日記の日付が微妙にズレ始めている。という訳で、9月30日分は空けます。(手抜きや…)
 しかも、(後編)と書いたまでは良いが、思い付きで昨日の日記を(前編)にしてしまったので…。さぁ、どうしたもんか(苦笑)。


 関西学生野球界の各校が協力して、西宮スタジアムを買い取る。そして、リーグ戦開催の本拠、関西学生野球界の聖地とする。と、さも名案であるかのようにぶちまけたのは良いが…あまりにも現実的ではないし、諸問題が生じることは必至。

 昨秋、西宮スタジアムは、持ち主である阪急電鉄の意向により65年の歴史に幕を閉じた。しかし、再開発計画の全く目処が立っておらず。道路(山手幹線)を挟んだ西宮球技場も含めて、営業を停止したものの取り壊されることもなく現存しているのである。
 東西だけでなく、南北の路線(宝塚線、京都線など)も充実。交通の便が良い阪急沿線であり、大阪と神戸のちょうど中間地点である西宮(西宮北口駅、西宮スタジアムは駅目前)と、アクセスは悪くない。西宮スタジアムが超満員となったアメリカンフットボール伝統の“関京戦”(関西学院大ファイターズ×京都大ギャングスターズ)の集客力はイベント的魅力もあるのだろうが、アクセスの良さも大きく関わっていたことと思われる。
 実際、学生野球各リーグ戦が開催されることが多い西京極球場(京都)の最寄り駅である(西京極駅)は特急も止まらないし、その他の球場に関してはアクセス面という観点で見れば、不便極まりないのは事実だ。よって集客力にも影響。

 そのような西宮スタジアムであるけれども、いざ買い取るという段になった時。どれだけの額になるかは想像も付かない。また、仮に買い取ることが出来たとしても。経済的、人材的なことなどを含んだソフト、ハードの両面で、維持や運営をどうしたら良いか?ということになってしまう。
 さらには各リーグの日程の組み方、他球場を使用しないことでの利権絡みのゴタゴタも起こりそうである。

 ってな訳で、実現可能に希望も持てない案(これも思い付き…)を2日にも渡って、日記に綴ってしまった始末(苦笑)。ただ、関西学生野球界のことは僕なりに真剣に考えていることに嘘はない。
 いきなり大きな改革は出来ないだろうが、小さなことからコツコツと。(←西川きよしかいっ…)後付け的ではあるが、この『野球ノ歩キ方日記』もそういう想いが多少は込められている。何か僕が力になれることがあれば、声を掛けて戴ければ幸い。
 まずはパンフレットの見直しくらいから始めません?


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 アテネ五輪アジア予選の日本代表チームのメンバー22名が発表された。
「五輪が終了しても3〜5年後、野球文化の伝道者になって欲しい」
 長嶋茂雄監督の想いもあり、平均年齢は27.6歳という若手中心の編成。実績もあり、魅力的な顔ぶれではあるが、内野手の人選に関しては個人的に疑問を抱く。(他の候補選手に故障が発生していることなどもあるんやろうけれども)

 二岡智宏内野手(ジャイアンツ)
 宮本慎也内野手(スワローズ)
 井端弘和内野手(ドラゴンズ)
 松井稼頭央内野手(ライオンズ)
 小笠原道大内野手(ファイターズ)

 皆、プロ野球界を代表する魅力的な名野手であることに間違いはないが、5人の中で、遊撃手が4人って…。
 小笠原は昨シーズンまで守り慣れた一塁手として、ほぼ全試合出場が義務付けられることが予想される。でも、他の二塁手、三塁手、遊撃手はどないするんやろう???
 確かに、遊撃手を務める守備力があれば、他のポジションは無難にこなせるかも知れない。ただ、そういう安直な考えが真剣勝負の中での致命傷になりそうな気がしてしまうのだ。オールスター戦や東西対抗などのエキシビジョンマッチではないんやからねぇ。

 勝敗、五輪出場は別にして(でも、最も重要視されること)。野球文化の伝道を唱えている割には“付け焼刃”的な印象はどうしても拭い切れない。
 まぁ、考えようによっては…野手が複数のポジションを守るのが当たり前となることで、日本の野球が拓ける可能性も秘めているんかな!?


 皆様のおかげでアクセス数も80,000HITを超えそうです。
 感謝×2でありますm(_ _)m

今日は雑感で

2003年10月2日
 9月30日―最後は若干、焦らされたもののホークスがリーグ制覇を決めた。
 フジテレビ系列でも無事にホークスのビールかけを中継していた。例の問題(王シュレット事件)はどうなったんやろう?
 タイガース×ホークスで争われる日本シリーズ開催が10月18日。既に各方面で指摘されていることやけれども、間延びしているよなぁ。2週間以上も先やんか。MLBはポストシーズン(プレーオフ地区シリーズ、5回戦制3戦先勝)に突入。その後、リーグ優勝決定戦(日本時間10月8日〜、7回戦制4戦先勝)→ワールドシリーズ(日本時間10月19日〜、7回戦制4戦先勝)という流れになるが、日本シリーズは食われてしまうのではないか?

 それにしても、タイガース・星野仙一監督は上手いこと言うなぁ。
「ワシらは神戸のラグビーチーム(大量得点のカモ)とは違うわ」
 と、ホークス自慢の“100打点カルテット”(松中信彦内野手、井口資仁内野手、城島健司捕手、ペドロ・バルデス外野手)がブルーウェーブ戦で打点を稼いでいる現実を分析。


 徐々に、各球団が来シーズンの戦力構想を明らかにし始めた。それに伴い、ユニフォームを脱ぐ選手(引退)、構想から外れてしまった選手(自由契約、任意引退)のニュースも目立つようになって来ている。また、消化試合ということもあり、帰国する外国人選手(来シーズンの契約の有無に関わらず)の帰国も多い。う〜ん、ストーブリーグやなぁ。


 日本高校野球連盟のHP(http://www.jhbf.or.jp/)にて。プロ入り志望選手の退部届け提出者一覧が掲載されている。高校生はこの退部届けを提出していないとプロ側と接触(学校関係者や親などの立ち会い人の元)出来ないのは周知の事実。
 尚、ちょっと小耳に挟んでいるキナ臭い情報の渦中にある選手の名前は見付からなかった。

本日…

2003年10月3日
 本日…原稿執筆をはじめ、様々な仕事に追われている状況。そう、よくある“キャパオーバー”な訳なのです(+_+)

 明日からはちゃんと復活するかな!???

