慌しい毎日でホンマにテンパっています。取り急ぎ、コピーロボット(byパーマン)が2体程、欲しいです。
 近々、鼻のてっぺんが赤い僕が取材に行くことになるかも知れません。(大嘘)

**************
 今日は関西学生リーグの開幕戦(西京極球場)を観に行く。

《同志社大5×0京都大》
 凄いシーンに居合わせてしまった。
 開幕戦早々、染田賢作投手(同志社大)が関西学生リーグ初(旧関六含む)の
“完全試合”を達成!!

 ☆1回
 河原林     空振三振(ストレート、3球三振)
 坂井      二ゴロ
 伊藤      遊飛

 ☆2回
 中沢      遊ゴロ
 岡田      遊ゴロ
 松岡諭     一ゴロ

 ☆3回
 鳥山      空振三振(フォーク?スライダー?カットボール?)
 折笠      空振三振(ストレート)
 土屋      見逃三振(ストレート)

 ☆4回
 河原林     見逃三振(ストレート)
 坂井      右飛
 伊藤      左飛

 ☆5回
 中沢      遊ゴロ
 岡田      見逃三振(ストレート)
 松岡諭     捕ゴロ(セーフティーバント失敗)

 ☆6回
 鳥山      二ゴロ
 吉村      一邪飛
 土屋      見逃三振(多分、フォーク)

 ☆7回
 河原林     空振三振(ストレート)
 坂井      捕邪飛
 伊藤      見逃三振(ストレート)

 ☆8回
 中沢      捕邪飛
 岡田      捕邪飛
 岩崎(代打)  空振三振(ストレート)

 ☆9回
 鳥山      遊ゴロ
 片山(代打)  空振三振(ストレート)
 松岡祐(代打) 二ゴロ

※ストレート最速143?
※球数99

※以下、染田のコメント
○桑原(宏弥捕手)に感謝です。
○新しく覚えたカットボールで投球の幅が広がった。
○いつか打たれるだろうと思っていたが、6回が終わった時点で“完全試合”を意識し始めた。
○試合中、チームメートからは“完全試合”を意識した励ましはなかったが、声はいつもより掛けて貰った。
○最終回のマウンドに向かう時は平常心、無心を心掛けた
○最後のセカンドゴロは『イレギュラーすんなよっ!』と思った(笑)。
○明日は田林(正行投手)が初先発なので、自分が良い投球をして負担が掛からないように。楽に投げて貰えるようにと思っていた。自分が初先発の時にも渡辺さん(亮投手、日本生命)が前の試合で完封をしてくれたから楽に投げることが出来た。
○“完全試合”の実感はないが、今(試合後インタビュー時)になって足が震えて来ました(笑)。
○“完全試合”は嬉しいですけれども、次に打たれたら意味がない。気持ちを切り替えます。
○チームを引っ張っていかなくては行けない立場。でも、自分は声を掛けて、引っ張るタイプではない。練習中の態度、試合の結果で引っ張る。だから、大事な開幕戦で良い仕事が出来たと思います。

※以下、桑原コメント
○染田はおとなしいが内に秘めたものがある。投手向きの性格です。
○5回くらいから“完全試合”は意識しました。緩い変化球で内野と外野の間に落ちるような打球を打たれたら悔いが残るので、ストレートを軸にした配球。あと、死球もアカンので外角中心になりました。
○カットボールで投球の幅が広がり、クロスボール(右打者の外角低目)が抜群だった。
○審判のストライクゾーンとも相性が良かったように思える。

※以下、吉川博敏監督コメント
○自信を持ってマウンドへ上がれるようになった。
○試合中には投球の話しは全くしていない。染田が犠打を決めた時に『ナイスバント』と言っただけです(笑)。

※以下、中路將位主務コメント
○報道各社から電話がジャンジャン掛かって来ています。

 関西の報道陣(アマチュア野球担当者)の大半がセンバツ大会(阪神甲子園球場)へ行っていたので、この快挙達成を生で観ることが出来たのはとても貴重であった。白石智絵(共同通信社)から電話を貰い、
「島尻さん、引きが強過ぎです」
 と言われる。まぁ、先月の26日にはダルビッシュ有投手の“ノーヒットノーラン”も観ているからなぁ(笑)。確かに、引きは強いかも。
 ちなみに僕はアホのように野球の試合を観ているが“完全試合”を目の当たりにしたのは初めてのこと。色々と感想や見解はあるが、インタビューの開口一番で
「桑原に感謝です」
 と言える染田のハートに一番感動した。その一言に尽きる。
 あとは快挙達成目前の…独特な緊張感に包まれた球場全体の空気。観客は少なかったけどね(苦笑)。

《関西大0×3立命館大》
 優勝候補の筆頭に挙げられていた関西大が敗れる。
 2回生左腕・金刃憲人投手(立命館大)が尻上がりに調子を上げ、完封勝利。

 3月に入り、肘の張りを訴えて、やや調整の遅れていた金刃。しかし、リハビリとケアに励み、投球フォームも修正(肘が下がらないように)。
「調子は良くなかったんですけど、絶対に負けないという気持ちを持っていました」
 とエースの名に恥じない投球内容で開幕戦を制した。

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 アマチュア野球担当者が情報を得たいようなので!???取り急ぎの更新とさせて戴きます。
 昨日、4月3日。太陽が丘球場(京都教育大0×1京都学園大)では
 梅原伸亮投手(京都学園大)が“ノーヒットノーラン”を達成。

 取り急ぎ、祝福の電話を掛けると
「シンドイ展開(スコアが0×1、7回裏に虎の子の1点を奪う)でしたね」
 とのこと。

 南港中央球場の関西六大学リーグ(龍谷大0×3大阪経済大、京都産業大6×0大阪学院大)では
 増田雄紀投手(大阪経済大)、平野寿佳投手(京都産業大)が共に完封勝利。

