選抜大会出場校決定
2003年2月1日 第75回選抜大会の出場校が発表された。
北朝鮮による拉致被害者・蓮池薫の母校である柏崎高(新潟)が“21世紀枠”にて、春夏通じての初の甲子園出場を筆頭に話題は盛り沢山だ。様々なトピックスを、この日記のスペースで取り挙げることは到底、不可能だ。御容赦の程を。
近畿勢では、昨秋の近畿大会で3校(近大学付高、東海大仰星高、大産大付高)揃って、初戦敗退を喫した大阪からは辛うじて近畿大学付属高が選抜出場切符を手に。
そして、一昨年夏の選手権大会準優勝校・近江高(滋賀)、同じく昨年夏の準優勝校・智弁和歌山高(和歌山)、昨秋の近畿大会を制した平安高(京都)、名門・東洋大姫路高(兵庫)に加えて、斑鳩高(奈良)が悲願の初出場を決めた。
個人的には、東北高(宮城)の右腕・ダルビッシュ有投手(イラン国籍の父親と日本国籍の母親の間に生まれ、2つの国籍を持つ)のMAX147?を計時する豪腕ぶりに注目したい。
また、01年夏の甲子園以来となる東洋大姫路高(兵庫)の主将を務め、キレのあるストレートと変化球を左腕から繰り出すグエン・トラン・フォク・アン投手(ベトナム国籍)も楽しみ。組み合わせ抽選に大きく左右されるが、両投手の投げ合いは是が非でも、観たいものである。
あと、浦和学院高(埼玉)・須永投手、遊学館高(石川)・小嶋達也投手の両左腕の成長ぶりなども気に掛かるところ。
さらに“21世紀枠”の隠岐高(島根)にも大きな関心を抱いている。隠岐高は当然、春夏通じて甲子園初出場だ。
昨年末、いつものように西宮北口界隈で飲んだくれて…いる時に、市立西宮高の徳山学監督に会った。僕は徳山に挨拶をすると、
「島尻さん、紹介しますわ。彼は次のセンバツで甲子園に出るかも知れへん、島根の隠岐高の監督なんですよ。ウチ(市立西宮高)は“21世紀枠”の候補に選ばれただけでアカンかったけれども、隠岐高は有望っすわ!」
と、隣にいた青年を徳山が紹介してくれた。引き締まった体に、浅黒く日焼けした精悍な顔付きの男が
「どうも初めまして。隠岐高の監督をしております嶽野正樹です」
嶽野と名乗った青年は非常に礼儀正しい口調かつ丁寧に頭を下げて来たので、僕も慌てて名刺を差し出す。
「スポーツライターをやってますね〜ん」
程好く酔っていた為に、僕の語尾は嶽野とは対照的に何ともダラシなくなってしまったが、
「そうなんですか。田舎の学校で、ズバ抜けた選手はいないんですけれども頑張っています。機会がありましたら、是非、取材に来て下さいよ」
またもや嶽野はキッチリと、応対してくれたのである。かたや僕は
「ドーモです、ドーモです」
と言うのが、精一杯。第一印象、悪かったやろうなぁ…。
偶然、飲み屋で出会った青年監督が、日本海の離島に浮かぶチームを率いて甲子園にやって来る。一体、どのような戦いをするのだろうか? また、どのようにしてチームを築いて来たのか? ありきたりな言い方ではあるが、とても興味がある。
取り急ぎ、嶽野にはお祝いの手紙でも宛てることにしよう。僕の第一印象が悪くないようであったら、積極的にアプローチしたい。
北朝鮮による拉致被害者・蓮池薫の母校である柏崎高(新潟)が“21世紀枠”にて、春夏通じての初の甲子園出場を筆頭に話題は盛り沢山だ。様々なトピックスを、この日記のスペースで取り挙げることは到底、不可能だ。御容赦の程を。
近畿勢では、昨秋の近畿大会で3校(近大学付高、東海大仰星高、大産大付高)揃って、初戦敗退を喫した大阪からは辛うじて近畿大学付属高が選抜出場切符を手に。
そして、一昨年夏の選手権大会準優勝校・近江高(滋賀)、同じく昨年夏の準優勝校・智弁和歌山高(和歌山)、昨秋の近畿大会を制した平安高(京都)、名門・東洋大姫路高(兵庫)に加えて、斑鳩高(奈良)が悲願の初出場を決めた。
個人的には、東北高(宮城)の右腕・ダルビッシュ有投手(イラン国籍の父親と日本国籍の母親の間に生まれ、2つの国籍を持つ)のMAX147?を計時する豪腕ぶりに注目したい。
また、01年夏の甲子園以来となる東洋大姫路高(兵庫)の主将を務め、キレのあるストレートと変化球を左腕から繰り出すグエン・トラン・フォク・アン投手(ベトナム国籍)も楽しみ。組み合わせ抽選に大きく左右されるが、両投手の投げ合いは是が非でも、観たいものである。
あと、浦和学院高(埼玉)・須永投手、遊学館高(石川)・小嶋達也投手の両左腕の成長ぶりなども気に掛かるところ。
さらに“21世紀枠”の隠岐高(島根)にも大きな関心を抱いている。隠岐高は当然、春夏通じて甲子園初出場だ。
昨年末、いつものように西宮北口界隈で飲んだくれて…いる時に、市立西宮高の徳山学監督に会った。僕は徳山に挨拶をすると、
「島尻さん、紹介しますわ。彼は次のセンバツで甲子園に出るかも知れへん、島根の隠岐高の監督なんですよ。ウチ(市立西宮高)は“21世紀枠”の候補に選ばれただけでアカンかったけれども、隠岐高は有望っすわ!」
と、隣にいた青年を徳山が紹介してくれた。引き締まった体に、浅黒く日焼けした精悍な顔付きの男が
「どうも初めまして。隠岐高の監督をしております嶽野正樹です」
嶽野と名乗った青年は非常に礼儀正しい口調かつ丁寧に頭を下げて来たので、僕も慌てて名刺を差し出す。
「スポーツライターをやってますね〜ん」
程好く酔っていた為に、僕の語尾は嶽野とは対照的に何ともダラシなくなってしまったが、
「そうなんですか。田舎の学校で、ズバ抜けた選手はいないんですけれども頑張っています。機会がありましたら、是非、取材に来て下さいよ」
またもや嶽野はキッチリと、応対してくれたのである。かたや僕は
「ドーモです、ドーモです」
と言うのが、精一杯。第一印象、悪かったやろうなぁ…。
偶然、飲み屋で出会った青年監督が、日本海の離島に浮かぶチームを率いて甲子園にやって来る。一体、どのような戦いをするのだろうか? また、どのようにしてチームを築いて来たのか? ありきたりな言い方ではあるが、とても興味がある。
取り急ぎ、嶽野にはお祝いの手紙でも宛てることにしよう。僕の第一印象が悪くないようであったら、積極的にアプローチしたい。
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悩める男
2003年2月2日 更新が若干、遅れてしまいました。お詫び申し上げます。
プロ野球もキャンプイン。スポーツニュースやスポーツ新聞などで、各チームの模様を観ることが出来るのは非常に楽しみなのであるが…。どうも気が重たいのだ…(>_<)
(原因その1)
『Sportiva』(集英社)からの依頼で、タイガース取材に行くのは決まっているのだけれども、日程が全く読めない。
依然、タイガース広報からの連絡待ちという状況。(取材申請は集英社・K氏)
恐らく、人気球団故に、調整に時間を要してしまうのだろう。仕方がないことだ。でも、未だに宜野座なのか、安芸なのかも分からないのは非常に困る。
他の仕事の兼ね合いもあるので、早くハッキリして欲しいものなんやけれどもなぁ。予定が立てられへんのは辛いでぇ〜!!
(原因その2)
まだ、どうなるかは分からない。そのように前置きをしての話しであるが…。
もしかしたら、4月〜 約半年程度の間、僕はシアトルに滞在することになるかも知れない。
まぁ、どのような仕事かは、シアトルという地名で大体の察しが付くのではないだろうか?
正直、この話しが実現すれば、間違いなく大きな財産となる。但し、当然、リスクも発生。独立してから1年間で目処を付けた仕事(日本での)にタッチ出来なくなるケースも増えてしまうからだ。インターネットの発達などで、情報は入手出来ても、現場に足を運べないのは明らかに痛手。なんせ、シアトルに行きっ放し(半年程度やけれども)やもんなぁ。
しかし、彼女のアドバイスもあり、僕なりにメリット、デメリットを箇条書きしてみると、天秤は“シアトル行き”の方へ大きく傾く。
その他にも、現在、住んでいる賃貸マンションのことや、滞在中、帰国後の仕事なども気に掛かる。運転免許証も更新年やしなぁ。←これは問題ないか!?
