発明品
2003年2月5日 ちょうど3年前の今頃、夢中になっていたことがある。それは発明…。
本気でDr.中松を目指し、“特許長者”になってやろう!と、思っていたものである…(恥)。
そのような思いで、発明したのが“グラブ・キープホルダー”たる逸品!???
通常、グラブの保管は吊るすのが一番良いとされているが、遠征などで持ち運びの際に、それは不可能。そこで、最もポピュラーな策だと思われるのが、グラブにボールを1〜2個挟み、“ストッキング留め”でグラブの周囲に巻き付ける。そして、フェルト地の巾着袋のケースに収めることで型崩れし難くなる。僕自身も、実際にそうしていたものだ。
しかし、“ストッキング留め”は本来、グラブに巻き付けるものではない。ストッキングを留めるものなのである。そこに着眼した僕は、“ストッキング留め”のグラブ・バージョンを作ってしまえ!と、スーパーで太い針と糸を。また、電器販売店ではノートパソコンを持ち運ぶキャリング・ケースを購入した。
キャリング・ケースはノートパソコンを衝撃から保護する為に、クッション性、伸縮性に富んだ素材が用いられている。あと、ノートパソコンには水気も厳禁。よって、撥水性、防水性の高い。スキューバー・ダイビングのウェットスーツをイメージして貰えれば、分かり易いかも知れない。
これはグラブにも応用出来る。そう確信した僕は、夜な夜な“ストッキング留め”のオバケを作成。そして、遂に試作品が完成した。
縦15?×横45?程度の大きさがベスト。布地自体に伸縮性があるので、グラブの種類を問わずに、対応出来るサイズと判明した。また、布地の中央に“切れ込み”を入れることで、グラブ全体をスッポリと、包み込めるようになった。
「完璧やな」
深夜に不気味に微笑んだ僕は、次に日本発明協会というところに足を運んだ。特許を申請する為である。しかし、この手続きがややこしいこと、このうえない。しかも、細かい規定は忘れたが、僕の発明は特許には該当せず、実用新案ということ。しかも、メチャクチャ時間を要するケースもあると言う。
「こりゃ、簡単に権利はモノに出来へんわ…」
と、僕はメーカーへの売り込みも開始。しかし、どこのメーカーもあまり乗り気ではない。この発明は“独りよがり”だったのか…。不安がよぎり始めた時に、大手M社の商品開発部から連絡あり。
「関心があるので、実物を見せて下さい」
という内容のメールであった。
それから、商談!???はトントン拍子。僕が作成した見本を参考に、M社は立派な“グラブ・キープホルダー”を作り上げた。そして、商品化すると、明言してくれた。
僕はM社から、アイデア料(金額は内緒っす)を頂戴した。まぁ、“特許長者”には程遠いが、自身のアイデアが商品化されたことは素直に嬉しかったものである。
それにしても、我ながら“熱し易く、冷め易い”…。僕の中の“発明ブーム”は一気に盛り下がる。まぁ、野球評論家・金村義明のマネージャーとして忙しくなったこともあるのだけれども。
1度だけ、スポーツニュースで“グラブ・キープホルダー”を使っていたプロ野球選手を観たことがある。確か、カープの選手であったような記憶が…。でも、観たのはその1度だけ。ちゃんと商品として販売されているんかなぁ?役に立っているんかなぁ?ちょっと気になるので、今度、スポーツ店を覗いてみることにしよう。
M社のHPでも分かるのだろうが、発明者としての心情的にはスポーツ店の一角に陳列されているのを確認したいのだ。
今日は日帰りで東京へ行って来た。
Seattle行きの案件も進展。僕的には気持ちの整理が付いた。あとは先方の判断次第。また、仮にSeattle行きがなくなったとしても、良い繋がりが生まれたような気がする。お互いに、今後の仕事に活かして行ければベターだろう。
出版社巡りも予定通り。集英社→ベースボールマガジン社→双葉社→再び集英社。
関西在住ライターの不安は、担当編集者とのコミュニケーションである。でも、幸いなことに担当編集者は僕と同世代の人間が多いのは気楽。また、年上の人間も
『えっ、日帰りなの?ユックリして行けば良いのに。本当にせっかちなんだから』
『関西の仕事が中心なんだけれども、東京に住んじゃうなんてのはドーヨ?』
などと、冗談を交えながらも優しく接してくれる。
仕事を頂戴する立場であるのは重々に承知のうえであるが、僕が妙に媚びる必要もないのは救い。これからも皆さんと末長く、良いお付き合いをして行きたいものだ。
疲れたけれども、充実感溢れる出張であった。
明日は立命館大へ取材に行く。朝早い…。
タイガースのキャンプ取材は2月14日〜19日になりそうだ。
「安芸でカツオ食うぞぉ〜!」
って、仕事もちゃんとしてからやな(笑)。なっ、集英社・K氏。(あっ、また登場させてもうたわ)
本気でDr.中松を目指し、“特許長者”になってやろう!と、思っていたものである…(恥)。
そのような思いで、発明したのが“グラブ・キープホルダー”たる逸品!???