 御容赦の程を。
 昨日、カープ二軍がフランチャイズを置いている由宇球場(山口県)にて、ウエスタンリーグ前期優勝・カープと後期優勝タイガースの間でプレーオフ(1戦制)が行なわれた。←さすがに観に行っていない…朝日新聞の野村周平は行ったようやけれども。
 試合結果はタイガース5×3カープで、タイガースがウエスタン3連覇(史上初)を達成。まぁ、僕自身、10月2日発売の『SPORTS Yeah!』(角川書店)にタイガース中心のプレーオフ、ファーム選手権の記事を書いたので一安心といったところ。特に、名前を挙げた藤原通外野手(登録上)、喜田剛内野手、桜井広大外野手が活躍したようなので、その想いはなおさらである。
 ところが、どうも複雑な心境であるのも事実。カープの先発マウンドに上がっていたのが、高校時代のチームメート・広池浩司投手(敗戦投手)だったからである。
 広池も早いもので、今年でプロ入り5年目を迎えた。広池についての詳細はこれまでにも書いているので省くが、区切りの年であったことは確かだ。実際、一軍でも先発投手として数試合、登板したもののコンスタントに一軍定着することは果たせず。その代わりと言ってはおかしいが、ウエスタンリーグでは好成績を残した。

 投球回数105回 9勝4敗 0S(勝率.692)防御率2.13

 最多勝利と最多勝率のタイトルを獲得。防御率も2位(0.01差)であった。完投6、無四球試合2もリーグ最多。

 これまでにも広池の登板を、一軍、二軍を問わずに何度か観る機会に恵まれている。それで、友人、知人という視点を抜きにした(完全には無理なんやろうけれども)感想は
「二軍以上、一軍未満やなぁ」
 というところ。二軍では危なげなく抑えるが、一軍ではどこか不安な表情、仕草が顔を出す。この課題を克服する意味でも、今回のプレーオフでは結果を残して欲しかったのだが…。
 まぁ、終わってしまったことは仕方がない。広池は賢い男だから、敗戦の中でも来シーズンに繋がる何かを見出だしているに違いない。そう信じていると共に、来シーズンの広池に期待。僕も広池に負けないように頑張りたいものだ。


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 予測(結構、結果的に予測記事になる時は多い)原稿を入れることは非常に難しい。締切の関係でどうしようもないのであるが、いつもドキドキしている。万が一の場合は担当編集者の心遣いで上手い具合にボカして貰えるんやけれどもね。
 日記にも書いた『SPORTS Yeah!』もそうであったが、関西大のことを書いた際『週刊ベースボール』(ベースボールマガジン社)も内心は焦っていた。
 良く書いたチーム、学校、選手が活躍しなかった時ほど、バツが悪いことはない。まぁ、そればかりを気にしていたら何も書けないんやけどね。


 数日前のスポーツ新聞に載っていたのだが、ベイスターズが横浜スタジアムでのホームチームのベンチを三塁側にすると書いてあった。
 デーゲーム時の日当りや最寄り駅からのアクセス(ファンへの心遣い)などが背景になっているらしいが、このような柔軟な対応は良いことやと思う。


 最近、気のせいか!?アクセス数が激伸しているような…。
 メッチャ“手抜き日記”なだけに申し訳ないっすm(_ _)m


 メディアプルポ・松本浩より仕事の打診が多い。ありがたい限り。
 まだ企画段階のモノが多いけれども、どうにか良いモノを作れることに携わりたいものだ。
 通常のライター業とは勝手が違うけれども、ちゃんとやりたいっす!!

深層心理???

2003年10月6日
 どういう訳か1〜2ヶ月に1度のペースで高熱を発してはブッ倒れる。扁桃腺が腫れ、ツバを飲み込むのもシンドイ(>_<) 体の節々が痛み、病人独特の気だるさが肉体を支配する。まぁ、1日寝込めば復活するので、問題ないんやけれどもね。

 布団の中で大汗をかきながら、ストーリーがグチャグチャの夢を見た。
「いやぁ、今シーズンは散々やったわ。ホンマ、ファンに申し訳ない。」
 僕にそう語るのは金髪のイカツイ男。バファローズの中村紀洋内野手であった。でも、縦縞のタイガースのユニフォームを身にまとっている。
 そうそう、中村紀はFAでタイガース入りの可能性もあったんや。スッカリ忘れてしまっていたことを思い出す。

 今シーズン、中村紀は故障に泣き、ここ数年で最悪の成績。ifは厳禁ではあるが、もしも中村紀がタイガースに入団していたら、どうなっていたんやろう???汗でビチャビチャになってしまったシャツを脱ぎながら、そのようなことを考えてみる。が、まだ悪寒が走るので、再び布団に潜り込む。

 それにしても、何故、こんな夢を見たんやろう?僕の心の中で、タイガースと中村紀が占める割合はそんなないはずなんやけどね…深層心理???

忙殺!?

2003年10月7日
 依然、扁桃腺の腫れが引かず。
(表現はキレイでないが、左の喉壁が喉チ○コにくっ付いている有様。熱は下がったが)

 加えて、10月25日売りの『Sportiva』(集英社)の原稿(ドラフトネタ)締切に追われている始末。

 よって日記を更新する余力はないかも知れない…。
 ホンマ、申し訳ないっすm(_ _)m

広く浅く

2003年10月9日
 ここ数日、風邪により体調不良をアピールして来たが…風邪ではなく肺炎でした(>_<)点滴と薬でだいぶ良くなったような気がするけれども!???さすがに吐血を繰り返した時は変な覚悟をしたなぁ…。

《オレ流監督》
 ドラゴンズ新監督に落合博満が就任。
 何の根拠もなく、独断と偏見でしかないのだが
「こういう人は監督には無縁なんだろうなぁ」
 と、落合が現役時代から思っていた僕。分からないもんやな。野球史に名を残す名監督になったりして。そのような雰囲気はあるかな!???