 僕の立場的に結果だけで一喜一憂出来ないのだが…取材を通じて、少しでも彼らの“野球人生の扉をノック”させて貰った人間としては、活躍は非常に嬉しいものである。

 関西を拠点にしてから3年目。殊に大学野球という分野では、僕の顔と名前もある程度は認識されるようになって来た!???
 選手たちに負けないように僕も頑張って行きたいものだ。
 

少々

2004年4月7日
 言い訳になりますが、少々、バタバタしております…。
 8日(木)から再開したいと思っております。

 書きたいことはたくさんあるんやけれどもなぁ…なかなか日記を綴る時間も作れないのは僕の力不足っす(涙)。
 御容赦下さい。
 プロ野球も開幕。センバツも終わり、メジャーリーグでは松井稼頭央内野手(メッツ)が鮮烈なデビューも果たした。その他にも野球界の動きは様々だ。
 でも、現状の僕は力不足っす。全てを噛み砕いて、消化することが出来ていない。フリーランスのスポーツライターも意外に慌しいものなのです…。
 まぁ、落ち着きつつあるので、今後は出来る限りフォローして行きたいと思う。

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 染田賢作投手(同志社大)の“完全試合”を目前で観ることが出来て大興奮だと書いたが…この話題で少し悲しいことがある。

「京都大が相手だったんでしょ。そりゃねぇ、あんまり価値ないんちゃう」
 そう言った阿呆がいる(怒)。

 確かに、現在の関西学生リーグで京都大は強豪校とは言い難い。しかし、京都大は京都大に合った環境下でチーム作りをして、リーグ戦に臨んでいる。細かいミスなどもあるが、京都大が目指す野球は試合を観ているとシッカリと伝わって来る。
 そして、数少ないが、勝利に結び付いたり、時には勝点を挙げることもあるのだ。
 きっと阿呆は京都大の戦いぶりを1度も観たことがないのだろう。1度でも京都大の試合を観たことがある人間ならば、前述したような愚言は発しないはず。

 昭和6年からの長い関西学生(旧関六含む)の歴史の中で“完全試合”という偉業は成し遂げられなかった。素直に染田の快挙を誉め讃えればええのに。って、阿呆は染田の投球も観たこともないわな(苦笑)。
『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/を少しだけ更新しております。ホンマ、少し(2枚だけ)っす…。

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>なっぴーさん、むっちゃんその2さん、Mr.どやささん、royal_partner さん
 秘密ありです。本当に遅くなってしまい、申し訳ないです。

>K29沢村賞さん
 遅くなってしまいましたが、リンクありがとうございます。
 但し、僕の方は制限数を超えたようで相互出来ないんです…。
 御了承下さいませ。

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 えーっ、今まで隠していた訳ではないのだけれども。
 僕は大学時代、関西学院大の硬式野球部に所属していた。が、4年間、その活動を全うしていない。
 簡単に書くと、野球を続けて行くうえでの自信もなくなり、学業も疎か(単位をほとんど取得していなかった)であった。その他にも腰を痛めていたり(腰椎椎間板ヘルニア、後に手術)、人間関係に悩んでいたこともあり、3回生の夏に退部。まぁ、関西風に言うならば…“途中でケツをまくった人間”。要するに、僕は関西学院大硬式野球部とは少し関わりを持っただけの人間なのである。それが真実。

 ところが、何の因果か僕はこのような仕事に就き、大学野球に深く関わる。当然、関西学院大硬式野球部関係者とも顔を合わせ、話しもするようになる。そして、一部の人間には僕の仕事ぶりを認めて貰えるようにもなったようだ。
 で、3月23日にホテル阪神で行われた関西学院大硬式野球部OB会にて、OB会員に認められた次第。

 大学を卒業してから約10年。正直、この期に及んで、関西学院大硬式野球部のOB会員であるかどうかは大きな問題ではないのだけれども。やっぱり、OB会員であることは仕事上のメリットも多い。だが、それ以上にそのように声を掛けてくれた、OB会員として認めて貰えるように勧めてくれた関係者がいたことに何よりも感謝したい。

 ただ、胸中は複雑なところもある。負い目とは違うのだけれども…どのような理由があれ“途中でケツをまくった人間”としては、OB会という輪の中に入ることはためらいがあった。特に、先輩、後輩も含む同世代の人間に対しては。しかし、僕らの代で主務をしていた近間康隆がその辺をシッカリとフォロー(色々と連絡を取ってくれたみたい)してくれたようだ。重ね重ね感謝である。

 尚、偶然にも僕とほぼ同じ時期に硬式野球部を退部した同回生のYもスポーツトレーナーとしての功績が認められて、この度、OB会員に認められた。

 OB会員に認められたことで何かが大きく変わるということはないが、少しでも関西学院大硬式野球部に貢献出来れば幸い。勿論、それ以外の分野でも。

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 明日は阪神大学リーグ(万博公園球場)を観に行きます。

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 実は…最近、ダーツにハマッています。
 で、自画自賛ではありませんが、これがまた結構、巧いんやなぁ(笑)。運動にもなるし、集中力も必要。これは立派なスポーツやね。

 注:発祥の地・イングランドではダーツの試合中継がゴールデンタイムでOA。また、大きな大会(大会やから大きいわな)の優勝賞金はゴルフの全英オープンのそれよりも高額らしい。

 ダーツ・バーのマスターからマジで大会に出るように勧められています。
 ちょっと頑張ってみるか!?

