×1京都大、関西大3×1同志社大が行なわれた。

 近畿大は左腕・野村宏之が最終回に1失点も完投で通算24勝目を挙げる。また、打線も繋がって快勝。特に、試合後、榎本保監督が語っていたように、これまでは5番を打つことが多かった中村真人外野手を1番打者に据えたことが吉と出た。得点にこそ結び付かなかったが、プレーボール直後の初球を中堅前に弾き返したことで流れを大きく引き寄せたように思える。その後も中村は2点適時打、四球、2盗塁と大活躍。
「1番打者の方が向いていますね。だって、打順がたくさん回って来ますから(笑)」
 8月のOP戦中盤から1番打者を任せられたらしいが、中村自身の打率も上がり、チームの得点力もアップ。これによって近畿大は一つの課題を克服して、5連覇へ向けての好スタートを切った。
 尚、来春より中村は今都市対抗野球大会で準優勝したシダックスへ進むことが決まっている。
「気持ち的に落ち着いた(進路が決まって)というのはありますね。野村(克也)監督ですか?ちょっとしか話してないですけど、面白い人っすね。『大阪へ帰る(東京から)のに新幹線なんか?学生やのに贅沢やなぁ。鈍行を乗り継いで帰らんと』って、言われましたよ(笑)」
 名将の下で学ぶ前に、中村は学生野球のラストシーズンで弾みを付ける。

 近畿大は走塁がシッカリしていた。高い意識を持っていたような印象を受ける。この試合の全4盗塁はノーサインで選手の判断によるもの。凡打などの際も全力疾走を怠っていなかった。(田中雅彦捕手が犠打を決めた時に、一塁に駆け込む姿に代表される)これは当たり前のことであるが、希薄になってしまうことである。是非、他校にも見習って欲しいところだ。


 関西大×近畿大は渡辺亮投手(同志社大)と増田陽紀投手(関西大)が先発。両投手とも取材させて貰ったことがあるので、どうしても観戦にも熱が入ってしまう。
 ただ、開幕戦ということもあるのか、共に本調子には程遠いような投球内容。
 渡辺は春同様、重厚感と威圧感に欠けるような気がする。ストレートも常時140?台をマーク。スライダーやチェンジアップも悪くはない。1球、1球を見る限りは力があるのだけれども、総合的な面でなんか“軽〜い”のだ。今、渡辺は一つの壁にぶつかっているのかも知れない。このラストシーズンでどうにか乗り越えて欲しい。
 増田も持ち味の制球力がやや大雑把だった。だが、試合中に微調整と修正が出来るのはたいしたもの。現状ではプロ向きの投手ではないけれども、安定感では関西屈指。先発投手として試合を作ることも、中(中継ぎ)や後ろ(抑え)でも問題なし。今秋は勿論、来季も関西大の命運を握るはずだろう。
 今日は久々に草野球をした。
 6月に大学野球選手権大会で東京へ行った際、居酒屋『あぶさん』で偶然に知り合った関西在住の青木崇泰に誘われたからである。
 青木はかつてブレーブスで活躍した“チコさん”ことロベルト・バルボンが名誉会長!?を務める“バルボン・クラブ”に所属。そのチームの“助っ人”に呼ばれたという訳だ。

 相手チームは漫才師・ちゃらんぽらんの大西浩仁が率いるチーム。そこで、僕は4回より2番手投手として登板したのであるが…。
あくまでも自己分析になるけれども“休み肩”で球威とキレはあった。登板前は
「今日はイケルなぁ」
 と、自信に満ち溢れていた。実際、先頭打者からも簡単に空振り三振(ストレートで)を奪った。しかし、この後が…(>_<)
 4回〜6回を投げて、なんと7四死球。三塁手の失策も絡んで、4失点という散々な内容。ただ、被安打は0本なんだよなぁ。バックやベンチからも
「ええ球や!打たれてないねんから」
 という声を掛けられるが、自分自身に腹が立って仕方がない。ここ数年、勝ちっ放しということもなかったが、最悪の出来であった。
 最終回(7回)は他投手にマウンドを譲るが、その投手が逆転打を食らってしまったので“バルボン・クラブ”は敗戦。中(中継ぎ)を任せられた僕の乱調が響いたのは明らかだ。打っても大西のスローボールにタイミングが合わず、三塁ゴロと投手ゴロ失策。何の為の“助っ人”やったんやろう…。

 まぁ、そんな役立たずが言い訳をさせて貰うと…^_^;
 まずはマウンドが砂場状態で柔らかい。大西のような軟投派は問題ないのかも知れないが、僕のような力投型には致命傷。右足で蹴ることが出来ずに体が回ってしまうので、球が若干、引っ掛かってしまう。セットポジション時もプレート部が大きくえぐれているので、右肩が下がってしまい、どうもバランスが取れない。
 次に、審判との相性の悪さ。高齢だったせいか!?僕(ごとき)のスピードに対応出来ない。基本のアウトロー(外角低目)がボールと、コールされてしまう。また、僕は右打者内角の俗に言う“インスラ”を多投するのだが。それもことごとくボールと判定される。これは相手打者の見逃し方(当たると思って大きく避ける)に思いっ切り左右されていた感。
 最後に、僕の日頃の運動不足によるものか、とにかくマウンドで汗が止まらないのだ。肘から指先まで汗が伝い、帽子のツバからもボトボトと、汗が滴り落ちる。

 あぁ…嫌だ、嫌だ(+_+)
 こんな言い訳を並べてしまって。こんな草野球選手は最低や。

 試合後、青木らと十三のお好み焼き屋『たこ八』で食事。
 威勢が良く、気さくなオカアチャンが仕切っている店で、とても楽しかった。味もバッチリでした。是非、また行きたいものだ。

プロへの行き時

2003年9月11日
 イカン×2…(+_+) どうもサボリ癖が付いて、日記が疎かになってしまっている。昨夜も某球団某コーチと会食。話しが盛り上がってついつい深酒。まぁ、とても日記が書ける状況ではなかったわな(苦笑)。

 今朝のスポーツ新聞に小嶋達也投手(遊学館高)が
《プロ入りを拒否 社会人野球入りを熱望》
 という記事があったので、早速、進路の候補として名前が挙がっていた大阪ガスのある部員に電話。
「う〜ん、自分も詳しくは分からないんですけどね。でも、ちょっと前から小嶋が来るんちゃうか?っていう噂はあるんですよ」
 とのこと。

 関西圏を拠点に仕事をする僕としては小嶋の大阪ガス入り(仮)は楽しみである。ただ、社会人野球入りを志望している真意は何なのだろうかが非常に気に掛かる。自身の力量や社会性を培う為であるのならば良いのだが。キナ臭い仲介人がいないことを願うばかりだ。社会人野球を経験することで逆指名権も発生するし、順調に成長すれば契約条件も上がる。そういうことを吹き込む人間がいることを最近、よく耳にするので僕は必要以上に勘繰ってしまう。