とにかく、これらの対応策もキッチリと整理して、早々に結論を出さなければ。
この件の詳細は、日記のスペースを借りて、後日に改めて。
という訳で、グチャグチャに悩んでいる次第である。
プロ野球もキャンプイン。スポーツニュースやスポーツ新聞などで、各チームの模様を観ることが出来るのは非常に楽しみなのであるが…。どうも気が重たいのだ…(>_<)
(原因その1)
『Sportiva』(集英社)からの依頼で、タイガース取材に行くのは決まっているのだけれども、日程が全く読めない。
依然、タイガース広報からの連絡待ちという状況。(取材申請は集英社・K氏)
恐らく、人気球団故に、調整に時間を要してしまうのだろう。仕方がないことだ。でも、未だに宜野座なのか、安芸なのかも分からないのは非常に困る。
他の仕事の兼ね合いもあるので、早くハッキリして欲しいものなんやけれどもなぁ。予定が立てられへんのは辛いでぇ〜!!
(原因その2)
まだ、どうなるかは分からない。そのように前置きをしての話しであるが…。
もしかしたら、4月〜 約半年程度の間、僕はシアトルに滞在することになるかも知れない。
まぁ、どのような仕事かは、シアトルという地名で大体の察しが付くのではないだろうか?
正直、この話しが実現すれば、間違いなく大きな財産となる。但し、当然、リスクも発生。独立してから1年間で目処を付けた仕事(日本での)にタッチ出来なくなるケースも増えてしまうからだ。インターネットの発達などで、情報は入手出来ても、現場に足を運べないのは明らかに痛手。なんせ、シアトルに行きっ放し(半年程度やけれども)やもんなぁ。
しかし、彼女のアドバイスもあり、僕なりにメリット、デメリットを箇条書きしてみると、天秤は“シアトル行き”の方へ大きく傾く。
その他にも、現在、住んでいる賃貸マンションのことや、滞在中、帰国後の仕事なども気に掛かる。運転免許証も更新年やしなぁ。←これは問題ないか!?
とにかく、これらの対応策もキッチリと整理して、早々に結論を出さなければ。
この件の詳細は、日記のスペースを借りて、後日に改めて。
という訳で、グチャグチャに悩んでいる次第である。
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やっぱり楽しい
2003年2月3日 昨日は久々の草野球。?野好司が所属する兵庫軟式野球リーグAクラスのヴァンテアンというチームの助っ人であった。
悩める男は睡眠不足のまま桜ケ丘球場(遠かった…)へ到着。今回、初助っ人の久能玲司(ケーズラッシュ)と共にキャッチボールをするが、寒すぎる〜っ!! だって、小雪が舞い散ってんねんで。僕はフィールドコートをなかなか脱げずにいた。
いざ試合が始まる前に、サインの確認を忘れない。そう、助っ人として来たからにはサインを見落とす訳には行かない。懸命にサインを覚える。って、“ウエイティング”、“バント”、“盗塁”、“ヒットエンドラン”の4つだけなんやけれどもね(苦笑)。
僕は3番・遊撃手での出場。機動力ないし、重量級やのにね…。
1回裏、二死無走者で迎えた今シーズン初打席は簡単にツーナッシングと、追い込まれてしまった。1球、アウトコースのスライダーを見送って、ボールカウントは2−1。しかし、球筋はシッカリと、見えていたので慌てることはなかった。4球目のアウトローのストレートを軽く叩くと、打球は右方向に伸びて行き、ライナーで右翼手の頭上を超えた。一安心のツーベースヒットである。
2打席目は3回裏、一死走者一塁。走者のスチールも盗塁もあり、得点圏での打席になったが、結果はインコースのシュートに空振り三振に終わる。無念…。
3打席目は6回裏、二死走者一塁。初球の甘い“ど真ん中”のストレートをこねくり回してしまい、三塁ゴロに倒れてしまった。再び、無念…。
結局、僕の打撃成績は3打席 3打数1安打。数度の守備機会も無難にこなしたので、助っ人としては“可もなく不可もなく”と、言ったところか。
それでも、守備位置で、ベンチで。絶えることなく大きな声を出せていたし、セカンドを守っていた久能のピンチを救うダイビングキャッチ(後方の小フライ)も目前で生まれた。特に、昨日、ヴァンテアンは守備で良いプレー(中堅手の背走キャッチ、左翼手→三塁手→捕手の中継プレー、捕手の盗塁刺殺)が頻出。スコアだけを見れば、1−0と辛勝の感が強いけれども、心地良い気分でいっぱいだった。やっぱり楽しいなぁ、草野球も。でも、ホンマに寒すぎたわ…。
話しは変わるが、1日に大阪プロレスの“大阪ハリケーン03.2.1”(大阪城ホール)を観戦する機会に恵まれた。
ガチンコあり、笑いあり。エンターテイメント性が溢れていて、ちょっとツボにはまってしまった。好きになったぞっ! 大阪プロレス!!
まぁ、ここで僕がウダウダと、論じても仕方がない。“百聞は一見にしかず”―是非、機会があるならば、大阪プロレスの興行に足を運んでみるべし。
だけど、個人的には合間の“base吉本”のコントは要らんかったように思うねんけれどもなぁ。
最近、実のない日記ばかりで、非常に申し訳ないっす…m(_ _)m
悩める男は睡眠不足のまま桜ケ丘球場(遠かった…)へ到着。今回、初助っ人の久能玲司(ケーズラッシュ)と共にキャッチボールをするが、寒すぎる〜っ!! だって、小雪が舞い散ってんねんで。僕はフィールドコートをなかなか脱げずにいた。
いざ試合が始まる前に、サインの確認を忘れない。そう、助っ人として来たからにはサインを見落とす訳には行かない。懸命にサインを覚える。って、“ウエイティング”、“バント”、“盗塁”、“ヒットエンドラン”の4つだけなんやけれどもね(苦笑)。
僕は3番・遊撃手での出場。機動力ないし、重量級やのにね…。
1回裏、二死無走者で迎えた今シーズン初打席は簡単にツーナッシングと、追い込まれてしまった。1球、アウトコースのスライダーを見送って、ボールカウントは2−1。しかし、球筋はシッカリと、見えていたので慌てることはなかった。4球目のアウトローのストレートを軽く叩くと、打球は右方向に伸びて行き、ライナーで右翼手の頭上を超えた。一安心のツーベースヒットである。
2打席目は3回裏、一死走者一塁。走者のスチールも盗塁もあり、得点圏での打席になったが、結果はインコースのシュートに空振り三振に終わる。無念…。
3打席目は6回裏、二死走者一塁。初球の甘い“ど真ん中”のストレートをこねくり回してしまい、三塁ゴロに倒れてしまった。再び、無念…。
結局、僕の打撃成績は3打席 3打数1安打。数度の守備機会も無難にこなしたので、助っ人としては“可もなく不可もなく”と、言ったところか。
それでも、守備位置で、ベンチで。絶えることなく大きな声を出せていたし、セカンドを守っていた久能のピンチを救うダイビングキャッチ(後方の小フライ)も目前で生まれた。特に、昨日、ヴァンテアンは守備で良いプレー(中堅手の背走キャッチ、左翼手→三塁手→捕手の中継プレー、捕手の盗塁刺殺)が頻出。スコアだけを見れば、1−0と辛勝の感が強いけれども、心地良い気分でいっぱいだった。やっぱり楽しいなぁ、草野球も。でも、ホンマに寒すぎたわ…。
話しは変わるが、1日に大阪プロレスの“大阪ハリケーン03.2.1”(大阪城ホール)を観戦する機会に恵まれた。
ガチンコあり、笑いあり。エンターテイメント性が溢れていて、ちょっとツボにはまってしまった。好きになったぞっ! 大阪プロレス!!
まぁ、ここで僕がウダウダと、論じても仕方がない。“百聞は一見にしかず”―是非、機会があるならば、大阪プロレスの興行に足を運んでみるべし。
だけど、個人的には合間の“base吉本”のコントは要らんかったように思うねんけれどもなぁ。
最近、実のない日記ばかりで、非常に申し訳ないっす…m(_ _)m
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ちゃんと書かんとなぁ…
2003年2月4日 な〜んか、慌しい1日…。
先日、日記で愚痴った!?せいか、まずは集英社『Sportiva』のK氏から連絡あり。まだ、細かい日程は決まっていないが、タイガースのキャンプ取材は、どうやら安芸になりそうだ。2月9日〜20日はバッチリ空けてあるでぇ! でも、その前後はもうカツカツ。
なんとか、この間にヨロシク>タイガース広報殿
ベースボールマガジン社・岡本朋祐からも連絡が入る。『大学野球 増刊号』の日程調整の件。
この取材はカメラマンと同行する機会も多いので、僕の都合だけで決める訳には行かない。しかも、各大学、学年末試験やキャンプなどの絡みもあり、てんてこ舞い…。(それにしても、てんてこ舞い。って表現、よく使うけれども、実態は謎)
それでも、何とか立命館大、近畿大、関西大、愛知学院大は目処が立つ。あとは、京都大、龍谷大、大阪経済大の3校。集英社の締切に影響しないように段取りを組もう。
2月下旬〜3月上旬は、取材、原稿書き、入稿の連続になることは必至。ちゃんと日記、書けるんかなぁ…。 まぁ、“執筆モード”に入ると思うので、大丈夫なはず!???
