背広組→ユニフォーム組
2003年10月18日 昨日の日記に書いた星野仙一監督(タイガース)はユニフォームを脱ぎ、恐らく、GMというポストに就く。逆に、今秋からユニフォームを着ることになる人間も多い。
サーパスの二軍投手コーチに決まった谷村智啓も13年間のスカウトマン生活(ブルーウェーブ編成)に終止符を打ち、この秋からはグラウンドで汗を流すことになる。
春先、
「タカシのヤツ、イキイキしとるやろう」
西京極球場のネット裏で谷村と話しをしていたら、唐突に谷村が呟いた。タカシとはタイガースの二軍投手コーチに就任した山口高志のことである。山口も前年までブルーウェーブの編成をしていた。
「スカウトもええけどなぁ。やっぱり、ユニフォームもええもんやで」
そのように喋り続ける谷村も心のどこかでユニフォームへの憧れがあるのだろう。目を細め(元々、細い!?)、何気なくグラウンドに視線を向ける姿がそれを物語っているように感じたものである。
プロ球界に限らず、野球界はユニフォーム組と背広組で成立している。現場を預かる人間もいれば、その現場を支援する人間も必要なのだ。だから、どちらも誇りを持つべきなのである。尚、野球解説者なども背広組に分類して良いだろう。
しかしながら、幼い頃から白球を追い掛け、厳しいプロの世界で勝負をして来た人間としてはユニフォームという制服は特別なものであるようだ。
「チャンスがあれば。もう1度、ユニフォームを着てみたいよなぁ」
そのように語る背広組が大半だ。で、若くて可能性のある選手に夢を託す。自身が成し遂げられなかった夢は勿論、
「俺はあの時、こんな失敗をした。お前もそうなったらアカンで」
というような戒めも含めて、選手を育てて行くことに喜びを見出す。このような流れを客観的に、外から眺めていると、
「“野球人”って、ええなぁ」
素直にそう思うことが出来る。
偶然ながらも谷村は編成から現場復帰してのコーチ就任。編成時代にネット裏から観て来て、獲得して来た選手をサポートすることになる。今秋以降(谷村は編成業務の引継ぎ、ドラフトがあるので年明けからになりそう)、その手腕に注目したいものだ。他の背広組→ユニフォーム組も同様である。
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レッドソックス5×6xヤンキース、純粋に面白かった。
レッドソックスはやっぱり…“バンビーノの呪い”に縛られているんやろうか?
サーパスの二軍投手コーチに決まった谷村智啓も13年間のスカウトマン生活(ブルーウェーブ編成)に終止符を打ち、この秋からはグラウンドで汗を流すことになる。
春先、
「タカシのヤツ、イキイキしとるやろう」
西京極球場のネット裏で谷村と話しをしていたら、唐突に谷村が呟いた。タカシとはタイガースの二軍投手コーチに就任した山口高志のことである。山口も前年までブルーウェーブの編成をしていた。
「スカウトもええけどなぁ。やっぱり、ユニフォームもええもんやで」
そのように喋り続ける谷村も心のどこかでユニフォームへの憧れがあるのだろう。目を細め(元々、細い!?)、何気なくグラウンドに視線を向ける姿がそれを物語っているように感じたものである。
プロ球界に限らず、野球界はユニフォーム組と背広組で成立している。現場を預かる人間もいれば、その現場を支援する人間も必要なのだ。だから、どちらも誇りを持つべきなのである。尚、野球解説者なども背広組に分類して良いだろう。
しかしながら、幼い頃から白球を追い掛け、厳しいプロの世界で勝負をして来た人間としてはユニフォームという制服は特別なものであるようだ。
「チャンスがあれば。もう1度、ユニフォームを着てみたいよなぁ」
そのように語る背広組が大半だ。で、若くて可能性のある選手に夢を託す。自身が成し遂げられなかった夢は勿論、
「俺はあの時、こんな失敗をした。お前もそうなったらアカンで」
というような戒めも含めて、選手を育てて行くことに喜びを見出す。このような流れを客観的に、外から眺めていると、
「“野球人”って、ええなぁ」
素直にそう思うことが出来る。
偶然ながらも谷村は編成から現場復帰してのコーチ就任。編成時代にネット裏から観て来て、獲得して来た選手をサポートすることになる。今秋以降(谷村は編成業務の引継ぎ、ドラフトがあるので年明けからになりそう)、その手腕に注目したいものだ。他の背広組→ユニフォーム組も同様である。
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レッドソックス5×6xヤンキース、純粋に面白かった。
レッドソックスはやっぱり…“バンビーノの呪い”に縛られているんやろうか?