 今後、小嶋の進路はどうなるのか?
 ただ、僕的には“プロから声が掛かっているうちが行き時”と、思うんやけどなぁ。特に、投手やから野手以上に故障が心配だ。

投手転向

2003年9月12日
《当たるも八卦、当たらぬも八卦》
 とは、よく言ったものだ。

 日記読者から頂戴したメールで知ったのだが。昨年まで近畿大の5番打者で、今春より社会人野球・松下電器でプレーする田中篤史外野手が投手に転向。先頃の都市対抗の予選、本選ではスターティングメンバー、代打で(当然、外野手として)出場していたんやけれどもね。

 田中のスローイングは目を見張るものがある。キャッチボール、試合前ノックを観ているだけで面白い、惚れ惚れしてしまう。社会人に行ったら、ひょっとして投手再転向(平安高時代も投手経験あり)もあるのでは!?という旨を無責任に書いたことがあるのだけれども、それが現実のものとなってしまった。

「左で力のある球を放れる。だから、どこまで行けるか?通用するのか?」
 そのような首脳陣の判断で、しばらくの間は投手専念となる田中。今秋、田中の力投が観ることが出来るかと思うと、かなりワクワクしてしまう。ちゃんと松下電器の試合日程も把握しておかなければ。


>YOKOさん
 貴重な情報。そして画像(写真)までも送って戴きまして、誠にありがとうございました。
 時後承諾ですが、日記のネタに。御了承の程を。


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 タイガースのリーグ制覇の日が近付いて来ている。
 スワローズ、カープの勝敗も絡んで来るので、最短Vは13日。それ自体は問題ないのだが、タイガース優勝に踊らされる“心ないファン”が…この週末に馬鹿げた騒動を起こさないことを願うばかり。って、奇跡を祈るようなもんかな???


 緒方孝市外野手(カープ)の打撃成績について書いた日記があるのを覚えているだろうか?
 9月11日現在で、打率は.300ジャスト(セ・リーグ打撃成績11位)。日記本文の件と併せて、なかなか見る目があるでしょう!?まぁ、そこはやっぱり《当たるも八卦、当たらぬも八卦》。言ったもん勝ち、書いたもん勝ちというところですが(笑)。
(立命館大0×8関西学院大)
 立命館大のエース・松村豊司投手は立ち上がり上々。ストレートに力があり、スライダーにもキレがあった。しかし、3回に突如として崩れる。
「0−2(ボールカウント)だったので絶対にストライクを取らなアカンと、ストレートが甘く入ってしまった」
 松村本人が試合後に語ったように、関西学院大の7番打者・渡邉祥一郎内野手に左翼線二塁打を許してからおかしくなってしまう。
 立命館大の澤文昭捕手のリードも単調なように感じた。松村のストレートに魅力を感じたのか!?スライダー、チェンジアップを要求しない。高目に浮いたストレートを関西学院打線に狙われていたのだし、球を前でリリースさせるように変化球をもっと使うべき。
 結局、松村は3回2/3、67球でKOされた。

 立命館大の多田文彦投手が松村の後に、二死満塁から登板も2連打を浴びる“ホロ苦デビュー”。でも、ストレートはやっぱり魅力的だ。
 松岡憲治監督は金刃憲人投手も登板させたかったらしいが、ブルペンの事情で実現せず。ただ、プロの編成が試合そっちのけでブルペンでの金刃の投球練習に釘付けになっていた。明日は放るかな???

 かたや関西学院大の新谷泰隆投手は入れ込み過ぎず、打たせて取る投球内容。ビックリする球はないのだが、タイミングを微妙に狂わせていた。詰まった内野ゴロが多かったのが印象的。清水誉捕手の好配球にも助けられていた。
 感覚的なものなのだが、新谷はこれから成長する投手であるような気がする。肩が柔らかく、疲れが少なそうな投げ方。ストレートは130?台後半〜140?台前半だが、打者の手元でもピュッと、一伸びがある。どこか社会人チームにでも進路が決まれば、2〜3年後はもしかして!???デュプロの池満治監督、日本新薬の岩本誠太監督、松村聡コーチ兼任捕手も来ていたことやし。

(近畿大4×5同志社大)
 近畿大・野村宏之投手は
「イニング毎に“良い野村”と“悪い野村”が交互に出ていた感じだったですねぇ」
 と、榎本保監督のコメント通り、上半身と下半身のバランスが良くなかった。引っ掛かった球、抜けた球が多かったのはそのせいに違いない。

 同志社大・渡辺亮投手は8回を投げて2失点。
「入り方と追い込んでからを気を付けました」
 と言うように、やや力を抑えた(ストレートは140?台前半)丁寧な投球。
「三振を取るだけが投球じゃないぞ」
 たることを吉川博敏監督から言われていたのも関係していたようだ。また、2日前の投球練習で左肩の開きを指摘されて、修正出来たのも良い方向に。これで勢いが付くかな!?


 明日は関西六大学リーグ(南港中央球場)を観に行こうと思ったが、ある楽しみが出来たので再び関西学生リーグ(西京極球場)へ。
(同志社大3×0近畿大)
 同志社大が2連勝で4連覇中の王者・近畿大より勝ち点を奪う。
 その原動力となったのが染田賢作投手の力投。スライダー、チェンジアップの制球が良く、ストレートが走っていた。6回まで四球が3個あったものの、強力近畿大打線に安打を許さず。
 7回0/3で中指先の皮(マメではない)が破れたこともあり松尾和也投手にマウンドを譲ったが、来年のドラフト候補としてネット裏に猛アピール。でも、プロの編成の大半は関西六大学リーグ(南港中央球場)に行っていた模様(苦笑)。
「ノーヒットノーラン、やられると覚悟していましたよ。2安打(染田からは1安打)じゃあ勝てませんわ」
 完敗を喫した近畿大・榎本保監督は試合後に語っていたが
「いつか打たれるだろうと思っていましたよ」
 と、染田。でも、
「その時に崩れないように。丁寧に投げましたよ」
 そのような気持ちは忘れずにいたのが良い結果を導いたのかも知れない。

 破壊力抜群とは言い難い同志社大打線ではあるけれども、キーマンは小兵の2番打者・執行貴義内野手だと僕は思っている。
 昨シーズン、執行は完全にレギュラーに定着していなかったのだが、試合に出場すると良い働きをしていた。しかし、レギュラーとなった今春は不振を極め、途中で交代させられることも多かった。この悔しさがバネになったのか、今秋は好調の気配。執行の出塁が得点に絡んでいるのは見逃せない。今後のリーグ戦も要チェックだ。


(立命館大7×0関西学院大)
 昨日の試合終了後、関西学院大の本荘雅章監督は
「僕の中では明日の先発投手は決まっています。ウチの選手も驚くんちゃうかな」
 そう言っていたので、僕は関西六大学リーグを観に行かなかった。新戦力が登板すると思ったからだ。
 予想通り、関西学院大の先発投手は1回生の重野豊投手。観音寺一高出身で、180?、81?のバランスの取れた体躯の正統派右腕である。
 重野の立ち上がり、立命館大の先頭打者・秋武祥仁内野手から見逃し三振を奪うが、具志賢三内野手に四球、赤松真人外野手に左中間二塁打を許すと、関西大学球界屈指のスラッガー・嶋岡孝太内野手にカウント0−1から甘く入ったド真ん中のスライダーを左翼席中段(リーグ戦通算6本塁打目)に運ばれる。
 2回は一死も取ることが出来ず。2連打と四球で降板。と、結果だけを見れば散々ではあったけれども、重野は楽しみな投手だ。ストレートは130?台後半であるが、これから伸びる要素はある。腕が振れているし、何よりも左足が着地してから遅れて出て来るのが良い。
「チャンスはあと1回だけ(今秋)と、言われました」
 試合後、重野はバツの悪そうな顔をしていたが、本荘監督には数年後を見据えて、もうちょっと我慢して欲しいところかな!?