通常、グラブの保管は吊るすのが一番良いとされているが、遠征などで持ち運びの際に、それは不可能。そこで、最もポピュラーな策だと思われるのが、グラブにボールを1〜2個挟み、“ストッキング留め”でグラブの周囲に巻き付ける。そして、フェルト地の巾着袋のケースに収めることで型崩れし難くなる。僕自身も、実際にそうしていたものだ。
しかし、“ストッキング留め”は本来、グラブに巻き付けるものではない。ストッキングを留めるものなのである。そこに着眼した僕は、“ストッキング留め”のグラブ・バージョンを作ってしまえ!と、スーパーで太い針と糸を。また、電器販売店ではノートパソコンを持ち運ぶキャリング・ケースを購入した。
キャリング・ケースはノートパソコンを衝撃から保護する為に、クッション性、伸縮性に富んだ素材が用いられている。あと、ノートパソコンには水気も厳禁。よって、撥水性、防水性の高い。スキューバー・ダイビングのウェットスーツをイメージして貰えれば、分かり易いかも知れない。
これはグラブにも応用出来る。そう確信した僕は、夜な夜な“ストッキング留め”のオバケを作成。そして、遂に試作品が完成した。
縦15?×横45?程度の大きさがベスト。布地自体に伸縮性があるので、グラブの種類を問わずに、対応出来るサイズと判明した。また、布地の中央に“切れ込み”を入れることで、グラブ全体をスッポリと、包み込めるようになった。
「完璧やな」
深夜に不気味に微笑んだ僕は、次に日本発明協会というところに足を運んだ。特許を申請する為である。しかし、この手続きがややこしいこと、このうえない。しかも、細かい規定は忘れたが、僕の発明は特許には該当せず、実用新案ということ。しかも、メチャクチャ時間を要するケースもあると言う。
「こりゃ、簡単に権利はモノに出来へんわ…」
と、僕はメーカーへの売り込みも開始。しかし、どこのメーカーもあまり乗り気ではない。この発明は“独りよがり”だったのか…。不安がよぎり始めた時に、大手M社の商品開発部から連絡あり。
「関心があるので、実物を見せて下さい」
という内容のメールであった。
それから、商談!???はトントン拍子。僕が作成した見本を参考に、M社は立派な“グラブ・キープホルダー”を作り上げた。そして、商品化すると、明言してくれた。
僕はM社から、アイデア料(金額は内緒っす)を頂戴した。まぁ、“特許長者”には程遠いが、自身のアイデアが商品化されたことは素直に嬉しかったものである。
それにしても、我ながら“熱し易く、冷め易い”…。僕の中の“発明ブーム”は一気に盛り下がる。まぁ、野球評論家・金村義明のマネージャーとして忙しくなったこともあるのだけれども。
1度だけ、スポーツニュースで“グラブ・キープホルダー”を使っていたプロ野球選手を観たことがある。確か、カープの選手であったような記憶が…。でも、観たのはその1度だけ。ちゃんと商品として販売されているんかなぁ?役に立っているんかなぁ?ちょっと気になるので、今度、スポーツ店を覗いてみることにしよう。
M社のHPでも分かるのだろうが、発明者としての心情的にはスポーツ店の一角に陳列されているのを確認したいのだ。
今日は日帰りで東京へ行って来た。
Seattle行きの案件も進展。僕的には気持ちの整理が付いた。あとは先方の判断次第。また、仮にSeattle行きがなくなったとしても、良い繋がりが生まれたような気がする。お互いに、今後の仕事に活かして行ければベターだろう。
出版社巡りも予定通り。集英社→ベースボールマガジン社→双葉社→再び集英社。
関西在住ライターの不安は、担当編集者とのコミュニケーションである。でも、幸いなことに担当編集者は僕と同世代の人間が多いのは気楽。また、年上の人間も
『えっ、日帰りなの?ユックリして行けば良いのに。本当にせっかちなんだから』
『関西の仕事が中心なんだけれども、東京に住んじゃうなんてのはドーヨ?』
などと、冗談を交えながらも優しく接してくれる。
仕事を頂戴する立場であるのは重々に承知のうえであるが、僕が妙に媚びる必要もないのは救い。これからも皆さんと末長く、良いお付き合いをして行きたいものだ。
疲れたけれども、充実感溢れる出張であった。
明日は立命館大へ取材に行く。朝早い…。
タイガースのキャンプ取材は2月14日〜19日になりそうだ。
「安芸でカツオ食うぞぉ〜!」
って、仕事もちゃんとしてからやな(笑)。なっ、集英社・K氏。(あっ、また登場させてもうたわ)
コメントをみる |