《20勝投手》
 ホークスの斉藤和巳投手がパ・リーグでは18年振りとなるシーズン20勝を達成。
 オールドファンは
「20勝なんて、エースやったら当たり前や!」
 と、思われるだろうが、中6日前後のローテーションが確立している現在のプロ野球界では立派の一言。(斉藤は開幕投手を務めて、1年間、ローテーションを守り通した。また、登板機会26試合全て先発で、責任投手になること23試合)
 あとは日本シリーズでの奮闘。そして、来シーズン以降も15勝以上を目処に安定した成績を残すこと。3年続けたら、大エースやね。

《夢の続き》
 ジャイアンツが全日程を終え、原辰徳監督が退任。
「近い将来、またユニフォームを着るんやろ。くじけるな。また勉強せえよ」
 原に花束を手渡す際、タイガース・星野仙一監督が一言。ポーズなんかではなく、本音でこのようなメッセージを捧げられるのが“男・仙一”たる所以なのであろう。
 内部でどのような経緯があったかどうかは憶測になってしまうが、原にとっての一番の無念は監督という仕事を軽んじられた(このことは星野も指摘していた)ことに違いない。
“温故知新”という言葉があるけれども、単に“老害”を背負い込んでしまった原の夢の続きには、良い意味での“復讐”という文字もシッカリ刻み込まれたはずだ。

《その他》
 古谷純一(近畿大)、酒井康輔(京都産業大)がコマメにリーグ戦の詳細をメールで送って来てくれる。感謝、感謝、大感謝。

 金刃憲人投手(立命館大)が近畿大を相手にリーグ戦初勝利を初完封で飾る。生で観れなくて残念。

 日頃、世話になっているブルーウェーブの編成・谷村智啓が来シーズンの一軍投手コーチになるとの噂。大学の大先輩に対して失礼かも知れないが、独特の“おとぼけキャラ”が持ち味の谷村。どんなコーチになるんやろう???
 昨夜はまだ実現するかどうか微妙な番組の打ち合わせを関西テレビにて行なう。
 佐藤洋介(関西テレビ)、松本浩(メディアプルポ)、桝野幸宏(放送作家)の馴染みの面々に、近藤一朗(放送作家!?)も加わる。
 基本的には真面目な打ち合わせであるはずなのだが
「ムラムラ村田辰美、ムレムレ南牟礼豊蔵」(意味不明)
 などと、しばしば脱線するのが良いところ!???
 各自、宿題も出て、打ち合わせは21:00過ぎには終了。みんなと一緒に食事にでも行きたかったのだが…体調が体調なので自粛。おとなしく直帰する。

 そして、今朝。南港中央球場(関西学生リーグ、立命館大×京都大、関西大×関西学院大)を観に行こうと思っていたのだが…ヤバイ予感タップリ。体温を計ったら、既に38.5°オーバー。
 午前中、病院で点滴を受ける。入院する程のことではないが要安静とのこと。まぁ、肺炎をこじらせて命を落としてしまうこともあるんやからなぁ…実際、この数日間で最低3回は死を覚悟←ちょっと大袈裟かな!?ここは医師の言うことを素直に聞いておこう。
 尚、血液検査も受け、肺炎であることを除けば正常そのもの。最も心配された肝臓はノープロブレム。少しだけ安心する。


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 体調がこのような感じなので、しばらくの間、日記に穴を空ける機会も多くなるかも知れません。御容赦、御了承の程を。
 日々の“点滴効果”により、徐々に体調も回復しつつあるが…まだ油断出来ない状況。安静のしすぎで体がサビつきそうだ。

 お気遣い及び暖かいお言葉を掛けて下さった皆様、心より感謝申し上げます。


 差し当たり、日記完全再開とまでは行かないがお知らせを二点。

 まずは9月28日に収録した『ほんじゃに!』(関西テレビ)のOA日。

【地上波】
 10月15日(水)前編 24:35〜
 10月22日(水)後編 24:35〜

【BSフジ】
 10月14日(火)前編 22:00〜
 10月15日(火)後編 22:00〜

 尚、僕は前編では、ほぼ登場していないようだ。後編を楽しみに!???


 次に、高熱に苦しみながら書いたドラフトネタは。

 10月25日発売『Sportiva』(集英社)

 ただ、一箇所、最適でない接続詞が…校了後に最適の接続詞が思い浮かぶ。肺炎のせいにしたいところであるが、ただの力量不足っす(>_<)
 紙数の関係で泣く泣く削った部分、選手名は相当数であるが、今ドラフトの参考にして貰えれば幸い。

いっぱいあるなぁ

2003年10月13日
 緩やかな上り坂ではあるが、体調も良くなって来た。この連休明けには完全復活となるかな!?

 まぁ、僕は昨日も自宅でノンビリしていたのだが、野球各界は目が回るような忙しさであったらしい。


・プロ野球はパ・リーグの公式戦全日程が終了。ちなみにセ・リーグはスワローズ×カープが残り3試合を済ませ、全日程終了となる。
 山本功児監督(マリーンズ)が球団への不信感を顕わにして(この日も5コーチに解雇通告)、胴上げ、挨拶の退団セレモニーを拒否。分かるような気もするけれども、ファンには感謝の挨拶はするべきやったんと違うかな。
 尚、順位は
?ホークス
?ライオンズ
?バファローズ
?マリーンズ
?ファイターズ
?ブルーウェーブ
 となった。
 個人タイトル、チーム打撃成績、チーム投手成績などは新聞などを参照に。
 また、観客動員数は過去最高の1,014万4,000人。ホークスは3年連続(多分…)で300万人以上を動員。ブルーウェーブが前年比16.0%の驚異的な伸びを見せたが、これは営業サイドの企画や新説のフィールド・シートによるところが大きいのでは?純粋に利益に結び付いているかは疑問やけれども、まずは球場に足を運んでもらうという基盤作りの期間だろう。あとはチームが強くなれば…。
 観客動員減少はライオンズのみ。世界初のかぶせただけのヅラ…じゃなかった屋根付き球場(このネタ、昨年の『野球狂のネタ4』のオープニングで使う予定やった!?)の効果も薄い。


・スワローズ7×8xカープ(25回戦)でカープの林昌樹投手が僅か1球でプロ初勝利(プロ入り6年目)を挙げる。01年5月の山?貴弘投手(マリーンズ)、01年7月の後藤光貴投手(ライオンズ)に次いで、プロ史上3人目。セ・リーグでは初の出来事。深い…。


・MLBのポストシーズン白熱。現在、リーグ優勝決定戦(7戦制、4戦先勝)の真っ最中で、ア・リーグがヤンキース2勝×レッドソックス1勝、ナ・リーグはカブス3勝×マーリンズ1勝(日本時間10月13日7:00現在)という状況。あくまでも個人的なことであるがヤンキース×カブスのワールドシリーズが観たいかなぁ。


・大学野球も後半戦に突入。僕の観る機会が多い関西学生、関西六大学も優勝争いが気にかかるところ。
 関西六大学は最終的に3連覇を目指す京都産業大と、王座奪還が合言葉の龍谷大。これに大阪商業大が絡む図式になりそうだ。
 関西学生は王者・近畿大がコケた為に関西大が一気に突っ走りそうであったのだが、昨日の結果で少しばかり雲行きに変化が。関西大が京都大に敗戦(89年春から続いていた対京都大は57連勝でストップ)して、同志社大がエース・渡辺亮の好投(関西学院大・田辺誠吾内野手に2安打を許したのみで完投、今季3勝目)で関西学院大に勝利。今節の星の取り合い次第では開幕節に連敗スタート(対関西大)した同志社大にもチャンスが。秋季リーグ戦のフィナーレを飾る“同立戦”(同志社大×立命館大)があるだけにモチベーションも上がるだろう。
 尚、京都大の河村浩輔投手が新リーグ発足後、京都大の投手として最多の通算4勝目と、最多タイに並ぶ!?2完封勝利を達成。


・高校野球も来春のセンバツ大会出場を目指す秋季大会の地区予選が、各地で繰り広げられている。
 大阪府予選準々決勝の大体大浪商高×PL学園高は延長15回で0×0。引き分け再試合(10月13日)となったが、今日の関西地区(朝から大雨)の天候では再試合は延期か!???