 その重野に手痛い洗礼を浴びせさせた嶋岡はダイエット中。間食、アルコールを控え、連日の20分間走が実を結び、6?の体重減(86?)。
「まぁ、飛距離には問題ないです。あと2?くらいは絞りたいっすね」
 とのこと。また、明るくて屈託のないキャラクターは健在。記者陣の囲み取材でも笑いが絶えない。そうそう、勝ち点を落とした近畿大・榎本監督にもベンチ入れ替えの際に
「榎本さん、気を落とさないで頑張って下さいよ」
 と、声を掛ける大物ぶり。
「嶋岡に励まされてしまいましたよ。ああいう子がウチにもおったら良かったんですけどねぇ。ホンマ、ええ子ですわ」
 榎本監督も嶋岡の人間味に太鼓判を押していた!?


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 その他にも気になることは多々あったのだが、改めて後日に。
 それにしても、試合後の榎本監督は面白い発言!?が多かった。残念だけれども、この日記にはとても書けないギリギリの話しばかり。まぁ、逆に勝ち点を落とした悔しさを胸に秘めているような感じも受けた。近畿大の逆襲に期待しても良いはずだ。

 以前、同志社大の監督を務めていた石井智(現在、大阪ガスグループのオージック勤務)とネット裏で話しをする機会に恵まれる。とても勉強になった。これまた後日に機会があれば。
 今日は取材に行かず。1ヶ月半程、グチャグチャになったままの部屋の大掃除や、放ったらかしの資料の整理(こっちはまだ終わっていない)に励む。
 まぁ、テレビでタイガース×カープ(甲子園球場)を観戦しながらで、効率は非常に悪かったのであるが(苦笑)。
 今夜はタイガース優勝特番ラッシュやろうなぁ。悪くはないけれども、個人的にはやや食傷気味。でも、18年間、待ち焦がれた“真のファン”には最高の夜になるであろう。美酒を浴びる程、飲むべし(笑)。
 尚、明日は新聞休刊日。新聞社的には明日以降に決まった方が良かったんかな!?


 昨日の日記で気になったことを後日に。と、書いたので。
 大学野球を観る機会が多い訳で、僕なりに公平な目線で観ているつもり。だけど、どうしても心の底では母校・関西学院大は気になってしまう。今日は0×2で立命館大に敗れ、勝ち点を取れなかったという情報も既に入っている。

 昨日、2番手で登板した水野拓也投手。手足が長い左腕で、期待しているのだけれども…なかなか結果が伴って来ない。ブルーウェーブ編成の谷村智啓(関西学院大卒)も
「素材は良いはずなんやけれどもなぁ…」
 大学での伸び悩みを残念に思っているようであった。

「水野、だいぶ良くなって来ましたよ」
 関西学院大の主務・野本正明などから報告を受けていたのだが、昨日の投球内容を観た限りではねぇ…。
 僕的には投球フォームがギクシャクしているように思えるのだ。右足を上げた時に、頭と上体が1度、潜ってしまう。それで、また起き上がるのが制球力を欠いてしまう要因なのでは?腕も振れておらず、ゴミ箱にゴミを投げ捨てるような小手先だけのイメージ。(立命館大の松村豊司投手も時折、そのような傾向がある)
 いっそのこと、かつてジャイアンツ、スワローズ、ファイターズなどで活躍した角盈男(現タレント)のような“ガムシャラ・サイドスロー”にしてしまえばなんて思ってしまう。
 水野のように手足が長ければ…角度も付くはずなので、右打者に対しても不利にならない。懐をえぐるようなクロスボールが効果的になるだろう。制球は精度も求められるが、はじめは内外角を投げ分けられるくらいの大雑把なもので良い。とにかく打者への恐怖感を植え付けさせるのが現状の殻を打破する特効薬になる!???

 まぁ、余計なお節介ではあるのですが…関西学院大・本荘雅章監督、この日記を拝読されていたら、気に留めて戴ければ幸いに存じます。

 明日は多分、関西学院大・近藤輝幸内野手のことを書きます。

大学野球観戦予定

2003年9月18日
 どうでも良いことであるが…。僕の大学野球の観戦予定を。

 9月19日(金)関西学生 10:00〜甲子園球場
 立命館大×京都大、関西大×関西学院大

 9月20日(土)関西学生 10:00〜甲子園球場
 京都大×立命館大、関西学院大×関西大

 9月27日(土)京滋大学 10:00〜西京極球場
 佛教大×京都学園大、花園大×大谷大

 10月7日(火)関西学生 11:00〜西京極球場
 同志社大×京都大、近畿大×立命館大

 10月12日(日)関西六大学 10:00〜南港中央球場
 龍谷大×大阪商業大、大阪学院大×京都産業大

 10月19日(日)関西学生 11:00〜皇子山球場
 関西大×近畿大、関西学院大×京都大

 10月20日(月)関西学生 11:00〜皇子山球場
 京都大×関西学院大、近畿大×関西大

 10月21日(火)関西六大学 10:30〜西京極球場
 大阪経済大×神戸学院大、大阪商業大×大阪学院大

 10月26日(日)関西学生 13:00〜西京極球場
 同志社大×立命館大

 10月27日(月)関西学生 17:30〜西京極球場
 立命館大×同志社大


 まぁ、天候や3戦目までもつれ込むことになった際に、若干の変更はあると思うが。こんな感じになるのではないだろうか。
 尚、僕はネット裏や記者席をチョロチョロするはず。でも、これが仕事なんです!???


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 昨日、約1年振りに『SPORTS Yeah!』(角川書店)より原稿依頼を受ける。ありがたい。
 他社さんも何卒宜しくお願い申し上げます。

関関戦 その?