日記リンク

2004年4月8日
 数件、独断と偏見で整理致しました。
 御了承の程を。
 以前からオファーあったのですが、正式に決まっていなかったもので。

 この度、5月から行われる(女子5月8日〜16日、男子22日〜30日)バレーボールのアテネ五輪最終予選関連の仕事をすることに決まりました。

 主に、TBSスポーツが制作する事前番組やダイジェスト番組などでナレーションを入れる作業をこなすことになります。

 まだ細かいスケジュールは出ていないのですが、4月末〜5月末は大阪⇔東京を行ったり来たりするような生活になりそう。
 最近、ただでさえ滞りがちなこの日記がさらに!???
 まぁ、出来るだけ頑張って書くようにしたいとは思っております。
 阪神大学リーグを観に行く。
 いやぁ〜、実に快晴、ドッピーカン!日焼け対策を全くしていなかったので、エライ真っ黒になってしまった。

 大体大 000000101 2  5安打
 関外大 000000020 2  4安打
※試合開始より3時間経過後は次イニングに入らないという連盟規定により、9回引き分け

 大体大:高野‐園田
 関外大:森‐大久保、岩上

 二塁打:岩佐(関外大)、園田(大体大)
 失策:渡辺(大体大)、渡邉(関外大)
 暴投:森(関外大)
 捕逸:園田(大体大)

 ネット裏にはプロ8球団のスカウトマンが集う。お目当ては森跳二投手(関西外大)と高野圭太投手(大阪体育大)の両エース。横一列に並んだスカウトマンが一斉にスピードガンを構える姿はちょっと面白かった。

 投手戦と言うか、貧打戦と言うか…試合時間(3時間10分)は長かったなぁ。ダレてはいなかったけど。

 森は良くもないが、我慢強く要所を締めるという投球内容。腕の振りとかは違うが、タイプ的には川村丈夫投手(ベイスターズ)かな!?球威は130?台中盤とやや物足りなさを覚える。
 気になったのは球数(154球)と与四球(6個)が多かったこと。まぁ、決めに行った右打者へのアウトロー(ストレート、スライダー)をことごとくボールとコールされたのも影響していたように思える。
 
 試合後、森に話しを聴いたところ
「肩や肘は何ともないんですけれども、ちょっと爪が割れているんです…」
 そう言って、右手の人差し指を見せてくれた。確かに、内側の爪が少しめくれるようになっていた。それにしても、森の爪はキレイに手入れされていたなぁ。
 また、
「左打者にスライダーをカットされていましたね」
 と次戦は少し考えますというように反省。
 あと、ワインドアップとノーワインドアップの時があったのだが
「その時の感覚です(笑)。特に、打者のタイプによって変えたりとかはしていないです」
 ということであった。

 魚川棟広監督は
「全体的にモタモタした感じでしたわ。8回には檄を飛ばしたんやけれどもね。ん〜っ」
 やや渋い表情を見せた。

 高野は恵まれた体躯(183?、78?)を存分に使ったダイナミックな本格派右腕だが、もう少し体重が前に乗ればええのになぁ。という感じ。横回転が強過ぎる印象。あと、モーションが大きいのは課題だろう。球速は130?中盤〜140?くらいかな。低目のストレートは力があった。(結果的に痛打されたのは高目に浮いた球)
 変化球はカーブ、スライダー、ツーシーム、チェンジアップ、フォークといったところ。カーブはカウントが取れる有効な球で、フォークは若干シュート回転するけれども空振りが奪える大きな武器。
 まだ3回生なので、この1年の成長が楽しみだ。

**************
 2戦目の大阪経済法科大×帝塚山大は5回まで観る。
 一緒に観ていた松倉雄太と
「たまにはスコアを付けないで観るのもええやろう」
 と“ノンビリ・モード全開”(笑)。
 だけど、この“ノンビリ・モード全開”もバカにしたものではない。試合前ノック、ボール回しの時から、帝塚山大の三塁手・山田裕次郎がとても目立っていた。普段ならば、スターティング・メンバーを書きこむのに必死で見落としがちな部分だ。
「う〜ん、雰囲気あるよ」
 僕は関西外大の主務・加賀山祐香から頂戴した阪神大学リーグのパンフレットに赤ボールペンでチェックを入れる。そして、松倉雄太からは
「島尻さん、この山田裕って、昨秋は.405(打撃十傑3位)打っていますよ。本塁打も2本で本塁打王ですね。失策は多い(4個)みたいですけど」
 とプチ情報も入る。

 前述したように5回までしか観なかったが、山田裕は2打席目に中堅越えの二塁打を放つ。帝塚山大の先制機を御膳立てする、目の覚めるような痛烈なライナーであった。
 尚、1、3打席目は凡退したが、自分の間合で力強くバットを振ることが出来る選手だということは充分に伝わって来た。

**************
 明日は服部緑地で“浮き球三角ベース”の大会へ。ネット裏で能書きばかり垂れていないで、たまにはバリバリと体を動かすのも大事なこと。
 現在、本塁打王レースでトップ(5本塁打)を爆走中!明日も打ちまくったるでぇ〜!!

 明後日は関西六大学リーグ(西京極球場)を観に行きます。

4月10日(土)

2004年4月13日
 服部緑地にて“浮き球三角ベース”。僕の所属する『天王寺どろがめ団』は2勝2敗1引き分けという結果に終わる。
 本塁打を量産すると公言したが、不注意で右手首を負傷…。そこで“浮き球三角ベース”では慣れない右打席に立つ羽目になった。しかも、左手のみでバットをスイングすることに。そこそこ安打は出たが、飛距離は出えへんわな(悲)。ハーフスイングも止まらん(苦笑)。まぁ、そのような理由で“守備の人”(外野手)として頑張る。右手首が腫れ上がり、全く動かなかったので…捕球後は“グラブトス”ならぬ“グラブスロー”(笑)。これが意外に巧い具合に放れたのが不思議なもの。
 フラストレーションの溜まった打撃であったが、終わり良ければ何とかで…5試合目(×梅田こてこて団)は0×1で最終回の攻撃を迎えたが、2死後、野球博士・江本雅朗のタイムリー安打で同点に・そして、僕の気迫の一振りはサヨナラ安打となった!!