ナックル・ボーラー

2003年10月16日
 中学生の時、野球部の1学年上にTさんという先輩がいた。
 打って良し、守って良し、走って良しという典型的な野球小僧で、時折、マウンドへ上がっては打者を手玉に取った。
 僕は捕手もやっていたので、何度か練習試合でTさんとバッテリーを組んだことがある。サインはストレート、カーブ、シュート。そして、ナックルであった。
 Tさんは肘が先に出て来る投げ方でストレートも中学生離れしたスピードであったが、ナックルに相当の自信を持っていたようである。しかし、そのナックルは捕手にしてみれば厄介な代物。ユラユラと揺れたり、揺れなかったり。右に流れたり、左に流れたり。大きくユッタリと落ちたり、鋭くキュンと落ちたり。予測不可能な不規則な変化(軟球ということもあったのだろうが)が尋常でない。捕球するのに精一杯で、僕はナックルのサインを出すのを嫌がっていたものであった。それでも、Tさんはナックルのサインを出すまでは首を縦に振ってくれなかったけれども(苦笑)。

 一概に言えないが…一般的にナックルは人差し指と中指の爪を立てて(薬指を立てる人もいる)、弾くようにして投げる。指先での弾き加減、風向き、縫い目の空気抵抗などなど。様々な要素が絡んで、ナックルは前述したような不規則な変化が生じる。抜いたり、切ったりすることがないので肩や肘への負担が少ない球種で習得し易い。また、ナックルの使い手として名を馳せたフィル・ニークロ投手(ブレーブス→ヤンキース→インディアンス→ブルージェイズ→ブレーブス、実働24年)は48歳まで現役生活を送り、通算318勝を挙げた。現在、ポストシーズンでナックル・ボーラーとして注目されているティム・ウェークフィールド投手(レッドソックス)も37歳のベテランということからも投手寿命が伸びるとも言われている。だが、日本では実際にこのナックルを投じる投手は非常に少ない。ブルーウェーブのルーキー・加藤大輔投手くらいである。

 なぜ、日本の投手はナックルを投げたがらないのだろう?
 まずは繊細な指先や爪を傷めることを好まないという理由が思い当たる。でも、それ以上に制球が定まらない。手元を離れたら“あとは球に聞いてくれ”的な球種であることが一番の要因であるように思える。
 投げたいコースに、思い描いた軌道の球を投げたいという理想が投手の深層心理にある。その意に添わないのがナックルたる気まぐれな球種。それだけに痛打を食らった時の後悔も大きいのかも知れない。
 だけど、端目から傍観している立場で言わせて貰うと、ド真ん中に行こうが、際どいコースに決まろうが。打たれる時は打たれるし、打たれない時は打たれない。(当たり前や)タイミングを外す、遊び球としてナックルを持っているというのは武器になるような気がするんやけれども。投手自身がどこに行くか分からん球を打者が簡単に打てるとは思えんし。あと、回転数が少ない球種やから、長打の危険性もそんなに高くないはずだ。無責任ではあるが、ナックルで一皮剥ける投手が出て来ることを待ち望みたい。


 今秋のドラフトでバファローズ(自由獲得枠)への入団が確定的な香月良太投手(東芝)は高校時代(柳川高)、甲子園球場のマウンドでナックルを多投していたが…現在は封印しているんやろうか!???
 観たいな、ナックル・ボーラー。でも、ホンマに捕手は大変なんだよなぁ。


 あと、手の平で包むようにして投げるパームを放る投手も少ないような気がするけれども…やや形態を変えて、チェンジアップ気味になっているんかな???
 まぁ、ナックルよりは制球に苦しまないような気がする。


 あっ、Tさんは今でも(草野球とかで)ナックルを放っているんかな???

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 今日の日記は放送作家・桝野幸宏の
「ナックル・ボーラーに関することを書いて下さい」
 というリクエストによるもの。
 こんな内容ですが、よろしいでしょうか?

“寝耳に水”

2003年10月17日
 星野仙一監督(タイガース)が日本シリーズを最後に現場を離れることが確定した。高血圧、胃潰瘍、ムチ打ち(慢性)など、健康上の理由によるものである。

 実は昨夜の時点で、放送作家・森脇尚志(漫才コンビ・ますだおかだの増田英彦経由)から
《星野監督辞任》
 というメールが来ていたので、数度のやり取りをしていた。僕の中では“寝耳に水”の情報やったので、
《マジっすか?》
《ネタ不足ちゃいます?あるとしたら健康上の理由では》
《GMというポストはあり得ますね》
 などの返信を。まぁ、その通りになった次第。それにしても、森脇や増田はどこから情報を仕入れているんやろう???

 色々と思うことはあるけれども。この発表は日本シリーズが終了してからでも良かったのでは?なんて個人的には思ってしまう。動揺とまでは言わなくても、タイガースナインに与える精神的なところから戦い方にも影響が出るような気がして仕方がない。でも、ノリノリのタイガース、星野監督やから…サクッと、日本一を決めて、花道勇退という最高のストーリーになるかも知れん。さぁ、どうなることやら。


 タイガースのGMに就くことが濃厚な星野監督。一層なるタイガースの強化に奔走するのは当然だろうが、きっと星野のことだ。タイガースのみならず、日本球界全体を見渡しての改革に取り組んでくれるはずだ。この“寝耳に水”の報を受けて、そのような淡い期待を抱いてしまったのは僕だけでないと思う。


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 言い訳ではないが。最近、公私を問わずにジャーナリスティック的なことを望まれることが多い。
 今後、僕自身がどのような方向に進んで行くかは見当も付かないが、あくまでも僕はライターでありたい。アスリートの心の機微を中心に、時代背景などを描くことに重きを置きたいものだが。この“線引き”は非常に曖昧だよなぁ…。よう分からん(^_^;)