2003年9月20日
【9月19日】
 関西学生リーグ第3節2試合目は伝統の“関関戦”(関西大4×1関西学院大)。
 新リーグ結成後の82年からの対戦成績は57勝57敗2引分と、全くの五分であったので、関西大が“貯金1”になった。

 試合開始早々、関西大は坂口直樹外野手の右翼越えの3塁打、光岡達郎内野手の適時打で2点を先制。関西学院大のエース・新谷泰隆投手は体のキレに欠ける立ち上がりを攻められた。
 関西大の先発は左腕・増田陽紀投手。低目に球が集まらずに四苦八苦も。
「いつ代えようかな?と。まぁ、ピッチングを知っている子なんでね」
 高岡淳監督が試合後に語ったように、要所は締める投球内容。
 結局、ノラリクラリしながらも128球を投じての完投勝利。被安打10本も、奪三振も10個であった。制球に苦労した印象が強かったが、四死球は0個。失点は内野手の失策が絡んだ後に関西学院大の代打・宮崎に適時打を許した1点のみ。
「完投は出来ても、完封は出来ないんですよ」
 先日、関西大へ取材に行った際に。僕は増田からそのような話しを聴いていたので、
「また完封を逃してもうたなぁ」
 そう言うと、
「そのうち、そのうちですよ。あくまでも完封は結果。試合を作ることが大事ですから」
 と、苦笑いしていた。

 初戦を落としてしまった関西学院大の明るい話題は二つ。
 まずは黒川栄次外野手の心強い守備力。(4回に田辺誠吾内野手と譲り合って、安打になってしまったケースもあったが…)同志社大戦に続いて、満塁の場面で。中堅からの好返球で二塁走者を本塁で封殺。特別、肩が強い訳ではないが、スピードと正確さがある。今後も黒川の守備がチームを救うシーンを何度も観ることが出来るかと思うと楽しみである。

 次に、8回からリーグ戦初登板となった加藤学投手。
 2回を投げて、被安打2本、奪三振1、失点、自責点0という数字を見る限り、ビックリはしないが。ストレートは常時140?前後を計時(最速141?)。また、バランスの良さ、制球力を求める為に、走者がいなくてもセットポジションで投げる投手が多い中。振り被って投げる姿は本格派右腕という印象を植え付けるし、非常に楽しみ。
「まぁ、デビュー戦やから。力相応の投球やった思うわ」
 そのように本荘雅章監督は評したが
「でも、あんなもんちゃうで」
 と、最後に付け加えるのを忘れなかった。


 1試合目の立命館大11×2京都大は、立命館大の打線が爆発(計19安打)。
 特に、赤松真人外野手が6打数5安打(新リーグ結成後、個人1試合最多安打タイ)、嶋岡孝太内野手が4打数4安打(盗塁時に内野手と交錯して左膝を痛めて途中交代も、大丈夫のようである)と、大当たり。
 また、得点差が開いたので、立命館大のエース・松村豊司投手は勝利投手の権利を得た5回を投げ切って降板。池添和也投手を挟み、7回よりルーキー・金刃憲人投手が登板する。

(7回裏)
 4番・河原林哲内野手(登録は外野手):空振り三振
 5番・道下直人外野手(登録は投手):投手ゴロ
 6番・谷口賢一捕手:見逃し三振

(8回裏)
 7番・折笠有基外野手(代打):四球
 8番・松岡諭史内野手:死球
 9番・平山祐内野手:左中間2塁打(2失点)
 1番・藤田慎也外野手:見逃し三振
 2番・坂井伸光外野手:中堅前安打
 3番・伊藤慎哉内野手:遊ゴロ併殺打

(9回裏)
 4番・河原林:空振り三振
 5番・道下:見逃し三振
 6番・谷口:見逃し三振

 といった投球内容。8回裏は少し乱れたようだが、先輩捕手への若干の遠慮。そして、直前の初打席で左中間にタイムリー3塁打を放っていて一呼吸置けなかったのもあったのかも知れない。
「周囲からは『ゆっくり入れ』って、言われていたんですけどね。ちょっと投げ急いでしまった」
 というのが、試合後の反省の弁であった。
 ちなみに最速は138?。まぁ、阪神甲子園球場のスピードガンは左投手に厳しいという噂もあるので、140?は出ていたかな!???あと、パームボールが活きていたように感じた。

関関戦 その?

2003年9月21日
【9月20日】関西学院大3×2関西大
 前日の関西大の攻撃をビデオで観るように、関西学院大が初回に2点を先制。関西大の先発・黒川隆年投手は悪天候(雨)のせいか、制球に苦しんでいた感。かたや関西学院大の先発・森本徹は
「下(マウンド)があまり良くなかったんで、逆に力まずに済んだ。ブルペンからそこそこ球も走っていたんで、余裕もありました」
 と、6回を投げて、関西大打線に1安打を許したのみ。高目の球に力があり、外野フライの山を築いた。
「低い打球、ゴロを転がすように指示していたんやけどねぇ。先制されて、多少の焦りもあったかな!?」
 関西大の高岡淳監督は、この外野フライの多さを敗因の一つとして挙げていた。

「いやぁ、楽には勝たせて貰えません。特に、関関戦は。冷や汗どころではなかったです」
 試合後に、関西学院大の本荘雅章監督がそう語ったのは。3点差リードの最終回1死から4連打で1点差まで追い上げられたから。好リリーフしていた加藤学投手が3イニング目に入って、関西大打線に捕まったのだ。
「まぁ、加藤はこの夏のOP戦から2イニング以上投げさせていなかったから疲れも出たのかも知れない。最後に新谷(泰隆投手、21日に先発が濃厚)を投入したのは誤算でした。まぁ、気持ちの強い子やから。ああいう緊迫した場面でも普通に投げてくれるので心強い」
 そのようにエースの最後の踏ん張りを称えた。
 尚、関西学生リーグは7回終了で、試合が成立するので。
「スコールが来えへんかなって、思っていましたよ」
 記者陣を笑わせた。


 春季リーグ戦は故障に泣いた田辺誠吾内野手(関西学院大)はマルチヒット(1試合2本以上)が4試合あって、好調(5試合を終えて、19打数9安打の打率.474)なようである。首位打者争いの本命になりそうだ。
「王子製紙(社会人野球)入りを控えて、ベストナインを3度目の狙っているみたいっすよ」
 と、チームメートから声も上がる。クリーンヒットは勿論だが、グチャグチャの内野安打も多い。まぁ、大学野球のリーグ戦で首位打者を獲る時は、固め打ちが多いか、内野安打が多いもの。是非、狙って欲しい。


「こんちはっす。読みましたよ、日記。色々ありがとうございます。頑張りますんで」
 ネット裏で京都大×立命館大を観ていると、9月16日の日記に書いた近藤輝幸内野手がそう言って、僕の前を通り過ぎて行った。
 ちょっと“ぶっきらぼう”な口調だったので、僕は
「キツク書いてしもうたかな?さすがに怒ったかな?」
 心の中でそう思ったが。書いてしまったうえに、当の本人に読まれている。要するに“あとの祭り”である…。
 その近藤の状態が上向きのようだ。初回と5回に適時打で2打点。見逃す形が良くなって来ている。トップの位置が決まり、左腰が逃げていない。

「怒りの一撃やったん?」
 試合後、クールダウンしている近藤に尋ねると
「いやいや、逆に気にして貰っているみたいで。刺激になりました」
 そう応えてくれた。そして、
「今度は良く書いて下さいね。お願いします」
 と、付け加えられた。頑張れば、バンバン書いたるよぉ〜♪