明日はSeattle(表記がシアトルからSeattleに変わってんで)行きの案件で、東京へ日帰りの予定。尚、神保町の集英社にも立ち寄り、K氏と打ち合わせ。(資料も用意しておいてなぁ〜)また、時間を作って、今春から連載がほぼ決定的な『週刊漫画アクション』(双葉社)の編集者・坂井克司とも会いたいものだ。
はぁ〜っ、連日に及ぶ“実のない”日記…(T_T)
ちょっと“テンパっている”ので、御容赦の程を。
そろそろ、ちゃんと書きます。(多分)
先日、日記で愚痴った!?せいか、まずは集英社『Sportiva』のK氏から連絡あり。まだ、細かい日程は決まっていないが、タイガースのキャンプ取材は、どうやら安芸になりそうだ。2月9日〜20日はバッチリ空けてあるでぇ! でも、その前後はもうカツカツ。
なんとか、この間にヨロシク>タイガース広報殿
ベースボールマガジン社・岡本朋祐からも連絡が入る。『大学野球 増刊号』の日程調整の件。
この取材はカメラマンと同行する機会も多いので、僕の都合だけで決める訳には行かない。しかも、各大学、学年末試験やキャンプなどの絡みもあり、てんてこ舞い…。(それにしても、てんてこ舞い。って表現、よく使うけれども、実態は謎)
それでも、何とか立命館大、近畿大、関西大、愛知学院大は目処が立つ。あとは、京都大、龍谷大、大阪経済大の3校。集英社の締切に影響しないように段取りを組もう。
2月下旬〜3月上旬は、取材、原稿書き、入稿の連続になることは必至。ちゃんと日記、書けるんかなぁ…。 まぁ、“執筆モード”に入ると思うので、大丈夫なはず!???
明日はSeattle(表記がシアトルからSeattleに変わってんで)行きの案件で、東京へ日帰りの予定。尚、神保町の集英社にも立ち寄り、K氏と打ち合わせ。(資料も用意しておいてなぁ〜)また、時間を作って、今春から連載がほぼ決定的な『週刊漫画アクション』(双葉社)の編集者・坂井克司とも会いたいものだ。
はぁ〜っ、連日に及ぶ“実のない”日記…(T_T)
ちょっと“テンパっている”ので、御容赦の程を。
そろそろ、ちゃんと書きます。(多分)
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発明品
2003年2月5日 ちょうど3年前の今頃、夢中になっていたことがある。それは発明…。
本気でDr.中松を目指し、“特許長者”になってやろう!と、思っていたものである…(恥)。
そのような思いで、発明したのが“グラブ・キープホルダー”たる逸品!???
通常、グラブの保管は吊るすのが一番良いとされているが、遠征などで持ち運びの際に、それは不可能。そこで、最もポピュラーな策だと思われるのが、グラブにボールを1〜2個挟み、“ストッキング留め”でグラブの周囲に巻き付ける。そして、フェルト地の巾着袋のケースに収めることで型崩れし難くなる。僕自身も、実際にそうしていたものだ。
しかし、“ストッキング留め”は本来、グラブに巻き付けるものではない。ストッキングを留めるものなのである。そこに着眼した僕は、“ストッキング留め”のグラブ・バージョンを作ってしまえ!と、スーパーで太い針と糸を。また、電器販売店ではノートパソコンを持ち運ぶキャリング・ケースを購入した。
キャリング・ケースはノートパソコンを衝撃から保護する為に、クッション性、伸縮性に富んだ素材が用いられている。あと、ノートパソコンには水気も厳禁。よって、撥水性、防水性の高い。スキューバー・ダイビングのウェットスーツをイメージして貰えれば、分かり易いかも知れない。
これはグラブにも応用出来る。そう確信した僕は、夜な夜な“ストッキング留め”のオバケを作成。そして、遂に試作品が完成した。
縦15?×横45?程度の大きさがベスト。布地自体に伸縮性があるので、グラブの種類を問わずに、対応出来るサイズと判明した。また、布地の中央に“切れ込み”を入れることで、グラブ全体をスッポリと、包み込めるようになった。
「完璧やな」
深夜に不気味に微笑んだ僕は、次に日本発明協会というところに足を運んだ。特許を申請する為である。しかし、この手続きがややこしいこと、このうえない。しかも、細かい規定は忘れたが、僕の発明は特許には該当せず、実用新案ということ。しかも、メチャクチャ時間を要するケースもあると言う。
「こりゃ、簡単に権利はモノに出来へんわ…」
と、僕はメーカーへの売り込みも開始。しかし、どこのメーカーもあまり乗り気ではない。この発明は“独りよがり”だったのか…。不安がよぎり始めた時に、大手M社の商品開発部から連絡あり。
「関心があるので、実物を見せて下さい」
という内容のメールであった。
それから、商談!???はトントン拍子。僕が作成した見本を参考に、M社は立派な“グラブ・キープホルダー”を作り上げた。そして、商品化すると、明言してくれた。
僕はM社から、アイデア料(金額は内緒っす)を頂戴した。まぁ、“特許長者”には程遠いが、自身のアイデアが商品化されたことは素直に嬉しかったものである。
それにしても、我ながら“熱し易く、冷め易い”…。僕の中の“発明ブーム”は一気に盛り下がる。まぁ、野球評論家・金村義明のマネージャーとして忙しくなったこともあるのだけれども。
1度だけ、スポーツニュースで“グラブ・キープホルダー”を使っていたプロ野球選手を観たことがある。確か、カープの選手であったような記憶が…。でも、観たのはその1度だけ。ちゃんと商品として販売されているんかなぁ?役に立っているんかなぁ?ちょっと気になるので、今度、スポーツ店を覗いてみることにしよう。
M社のHPでも分かるのだろうが、発明者としての心情的にはスポーツ店の一角に陳列されているのを確認したいのだ。
今日は日帰りで東京へ行って来た。
Seattle行きの案件も進展。僕的には気持ちの整理が付いた。あとは先方の判断次第。また、仮にSeattle行きがなくなったとしても、良い繋がりが生まれたような気がする。お互いに、今後の仕事に活かして行ければベターだろう。
出版社巡りも予定通り。集英社→ベースボールマガジン社→双葉社→再び集英社。
関西在住ライターの不安は、担当編集者とのコミュニケーションである。でも、幸いなことに担当編集者は僕と同世代の人間が多いのは気楽。また、年上の人間も
『えっ、日帰りなの?ユックリして行けば良いのに。本当にせっかちなんだから』
『関西の仕事が中心なんだけれども、東京に住んじゃうなんてのはドーヨ?』
などと、冗談を交えながらも優しく接してくれる。
仕事を頂戴する立場であるのは重々に承知のうえであるが、僕が妙に媚びる必要もないのは救い。これからも皆さんと末長く、良いお付き合いをして行きたいものだ。
疲れたけれども、充実感溢れる出張であった。
明日は立命館大へ取材に行く。朝早い…。
タイガースのキャンプ取材は2月14日〜19日になりそうだ。
「安芸でカツオ食うぞぉ〜!」
って、仕事もちゃんとしてからやな(笑)。なっ、集英社・K氏。(あっ、また登場させてもうたわ)
本気でDr.中松を目指し、“特許長者”になってやろう!と、思っていたものである…(恥)。
そのような思いで、発明したのが“グラブ・キープホルダー”たる逸品!???