 明日から、いよいよ日本シリーズが開幕。世間の耳目が多いに集まる。が、僕のような“三流ヘッポコ・ライター”はなぜか!?滋賀・皇子山球場通いの日々(恐らく、3〜4日連続になりそう)。関西学生リーグ、関西六大学リーグの優勝争いのリポートを依頼されているからである。
 まぁ、仕事に大きいも小さいもない(ホンマはあるけれども…金額的には)。与えられた仕事をキッチリと、やり遂げることが僕の使命だ。ただ、西宮から皇子山は闇に遠い…(+_+)琵琶湖近辺に泊まりたいというのが本音だ。
 昨日の日記に書いた星野仙一監督(タイガース)はユニフォームを脱ぎ、恐らく、GMというポストに就く。逆に、今秋からユニフォームを着ることになる人間も多い。

 サーパスの二軍投手コーチに決まった谷村智啓も13年間のスカウトマン生活(ブルーウェーブ編成)に終止符を打ち、この秋からはグラウンドで汗を流すことになる。

 春先、
「タカシのヤツ、イキイキしとるやろう」
 西京極球場のネット裏で谷村と話しをしていたら、唐突に谷村が呟いた。タカシとはタイガースの二軍投手コーチに就任した山口高志のことである。山口も前年までブルーウェーブの編成をしていた。
「スカウトもええけどなぁ。やっぱり、ユニフォームもええもんやで」
 そのように喋り続ける谷村も心のどこかでユニフォームへの憧れがあるのだろう。目を細め(元々、細い!?)、何気なくグラウンドに視線を向ける姿がそれを物語っているように感じたものである。

 プロ球界に限らず、野球界はユニフォーム組と背広組で成立している。現場を預かる人間もいれば、その現場を支援する人間も必要なのだ。だから、どちらも誇りを持つべきなのである。尚、野球解説者なども背広組に分類して良いだろう。
 しかしながら、幼い頃から白球を追い掛け、厳しいプロの世界で勝負をして来た人間としてはユニフォームという制服は特別なものであるようだ。
「チャンスがあれば。もう1度、ユニフォームを着てみたいよなぁ」
 そのように語る背広組が大半だ。で、若くて可能性のある選手に夢を託す。自身が成し遂げられなかった夢は勿論、
「俺はあの時、こんな失敗をした。お前もそうなったらアカンで」
 というような戒めも含めて、選手を育てて行くことに喜びを見出す。このような流れを客観的に、外から眺めていると、
「“野球人”って、ええなぁ」
 素直にそう思うことが出来る。

 偶然ながらも谷村は編成から現場復帰してのコーチ就任。編成時代にネット裏から観て来て、獲得して来た選手をサポートすることになる。今秋以降(谷村は編成業務の引継ぎ、ドラフトがあるので年明けからになりそう)、その手腕に注目したいものだ。他の背広組→ユニフォーム組も同様である。


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 レッドソックス5×6xヤンキース、純粋に面白かった。
 レッドソックスはやっぱり…“バンビーノの呪い”に縛られているんやろうか?

王者と挑戦者

2003年10月19日
 昨日は関西六大学秋季リーグ戦の優勝が懸かった試合を皇子山球場(滋賀県大津市)にて観戦。本来ならば、第4週に組み込まれていた“産龍戦”(京都産業大×龍谷大)は引き分けも含み、4戦目まで突入。加えて、天候や試合日程、球場の兼ね合いなどもあり、第7週と第8週の間に急遽、組み入れられたのである。
 この間、京都産業大、龍谷大は苦労しながらも着実に勝点を積み重ねていた。2連覇中の京都産業大は9勝2敗1分の勝点4。3季振りの王者奪還を目指す龍谷大は9勝3敗2分で勝点4という具合。勝率は関係なく、この“産龍戦”の4戦目(これまで1勝1敗1分)で勝利した方が勝点5となり、リーグ戦優勝となる訳である。

 試合前、勝村法彦監督(京都産業大)、椹木寛監督(龍谷大)をはじめ、中心選手などから話しを聴く。誰もがリーグ優勝を意識しながらも普段通りの戦いをすることを強調していたが、椹木監督だけは
「これまでは他校がウチを潰しに来ていた。でも、ウチはもう2季、優勝を逃している。今日はウチが産大さん(京都産業大)を潰しに行く、挑戦者という立場なんです。展開にもよるけれども積極的に仕掛けて行きますよ。監督2年目で選手の力量、持ち味以外にも性格的なところも把握して来たつもりですしね」
 と、勝負に対して、ギラギラした想いを漂わせていたのが印象的であった。

 試合はまだ薄暮の残る17時01分にプレーボール。龍谷大打線が3回に2点、4回に1点を奪い、京都産業大のエース・森田竜平投手をマウンドから引きずり下ろす。椹木監督の宣言通り、無死走者一塁からバスターを決めたりなど、積極的な仕掛けでチャンスを拡大させて行く姿勢に挑戦者のガムシャラさを感じた。

 龍谷大のエース・齋藤信介投手も本調子ではなかった。気負いのせいか、必要以上に力が入ってしまうので腕が振れない。それでも、要所は締める。
「投球内容は覚えていないです。とにかく気合い、気持ちで投げました」
 試合後にそう語っていたように、何度もマウンド上で吠え、拳を小さく突き上げる仕草が多かった。(意識的にではなく、自然にやっていたと言う)

 試合は龍谷大3点リードのまま最終回まで進む。齋藤は9回裏二死まで京都産業大を無失点に抑え、完封勝利は目前。しかし、そこから京都産業大が王者の意地を見せる。風呂本拓也内野手、代打・河野大輔、安井亮太外野手の3連打で1点差に詰め寄る。
「こっちも気合い負けはしていなかったんですけど、向こう(京都産業大)の必死さがヒシヒシと、伝わって来ました。最後まで投げたかったんですけどね」
 齋藤はあと一死が取れずに無念の降板。柳瀬明宏投手の救援を仰ぐことになる。だが、
「お前しかおらんのやで。頼むぞ、任せたぞ」
 と、今季、急成長の柳瀬投手への信頼を寄せていた。
 その柳瀬は四球を一つ与えたものの京都産業大の主将・千草正樹捕手を投ゴロに打ち取り、ゲームセット。龍谷大がリーグ優勝を決めた。

「ムチャクチャ嬉しい。泣きたいくらいです。監督就任早々にもリーグ優勝を決めましたが、あの時は杉山(直久、現タイガース)、植(大輔、現ドラゴンズ)がいたから。今回はホンマに嬉しい」
 王者返り咲きに椹木監督は興奮気味。かたや勝村監督は
「残念ですね。でも、最後に下級生が粘りを見せてくれたことは来季以降に繋がる。新しいチームになりますが、一から出直しです。挑戦者として」
 とのコメントを残した。