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 京都大2×1立命館大
 立ち上がりこそ不安定であったものの、土屋真司投手(京都大)の緩い球を巧く使った投球に立命館大打線が沈黙。また、堅守(無失策)が良い流れを呼び込むことになる。数少ないチャンスで主将・藤田慎也外野手が同点に追い付く、左翼手越えの二塁打を放ったり。立命館大外野手の不用意な失策直後に平山祐内野手の貴重なワンヒット(決勝点)が出た。
 これでリーグ戦の連敗は21でストップ。また、今春より就任した村井監督が指揮を奮ってからの初勝利にもなった。
 ベンチからロッカールームに引き揚げて来る時点で、村井監督の目は真っ赤。藤田から記念すべきウィニングボールを手渡されると、さらに顔をクシャクシャにして
「みんな、ありがとう。ホンマにありがとう」
 頭を下げていたが、
「明日もあるぞ」
 と、気を引き締めるのを忘れないでいた。
 さぁ、今日の京都大の戦いに注目だっ!


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【アテにならない明日の予告】
『着せ替え人形のドレスかっ!!!(怒)プラス関関戦 その?』
(理性のDr.ジキル)
 チームの不振は私の責任。私の力不足で低迷してしまいました。プロの世界は厳しいもの。よって辞意を固めた次第であります。志し半ばでチームを離れるのは無念の一言ですが、早く戦力を建て直して、整えて。常に優勝を争えるチームになることを及ばずながら願っております。

(本音のMr.ハイド)
 あぁ、実際、チーム成績は伸び悩んださ。でも、それって、俺だけのせいなのか???オーナー、フロントは現場の声を聞き入れて、戦力補強をしてくれたのか?采配を奮うのは俺だけど、グラウンドでプレーするのは選手じゃねえか。その選手が『アソコが痛ぇ、ココが痛ぇ』で働かなければ、勝てる訳がねえよ。徐々に、若手も力を付けて来て、俺の目指す野球が出来るところだって言うのによぉ。選手も可哀相だぜ。また、一からやり直しだよ。こんなチームは当分、優勝争いなんて無理だな。


《原辰徳監督(ジャイアンツ)3年契約を1年残して辞意申し入れ》
 このような主旨の見出しがスポーツ紙のトップを飾った。
 今シーズンの成績不振に加えて、来シーズン構想での球団(フロント)との対立などの様々な憶測が飛び交い、報じられているが。多分、大筋は外れていないだろう。
 過去の栄光にすがってばかりいても仕方ないのだが。原は昨シーズン、ジャイアンツを日本一に導いた実績がある。それを1シーズンの不振(しかも故障者多し)で
「はい、御苦労様。サヨナラ、バイバイ」
 ってのは、非常にふざけた話し。奮起、リベンジの機会すら与えられないなんて。

 4月、ブルーウェーブは石毛宏典監督を3年契約のほぼ丸々2年を残して解任。
 今月には、ドラゴンズも山田久志監督をシーズン残り20試合を残して、休養、解任を発表する。(3年契約の2年目途中)

 チーム成績不振の責任を現場の長である監督が取る。これまでにもプロ野球界でごく当たり前としていた風潮。確かに、監督の才、力量がチームの浮沈を握っているのかも知れない。ただ、グラウンドでプレーするのは選手である。選手が結果を出せる環境を、監督が整えていない。そう言われてしまえば身も蓋もないのだけれども。監督の目指す野球、方針が浸透しつつある課程で、サッサと、首をすげ替えてしまうのはどうかと思われる。

 観客動員などを含めたファン離れの阻止。中日はその抜本改革として山田を更迭した。では、チームが強くなればファンは増えるのか?かつての黄金期を築いたブレーブス。また、最近ではライオンズを見ている限り、YESとは言い難い。ここは簡潔に書かせて貰うが、要は魅力のあるチーム作りをしなければならないのだ。単純に勝てば良い。って、ことはないのである。

 数日前に、全く違う観点で。『野球小僧』の野球日記作家である谷上史朗も“現在のプロ野球界は魅力が失われて来てしまっている”という内容のことを書いていた。
 子供が着せ替え人形のドレスをポンポンと、着せ替えてしまうように。目先を変えただけで満足してしまうようなオーナー、フロントがいることも拍車を掛けているに違いない。プロ野球チームって、彼らの体の良いオモチャにしか過ぎないのだろうか???そうあって欲しくはない。でも、悲しいかな…これが現状なのだ。

 プロとして勝つことも大事。でも、魅力のあるチーム作りをして、ファンに夢や希望を持たせるのは、決して“勝ち負け”だけではないはずだ。少なくとも僕はそう思っている。
 年齢、立場、実績などを全く無視したチーム(組織)作りは困難かも知れないが、そのようなことを存分に理解した器のデカイ人物がプロ野球界を引っ張る日は果たして来るのだろうか???
 政治的な部分が見え隠れする野球は本質的に面白くない。独断と偏見ではあるが、そのようなことで権威を振りかざす“老兵”は…退くべきである。


 いつの日か。煮え湯を飲まされた原、石毛、山田らが。現在のプロ野球界組織を変えて行くリーダーになることを期待する。

 なんか考えがまとまっていなくて、支離滅裂な内容…御容赦の程を。


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 昨日、阪神甲子園球場で行なわれる予定であった関西学生リーグ(立命館大×京都大、関西大×関西学院大)はグラウンドコンディション不良の為に延期。
 朝、ちょうど家を出ようとしていたら、敏腕・古谷純一(連盟副委員長、近畿大)より連絡を貰ったので。無駄足にならずに済む。感謝。
 尚、予備日がない為に、延期された試合の日程はまだ決まっておらず。

 という訳で、彼女とマイカル茨木に映画を観に行く。久々に、映画館で眠ることなく“完賞”もとい“観賞”することが出来た。えっ、何を観たかって?まぁ、それはプライベートということにしておいて下さいな(苦笑)。
 えーっ、正直、体が2つもしくは3つ欲しい時がある。こっちの球場に行ったものの、あっちの球場も気に掛かる。そして、たまには遊びに行きたい。でも、現実には無理な話し。それで、結局は…昨日は西京極球場で“産龍戦”(関西六大学リーグ、京都産業大×龍谷大)があったにも関わらず、彼女と神戸へ遊びに行った^_^;まぁ、たまにのことなので御容赦m(_ _)m