通常、グラブの保管は吊るすのが一番良いとされているが、遠征などで持ち運びの際に、それは不可能。そこで、最もポピュラーな策だと思われるのが、グラブにボールを1〜2個挟み、“ストッキング留め”でグラブの周囲に巻き付ける。そして、フェルト地の巾着袋のケースに収めることで型崩れし難くなる。僕自身も、実際にそうしていたものだ。
しかし、“ストッキング留め”は本来、グラブに巻き付けるものではない。ストッキングを留めるものなのである。そこに着眼した僕は、“ストッキング留め”のグラブ・バージョンを作ってしまえ!と、スーパーで太い針と糸を。また、電器販売店ではノートパソコンを持ち運ぶキャリング・ケースを購入した。
キャリング・ケースはノートパソコンを衝撃から保護する為に、クッション性、伸縮性に富んだ素材が用いられている。あと、ノートパソコンには水気も厳禁。よって、撥水性、防水性の高い。スキューバー・ダイビングのウェットスーツをイメージして貰えれば、分かり易いかも知れない。
これはグラブにも応用出来る。そう確信した僕は、夜な夜な“ストッキング留め”のオバケを作成。そして、遂に試作品が完成した。
縦15?×横45?程度の大きさがベスト。布地自体に伸縮性があるので、グラブの種類を問わずに、対応出来るサイズと判明した。また、布地の中央に“切れ込み”を入れることで、グラブ全体をスッポリと、包み込めるようになった。
「完璧やな」
深夜に不気味に微笑んだ僕は、次に日本発明協会というところに足を運んだ。特許を申請する為である。しかし、この手続きがややこしいこと、このうえない。しかも、細かい規定は忘れたが、僕の発明は特許には該当せず、実用新案ということ。しかも、メチャクチャ時間を要するケースもあると言う。
「こりゃ、簡単に権利はモノに出来へんわ…」
と、僕はメーカーへの売り込みも開始。しかし、どこのメーカーもあまり乗り気ではない。この発明は“独りよがり”だったのか…。不安がよぎり始めた時に、大手M社の商品開発部から連絡あり。
「関心があるので、実物を見せて下さい」
という内容のメールであった。
それから、商談!???はトントン拍子。僕が作成した見本を参考に、M社は立派な“グラブ・キープホルダー”を作り上げた。そして、商品化すると、明言してくれた。
僕はM社から、アイデア料(金額は内緒っす)を頂戴した。まぁ、“特許長者”には程遠いが、自身のアイデアが商品化されたことは素直に嬉しかったものである。
それにしても、我ながら“熱し易く、冷め易い”…。僕の中の“発明ブーム”は一気に盛り下がる。まぁ、野球評論家・金村義明のマネージャーとして忙しくなったこともあるのだけれども。
1度だけ、スポーツニュースで“グラブ・キープホルダー”を使っていたプロ野球選手を観たことがある。確か、カープの選手であったような記憶が…。でも、観たのはその1度だけ。ちゃんと商品として販売されているんかなぁ?役に立っているんかなぁ?ちょっと気になるので、今度、スポーツ店を覗いてみることにしよう。
M社のHPでも分かるのだろうが、発明者としての心情的にはスポーツ店の一角に陳列されているのを確認したいのだ。
今日は日帰りで東京へ行って来た。
Seattle行きの案件も進展。僕的には気持ちの整理が付いた。あとは先方の判断次第。また、仮にSeattle行きがなくなったとしても、良い繋がりが生まれたような気がする。お互いに、今後の仕事に活かして行ければベターだろう。
出版社巡りも予定通り。集英社→ベースボールマガジン社→双葉社→再び集英社。
関西在住ライターの不安は、担当編集者とのコミュニケーションである。でも、幸いなことに担当編集者は僕と同世代の人間が多いのは気楽。また、年上の人間も
『えっ、日帰りなの?ユックリして行けば良いのに。本当にせっかちなんだから』
『関西の仕事が中心なんだけれども、東京に住んじゃうなんてのはドーヨ?』
などと、冗談を交えながらも優しく接してくれる。
仕事を頂戴する立場であるのは重々に承知のうえであるが、僕が妙に媚びる必要もないのは救い。これからも皆さんと末長く、良いお付き合いをして行きたいものだ。
疲れたけれども、充実感溢れる出張であった。
明日は立命館大へ取材に行く。朝早い…。
タイガースのキャンプ取材は2月14日〜19日になりそうだ。
「安芸でカツオ食うぞぉ〜!」
って、仕事もちゃんとしてからやな(笑)。なっ、集英社・K氏。(あっ、また登場させてもうたわ)
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甲子園組には負けないっ!
2003年2月6日 僕にしては異例中の異例。2日連続の早起き。まだ完全に目覚めていない脳ミソと肉体に、必死でムチを打ち、身支度を整えた。
阪急神戸線→京都線→地下鉄烏丸線と、経由して、北大路駅にて下車。エスカレーターで地上に出ると、雪が積もっているではないかっ!もう、雪は降っていなかったが、底冷えが非常に厳しい。でも、京都の寒さは、何と言って良いのか、品が良い。山々を背景にした街並みと雪景色がマッチしている。厳かな雰囲気(僕の先入観かな!?)に包まれているので、自然と背筋もピンと、伸びてしまうものだ。
タクシーを捕まえて、柊野の立命館大のグラウンドへ向かう。積雪で真っ白な絨毯が敷かれているような鴨川の川辺を、散歩中であろう犬が嬉々としながら駆け回っている。綱を持っている飼い主は足元を必要以上に気にしているせいか、犬に引きずられているようであった。
「スカウトの方ですか?あっ、違う。どこから来はったんですか?はぁ、西宮ですかぁ。この辺は朝7時くらいにブワーッと、雪が降って来ましてなぁ。かないませんわ。ほらっ、こんな緩やかな坂道でも滑ってまうんですわ」
タクシーの運転手はよく喋る人だったので、アッという間に立命館大グラウンドに到着した。
しばらくの間、合宿所の応接室で主務・瀬川雄介と世間話しをした後、立派な室内練習場に案内され、練習を見学する。
「投内の連携なども出来るんで、恵まれてはいるんですけどねぇ。採光性が悪いんで、電気代がバカにならないんですよ」
と、瀬川。室内練習場の電気代だけで年間200万円近くも掛かってしまうそうだ。
近隣のロング走(持久走)から選手が次々に室内練習場へ戻って来た。みんな、頭から湯気が立っていることから、外気温が低いのがよく分かる。
全体練習はこれで終わりらしく、自主練習が始まった。
大収穫であったのは、今シーズン立命館大のエース格と評されている松村豊司投手の投球練習を間近(ブルペンの真横)で観れたこと。松村はリーグ戦の実績こそ多少の物足りなさを覚えるが、150?近い速球を投げ込む素材の高さが魅力の本格派右腕。今秋のドラフト候補生としてもリストアップされている。
まだ捕手を立たせたままであったが、松村はキレイな腕の振りで、体重が乗った球を気分良さそうに投げていた。チームの主軸で、今シーズンから副主将の嶋岡孝太外野手(今シーズンから内野手→外野手の予定)も
「先輩が卒業して、やっと責任感が出て来たんと違いますか。練習量が増えていますよ。松村がエースになってくれんことにはウチもヤバイっすからね」
と、コメントしてくれた。
合宿所でお弁当をごちそうになり、ようやくインタビュー開始。まずは前述の嶋岡に話しを聞いてから(嶋岡の話しは明日の日記で)、今春、立命館大に入学する金刃憲人(市立尼崎高)投手が応接室にやって来た。
金刃は兵庫県尼崎市の園田出身。また、左腕で、140?を超えるストレート、キレ味鋭いスライダーを武器に奪三振の山を築くので“江夏2世”と、騒がれている逸材。上背は180?に届かないが、隆々と、発達したふくらはぎから下半身の強さを伺い知ることが出来た。
金刃は甲子園に出場していない。昨夏の夏の兵庫県地方予選も、準決勝(対 神戸国際付属)で涙を飲む。しかも、9回表まで6−1でリードしていながらも、最終回にまさかの6失点。金刃の高校野球生活は悪夢のような幕切れであった。
「ホンマに自分のせいで、チームメートの高校野球を終わらせてしまいましたからね。1ヶ月以上は立ち直れなかったですよ」
このように金刃は当時を振り返りながらも
「だから、甲子園に出た選手は羨ましいんですけれども、絶対に負けたくない。負ける訳に行かないんです」
と、語気を強めた。
現在、昨春のセンバツ大会で最速の144?をマークした多田文彦(津田学園高、金刃と同じく、今春に立命館大入学予定)が金刃のキャッチボール・パートナーである。
「多田はええ奴やし、仲も良いですねぇ。でも、エースの座は譲れない。必ず自分がエースになります」
また、そのセンバツ大会の優勝投手・大谷智久(報徳学園高→早稲田大)とも親交が深く、
「そっちはどないや?練習がキツくて、バテバテやわ。せやけど、頑張ろうなぁ。負けへんからんな」
と、携帯電話で連絡も取り合っているようだ。
大学野球生活は4年間。この限られた時間の中で、金刃は甲子園組にリベンジを果たす。そして、プロ入りも視界に入れて、猛練習に取り組む。誰に聞いても
「金刃はホンマに練習熱心。うわついたところがなくて、マジメを絵に描いたような男ですよ」
という応えが返って来る。
さらに、立命館大の投手事情は苦しいのが現状。今春から、金刃の力投を観ることが出来るかも知れない―。
阪急神戸線→京都線→地下鉄烏丸線と、経由して、北大路駅にて下車。エスカレーターで地上に出ると、雪が積もっているではないかっ!もう、雪は降っていなかったが、底冷えが非常に厳しい。でも、京都の寒さは、何と言って良いのか、品が良い。山々を背景にした街並みと雪景色がマッチしている。厳かな雰囲気(僕の先入観かな!?)に包まれているので、自然と背筋もピンと、伸びてしまうものだ。