 試合後は江本の自宅に立ち寄り、奥様(別嬪さん)と2人のお嬢様(ムッチャ可愛い)に御挨拶。そして、江本ファミリーと甲子園口駅近くで食事。

>江本さん一家
 手は痛かったですが、楽しい時間を過越すことが出来ました。
 ありがとうございます。そして、ごちそうさまでした。

4月11日(日)

2004年4月13日
 関西六大学リーグ(西京極球場)を観に行く。
 ネット裏にいることの方が多かったかな。松倉雄太もおったことやし。前日の関西学生リーグ(皇子山球場)情報などをゲット。
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 大商大 000010010 2
 龍谷大 10000003X 4

 龍谷大の先発投手は柳瀬明宏投手。軽く投げて、力のある球が来る。制球も安定している。しかし、配球は単調だった。まぁ、捕手の大志万修一のリードにも問題があるのだろうが…。
○入り方は外角
○平行カウントはスライダー、フォーク
○決め球も外角
 というような感じで内角をほとんど使わない。某球団のスカウトマンも不満だと言っていた。

 龍谷大は相変わらず攻撃が淡白なような気がする。椹木寛監督も
「打線が繋がりまへんなぁ…。粘り強く投げていた柳瀬を見殺しにするかと思った。落としていてもおかしくない試合」
 と不服顔。
 あと、やっぱり、全体的に走塁が甘い。
 例えば…2死走者2塁で左翼へ飛球が飛んだ際、2塁走者は左翼手が飛球を捕る前(ちょうど三塁ベース手前くらい)にもうスピードを緩めている。可能性としては低いかも知れないが、左翼手は2塁走者の動きが見えるものだ。全力疾走による重圧で凡ミス(失策)を招こうという意識に欠けている。
 その中で、川原功久外野手だけは積極的に次の塁、次の塁を狙う姿勢が出ていた。

 大阪商業大の先発投手は大型右腕・金村大裕投手。故障で今季は出場が危ぶまれていたが、どうにか開幕節には間に合った模様。
 しかし、調整不足は明らか。元々、腕の振りはアームっぽいのであるが、さらに顔と腕が離れており、抜け球が多かった。

 攻撃陣で目立っていたのは金子和豊内野手と金谷良太外野手。
 金子は持ち味であるスピードをアピールしていたし、金谷は昨秋、首位打者を獲ったことが大きな自信になっているようだ。

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 神院大 002010000  3
 京産大 20000300X  5

 今季の京都産業大クリーンアップは迫力がある。政田義範外野手、堀裕之内野手、市来悟内野手は長打力もあり、アベレージも残せるはずだ。
「自慢の貧打線っすから(苦笑)」
 という自虐的な京都産業大のコメントは当分、聞くことがないだろう。

「今日はあまり良くなかったですね。ストレートは走っていなかったし(通常は140?前後が130?台中盤)、スライダーもキレがなかった。だから、余計に手先で球を切ろうとするからワンバウンドの投球が多かった」(京都産業大・勝村法彦監督)
 と評された先発投手・中嶋浩介投手であったが、神戸学院大打線を散発5安打に抑えて完投勝利。変則スリークォーターの特性を活かし、微妙に打者のタイミングを外していた。

 神戸学院大打線は京都産業大打線とは対照的に、中軸が奮わなかったのが痛かった。但し、バッテリーエラー直後の好機をものにする“いやらしさ”があったのは救い。リーグ戦ではこういう戦い方が大事になって来る。

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 記者席で朝日新聞の井上明(松山商高のエースとして69年の51回全国高校野球選手権大会決勝で三沢高・太田幸司投手と延長18回を投げ合った。その後、明治大へ進学)と一緒になると少しばかり緊張する。 でも、
「シマちゃんさぁ――」
 みたいな感じで、ざっくばらんに話し掛けて下さる。緊張せんでええんかな!?

お知らせ

2004年4月14日
『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/を2枚だけ更新致しました。

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 4月14日(水)25:05〜
『ほんじゃに!』(関西テレビ)
 もしかしたら、僕が映っているかも知れません。
(来週OAの方がたくさん映っているかな!???)

※BSフジでは地上波OA前日の22:00〜

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 明日は近畿学生リーグ(万博公園球場)を観に行く予定。

合掌

2004年4月16日
『君はこの国を好きか』(著・鷺沢萠/新潮社)

 野球日記とは無関係であるが…。
 作家の鷺沢萠が35歳の若さで永眠。(死因は心不全、自殺という説も…)
 独特な情景、心情描写が好き(ある意味、アッサリしているかも知れないが)で、鷺沢作品は高校生の頃から読んでいたもの。初めて読んだのは『スタイリッシュ・キッズ』やったと思う。つい先日も読み直したばかりだ。
 『駆ける少年』や『葉桜の日』も本棚に収められている次第。

 それにしても、35歳かぁ…文才に溢れていただけに、ホンマ惜しまれる。合掌。
 昨日は関西学生リーグ(西京極)を観に行った。

 1試合目は
 同大 00000300000000  3
 関学 00000210000001x 4
(延長14回)
(同)染田●‐桑原
(学)加藤、森本徹、折田○‐清水誉

 延長14回裏2死満塁で代打・松並由樹内野手が一塁手強襲の右前打を放ち、坂田穣監督に監督就任初勝利をプレゼント。

 関西学院大の先発・加藤学投手(3回生)は
 投球回数7回
 被安打 8本(内野安打3本)
 奪三振 6個
 与死球 1個
 で3失点(自責は0)。ストレート主体で、縦スライダー、横にドロ〜ンと流れるカーブ、チェンジアップを交えての堂々とした投球内容。
 前節の近畿大戦でも1戦目でプロ注目の三木田投手と投げ合って惜敗(0×1)。そして、この試合も染田賢作投手と互角に投げ合う。なかなか白星には恵まれないが、エース格の投手との直接対決で確実に成長している。
「うん、成長しているね。色々な経験を積んで、これからだね。本荘(雅章投手コーチ、前監督)もシッカリ見てくれているし」
 と坂田監督のコメント。