 三宮〜元町を徘徊していたのであるが、大ヒットであったのはランチ!!
 JR元町駅の南口から鯉川筋を山側(北)に上り、東西に走る山手幹線にぶつかる手前の交差点右手にある『群愛飲茶』へ。この店は11:30〜15:00までがランチタイム。1人3,000円(ランチにしてはやや高目)で、飲茶が食べ放題なのである。
 いやぁ〜、食べたね。いや、食べすぎた。朝食を抜いた甲斐があった。嬉しいのが、安い食べ放題ではなく、美味しい食べ放題なところ。店には悪いが、3,000円の元を充分に取り返すくらいのガッツキぶり。
 個人的なお薦めは下記の通り。
《蒸し海老餃子》…プリプリ感が堪らない
《グリーンアスパラ蟹味噌あんかけ》…アッサリしていたので、もっと食べたかった
《胡麻付き五目揚げ団子》…団子、好きなんです(^^ゞ
《あずき餡入り胡麻団子》…やっぱり、団子好き(^_^;)
《杏仁豆腐》…舌がとろけるまろやかさ、おかわりしました(苦笑)

 ちゃんと確認していないのだが、水曜日が定休日のようだ。まぁ、ネットでも調べられると思うので。
 昼時、神戸に遊びに行った際は是非、立ち寄ってみては。(『群愛飲茶』の回し者ではないが)
 但し、その後、数時間は…歩くのもシンドイくらい腹が膨れ上がります。(単に、食べすぎなければ良いだけなんやけれども)


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 京都産業大の酒井康輔主務よりメールあり。
“産龍戦”は延長14回の熱戦の末、京都産業大3×3龍谷大。両校共にあと一歩のところで決定打が出なかったとのこと。

 テレビ京都で試合が放映(録画)されていたようであったが。僕の家は京都テレビが映らない…(>_<)

寂し気な秋の訪れ

2003年9月24日
 メッチャ忙しい訳ではない。せやけど、何だかせわしなく、バタバタしている。
 昨日も何本かの原稿と格闘。まぁ、これが仕事やから頑張らなアカンのやけれどもね。

 気候もここ数日で秋の気配を感じさせる。暑さがこもる僕の部屋でフル可動であった扇風機の電源を入れることもなくなった。
 そのような秋の訪れと共に、野球界の話題も寂し気なものが目立つ。


 プロ野球界最年長選手・広澤克実内野手(タイガース)が日本シリーズを最後に、19年の現役生活に終止符を打つことを決意。
 今春キャンプ、年齢が約半分の選手がいる中でも圧倒的な存在感を示していた広澤。
「元気やなぁ。あと5年くらい、プレー出来そうやなぁ」
 キャンプ取材を終えて、近隣の飲み屋でも
「広澤さんがメッチャ元気でしたよ。40歳を超えたとは思われへん」
 と、酒の肴に提供していたくらいである。
 また、今シーズンも故障者が相次いだところで一軍昇格。そして、広澤の活躍が下降気味であったチームを救ったのは記憶に新しい。
 体力の限界と言うよりは(動体視力の衰えは感じているようだが)、世代交代が進むチーム事情を考慮。加えて、リーグ優勝(当然、日本一のチャンスもある)を“花道”に有終の美を飾るという背景も整っている。報道の丸飲みながら、それが引退決意の真意であるようだ。

 僕が中学生であった時、野球4コマ漫画がとても流行っていた。『がんばれ!タブチ君』で有名ないしいひさいちを筆頭に、ちょっとした“アホキャラ”で描かれることが多かった広澤であるけれども。紛れもなく、スワローズの90年代黄金期を支えた主力で、一時代を築いた選手。その後、FAでジャイアンツ入り→自由契約→タイガース入団という経緯の中でも野球ファンに愛され続けた。
“時代の流れ”と。そう言ってしまえば簡単ではあるが―。また、1人のサムライがユニフォームを脱ぐ。全盛期を目の当たりにしていた世代としては、ちょっとばかりシンミリしてしまう。
 日本シリーズでの広澤の勇姿をシッカリと、脳裏に焼き付けておきたい。


 関西圏の学生野球界を牽引し続けている近畿大の前々監督である松田博明が23日22:20分、心不全の為に亡くなった(享年77歳)。心より御冥福をお祈り致します。合掌―。

 近畿大監督時代に築き上げた輝かしい実績、育て上げた名選手は数知れず。アマチュア野球界の要職も務めるなど、その功績が大きいことは改めて言うまでもないだろう。
 僕が関西学院大に入学した当時、まだ松田は近畿大の監督であった。正直に言うと、既に“オジイチャン”の域に達していたはずだけれども、グラウンド、ベンチ内ではシャンと、指揮を執っていた印象が強い。

 現在、関西学生リーグで4連覇中の近畿大。しかし、前々節で同志社大に2連敗して、勝ち点を落としてしまい、苦しい展開になっていることはこの日記にも書いた。
 新リーグ結成後(82年)からも、87年春〜89年秋(6連覇)、96年秋〜98年秋(5連覇)をはじめ、24度のリーグ成し遂げている“王者”の巻き返し。5連覇達成が一番の供養星になるに違いない。

“ストーブリーグ”

2003年9月26日
 誰が呼んだか“ストーブリーグ”。真冬(シーズンオフ)でさえも野球界はHOTな話題で世間を賑わす。首脳陣、選手、フロントの去就に始まり、新戦力、契約更改などなど。

 今シーズンのプロ野球界。言うまでもなく、セ・リーグは早々に、タイガースの18年振りのリーグ制覇が決まる。パ・リーグもホークスが最短で明日には優勝を決めそうな(今日現在M2)感じである。だからという訳ではないだろうが、例年より早く“ストーブリーグ”も過熱の様相を呈している。

 首脳陣の去就が注目されるのは、おおよそ下記の通りではなかろうか。
 ドラゴンズ:新監督人事難航中!?
 ジャイアンツ:原辰徳監督の続投?退任?
 ライオンズ:現役引退を表明した伊東勤捕手の監督就任がほぼ確定
 マリーンズ:山本功児監督退任で、ボビー・バレンタインを招聘
 ブルーウェーブ:中村勝広がGM就任、新監督に現ライオンズ・伊原春樹監督を迎え入れて、新体制でチーム再建を???


 当たり前のことではあるが、どのチームも真剣に勝てる。そして、野球ファンに喜んで貰えるチーム作りを目指している。まぁ、それがビンゴとなるかは結果論なんやけれどもね。(投げやり、他人事でスミマセン)
 個人的にはブルーウェーブの動向には注目している。90年代の黄金時代からメンバーも大幅に入れ替わり、長引く低迷。様々なカンフル剤を取り込みながら、どのようなチームカラーで戦って行くのか?リーグは違うけれども、“お隣さんのタイガース”の飛躍も刺激、参考にすることであろう。
 ただ、性急に結果を求めるようであるならば。単に目先を変えて、誤魔化しただけに過ぎない。大雑把ではあるが…3年、5年、10年といった区切りを付けた、長いスパンで構えて欲しいものだ。


 何故か?飲み屋でのトークは“ストーブリーグ”の話題の方が。俄然、盛り上がりを見せる(笑)。僕もボチボチ“ストーブリーグ”突入の準備(ネタの仕込み!?)をしておかなければイケナイ!???