 王者と挑戦者の図式が入れ替わったことによって、さらに“戦国関六”が面白くなるに違いない。大阪商業大、神戸学院大、大阪学院大、大阪経済大も挑戦者として、王者の座を目指して欲しいものだ。来春を楽しみにしている。


 それにしても、皇子山球場は遠いなぁ(苦笑)。

悔し涙を忘れずに

2003年10月20日
 連日の皇子山球場。遠い…。
 関西学生リーグ(関西大×近畿大、関西学院大×京都大)観戦の為である。

 関西大は今節、近畿大から勝点(2勝1敗でも可)を取れば、95年春以来のリーグ優勝が決まる。
 試合は白熱の攻防戦。関西大が先制すれば、近畿大が追い付く。また関西大が突き放せば、近畿大が土壇場で追い付く。スコア3×3のまま、延長戦に突入した。

 同点に追い付かれた直後の9回裏。関西大は代打を出した関係で、エース・増田陽紀投手が降板。マウンドには昨夏の甲子園優勝投手・田辺佑介投手が上がった。
 田辺はリーグ優勝を引き寄せるべく9回、10回を無難に抑える。と言うか、球に力、ノビがあった。大学入学以来、一番の出来であったように僕は感じていた。が、11回裏に落とし穴が待ち受けていた。
 この回の近畿大の先頭打者は4番・中村真人外野手。力のあるストレートに押されて、飛球を打ち上げた。しかし、これを関西大の遊撃手・石井浩司内野手と中堅手・坂口直樹外野手が譲り合い(最後は石井がグラブには当てるが、落球で記録はエラー)、無死走者二塁。続く途中出場の森川欽太外野手が三塁線に絶妙の送りバントを決めて、一死走者三塁になる。
 ここで関西大はセオリー通り、満塁策を選択。寺坂知哉外野手、中東信二内野手に対しては敬遠の四球を与えて、一死走者満塁に。
「セオリーやし、ベンチの指示やけれども。投手の本音では嫌やねんな。勝負したいもんやで」
 記者席の僕の隣で、これを観ていた本荘雅章監督(関西学院大)はそう呟いた。

 僕には、マウンド上の田辺は落ち着いているように映った。代打・中尾恭明を打席に迎えた時に大きく肩で深呼吸をしたのもきっと動揺ではない。

 空振りストライク
 ボール
 ボール
 空振りストライク
 ボール
 ボールカウントは2−3になった。少しの間を置いて、田辺が投じたのは渾身のストレート。しかし、コースが僅かに外れた。左打者・中尾のアウトコースに流れた…痛恨の“サヨナラ押し出し四球”である。勝利に沸く近畿大ナインの横、マウンドを少し降りた場所で土下座をするかのように田辺はうずくまっていた。

「満塁策はベンチの指示。最後の押し出しはやむを得ない。田辺の責任ではないですよ」
 関西大・高岡淳監督は田辺をかばったが、更衣室で当の田辺は泣きじゃくっていた。大学生の選手がこれほどまでに号泣している姿は非常に珍しい。まぁ、1回生という立場で、先輩に申し訳ないという気持ちも強かったに違いない。

「調子自体は悪くなかったです。とにかく負けたのが悔しい」
 落ち着きを取り戻し、少し腫れた目で田辺はポツリポツリと、語り始める。
「でも、もう気持ちの切り替えは出来ています。先輩にも『お前のせいで負けたんやぞ』って、励まされましたから」
 と、少しばかり無理をしながら笑顔を見せてくれた。

 ホロ苦い経験であろうが、この“サヨナラ押し出し四球”が今後の田辺を支える、成長させる大きな背景になるような気がした。根拠を説明するのは難しいけれども…。
 流した悔し涙をいつまでも忘れずにいて欲しい。


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 関西学院大1×0京都大

 京都大のエース・河村浩輔投手は球に力があったが、笹嶋外野手に投じた1球が唯一の失投(2回表に右翼越えのソロ本塁打を食らう、笹嶋は今季第2号)となった。

「多分、今日が学生時代最後の登板!?素直に良かったです」
 関西学院大のエース・新谷泰隆投手は持ち味である粘り強い投球で完封勝利。

 社会人野球の王子製紙に進む、関西学院大の田辺誠吾内野手は
「.400超えましたね。ここまで来たら狙いたい(首位打者を)っすね」
 と、3打数2安打。


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 どうでも良いことだが、学生時代から気になっていることがある。
 皇子山球場の選手、報道関係者入口の横の池に鯉がいるのだが、そこの看板が解せないのだ。

《コイがびょうきですのでエサをあたえないでください》

 う〜ん…。鯉が病気やったら治したれよ。放っとくなよ。
《コイがびょうきになりますのでエサをあたえないでください》
 にするべきやと思うんやけど。


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 日本シリーズ。伊良部秀輝投手(タイガース)もイマイチであったが、金澤健人投手(タイガース)の火ダルマは凄かったなぁ(苦笑)。点差も点差やったので“放置プレー”になっていたのも仕方ないけれども。
 甲子園球場でのタイガースの巻き返しはあるのか!?

スミマセン…m(_ _)m

2003年10月23日
 ここ数日…公私共々、バタバタしている為に日記の更新が滞っております。

 週明けを目処に“復活”致しますので、御了承下さいませ。
 昨日は親交のある野球博士・江本雅朗の誘いで“浮き球三角ベース”たる競技にチャレンジした。
 浮き球とは…海に浮かべる発泡スチロールの球で大きさはソフトボールくらい。但し、完全な球体ではなく、ややボコボコしている。加えて、紐を通す穴が空いている。
 この球を使って、単純に三角ベースをするのであるが、実にこれが難しい。球は軽いので風に流される。投げても不規則な変化をする。野球経験者がやや有利なのは確かであるが、少しばかり感覚が異なる。また、危険性も少ないので子供や女性も存分に楽しむことが出来る。
 まぁ、詳しくはhttp://www.ukidama.com/top.htmlを見て貰えれば、話しが早い。ルールなどはこちらをチェック!
 ちなみに会長は草案者!?である作家・椎名誠が務めている。

 江本に西宮北口駅で拾って貰い、能勢までのロング・ドライブ。能勢高のグラウンドにて全国大会に繋がる西日本大会が開催されるからだ。
 僕が加わったのは『天王寺ドロガメ団』という女性中心のチーム。尚、この“浮き球三角ベース”、7人編成(選手交代可能)で、投手は女性か小学5年生以下の男女と定められている。