 球速もコンスタントに130?台後半〜140?台前半を計時。ただ、クセのないオーソドックスなタイプだけに威圧感に欠ける。空振りが取れる球が欲しい。

「もう少し内(インコース)を使いたかったですね」
 試合後、加藤はニコニコしながら(チームメートに言わせればヘラヘラ)話す。本人も手応えは掴んでいるようで、僕に他リーグの同回生投手の動向を尋ねて来たりする。

 同志社大の染田は13回2/3を1人で投げ切る(失点4、自責2、205球)。
 前々節の京都大戦で完全試合を達成した時に
「次も勝たなければ意味がない」
 そう語っていたので敗戦に関しては唇を噛んだが、
「1試合目は任されている。最後まで投げよう、完投しようと思っていました」
 と自信最多の投球回数と投球数に収穫はあったようだ。

 クロスボール(右打者のアウトロー)は抜群で最速は149?(立命館大のRitsガン…球速表示が速いと言われている、過去に日記で書いたことあり)でフォーク、スライダーにもキレあり。やや左肩が上がる投げ方なので、カーブはちょっと浮いてしまう。

 5回くらいから、しきりに指に息を吹き掛け、ロージンバックを手にする機会が増えたと思ったら…親指の第一関節付近にマメが出来た(非常に珍しい、ストレートを投げる際に力が入ってしまうので)ようである。
「でも、気合です(笑)。腕は振れるようになりました」
後半はストレートとカットボール中心の配球で踏ん張った。昨年だったら、簡単にマウンドを降りていただけに頼もしく思えた。

 同志社大の阿部文哉内野手が相変わらず、好調を維持。打席だけではなく、守備に着いている時の仕草も自信に満ち溢れている。尾上幸也内野手もようやく1本(この試合2安打)出て、調子を上げて来そうな気配だ。

**************
 2試合目は

 関大 001000002 3
 京大 000000000 0

(関)増田○‐乙須
(京)土屋●‐岡田

 関西大打線の元気がない(5安打)。最終回には攻撃らしい攻撃で追加点を奪ったが、試合後のベンチも何だか空気が重苦しい。
「イライラした。凡打の内容が悪く、試合中に修正することが出来ない。練習では出来るのに」
 高岡淳監督のコメントも渋かったが、
「増田(陽紀投手)がよう粘ってくれた。走者を出してから、開き直って抑える。彼らしい持ち味が出ていた」
 とリーグ戦通算2度目の完封勝利(16勝目)の増田をねぎらった。

 京都大はあと1本が出なかった。前節の立命館大戦では大敗を喫したのが良い薬になったようで、チームとしてのまとまりがあったように思える。

 京都大の先発・土屋真司投手は投球数(116球)も少なく緩いカーブを活かしていた。1回生の時から登板して、昨秋はリーグ戦初勝利(立命館大戦)も挙げたのが大きな自信となっているようだ。拙守にさえ足を引っ張られることがなければ充分に試合を作る力がある。

**************
 京都大昨秋で引退したメンバー数名がスタンドで応援。
 前主将の藤田慎哉(外野手)と少々、話しをする。
 河村浩輔(投手)はワイルドでカッコええなぁ〜!大学院での研究、頑張って下さい。
>m2さん
 御子息、リーグ戦デビュー果たしましたね。
(代打で登場して、結果は三ゴロ)
「スライダー、張っていたんですけれどもね。もっと曲がると思っていたんですけれども、曲がりませんでした」
 と試合後に言っていました。
 御子息らしい“フルスイング”は観ていて、気持ち良かったです。今後に期待。

***************
 今日も関西学生リーグ(西京極)を観戦。

 1試合目は

 京大 000000001 1
 関大 13120400x 11

(京)濱田●、熊本‐岡田
(関)黒川○、磯部、田辺佑‐乙須、松本

 京都大の拙守(記録上の失策5)が目立った試合。記者席で記録を担当している岡大輔(同志社大)が
「新記録(1試合最多失策7)が出そうで怖いですよぉ〜」
 と何故かビビリまくっていた。

「う〜ん、ダラダラした試合でしたね。申し訳ないです。投手には投球間隔を空けるなと指示したんですけどね」
 昨日よりは明るかったが、関西大の高岡淳監督はやや浮かない表情。
「まぁ、ちょっと試合間隔が空くので、良い調整をして、波に乗って行きたい」
 と勝点1を挙げたことで一安心といったところ。

 関西大は1回生の瀬口大内野手(大阪桐蔭高卒、高校通算26本塁打)が7番・一塁手でスタメン出場。
 空振三振、右中間タイムリー二塁打(1打点)、四球、一塁手強襲の右前タイムリー安打(2打点)、一ゴロという結果を残す。
 球を引き込む形が良く、俗に言う“懐が深い”感じ。タイプ的には市来悟内野手(京産大)を柔らかくしたような打撃スタイル。(分かり難いなぁ…)
「大学に入ってから、足の上げ方は控え目にしています」
 ということだが、昔のイチロー外野手(マリナーズ)のようなタイミングの取り方。

 関西大待望の主軸に育つか!?今後の活躍に注目したい。

 坂口直樹外野手も徐々に調子を上げて来ている。まだ少し軸足(左足)が落ちるので、左方向の打球は飛球になるケースが多いが、試合中に微調整出来る能力は秀逸。安打を放った後のオーバーランも惰性ではない。走塁面でのアピールもバッチリだ。