タクシーを捕まえて、柊野の立命館大のグラウンドへ向かう。積雪で真っ白な絨毯が敷かれているような鴨川の川辺を、散歩中であろう犬が嬉々としながら駆け回っている。綱を持っている飼い主は足元を必要以上に気にしているせいか、犬に引きずられているようであった。
「スカウトの方ですか?あっ、違う。どこから来はったんですか?はぁ、西宮ですかぁ。この辺は朝7時くらいにブワーッと、雪が降って来ましてなぁ。かないませんわ。ほらっ、こんな緩やかな坂道でも滑ってまうんですわ」
タクシーの運転手はよく喋る人だったので、アッという間に立命館大グラウンドに到着した。
しばらくの間、合宿所の応接室で主務・瀬川雄介と世間話しをした後、立派な室内練習場に案内され、練習を見学する。
「投内の連携なども出来るんで、恵まれてはいるんですけどねぇ。採光性が悪いんで、電気代がバカにならないんですよ」
と、瀬川。室内練習場の電気代だけで年間200万円近くも掛かってしまうそうだ。
近隣のロング走(持久走)から選手が次々に室内練習場へ戻って来た。みんな、頭から湯気が立っていることから、外気温が低いのがよく分かる。
全体練習はこれで終わりらしく、自主練習が始まった。
大収穫であったのは、今シーズン立命館大のエース格と評されている松村豊司投手の投球練習を間近(ブルペンの真横)で観れたこと。松村はリーグ戦の実績こそ多少の物足りなさを覚えるが、150?近い速球を投げ込む素材の高さが魅力の本格派右腕。今秋のドラフト候補生としてもリストアップされている。
まだ捕手を立たせたままであったが、松村はキレイな腕の振りで、体重が乗った球を気分良さそうに投げていた。チームの主軸で、今シーズンから副主将の嶋岡孝太外野手(今シーズンから内野手→外野手の予定)も
「先輩が卒業して、やっと責任感が出て来たんと違いますか。練習量が増えていますよ。松村がエースになってくれんことにはウチもヤバイっすからね」
と、コメントしてくれた。
合宿所でお弁当をごちそうになり、ようやくインタビュー開始。まずは前述の嶋岡に話しを聞いてから(嶋岡の話しは明日の日記で)、今春、立命館大に入学する金刃憲人(市立尼崎高)投手が応接室にやって来た。
金刃は兵庫県尼崎市の園田出身。また、左腕で、140?を超えるストレート、キレ味鋭いスライダーを武器に奪三振の山を築くので“江夏2世”と、騒がれている逸材。上背は180?に届かないが、隆々と、発達したふくらはぎから下半身の強さを伺い知ることが出来た。
金刃は甲子園に出場していない。昨夏の夏の兵庫県地方予選も、準決勝(対 神戸国際付属)で涙を飲む。しかも、9回表まで6−1でリードしていながらも、最終回にまさかの6失点。金刃の高校野球生活は悪夢のような幕切れであった。
「ホンマに自分のせいで、チームメートの高校野球を終わらせてしまいましたからね。1ヶ月以上は立ち直れなかったですよ」
このように金刃は当時を振り返りながらも
「だから、甲子園に出た選手は羨ましいんですけれども、絶対に負けたくない。負ける訳に行かないんです」
と、語気を強めた。
現在、昨春のセンバツ大会で最速の144?をマークした多田文彦(津田学園高、金刃と同じく、今春に立命館大入学予定)が金刃のキャッチボール・パートナーである。
「多田はええ奴やし、仲も良いですねぇ。でも、エースの座は譲れない。必ず自分がエースになります」
また、そのセンバツ大会の優勝投手・大谷智久(報徳学園高→早稲田大)とも親交が深く、
「そっちはどないや?練習がキツくて、バテバテやわ。せやけど、頑張ろうなぁ。負けへんからんな」
と、携帯電話で連絡も取り合っているようだ。
大学野球生活は4年間。この限られた時間の中で、金刃は甲子園組にリベンジを果たす。そして、プロ入りも視界に入れて、猛練習に取り組む。誰に聞いても
「金刃はホンマに練習熱心。うわついたところがなくて、マジメを絵に描いたような男ですよ」
という応えが返って来る。
さらに、立命館大の投手事情は苦しいのが現状。今春から、金刃の力投を観ることが出来るかも知れない―。
1枚のサインで
2003年2月8日 草野球仲間の土田政範(注:野球道具オタク!???)からメールが来た。
まず、
―日記の更新をサボったらアカンがな。毎日、読んでいるっちゅうねん!
と、キッツイなぁ…。
「スミマセン…。ちゃんと今日中に更新します」
次に本題。土田のメール内容を要約すると、以下の通りになる。
―今日はお願いがあってメールを送りました。
実は、僕の部下(女性)が、あることを契機に重度の自律神経失調症に。
10月末から休職していて、現在は自宅療養中。
昨日、彼女の旦那さんにお会いして、色々と、話しをしたのですが…。
社会復帰が出来る見込みが立たず、残念ながら彼女は退職という選択をすることになってしまいました。
旦那さんと会話をして分かったことなのですが、彼女と旦那さんは大のカープファン。
彼女は療養中の身でありますが、ペナント開幕とカープの活躍をとても楽しみにしているとのこと。
そこで、誠に勝手な話しなんやけども…。
島尻君と親交の深い広池浩司投手などに、彼女宛てのサインを書いて貰えへんかなぁ?って。
効果があるかどうかは分からへんのやけれども、それで、彼女を少しでも勇気付けることが出来れば。なんて思っている次第。
ムチャなお願いだけど、一つヨロシク頼みます。
正直、土田の部下であった彼女と僕は面識もない。ただ、彼女が野球選手のサイン1枚で元気になる可能性を秘めているのならば。是非、力になりたいものである。偶然にも土田という共通の人物を知っているのだから、何かの縁だ。これは素直な気持ち。
色紙に書かれたサインで、病状が完全に回復することはあり得ない。もし、回復するのであれば、病院や医師の存在は不要なものになってしまう。
1枚のサインは単に心の支えなのだ。それで充分ではないか。“ベーブ・ルースの予告本塁打”の話しも、ルースが少年の病を治した訳ではない。あくまでも、ルースの夢に満ちた本塁打が、病に打ち克つ為の勇気を、少年に与えただけなのである。僕は根本的にそのような解釈をしている。
また、僕自身も現に、野球漫画の大御所・水島新司先生より頂戴した“がんばれシマへ”(中西球道のイラストに“球けがれなく道けわし”のメッセージまで付いている)という直筆サイン入り色紙を、机の目前に飾っている。そして、落ち込んでいる時には、
「頑張らなアカンわ!」
と、色紙を拝んでは気持ちを奮い立たせる。
晩、広池、黒田博樹投手、酒井大輔投手に電話をして、主旨を簡単に説明。
「了解です。喜んで書かせて貰いますよ」(注:広池は同級生なので「OK、OK。喜んで書くよ」と、タメ口)
3人共、快諾してくれた。特に、酒井は
「自分が声を掛けることが出来る選手からは“寄せ書き”スタイルで貰いますんで、期待していて下さいよ」
非常に協力的な返事をしてくれた。嬉しい限りである。
土田さん、サインOKっすよ。
彼女が元気を取り戻すキッカケになると良いですネ!
まず、
―日記の更新をサボったらアカンがな。毎日、読んでいるっちゅうねん!
と、キッツイなぁ…。
「スミマセン…。ちゃんと今日中に更新します」
次に本題。土田のメール内容を要約すると、以下の通りになる。
―今日はお願いがあってメールを送りました。
実は、僕の部下(女性)が、あることを契機に重度の自律神経失調症に。
10月末から休職していて、現在は自宅療養中。
昨日、彼女の旦那さんにお会いして、色々と、話しをしたのですが…。
社会復帰が出来る見込みが立たず、残念ながら彼女は退職という選択をすることになってしまいました。
旦那さんと会話をして分かったことなのですが、彼女と旦那さんは大のカープファン。
彼女は療養中の身でありますが、ペナント開幕とカープの活躍をとても楽しみにしているとのこと。
そこで、誠に勝手な話しなんやけども…。
島尻君と親交の深い広池浩司投手などに、彼女宛てのサインを書いて貰えへんかなぁ?って。
効果があるかどうかは分からへんのやけれども、それで、彼女を少しでも勇気付けることが出来れば。なんて思っている次第。
ムチャなお願いだけど、一つヨロシク頼みます。
正直、土田の部下であった彼女と僕は面識もない。ただ、彼女が野球選手のサイン1枚で元気になる可能性を秘めているのならば。是非、力になりたいものである。偶然にも土田という共通の人物を知っているのだから、何かの縁だ。これは素直な気持ち。
色紙に書かれたサインで、病状が完全に回復することはあり得ない。もし、回復するのであれば、病院や医師の存在は不要なものになってしまう。
1枚のサインは単に心の支えなのだ。それで充分ではないか。“ベーブ・ルースの予告本塁打”の話しも、ルースが少年の病を治した訳ではない。あくまでも、ルースの夢に満ちた本塁打が、病に打ち克つ為の勇気を、少年に与えただけなのである。僕は根本的にそのような解釈をしている。
また、僕自身も現に、野球漫画の大御所・水島新司先生より頂戴した“がんばれシマへ”(中西球道のイラストに“球けがれなく道けわし”のメッセージまで付いている)という直筆サイン入り色紙を、机の目前に飾っている。そして、落ち込んでいる時には、
「頑張らなアカンわ!」
と、色紙を拝んでは気持ちを奮い立たせる。
晩、広池、黒田博樹投手、酒井大輔投手に電話をして、主旨を簡単に説明。
「了解です。喜んで書かせて貰いますよ」(注:広池は同級生なので「OK、OK。喜んで書くよ」と、タメ口)
3人共、快諾してくれた。特に、酒井は
「自分が声を掛けることが出来る選手からは“寄せ書き”スタイルで貰いますんで、期待していて下さいよ」
非常に協力的な返事をしてくれた。嬉しい限りである。
土田さん、サインOKっすよ。
彼女が元気を取り戻すキッカケになると良いですネ!