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 紙数の関係で、中身はさほど濃いとは言えないのだが(苦笑)。
 10月2日発売の『SPORTS Yeah!』(角川書店)に…ファーム選手権関連の記事。って言うか、タイガース二軍ネタを寄稿した。機会があれば、是非。

>タイガース二軍の山口高志二軍投手コーチ、平塚克洋打撃コーチ
 色々と、ありがとうございました。今後も宜しくお願い致します。

 尚、現在、発売中の『週刊ベースボール』(ベースボールマガジン社)にも関西学生リーグ・関西大モノを書いている。


『週刊漫画アクション』(双葉社)の休刊(来年4月に隔週でリニューアル創刊)につき、定期収入が読めなくなりました(>_<)(+_+)(T_T)
 原稿依頼、ドシドシ御要請の程を。締切を落とさない優良ライターっす!?当然、内容を充実させることも大事ですが。何卒宜しくお願い申し上げます。
 京滋大学リーグ(西京極球場)を観に行く予定であったが、諸事情により関西学生リーグ(南港中央球場)へ。

 試合は勿論、観戦していたのだが。第1試合(近畿大×関西学院大)の前半はバックネット裏に集まるスカウト陣からドラフトにまつわる話しを聴いて回る。
 各球団の編成の方々、御多忙なところ、ホンマにありがとうございました。


(近畿大4×5X関西学院大)
 近畿大は今月23日に亡くなった前々監督・松田博明に哀悼の意を表し。ユニフォームの左袖に喪章、センターポールの校旗を半旗にして、試合に臨む。
 供養星を捧げるべく、地道に加点する近畿大打線。左腕・野村宏之投手も調子が良い訳ではなかったが、8回まで関西学院大を1安打に抑えていた。
 しかし、4×0で迎えた最終回。池ノ内雅樹内野手、田辺誠吾内野手に連続二塁打を許し、1点を失ってから近畿大の歯車に狂いが生じる。連続四球に、途中出場の樋口祐一郎捕手の中堅前タイムリー安打(リーグ戦初安打、初打点)でスコアは4×2に。だが、代打・笹嶋昭宏外野手は三振に倒れ、二死満塁となる。
 そして、打席に入った渡邉祥一郎内野手はボールカウント2−3まで粘り、放った打球はボテボテの遊ゴロ。
「守備だけならば、既にプロクラスの安定感」
 プロのスカウト陣からもそのように評される名手・藤田一也内野手が軽快に処理するが…。藤田の送球が微妙に短い。一塁手・若林建志内野手がそれを後ろに逸らさないよう、ベースタッチから離れて打者走者・渡邉はセーフ(記録は遊撃手エラー)で、その間に1点でスコアは4×3。しかも、二死満塁でボールカウント2−3であったので、走者はスタートを切っている。両膝を付いた態勢から若林は起き上がり、本塁に送球するが。これがまた微妙に届かないショートバウンド。これを田中雅彦捕手は止めることが出来ずに、送球はバックネット裏の記者席前を転々―。二塁走者・近藤輝幸に続き、一塁走者・窪田智也外野手(タイムリー安打を放った樋口の代走)も本塁に滑り込む。近畿大にしてはまさかまさかの。関西学院大にとっては4点のビハインドを引っ繰り返す劇的なサヨナラ勝ちという幕切れに。

「一番巧い選手(藤田)のところへ飛んで、ああいうことになるんやから。野球はコワイっすねぇ」(関西学院大・本荘雅章監督)
「野球は分からん…。野球はツーアウトから、下駄を履くまで分からないと言いますが、こんな負け方は初めてですね。野村も含めて、勝たなきゃイケナイという気持ちが強すぎたんかな。まぁ、松田さんからの『こんな野球もあるぞ。野球は甘くないぞ』という忠告、メッセージやったのかも知れません」(近畿大・榎本保監督)
 と、立場は違えど、両監督の試合後のコメントに野球の奥深さが集約されていたように思える。


(立命館大2×3X関西大)
 立ち上がりに不安のなくなった立命館大・松村豊司投手。今季ここまで2試合連続完投勝利の関西大・増田陽紀投手。両エースの投げ合いは試合中盤まで膠着状態。
 先に得点を挙げたのは立命館大で、7回表にラッキーな内野安打を2本絡めて、増田から虎の子の1点を奪った。
 この時、僕は記者席で。
「さぁ、松村のこの後の投球やな。ええ球を放るのに、点を取って貰った後に松村は点を取られるクセ(傾向)があるからなぁ」
 と。朝日新聞の野村周平も
「そうっすね。そういう時が多いっすよね」
 そう相槌を打ってくれた。

 その予想が不思議なことに的中。7回裏の先頭打者・石井浩司内野手が内野安打で出塁すると、この試合でバットが振れていた南尚幸内野手、板坂久幸外野手の適時打で逆転されてしまい、松村は降板。
「気持ちの整理の仕方がねぇ…。自分で間を置いて、仕切り直したりすれば良いんやけど。まだまだ経験不足、勉強不足なんやろうね」(立命館大・松岡憲次監督)
 というコメント通り、松村の課題はここにある。抑えなきゃイケナイという気持ちが空回りしてしまう。
「アウトカウントを増やす方法はいくらでもありますからね」
 この試合でも三塁走者を牽制球で刺した(左投手の三塁牽制はあまり観ない)増田のような余裕が感じられないのだ。

 しかし、9回表に立命館大も意地を見せて、高橋孝典外野手の二塁打、代打・中村真崇外野手の右翼犠飛で同点に追い付く。
 でも、そこは勢いのある関西大。ちょっと調子を落とし気味であった坂口直樹外野手の内野安打、安部内野手の死球(2打席連続)の後に、板坂が殊勲の右翼超えサヨナラ二塁打で勝負を決めた。

「板坂は真面目すぎるくらいの子ですよ」(関西大・高岡淳監督)
 そう言われて、現れたヒーローは野球人生で初めてのサヨナラ打にも
「自分で決めるつもりで打席には立ちましたけど」
 と、控え目に喋り始めて
「頭の中が真っ白になりました(殊勲打に興奮してダイヤモンドを1周)。今後もチームの足を引っ張らないように頑張りたいです」
 最後まで謙虚そのもの。取材途中にチームメートから
「シッカリ話せよ」
「香川出身ですって、ちゃんとアピールするんやで」
 などと、チャチャを入れられていたのも板坂のキャラクターを伝えるには充分であった。


======================
 試合後の通路で
「本当、スミマセン。もう絶対にしないように…」
 手痛い失策に肩を落としていた近畿大・藤田と偶然にすれ違った。ただ、この苦い経験をバネにしてくれそうな強さを感じた。あくまでも直感で、根拠はないんやけれどもね。


 う〜ん…。ジャイアンツ・原辰徳監督が退任っすか…。←そのうち書かないとアカンかな!?