**************
 2試合目は

 関学 000000000 0
 同大 11000001x 3

(学)重野●、森本、折田‐清水誉
(同)田林○‐桑原

「田林サマサマです」
 同志社大・吉川博敏監督の試合後のコメント通り、田林正行投手の好投が光った。しかも、前々節の京都大戦に続いて、2試合連続の完封勝利は見事の一言である。

「先頭打者を出さないようにすること。あとはストライクを揃えすぎないことです」
 という意識を持っての投球。球速は130?前後だが、球を低めに集めて、自慢のスライダーが冴える。内野ゴロを打たせるという持ち味を存分に発揮していた。投球数97球ということからも制球が安定していたのがよく分かる。

 余談ながら、試合前(京都大×関西大の始まる前)に…記者席裏の通路で田林とすれ違った。僕が声を掛ける前に
「おはようございます」
 丁寧に頭を下げて来る田林。という訳で、僕は試合前から礼儀正しい田林を絶賛していた(笑)。
「真面目やし、単位もシッカリ取っていますよ」
 とチームメートの評判も上々。試合後、球場の外で女性ファン(知人!?)の応対もなかなかのものであった。同じ甲子園組の田辺佑介投手(関西大)より“アイドル性”は上かな!???
(別にええけど…田辺君、フニャフニャ挨拶しないっ!自分自身の為やで)

 阿部文哉内野手はハツラツとしている。初回に左前タイムリー安打を放ち、依然として打撃好調。でありながら、最終打席では
「三塁手がだいぶ後ろに下がっていたんで自分の判断です」
 と絶妙なセーフティーバント安打を決め、ダメ押しとなる3点目のホームも踏んだ。
 非常に周囲が見えている様子。まぁ、ノリノリの選手の典型やね。

 関西学院大の先発・重野豊投手は少し残念だった。
「ちょっと弱気なところがあんねんな」
 本荘雅章投手コーチが言うように、消極的な気持ちが投球内容に反映されていた。
 あと、球持ちが悪くなった印象。元々、腕の振りは独特だが、もう少し投げ下ろすような形が良いのではないか。メンタルもテクニカルもやや粘りに欠ける。

 2番手の森本徹投手は“大人”になった感。ストレートは重そうだし、チェンジアップの制球も良くなった。現状で太鼓判は押せないが…球速も常時140?をマークするようになったし、まだまだノビシロがありそう。どのような進路になるかは分からないが、“隠し球”的存在になるような気もする。プロ、社会人の評価は???不用意な高目の球をなくし、先頭打者を切ることでチャンスは広がるだろう。

**************
 賛否両論はあるかも知れないが。
 個人的に…京都大の応援団。厳密に言うと、太鼓の音があまり好きになれない。
 懸命に応援しているのも分かるし、応援団のスタイルや伝統もあるだろう。でもねぇ…正直、やかましいっ!というのが本音。ネット裏での会話もままならないし、グラウンドの選手も迷惑する時があるのでは!???

 5月3、4日に阪神甲子園球場で近畿大戦があるが…銀傘の下でガンガンやられると単なる騒音でしかなくなる。
 ちょっと考えて(自主規制して)欲しいものだ。

嬉しい時〜♪

2004年4月19日
>ZIPPOさん
 この度はブックマーク、ありがとうございます。
 但し、僕の方は制限数を超えているようなので相互出来ません…。
 御容赦下さいませ。

>むっちゃんその2さん、ももさん、福岡屋あるじさん
 秘密ありです。

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 大学野球の楽しみって、一体、何やねん???
 まぁ、色々とありますわな。
 甲子園で活躍した選手を筆頭に、有望な子がどのように成長するか。なんてのはその最たる例かも知れない。
 でも、それ以外にもたくさんあるような気がする。

 A君としておこう。
 A君は今年、3回生に。野球では無名の公立校出身で、昨年まではバックネット裏にてデータを取る仕事で頑張っていた。
 1度だけ、取材帰りの電車でA君と一緒になったことがある。小柄で、まだ中学生と言っても通用しそうなあどけない表情が印象的であった。
 電車を降りると、お互いに腹ペコだったので『餃子の王将』へ寄る。そして、ラーメンと生ビール1杯(たいしたものではないが…)を御馳走した。それ以後、A君は僕の顔を見掛けると『あの時はドーモ』というような感じも込めて、バックネット裏でペコリと挨拶をしてくれるようになったのだ。
 そのA君今季…ようやくリーグ戦のパンフレットにもベンチ入りメンバーとして顔写真が載るように。当然、成績欄には“試合出場なし”と記されている。そう、大学入学後、初めてのメンバー入り。もうバックネット裏で必死にデータを取るA君の姿を見ることが出来なくなるという寂しさもあったが、成長して巣立って行ったような嬉しさもある。

 そして、A君が一昨日の試合でリーグ戦デビュー。代打での登場で結果は四球。そして、後続打者の安打などでホームベースを踏んだ。華々しいデビューではなかったが、A君らしさが出ていたような気がする。
 また、来季以降のパンフレットに“試合出場なし”と記されることもない。

 試合後、
「デビュー戦、ええ仕事したなぁ」
 そのように声を掛けると、相変わらずのあどけない表情で
「ありがとうございます」
 とA君は応えてくれた。

 そんでもって昨日…試合のスタメン発表を見て、ちょっと驚いた。A君の名前が記されているではないか。どうしても注目してしまう。普段はあまり思わないのだが、
「ちゃんと打てるんかな?三振したらアカンで」
「難しく捕るなよ。イージーミスしたら代えられてまうで」
 みたいな気持ちでハラハラの連続。まぁ、当のA君は僕の親心!?など知る訳もなく、飄々とプレーしていたけれどもね。

 A君の打撃内容は下記の通り。
1打席目:犠打
2打席目:三ゴロ
3打席目:二ゴロ
 そして、最終回に迎えた4打席目…スライダーを充分に引き付けて、A君が放った打球は一、二塁間を球足の速いゴロで抜けて行った。A君の記念すべきリーグ戦初安打。
“サヨナラ”とか“逆転”とか…そのような派手な肩書きが付く安打ではなかったけれども、A君はその瞬間の感触と喜びを一生忘れないだろう。関係ないけれども、僕も一生忘れない。ホンマに嬉しかったでぇ〜!!