 朝から晩まで。計5試合を消化したので、書くことは山のようにあるのだが。とにかく色々ありすぎたので割愛せざるを得ないが“浮き球三角ベース”はメッチャ面白いっ!ということだけは間違いなく断言出来る。
 しかし、僕個人としては非常に苦労したのも事実。前述したように従来の野球とは感覚が異なるので、失敗もたくさんした。
 まず、打つ方では生涯初の5打席連続三振(初打席から)。ストライクゾーン(メッチャ曖昧、審判の感覚、その場の雰囲気)、距離感、スピード感覚に全く対応することが出来ない。
「このまま最後まで、バットにボールが当たらないんと違うか…」
 と、不安になったくらいである。(徐々に慣れて、本塁打も2本放つ。だけど、最終的には18打数5安打2本塁打6三振…)

 守る方に関しては5試合全て、サードを守った。ゴロは無難にさばけた(ナイスプレー連発!?)が、スローイングとフライを捕るのが非常に難しい。特に、フライは風に流されてしまうので、落下点に入ったと思っても不思議なくらいに捕れない(>_<)

 このように結構、凹みつつも何故か楽しめるのが“浮き球三角ベース”の魅力。また、スポーツライターという立場からも非常に大きな関心を抱いた。何と言っても老若男女、ベースボールを楽しめるのが最高。今後、ちょっとハマリそうである。


 結局、助っ人としては中途半端、期待外れな僕が加わった『天王寺ドロガメ団』(注:天王寺に住んでいる人間は一人としていない)は2勝2敗1分という戦績に終わり、全国大会には進めず(これまでの戦績もあったようだ、年間成績は8チーム中4位)…残念。だが、2試合目、4試合目は打線が大爆発したので得失点差は驚異の+24であった。

 それにしても、『天王寺ドロガメ団』の女性陣はメチャクチャ巧かった。各々、ソフトボールなどの経験もあるのだろうが、打つ、投げる、捕る、走るがサマになり過ぎていた。絶対に、半端な男性よりはスキルが安定している。ベースボールは男性だけのスポーツでないことを改めて、認識させられた次第。

 あ〜っ、楽しかった♪(^O^)♪


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>江本さん
 お疲れ様でした&ナイスホームランでした。
 また、お声を掛けて下さい。

>『天王寺ドロガメ団』の皆様
 ホンマにお疲れ様でした。
 役に立ったのか?立っていないのか?訳の分からん闖入者でしたが…“守備の人”で評価して下さい!???またの機会がありましたら何卒宜しくお願い申し上げます。

>彼女
 急なスケジュールに文句も言わずに付いて来てくれて、ホンマにありがとう。
 そして、名スコアラー、お疲れ様やったね。

同立戦?(訂正版)

2003年10月27日
 昨日は関西学生リーグ最終節を飾る“同立戦”(同志社大×立命館大)の第1試合目。
 さわさんの日記にも書いてあったが…“同立戦”とは一般的な呼称。立命館大サイドからは“立同戦”になるのだが。まぁ、この日記では一般的な呼称で通させて貰うことにする。

 今秋の“同立戦”は単なるリーグ戦最終カードではない。同志社大が勝点を挙げれば(2勝1敗でも可)20季振り。立命館大が勝点を挙げたならば(2勝1敗でも可)関西大が17季振りのリーグ優勝となり、関西5リーグ(関西学生、関西六大学、近畿学生、阪神大学、京滋大学)の覇者で争われる関西地区代表決定戦(今年より関西王座決定戦)へ。明治神宮大会出場の切符(1枚限り)を争うことになる。

 注目の第1戦は渡辺亮投手(同志社大)、松村豊司投手(立命館大)、両エース同士の投げ合い。両者共に立ち上がりは上々で、投手戦の展開を匂わせたが…3回裏に渡辺を突如として襲った制球難に乗じて、待望の先制点。立命館大が勝点を挙げれば、優勝が決まる関西大ナインは観客席で大喜び。しかし、尚も一死満塁の好機で追加点を奪うことが出来なかったのが、今季の立命館大らしさだったのか…打線が繋がらない。

 同志社大はベンチから
「フライを打ち上げるな!アウトになっても構わないからゴロを、低い打球を打て!」
 という指示で、6回表に松村を攻略。3点を奪い、逆転に成功した。奇しくも僕は記者席で関西大の高岡淳監督と
「松村は6〜7回を凌げば、大丈夫でしょうけどね」
 そう話していた。余計なことを言わん方が良かったかな!???

 さらに同志社大は立命館大の後続投手を攻め立て、7回に6得点のビッグイニング。8回にも4得点で13×1の大量リード。
 渡辺はバント処理の際、突指(右手親指)をしたアクシデントで8回に予想外の4失点を喫するが、2番手・松尾和也投手が踏ん張った。結局は13×5というスコアで同志社大がリーグ優勝に王手を掛けた。

 試合後、
「当然、優勝は意識していますけれども。これまで通りに、あと一つ勝つということだけです。10年も優勝していないんですから、簡単には勝てないと思っています」
 同志社大・吉川博敏監督はあくまでも控え目で謙虚なコメント。主将・永山貴大内野手は
「寮で流行ってしまっている…」
 という“目バチコ”(ものもらい)を気にしながらも、チームの雰囲気が良いこと、立命館大の新聞部が発行している“立スポ”(※正式名称は立命館大学新聞)の《同志社大は打線が繋がらない》という酷評に発奮したことを語ってくれた。
 また、現役最多のリーグ戦通算25勝目(近畿大・野村宏之投手の24勝を抜き)、自己最多のシーズン5勝を挙げた渡辺が
「いやぁ、早く代えてくれないかなって。ついマウンドで防御率を計算しちゃいましたよ(苦笑)」
 このように冗談交じりであったのは、試合前まで防御率0.66で投手成績トップだったから。(試合後は1.48前後に落ち、トップの座から陥落)
「でも、一番(大事なのは)は優勝すること。監督さんが決めることですけれども、出来れば優勝を決める時のマウンドにいたいですしね。親指(突指した)も大丈夫っすから。明日、決めたいっすね」
 と、渡辺。

 明日、同志社大のリーグ優勝が決まるのか?それとも、立命館大が粘りを見せて、関西大が望みを繋ぐのか?


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 以前の日記にも絶賛したはず!?同志社大の尾上幸也内野手がやっぱり良い(5打数3安打2打点)。打席に立った時にプンプンと、強打者のオーラを発しているように映る。このまま順調に成長すれば…非常に楽しみである。

同立戦?