昔の仲間と
2003年2月9日 昨夜は小雨模様。
「傘、嫌いやねんなぁ」
そうボヤキながら、18:00ジャストに家を出る。18:30にJR大阪駅中央改札口前で待ち合わせをしていたからだ。
しかし、阪急・西宮北口駅前の通称・三角公園の前で、携帯電話を忘れたことに気付く。結局、一旦、家に引き返した為に、乗ろうと思っていた特急に乗ることは出来なかった。
約束の時間に3分遅れて、JR大阪駅中央改札口前到着。ここは大学野球部時代、よく集合場所になっていた。下級生の時はマネージャーの言った30分前(これに遅れたら遅刻→坊主頭)には整列していなければならず、続々と、やって来る先輩達に挨拶をしていたっけ。
「島尻〜、坊主じゃあ!」
先に待っていた正田靖人が冗談交じりの挨拶で先制パンチ。
「悪い、悪い。ロージンバッグとパインダー(バットのグリップ滑り止め)を忘れてしまったんや」
僕は笑いながら、意味不明な言い訳で返す。
「そうや、島尻はロージンとパインダーの係やったな」
正田も笑顔を見せる。
「まだ、他の連中は来てへんの?」
「もうすぐシノリキが来るはずなんじゃけど。貴戸、菊池、近間は遅れるみたいや」
正田がそのように話していると、?一起が
「久し振りやなぁ」
と、正田と僕の背後から登場。そして、すぐにシノリキこと篠原力もやって来た。
「よし、ひとまず4人で行っとくか」
正田の仕切りで、居酒屋へ向かった。
正田、?、篠原は昔の仲間。大学時代のチームメートである。
今回、
「ちょっと集まろうか」
という話しになったのは、正田が勤めていた会社を2月末日で退職し、故郷の広島で指導者(まずは中学校の野球部)の道を歩むことになったからである。まぁ、形式的なものではないが、集まれるメンバーだけで簡単な激励会を。そんな感じである。
居酒屋に入り、ビールで乾杯。僕以外のメンバーは既婚者で、子供がいたり、間もなく子供が産まれる連中。携帯電話の待ち受け画面に設定されている愛娘の画像に
「良かったやんかぁ。父親に似てなくて可愛い、可愛い」
と、チャチャを入れたり、
「自分の実家ばかり帰省する訳にも行かんしなぁ。ちゃんとヨメさんの実家にも顔を出しとかんとな。気を遣うわな」
そのような話題で、緩やかに時は流れて行った。僕以外はみんな、大人になっているなぁ…。
1時間程して、
「スマンのぉ。ヨメさんの実家から母親(義母)が来とってなぁ」
マネージャーであった近間康隆が現れ、僕の隣の席に腰を下ろす。考えてみれば、近間はいつも遅れてやって来る。大学時代から全く変わらない。
「そこ、巨体が並んで、暑苦しいねんっ!」
周囲からツッコミが入るが、これも大学時代から変わっていない。
近間のグラスに瓶ビールを注いでやると、
「おっ、ちゃんとラベルは上を向けているな」
と、一言。先輩にビールを注ぐ際は、必ずラベルを上に向けて、両手で注がなければいけなかったからだ。
その後、独身族の貴戸祐一、菊池淳もやって来て、正田の激励会は即席の同窓会に。多いに盛り上がった。
各々が近況報告をしつつも、
「島尻、投手に転向しようとしていたやんなぁ」
―うん、勘違いしとったから
「貴戸が背番号5を付けて以来、KGの背番号5はみんな長髪になったんやで」
―そんな訳ないでぇ
「?はいつもマイペース・橋本の犠牲者。待ち合わせをしては、待たされ続けていたやんな」
―ホンマやで。橋本のおかげでどれだけ時間を無駄にしたことか
などと、思い出話しに花が咲く。途中、篠原が
「もしもし、私、橋本の親戚の者ですけれども」
神妙な声色で、東京・水道橋のグリーンホテルで働いている橋本隆之に電話。そうそう、篠原はイタズラ電話の常習犯であった。電話に出た橋本も、しばらくしてから状況を把握。
「お前らなぁ…」
と、呆れ果てていた(苦笑)。
同じグラウンドで汗を流した、気を許せる昔の仲間と、久々に飲んだせいか???僕はいつになく酔いが回った。正直、宴の最後の記憶は断片的にしか思い出せない…。どうやって西宮まで戻って来たんやろう???阪急神戸線に乗ったような気はするんやけれども。まぁ、傘も失くしていないし、意外にも冷静な状態で帰って来たんかな???
ありきたりであるけれども、昔の仲間と出会ったことで活力が湧いて来た。是非、仕事へのエネルギーになれば良いな。と、思う次第。そして、また突発的でも構わないので、みんなと顔を合わせたいものだ。
この日記を読んで、貴方も昔の仲間に会いたくなったのでは???
「傘、嫌いやねんなぁ」
そうボヤキながら、18:00ジャストに家を出る。18:30にJR大阪駅中央改札口前で待ち合わせをしていたからだ。
しかし、阪急・西宮北口駅前の通称・三角公園の前で、携帯電話を忘れたことに気付く。結局、一旦、家に引き返した為に、乗ろうと思っていた特急に乗ることは出来なかった。
約束の時間に3分遅れて、JR大阪駅中央改札口前到着。ここは大学野球部時代、よく集合場所になっていた。下級生の時はマネージャーの言った30分前(これに遅れたら遅刻→坊主頭)には整列していなければならず、続々と、やって来る先輩達に挨拶をしていたっけ。
「島尻〜、坊主じゃあ!」
先に待っていた正田靖人が冗談交じりの挨拶で先制パンチ。
「悪い、悪い。ロージンバッグとパインダー(バットのグリップ滑り止め)を忘れてしまったんや」
僕は笑いながら、意味不明な言い訳で返す。
「そうや、島尻はロージンとパインダーの係やったな」
正田も笑顔を見せる。
「まだ、他の連中は来てへんの?」
「もうすぐシノリキが来るはずなんじゃけど。貴戸、菊池、近間は遅れるみたいや」
正田がそのように話していると、?一起が
「久し振りやなぁ」
と、正田と僕の背後から登場。そして、すぐにシノリキこと篠原力もやって来た。
「よし、ひとまず4人で行っとくか」
正田の仕切りで、居酒屋へ向かった。
正田、?、篠原は昔の仲間。大学時代のチームメートである。
今回、
「ちょっと集まろうか」
という話しになったのは、正田が勤めていた会社を2月末日で退職し、故郷の広島で指導者(まずは中学校の野球部)の道を歩むことになったからである。まぁ、形式的なものではないが、集まれるメンバーだけで簡単な激励会を。そんな感じである。
居酒屋に入り、ビールで乾杯。僕以外のメンバーは既婚者で、子供がいたり、間もなく子供が産まれる連中。携帯電話の待ち受け画面に設定されている愛娘の画像に
「良かったやんかぁ。父親に似てなくて可愛い、可愛い」
と、チャチャを入れたり、
「自分の実家ばかり帰省する訳にも行かんしなぁ。ちゃんとヨメさんの実家にも顔を出しとかんとな。気を遣うわな」
そのような話題で、緩やかに時は流れて行った。僕以外はみんな、大人になっているなぁ…。
1時間程して、
「スマンのぉ。ヨメさんの実家から母親(義母)が来とってなぁ」
マネージャーであった近間康隆が現れ、僕の隣の席に腰を下ろす。考えてみれば、近間はいつも遅れてやって来る。大学時代から全く変わらない。
「そこ、巨体が並んで、暑苦しいねんっ!」
周囲からツッコミが入るが、これも大学時代から変わっていない。
近間のグラスに瓶ビールを注いでやると、
「おっ、ちゃんとラベルは上を向けているな」
と、一言。先輩にビールを注ぐ際は、必ずラベルを上に向けて、両手で注がなければいけなかったからだ。
その後、独身族の貴戸祐一、菊池淳もやって来て、正田の激励会は即席の同窓会に。多いに盛り上がった。
各々が近況報告をしつつも、
「島尻、投手に転向しようとしていたやんなぁ」
―うん、勘違いしとったから
「貴戸が背番号5を付けて以来、KGの背番号5はみんな長髪になったんやで」
―そんな訳ないでぇ
「?はいつもマイペース・橋本の犠牲者。待ち合わせをしては、待たされ続けていたやんな」
―ホンマやで。橋本のおかげでどれだけ時間を無駄にしたことか
などと、思い出話しに花が咲く。途中、篠原が
「もしもし、私、橋本の親戚の者ですけれども」
神妙な声色で、東京・水道橋のグリーンホテルで働いている橋本隆之に電話。そうそう、篠原はイタズラ電話の常習犯であった。電話に出た橋本も、しばらくしてから状況を把握。
「お前らなぁ…」
と、呆れ果てていた(苦笑)。
同じグラウンドで汗を流した、気を許せる昔の仲間と、久々に飲んだせいか???僕はいつになく酔いが回った。正直、宴の最後の記憶は断片的にしか思い出せない…。どうやって西宮まで戻って来たんやろう???阪急神戸線に乗ったような気はするんやけれども。まぁ、傘も失くしていないし、意外にも冷静な状態で帰って来たんかな???