 スポーツライターを名乗っている僕ではあるが…正直、特別に文才に長けている訳ではないと思う。(こんなこと言うたらアカンけどね)でも、何とかなっているのは!?このような感性があるから???まぁ、意識することではないが大切にしたいとは思う。一つの“島尻スタイル”としてね。

>A君
 今後も自分のペース、スタイルを崩さずに活躍を!!
 4月21日(水)24:35〜
『ほんじゃに!』(関西テレビ)にて
 今週も名(迷!?)捕手ぶりを発揮しております。
 機会がございましたら、是非、御覧下さいませ。

 尚、あくまでもジャニーズの番組ですので…関西ジャニーズJr.の活躍に注目して戴きたい(笑)。

***************
 今日、明日でバレーボールのアテネ五輪最終予選(OQT=五輪アジア予選兼世界最終予選、東京体育館)に備えた独自の資料作成を終わらせなくてはイカンなぁ。
 あっ、『週刊ベースボール』(ベースボールマガジン社)の原稿も仕上げな…。

***************
《今週の予定》※あくまでも予定

 23日(金)関西学生リーグ(Yahoo!BB)
 24日(土)関西学生リーグ(Yahoo!BB)
      もしくはバレーボール男子・日米対抗(和歌山県立体育館)
 25日(日)関西六大学リーグ(皇子山)

 日記の方は極力、更新したいと思っておりますが…恐らく、書ける時に必要最小限を書く。5月末まではそのようなスタイルになることが予想されます。
 皆様の御期待、御関心に沿えるものでなくなるかも知れませんが、何卒、御了承の程を。

消えてもうたがな…

2004年4月23日
 せっかく日記を書いたのに消えてもうたがな(怒)!!
 書き直しますわ…。

Yahoo!BB雑感

2004年4月23日
 本日は関西学生リーグ(Yahoo!BB)を観戦。

 高校野球の春季大会、社会人野球の京都大会を控えていることもあって、ネット裏には各球団のスカウトマンが大終結。30人はおったんちゃうかな。

 以下、スコアと気になった選手寸評を簡潔に。

**************
 1戦目(立命館大×関西学院大)
 立 111010010 5
 学 000010001 2

(立)金刃○‐中井純
(学)加藤学●、金子‐清水誉

 本塁打:清水誉1号ソロ(5回裏)

《立命館大》
 打線は徹底したストレート狙いと逆打ち(右打者は右翼方向、左打者は左翼方向)。小刻みながらも着々と得点を積み重ねた。積極的な走塁も目を引いた。

 先発の金刃憲人投手は
「(今季で)一番良かったかも知れないです」
 と本人が試合後に語ったように、ストレート、カーブ、スライダー、パームの制球が良かった。
 ワインドアップ時、セットアップ時の差がないのも長所だ。
 登板機会が多いので、心配されるのは蓄積疲労。でも、金刃自身がこのことを充分に心得ているようなので大丈夫だろう。

《関西学院大》
 加藤学投手は左足が着地してから、すぐに右腕が出て来る“開きが早い”状態。
「加藤は上背がないのに無理矢理、球に角度を付けようとしている。発想の転換で球筋が低くて勢いのある球。地を這うようなイメージの球を放れば良くなるんじゃないかな」
 とは某球団スカウトマンのコメント。

 守備面(特に、配球)、打撃面で課題が多く、なかなか結果が出ないでいた清水誉捕手が大器の片鱗を覗かせた。低目のカーブ(インコース寄り)を巧くバットに乗せて、左翼席中段(ややポール際)にリーグ戦初本塁打。これを機にブレイクとなるか!?打率が身長くらいであるのは少し寂しい。

**************
 2試合目(同志社大×近畿大)
 同 001100100 3
 近 000000000 0

(同)染田○‐桑原
(近)三木田●、甲藤‐佐久間

《同志社大》
 一つスクイズの失敗はあったけれども、バントをシッカリと決めている。5番・阿部文哉内野手、7番・後藤仁外野手が好調なのも大きい。ルーキー・荒川智則内野手の勝負強さも頼もしい限り。あとは尾上幸也内野手がガンガン打ち始めれば、得点パターンはさらに増えるであろう。

 染田賢作投手はスピードを抑え気味(MAX141?)ながらも制球が安定。
「これまではムキになって、結果的に球数が増えていた。良い意味で心身の抜き方が分かって来たような気がします」
 と試合後に自己分析。
 また、京都大戦、関西学院大戦では少なかったチェンジアップが効果的であった。
「カットボールの練習ばかりしていたので…チェンジアップがイマイチやったんです。でも、桑原(宏弥捕手)から『チェンジアップを混ぜた方が組み立ての幅が拡がる』と言われたので、今週はチェンジアップを多目に投げ込みました」(染田)
「試合前のブルペンとかで軸になる球を決めることはないです。やっぱり、試合に入ってから1巡目くらいは探りながらですね。今日はホンマにチェンジアップが良かった。楽でしたよ」(桑原)

《近畿大》
 プロ注目の三木田敬二投手は常時140〜145?を計時。でも、少し配球が単調だったような気がする。
 味方の不運なエラーで失点した際…一見、冷静なように見えたが、ストレート一本槍でカリカリしていたのが手に取るように分かった。(多分ね)
 あと、残念であったのは桑原に死球(カーブのすっぽ抜けが頭部に)を与えた際、全く謝る態度がなかったこと。強気なのは構わないが、当てたのは危険な頭部である。その辺の教育を忘れてはイケナイ。