2003年10月28日
 世間一般の野球ファンの耳目が日本シリーズ第7戦(タイガース2×6ホークス、ホークスが日本一)に集まる中、僕は西京極球場へ。

 試合の方は立命館大3×1同志社大で1勝1敗のタイ。同志社大の優勝も、関西大の優勝も持ち越されることになった。
 1年生左腕・金刃憲人投手(立命館大)が同志社大を2安打1失点に抑え、完投勝利の好投を見せる。ストレートは右打者の懐に食い込むクロスボールが効果的。鋭いスライダーも曲がりが遅いのが良かった。
「3日前にちょっとフォームを修正したんです。ちょっと体を捻るようにしました。中学生の時、そのように投げていたんです。シックリ来たんで」
 と、試合後の金刃のコメント。このような背景があって、胸が張れて、腕が遅れて出て来たのかも知れない。

 また、関西学生野球界屈指のスラッガー・嶋岡孝太内野手(立命館大)に代わって、4番に座った中村真崇外野手が前日の代打タイムリー二塁打で気分が乗ったのか、5打数3安打2打点(三塁打が2本)の大活躍。
「4回生ともう1試合、一緒にプレーしたかったんで。フライを上げないように、思いっ切り叩いて行こうということだけ考えていました」
 下級生(2回生)らしく語っていた。

 という訳で、“同立戦”は第3戦までもつれることに。引き分けでもない限り、同志社大(20季振り)か関西大(17季振り)の優勝が今日にも決まる。


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 25日(土)、26日(日)、多くの新聞記者や球場でよく会う人、プロ野球編成陣は高校野球(秋季近畿大会)を観に行っていたようだ。そして、一同
「社高の投手が良いよ、抜群だよ」
 と、口を揃える。是非、僕も大型左腕・大前祐樹投手を生で観てみたいものだ。


 僕の彼女もメッチャ会いたがっている男前・平石洋介(外野手、トヨタ自動車、昨年の同志社大主将)も応援に来ていたので、少しばかり話しをする。相変わらず、シッカリしている好青年。
「選手権もありますんで。是非、大阪ドームにも来て下さいね」
 う〜ん、やっぱり如才ない。
 そうそう、26日(日)は村田智徳(投手、日本新薬、昨年の立命館大のエース)も来ていた。社会人になって、少し逞しくなった印象。“ぜんじろうフェイス”に変わりはなかったが(笑)。


 試合中のネット裏では関西学生リーグ各校の選手とも話しをする。
 藤田一也内野手(近畿大)、南尚幸内野手、増田陽紀投手(共に関西大)、森本徹投手(関西学院大)などなど。

 田辺誠吾内野手(関西学院大)が首位打者争いをしている末永仁志外野手(同志社大)が打席に立つと、周囲に
「呪いを掛けようや」
 と、促がしていたのは微笑ましかった。

 森田光昭内野手(関西大)は
「プロのスカウトの方はどういうところを観ているんですか?」
 など、僕に熱心な逆取材。あと、今リーグ戦での良かったこと、悪かったことも話してくれた。


 帰りの電車は朝日新聞記者・野村周平(またの名をカリスマ・カメラマン)と一緒。一方的に喋りすぎた(苦笑)。スマン…m(_ _)m


 この2日間、西京極球場のスタンドにて。
「シマジョーさんですよね?日記読んでいます」
 と、4人に声を掛けて貰った。
 ありがたい限り。愛読者!?に感謝っす。
 今後もどうか宜しくお願いします。

同立戦?

2003年10月30日
 スミマセンm(_ _)m…日記が1日空いてしまいました。

 一昨日の関西学生リーグ“同立戦”3回戦は…同志社大エース・渡辺亮投手が
「最高ですね。今まで投手をやって来た中で最高の投球が出来ました」
 一世一大の好投(2安打完封、13奪三振)。2×0のスコアで同志社大が20季振りのリーグ制覇を成し遂げた。

 渡辺の投球を観ていて、なぜか僕までグッと来てしまった。
「スライダーが良かった」
 と、渡辺本人も評していたが、何よりもその“投げっぷり”に感動。
「絶対に負けないんだ。優勝するんだ」
 という気持ちも、捕手から球を受け取った時、一つのアウトを取った時などの仕草にも表れていた。また、主将・永山貴大内野手が渡辺に一声掛けるタイミングが良かったのが印象的。   

 最終回、渡辺は四球で出してしまった走者を得点圏(二塁)に背負うが、澤向将葵外野手を渾身のストレート(外角高目、ややボール気味)で空振り三振に仕留める。主審の右手が上がったのを確認した後、両手を広げてガッツポーズ。4年間、強打とは言い難い打線をバックにしながらも挙げた26勝目(現役最多)の重みがヒシヒシと伝わって来た。

 あとは“大阪市長杯争奪関西地区代表決定戦”(11月1日〜、南港中央球場)を制して、神宮のマウンドを目指すだけだ。


 立命館大は金刃憲人投手が連日の先発。エース・松村豊司が腰痛の為(リーグ戦開幕時からの)に
「投げたいけれども、チームに迷惑が掛かってしまう」
 と、辞退したとも言われているからだ。
 金刃の出来は前日と比べると…やっぱりキレ、制球力に欠けた。だが、6回を2失点という先発として最低限の役目を果たしたのは、並のルーキーではない。


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「京都大戦での1敗がホンマに痛かった。まぁ、投手、野手の大半が残りますし。この悔しさ(17季振りの優勝を逃したこと、2季連続2位)をバネにします。まだ優勝したらアカンと、神様が言っているのでしょう」
 スーツ姿の関西大・高岡淳監督は雪辱を誓っていた。


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 試合終了後、関西学院大の監督交代が発表される。新監督には坂田穣が就任。(ちなみに僕が関西学院大の野球部に所属していた時のコーチである)
 尚、本荘雅章前監督は投手コーチに専念することに。
 どのような経緯で、このような人事になったかは分からないが。本荘コーチには是非、プロで通用する好投手を育てて欲しいものだ。若い加藤学投手、重野豊投手。また、4年生の森本徹も不安定ながらもノビシロは存分にある。本荘コーチの現役時代と同じ右の本格派ということもあるので期待したい。


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 試合終了後に閉会式を控えていたこともあったので、この日も各校の選手や他リーグの選手(偵察、応援に来ていた)と話す機会にも恵まれた。

「色々とありがとうございました。日記、読んでいますよ。ウチの部員も結構、読んでいますんで。もっと取り挙げて下さいよ」
 京都大の主将・藤田慎也外野手にはそのようにアピールされる。了解っす(笑)。

 プロ入りが有力視されている新里賢捕手(法政大)を筆頭に、射場和成内野手(龍谷大)、新谷泰隆投手、山田徳雄内野手、池ノ内雅樹内野手(関西学院大)ら“浪速高卒軍団”がネット裏に集結。ちょっとした同窓会やね。なんか良い光景やった。

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