ありきたりであるけれども、昔の仲間と出会ったことで活力が湧いて来た。是非、仕事へのエネルギーになれば良いな。と、思う次第。そして、また突発的でも構わないので、みんなと顔を合わせたいものだ。
この日記を読んで、貴方も昔の仲間に会いたくなったのでは???
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調整は順調?
2003年2月10日 夕刻、用事があったので、野球評論家・金村義明に電話を掛けた。金村は現在、プロ野球12球団のキャンプ視察で走り回っている。
「おぉ、もうクタクタや。今は宮崎におるでぇ。ジャイアンツを観て来たわ」
と、金村の声は少々、疲れ気味なように感じた。まぁ、朝早い時間から取材。夜は飲みながら、多岐に渡る人脈の中で情報収集に励んでいるよう。選手時代から、移動やホテル暮らしに慣れているとは言え、1ヶ月にも及ぶ“長期戦”は心身共に応えるようだ。
話しがセ・リーグの話題になると、
「カープの新井(貴浩内野手)がええなぁ。もう“一本立ち”言う感じや。スワローズのガン(岩村明憲内野手)はチームリーダーの風格が漂い始めているで。どのメニューでもグイグイ引っ張っているわ。ベイスターズは新外国人(スティーブ・コックス内野手)の故障が痛い。日本向きの選手やと、感じただけにな。でも、ライオンズから移籍して来たデニー(投手)、サメ(中嶋聡捕手)がムードメーカーになっている。あと、古木(克明内野手)が目立っとった」
などと、一気に金村はまくし立てた。やはり、12球団を回っているだけに話しがポンポンと、出て来る。そして、圧倒的な戦力を誇るジャイアンツについては
「キヨ(清原和博内野手)が心配やな。屋外でフリー打撃もしとったけれども、故障で満足にダッシュも出来ていないから、体にキレがない。評論家として観るんは4年目やけれども、正直、今年が一番良くないんと違うか。頑張って欲しいねんけれども、シーズンを通して、四番打者を張るんは難しいかも知れんな」
清原のことに終始した。
僕はジャイアンツファンという訳ではないのだけれども、清原はどうしても気になってしまう存在。
物心付いた時から、甲子園(PL学園高時代)で活躍していたし、その後、プロでのプレーもズーッと、観ている。間違いなく、清原は僕らの世代を代表するスーパースターである。現に、〜30歳くらいまでの現役選手の大半は一様に
「清原さんだけは別格だね。オーラが違う」
というようなコメントを残す。
また、清原は“無冠の帝王”とも呼ばれるが、勝負所での圧倒的な勝負強さはピカイチ。群を抜いている。野球の魅力を存分に引き出してくれる選手だ。
左足の太腿、ふくらはぎに不安を覚えながら、キャンプを送っている清原自身が一番ジレンマを感じているだろう。清原というビッグネームに加えて、注目が集まるジャイアンツに所属しているから、なおさらである。しかし、僕が言うのもなんだが、ここで焦りは禁物。勝負はキャンプでの仕上がり具合(良いに越したことないけれども)ではない。シーズンに入ってからなのだ。スポーツライター的視点ではないが、僕はまだまだ清原のバットに夢とロマンを感じていたい。
プロ入り18年目という経験を活かして、是非、清原にはシーズンで結果を残して欲しい。そうなれば、今キャンプの調整は順調であった。そう胸を張って、言えるのだから。
ただ、ちょっと心配。今シーズンこそは100試合以上、出て貰わんと…。
「おぉ、もうクタクタや。今は宮崎におるでぇ。ジャイアンツを観て来たわ」
と、金村の声は少々、疲れ気味なように感じた。まぁ、朝早い時間から取材。夜は飲みながら、多岐に渡る人脈の中で情報収集に励んでいるよう。選手時代から、移動やホテル暮らしに慣れているとは言え、1ヶ月にも及ぶ“長期戦”は心身共に応えるようだ。
話しがセ・リーグの話題になると、
「カープの新井(貴浩内野手)がええなぁ。もう“一本立ち”言う感じや。スワローズのガン(岩村明憲内野手)はチームリーダーの風格が漂い始めているで。どのメニューでもグイグイ引っ張っているわ。ベイスターズは新外国人(スティーブ・コックス内野手)の故障が痛い。日本向きの選手やと、感じただけにな。でも、ライオンズから移籍して来たデニー(投手)、サメ(中嶋聡捕手)がムードメーカーになっている。あと、古木(克明内野手)が目立っとった」
などと、一気に金村はまくし立てた。やはり、12球団を回っているだけに話しがポンポンと、出て来る。そして、圧倒的な戦力を誇るジャイアンツについては
「キヨ(清原和博内野手)が心配やな。屋外でフリー打撃もしとったけれども、故障で満足にダッシュも出来ていないから、体にキレがない。評論家として観るんは4年目やけれども、正直、今年が一番良くないんと違うか。頑張って欲しいねんけれども、シーズンを通して、四番打者を張るんは難しいかも知れんな」
清原のことに終始した。
僕はジャイアンツファンという訳ではないのだけれども、清原はどうしても気になってしまう存在。
物心付いた時から、甲子園(PL学園高時代)で活躍していたし、その後、プロでのプレーもズーッと、観ている。間違いなく、清原は僕らの世代を代表するスーパースターである。現に、〜30歳くらいまでの現役選手の大半は一様に
「清原さんだけは別格だね。オーラが違う」
というようなコメントを残す。
また、清原は“無冠の帝王”とも呼ばれるが、勝負所での圧倒的な勝負強さはピカイチ。群を抜いている。野球の魅力を存分に引き出してくれる選手だ。
左足の太腿、ふくらはぎに不安を覚えながら、キャンプを送っている清原自身が一番ジレンマを感じているだろう。清原というビッグネームに加えて、注目が集まるジャイアンツに所属しているから、なおさらである。しかし、僕が言うのもなんだが、ここで焦りは禁物。勝負はキャンプでの仕上がり具合(良いに越したことないけれども)ではない。シーズンに入ってからなのだ。スポーツライター的視点ではないが、僕はまだまだ清原のバットに夢とロマンを感じていたい。
プロ入り18年目という経験を活かして、是非、清原にはシーズンで結果を残して欲しい。そうなれば、今キャンプの調整は順調であった。そう胸を張って、言えるのだから。
ただ、ちょっと心配。今シーズンこそは100試合以上、出て貰わんと…。
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どうなるんやろう?(私的なこと…)
2003年2月11日 あいにくの雨模様ではあるが、今日は祝日。阪急神戸線はソコソコ混んでいた。
僕は雨の日が嫌いだ。と言うよりは、雨に濡れた傘を持つことが嫌いなのだ。特に、それが人混みであれば、余計にその気持ちは強くなる。また、傘の雨雫がボタボタと、垂れ落ちるのを防止するビニール袋(スーパーなどの出入口に置いてあるヤツ)も苦手。衣服などに雨雫が付かないようにしてくれる役割も果たしてくれるのだが…。傘をビニール袋に入れるのも、外すのも根本的にヘタクソなのだ。結局、ビチョ濡れになってしまい、不快感は増すばかりである。
13:00に梅田の新阪急ホテルのロビーにて、『野球狂のネタ4 〜遠征』(関西テレビ)で一緒に仕事をした放送作家・森脇尚志と待ち合わせ。2週間程前に森脇からは連絡を貰っており、
「紹介したい人がおんねんけれども」
と、言われていたのだ。
僕を29歳独身男と、知っている読者は
「おっ、女性を紹介して貰うんかいな!」
そのように勘繰るだろうが…違う、違う。
爽やかな短髪で、パーカーの上にフィールドコートを羽織ったカジュアルないでたちで現れたのは、ABC(朝日放送)のスポーツ局に勤務する沼田慎一郎。バリバリの男性でっせ(笑)。
遅目の昼食を摂りながら、話しでも。ということになったのだが、祝日ということもあり、人がごった返している。それでも、なんとか空いている中華料理屋を見付け、定食を頼んだ。
僕は“牛ヘレ肉の甘酢炒め定食”に、食後はグレープフルーツ・ジュースというオーダー。まぁ、唯一、空いていた店だったので
「ひょっとしたらヤバイんちゃうか」
美味しくないことも想定していたのだが、味は普通。量は豊富で、ゴハンのお代わりは自由だったので、僕と沼田はゴハンを一杯ずつお代わり。森脇は
「朝一番の食事やから」
と、控え目であった。
って、3人でゴハンを食べました。という話しをしても仕方がない。森脇がせっかく僕と沼田を引き合わせてくれた本題を書かなければ。
大部分を割愛させて貰うが、沼田はスポーツコンテンツの番組を作りたい。しかも、従来のようなアナウンサー、評論家。及び、タレントを前面に押し出したものではなく、目先を変えた番組を。まだ、具体的な案はまとまっていないようではあるが、その際に僕も何かしらの形で協力出来るのでは???ということだ。
実はまだ、Seattle行きの結論が出ていない。それにテレビやラジオの仕事は多少、関わったことがあるものの“ド素人”同然。でも、根拠のない自信だけはあるんやけれどもね(苦笑)。
まぁ、この辺も踏まえたうえで、沼田とは話しをさせて貰ったし、偶然、僕も沼田も今週末はタイガースキャンプの取材で安芸入りするので会う機会があるかも知れない。あと、僕と同い年で、アツイ男というのも嬉しかった。話しに急激な進展がなくても“顔つなぎ”ということを考えれば、実りのある昼食会であったように思う。森脇に感謝。
しかし、僕は今後どうなるんやろう?