 同じくプロ注目の藤田一也内野手は好印象。
「あんまり調子は良くないんですよ」
 ということであったが、3打席目にはセーフティーバント安打(三塁線)を決め、4打席目には球足の速いゴロで中堅前安打。(4打数2安打)
 守備でも二塁ベース寄りのゴロを捕り、流れるような動きでベースカバーに入った二塁手へトスしてダブルプレー成立。大学野球の域を超えたプレーであった。

**************
 試合観戦後、東京から来た八代田俊平(TBSスポーツ)と三宮の“にしむら珈琲”で簡単な打ち合わせ。ということで明日は野球ではなくバレーボール(男子、日米対抗、和歌山県立体育館)を観に行きます。

**************
 昨夜は『野球狂のネタ』(関西テレビ)のスタッフを中心とした面々で恒例の“野球様”。
 美味しい中華料理を食べながら、例によって例のごとくディープな“野球ネタ”で盛り上がる。しかし、最後の話題は岡田奈々(苦笑)。なんでや!???

 野球博士・江本雅朗が舞台に!
 5月17日(月)〜23日(日)※20日は休演
『日本三文オペラ‐疾風馬鹿力篇』(原作:開高健、台本・演出:内藤裕敬)
 ウルトラマーケット(大阪城ホール内西倉庫)

 詳細はまたの機会に書きたいと思います。

更新予定

2004年4月26日
 えーっ、支度が整い次第、5、6日ばかり東京へ行って来ます。
 ネット環境的には問題ないのですが、タイトなスケジュールになりそうな感じ!?時間を見付けての更新となりそうです。

 昨日は関西六大学リーグ(皇子山)を観戦。
 雑感を明日くらいまでには更新したいと思います。

皇子山雑感

2004年4月26日
 昨日は関西六大学リーグ(皇子山)を観戦。
 えーっ、行きしにJRで“人身事故”が発生した為に京都駅でしばしの間、足止めを食らう。皇子山に到着した頃、試合はもう始まっていた(1回裏)…。

**************
 1試合目(龍谷大×大阪学院大)

 龍 030040300 10
 院 100000000  1

(龍)柳瀬○、向江−大志万
(院)西川●、堀渕、松木、和田−柿本、北室

《龍谷大》
 四死球で出塁した走者を長打で返す、非常に効率の良い攻撃。ただ、上位打線よりは下位打線の方が振れている感じであった。
 先発の柳瀬明宏投手はやや精彩を欠いていたが、従来の気負わない投球スタイルと大量点に守られた。
 7回を投げて奪三振は6個で、大半がフォーク、チェンジアップの落ちる球。ちょっとパターン化されているような気がする。でも、威力があるから…これでええんかな!?

《大阪学院大》
 先発の大型本格派右腕・西川雅人投手は体が一回り大きくなっており、迫力満点であった。が、肝心な投球内容は与四死球で走者を溜めては痛打を食らうの繰り返し。シュート回転で球が高目に浮いてしまっては、せっかくの剛球も台無し。素材が良いだけに悔やまれた。

 掛布雅之(野球評論家)の長男・掛布啓悟内野手は7番三塁手でフル出場。
 1打席目、追い込まれてからのストレートを強振。差し込まれたものの打球は三遊間へ。内野安打となり、待望のリーグ戦初安打を記録。
「ホッとしていますけれども、チームは負けてしまったので…」
 今後は勝利に貢献する一打を放ちたいと誓った。

**************
 2試合目(京都産業大×大阪経済大)

 産 000011000 2
 経 000000001 1

(産)平野○−北村
(経)増田●−岸本

《京都産業大》
 少ないチャンスで確実に得点。欲を言えば、6回表にもう1点…1死走者二塁で右飛→ダブルプレーで攻守交代となった。
 平野佳寿投手は立ち上がりこそ球が高かったが、カーブを多投することで試合中に修正。カウント球と勝負球を投げ分けるエースらしい投球内容であった。ストレートもスピードガンの数字以上(最速143?)に感じる。但し、9回中、先頭打者を出塁させることが半分以上の5回。
「打たれるのは結果ですから仕方ないですけれども、四球(4回、6回)は余計でした。要反省です」
 と今後の課題として掲げた。

《大阪経済大》
 増田雄紀投手はリーグ実績No.1に恥じない投球内容も惜敗。スライダーとシュート(シンカー???)でコースを巧みに投げ分ける。フォーム的にも前足(左足)が突っ張らなくなり、体重が乗るようになっていた。
 打線は平野の前に沈黙していたが、最終回に主将・中村考博外野手の三塁打や京都産業大の守備の乱れで追い上げる。しかし、代走の二塁走者が牽制死で試合終了とチグハグな幕引きとなってしまったのは残念。

**************
 最近、最もメール(携帯電話)のやり取りが多いのは野球小僧の松倉雄太。
 高校野球情報を提供して貰っている。
 いつもありがとうね。

 尚、プロ野球の話題に触れていないが…興味がない訳ではありません。単に“キャパオーバー”っす(苦笑)。申し訳ない。
 プロ野球については語る人は多そうなので、油断しているというのもあります(苦笑)。

**************
 水泳日本選手権(東京辰巳国際水泳場)で女子50?自由型決勝戦に望んだ“ハギトモ”こと萩原智子選手。優勝したが派遣標準記録に0秒32届かずに2大会連続の五輪出場が消えた。
 そして、表彰式で突然の引退表明。
 終始、悔いなしと笑顔であったけれども、その笑顔には様々な想い、意味、歴史、葛藤が込められているような気がした。
 個人的に“強さ”と“弱さ”が同居しているアスリートとして非常に関心があった選手。
 まぁ、何はともあれ御苦労様。そして、ありがとう!新しい生活でも頑張って欲しい。

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