 9月18日の日記で。10月19日、20日の対戦カードに誤りがあったので修正。

《アテにならん予告》
9月28日『対決!?関西ジャニーズ』
9月29日『リーグ戦の運営について』
 夕刻―。
「今日みたいなゲームを観に来ないとアカンよぉ〜」
 上機嫌な声が携帯電話の受話器の向こう側から聴こえて来る。声の主は関西学院大の本荘雅章監督である。
 関西学院大は前日に引き続き、快心の試合運びで近畿大に勝利(関西学院大5×2近畿大)。連勝で勝ち点をもぎ取った。本荘の声が弾んでいるのも当然であろう。
 尚、近畿大は新リーグ発足以来、初のリーグ戦4連敗(同志社大戦でも2連敗)。今秋は5連覇を目指していたが、厳しいなというのが正直なところ。個人的に、母校・関西学院大の勝利は嬉しいけれども、王者・近畿大の“元気のなさ”は気掛かりなところ。榎本保監督をはじめ、島和也主務、各選手に世話(取材)になっているだけに。今後の奮起に期待するしかない。

 関西大も粘り強く連勝(関西大3×2立命館大)で勝ち点を2とする。立命館大はルーキー左腕・金刃憲人投手の初先発マウンドに託すが惜敗(金刃に勝敗は付かず)。残塁が多く、拙攻が目立っていたようだ。

 と、南港中央球場で関西学生リーグの熱戦が繰り広げられている間…僕は別の場所で大汗を流していた。『ほんじゃに!』(関西テレビ)の野球ロケに参加。“野球様”でお馴染みのメディアプルポ・松本浩、武市暢、関西テレビ・高島公美、放送作家・森脇尚志らとも顔を合わせた。
 この日記への登場をひそかに狙っている!?森脇は“名言”を残そうとしていたが“迷言”しか残せず。松本、高島、僕にも
「それはないやろう…」
 失笑されたコメントは自主規制ということで(笑)。

 肝心なロケの内容は。関西ジャニーズJr.の“関ジャニ8”の面々(村上信吾、横山裕、渋谷すばる、錦戸亮、内博貴、安田章大、丸山隆平、大倉忠義)が元プロ野球選手(現時点では誰であるかは伏せておきます)より熱血指導を受ける。そして、最後に実戦形式で、これまた元プロ野球選手と対決するといったもの。

 どこから情報を得るのかは分からないが、数十人の“関ジャニ追っかけギャル”が暑い中、ロケを最後まで見学していたのは御苦労様でありんす(笑)。
 関西テレビ・杉本なつみアナウンサーも大変そうやった。(局アナも大変っすね)

“関ジャニ8”の中で、野球が一番巧かったのは内であった。小学生時代、羽曳野リトルリーグ(東北高・ダルビッシュ有投手とチームメート)に所属していたらしい。
 あと、体は小さいけれども、安田もセンスあり。
「何をやらせても器用にこなす」
 松本、高島も口を揃えていた。

 まぁ、僕はグラウンドの確保や練習の手伝い要員を手配したりする“コーディネーターもどき”みたいなことをしていただけなんやけれどもね。そうそう、昨年の近畿大の主将でドラフト候補選手としても名を連ねた米田甚也も来てくれた。現在、米田は役者修行中の身。“チョイ役”ではあるが、このような機会が何かのキッカケにでもなってくれれば良い。
 ちなみに僕も練習を手伝った。多分、テレビにもバッチリ映っているだろう!?
 OAに関しては後日にまた。

 ロケ終了後、帰宅。シャワーを浴びてから、JR甲子園口駅の北口へ向かう。居酒屋にて松本、高島、出演した元プロ野球選手1名と、宮川接骨院の岡克己で酒宴。元プロ野球選手が意外に!?“気配り人間”でビックリ。楽しい時間が過越せた。

 その後は松本とショットバーへ行き、ベロベロになる。甲子園口から西宮北口まで歩いて帰って来たのだが、どの道を歩いたのかは全く覚えていない…。まぁ、帰巣本能だけは失っていなかったようだ(^_^;)
 マメに各大学野球部(取材することが多い関西圏)のHPを閲覧しているつもりだ。
 色々な情報も得られ、特に、掲示板はOBや一般ファンの“生の声”があるので楽しみにしている。
 ただ、時には掲示板に書き込むうえで、最低限のルールを犯したキツイ書き込みがあるのも事実。まぁ、言うまでもなく、匿名性が高いということが大きく影響しているんやろう。


 非常に熱心なファンだと、良い方向で捉えたい。
 およそ1ヶ月前、ある同一人物が関西学生リーグ加盟校の各掲示板に。同じ文面で、リーグ戦運営に関わる意見を綴っていた。ちなみにこの人物は春季リーグ戦時も関西学生リーグを筆頭に、関西学生野球界の問題点を指摘していた次第。
 個人的に感じる部分ではあるが。この書き込みはルール違反ではないと思うのだけれども、文体が丁寧であるがゆえに少々の嫌味と根拠のない目線の高さを感じてしまうというのが率直なところ。あと、表面的なことは精通しているが、内部事情、実情までは把握していないようだ。だから、ちょっとばかり無理な提案が多いのも事実。
 しかし、そのようなしがらみに惑わされることなく生まれている理想はバカに出来たものではない。直面している難問に
「あぁ、やっても無理だよ」
 と、簡単にサジを投げる輩よりは立派である。(匿名性の高い書き込みだから、無責任に主張出来る。という風に受けとってしまえば、話しは進まないが…)また、
「結構、痛いところを突かれているんですよね」
 敏腕こと古谷純一(近畿大、関西学生野球連盟副委員長)も語っていることも、書き込みの主旨が全くの的ハズレでないことを意味している。


 僕も関西学生野球界の現状に満足はしていない。だけど、しがらみが多いという立場なので…好き勝手に、言いたいことをブチまけているようだが、意外に抑えている部分もあるのだ。(こういう姿勢が良くないのかも知れないけれども)
 という訳で、僕も思っていることを一つ。

 関西学生野球界の開催球場“ジプシー状態”には僕も疑問を抱いている。
 取材をする立場でも
「今日は○○リーグはどこの球場でやっとんねん?」
「△△リーグは何曜日に試合してんねん?」
 そのように思うことがしばしば。一般のファンはもっと理解に苦しむであろう。
 そして、書き込みの指摘にもあったが。雨天により日程は飛び飛びに、球場も転々とする羽目になっている。しかも…開催球場にケチを付けるつもりはないが、舞洲ベースボールスタジアム、南港中央球場などはアクセスが悪すぎる。これでは『大学野球部員の、大学野球部員による、大学野球部員の為』のリーグ戦運営になっている感は否めない。

 東京六大学リーグ、東都大学リーグは明治神宮球場でリーグ戦を行なっている。プロ野球との併用、東京六大学リーグ優先などの問題点もあるようだが。“学生野球の聖地・神宮球場”というイメージは浸透。あくまでも関西と比較してのレベルではあるけれども、一般ファンを動員することでは上である。やっぱり、開催球場は固定した方が良いと思うんやけれどもね。

 そこで、関西学生野球界の各校が協力をして、ある球場を買い取る。開催球場を固定化することで徐々に、観客動員という点では伸びるような気がするんやけれども。その球場とはズバリ、西宮スタジアムだ!
(別に、僕の家から近いので…取材が楽と言っている訳ではないよん)


 以下、明日に続く。

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