スポーツ新聞の切り抜きをサボってしまっている…。
 取材に出掛けることもなく、日中の大半は在宅しているんやけれどもなぁ。
〈時間にゆとりがある〉⇒〈いつでも出来るわ〉⇒〈別に今やらんでもええやろう〉
 このあまりにも短絡的な思考回路が確実に自身の首を締めていることは明白だ。

 切り抜きはコマメにするに限る。
「あっ、こんなコメントをしているんや」
「へ〜っ、そんな発表があったんかいな」
 そう思った時に即、行動へ移すべきなのだ。溜め込んでしまうと、
「どこに書いてあったんやっけなぁ〜?」
 と、目当ての記事を探すのに一苦労。また、ついつい関係のない記事にも、目と心を奪われてしまうので大切な時間も大幅にロスすることになる。効率が悪いこと、このうえない。
 どうにか解決したい問題なのであるが、山積みになっているスポーツ新聞を見ていると、一向に気が進まない。いつかは切り抜かなアカンのやけれどもぉ(苦笑)。


 関西圏のスポーツ新聞の一面はFA権を行使した中村紀洋が独占。まさに“ノリ一色”で、ノリ、ノリ、競馬、ノリ、辰吉、ノリ、ノリってな感じ。
 17日にもタイガースと、3回目となる交渉が行なわれた。そして、
「今は横一線。年内には結論を出します」
 と、予想された進展にとどまる。せっかちな野球ファンは
「バファローズ、タイガース、メッツの中から、早よう決めえやぁ〜」
(※ノリが「メッツ、バファローズ、タイガース」の順で言っていたのは気に掛かる)
 急いているようであるが、僕は意外と無関心。まぁ、いずれは行き先が決まる。そこでノリは持ち味を発揮して、役割を果たせば良いのだから。従って、
「ノリはどこへ行くんやろうねぇ?」
 というクエスチョンが一番、応え辛い。実際、よく尋ねられるのだけれども。
 僕の中では、ノリがジャイアンツとの交渉を終えた時点で“好きなチームへ行きましょう〜♪、ジックリ、ユックリ悩みましょう〜♪”モードなのだ。もし、ジャイアンツへ移籍するような展開ならば
「ブルータス、お前もかっ!」(ちょっと違いますね…)
 的な論調で、この日記でもギャアギャアと、騒いでいたのだと思う。
 確かに、戦力構想を固めなければならない現場サイドの人間は
「早よ決めてえや」
 そのような心境なのだろうが、ノリの野球人生だけにとどまらない、大英断の時。それを周囲(特にマスコミ)が
「優柔不断や」
「もて遊んでいるんと違うか」
 などと、あおる権利はないと思う。
 ただ、ノリも
「悩みすぎて夜も眠れへん」
「胃に穴が空きそうですわ」
 と、公言する必要もない。FA権を行使する前から分かっていることなんやからさ。そのような人間らしい部分を見せてしまうから、周囲もヤンヤ言いたがんねん。ポーズでも良いから、
「俺の好きにさせろや」
 で、押し通しても構わないと思うねんけどな、僕は。


 日本野球連盟が03年度の社会人野球の理事会を開いた。
 まず大会日程。
 日本選手権大会は、五輪のアジア予選大会の絡みだろう。プロ野球のドラフト会議後の11月22日から9日間の開催となる。これに伴い、プロ野球との交渉開始が日本選手権大会地区予選の終了日からという特例措置が講じられる。
 第74回目となる都市対抗野球大会は今年とほぼ同時期の8月末から(8月23日〜9月2日の11日間、東京ドーム)。従来は、それよりも1ヶ月早い7月末からであったのだが、集客力や高校野球選手権大会のことなども踏まえると、ベストな時期のように感じる。
 取材する人間としての立場だけで言うと、冷房の効いた東京ドームから炎天下の甲子園球場に行くのは心身共にシンドイ。でも、暑い甲子園球場で免疫を作ってから、涼しい東京ドームへ。というのは、なんとなく楽(今年は)であった。それに、高校野球で“野球熱”がヒートアップした直後に、精度の高い社会人の“大人の野球”を観るのもオツなものだ。ただ、朝から晩まで、屋根付き球場の中にいるのは息苦しいんやけれどもね。
 8月中頃、各地区の恒例であった社会人野球チーム−大学野球チームの練習試合が組みにくくなるなどの問題点もあるのだが、是非、この日程は固定して貰いたいものだ。

 また、出場チーム枠も今年の28チームから32チームに戻す。正味な話し、社会人野球チームは不景気の影響で、減少の一途をたどっているのは周知の事実。でも、それだから出場枠を減らす。という策は、この日記の冒頭で述べた“僕の短絡的思考”と、何ら変わりはない。むしろ、このような時だからこそ、大々的に社会人野球の面白さをアピールするチャンス。“貧すれば鈍する”にならないように。

 尚、社会人チームがプロ関係者、退団者から臨時指導を受ける際の届出を廃止するようにという、プロとアマの垣根を低くする画期的な提案も出されたのは非常に喜ばしいことだ。

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