この数日で、僕の本音はSeattle行きに気持ちが傾いている。特別、MLBの知識に長けている訳でもないので、必死に勉強も始めた次第。しかし、これは最終的に先方が決定すること。僕以外の候補者もいて、僕は予算をカツカツに切り詰められた時の“切り札”(ギャラ安いからなぁ…)であることは、今日の連絡で存分に感じ取ることが出来た。
数ヶ月先の予定も分からない。基本的にズーッと、そのような暮らしではあるが、今回ばかりは良い方向に進んで欲しい。そう切望するのみだ。
“果報は寝て待て”とも言うけれども、僕の恩師でもある野球評論家・金村義明は
「ホンマに寝ているだけやったら来えへんで」
と、言っていたものだ。
僕が現在、出来ることは…目前に控えたタイガースキャンプ取材、全ての取材スケジュールがきまった大学野球の取材に全力で取り組むこと。あっ、あと当然、この日記もね。
Seattleに行くことが出来て、ABCの仕事にもタッチ。本音では、これがベストなんやけれどもなぁ(笑)。さすがにこれはワガママやな…反省っす。
明日は大阪経済大へ取材に行って来ます。
遅ればせながら、佐野慈紀投手がブルーウェーブのテストに合格!
『野球狂のネタ4 〜遠征』(関西テレビ)出演の際にはお世話になっただけに嬉しい(^^)
番組のプロデューサーを務めたメディアプルポ・松本浩からも連絡あり。
「スタッフ一同で祝電でも打った方が良いですよねぇ」
異議なしっす!
祝電の発案者は野球博士こと江本雅明。この気配りはさすが。見習わなくては。
僕は雨の日が嫌いだ。と言うよりは、雨に濡れた傘を持つことが嫌いなのだ。特に、それが人混みであれば、余計にその気持ちは強くなる。また、傘の雨雫がボタボタと、垂れ落ちるのを防止するビニール袋(スーパーなどの出入口に置いてあるヤツ)も苦手。衣服などに雨雫が付かないようにしてくれる役割も果たしてくれるのだが…。傘をビニール袋に入れるのも、外すのも根本的にヘタクソなのだ。結局、ビチョ濡れになってしまい、不快感は増すばかりである。
13:00に梅田の新阪急ホテルのロビーにて、『野球狂のネタ4 〜遠征』(関西テレビ)で一緒に仕事をした放送作家・森脇尚志と待ち合わせ。2週間程前に森脇からは連絡を貰っており、
「紹介したい人がおんねんけれども」
と、言われていたのだ。
僕を29歳独身男と、知っている読者は
「おっ、女性を紹介して貰うんかいな!」
そのように勘繰るだろうが…違う、違う。
爽やかな短髪で、パーカーの上にフィールドコートを羽織ったカジュアルないでたちで現れたのは、ABC(朝日放送)のスポーツ局に勤務する沼田慎一郎。バリバリの男性でっせ(笑)。
遅目の昼食を摂りながら、話しでも。ということになったのだが、祝日ということもあり、人がごった返している。それでも、なんとか空いている中華料理屋を見付け、定食を頼んだ。
僕は“牛ヘレ肉の甘酢炒め定食”に、食後はグレープフルーツ・ジュースというオーダー。まぁ、唯一、空いていた店だったので
「ひょっとしたらヤバイんちゃうか」
美味しくないことも想定していたのだが、味は普通。量は豊富で、ゴハンのお代わりは自由だったので、僕と沼田はゴハンを一杯ずつお代わり。森脇は
「朝一番の食事やから」
と、控え目であった。
って、3人でゴハンを食べました。という話しをしても仕方がない。森脇がせっかく僕と沼田を引き合わせてくれた本題を書かなければ。
大部分を割愛させて貰うが、沼田はスポーツコンテンツの番組を作りたい。しかも、従来のようなアナウンサー、評論家。及び、タレントを前面に押し出したものではなく、目先を変えた番組を。まだ、具体的な案はまとまっていないようではあるが、その際に僕も何かしらの形で協力出来るのでは???ということだ。
実はまだ、Seattle行きの結論が出ていない。それにテレビやラジオの仕事は多少、関わったことがあるものの“ド素人”同然。でも、根拠のない自信だけはあるんやけれどもね(苦笑)。
まぁ、この辺も踏まえたうえで、沼田とは話しをさせて貰ったし、偶然、僕も沼田も今週末はタイガースキャンプの取材で安芸入りするので会う機会があるかも知れない。あと、僕と同い年で、アツイ男というのも嬉しかった。話しに急激な進展がなくても“顔つなぎ”ということを考えれば、実りのある昼食会であったように思う。森脇に感謝。
しかし、僕は今後どうなるんやろう?
この数日で、僕の本音はSeattle行きに気持ちが傾いている。特別、MLBの知識に長けている訳でもないので、必死に勉強も始めた次第。しかし、これは最終的に先方が決定すること。僕以外の候補者もいて、僕は予算をカツカツに切り詰められた時の“切り札”(ギャラ安いからなぁ…)であることは、今日の連絡で存分に感じ取ることが出来た。
数ヶ月先の予定も分からない。基本的にズーッと、そのような暮らしではあるが、今回ばかりは良い方向に進んで欲しい。そう切望するのみだ。
“果報は寝て待て”とも言うけれども、僕の恩師でもある野球評論家・金村義明は
「ホンマに寝ているだけやったら来えへんで」
と、言っていたものだ。
僕が現在、出来ることは…目前に控えたタイガースキャンプ取材、全ての取材スケジュールがきまった大学野球の取材に全力で取り組むこと。あっ、あと当然、この日記もね。
Seattleに行くことが出来て、ABCの仕事にもタッチ。本音では、これがベストなんやけれどもなぁ(笑)。さすがにこれはワガママやな…反省っす。
明日は大阪経済大へ取材に行って来ます。
遅ればせながら、佐野慈紀投手がブルーウェーブのテストに合格!
『野球狂のネタ4 〜遠征』(関西テレビ)出演の際にはお世話になっただけに嬉しい(^^)
番組のプロデューサーを務めたメディアプルポ・松本浩からも連絡あり。
「スタッフ一同で祝電でも打った方が良いですよねぇ」
異議なしっす!
祝電の発案者は野球博士こと江本雅明。この気配りはさすが。見習わなくては。
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アピール
2003年2月12日 昨日の日記に書いた通り、茨木市にある大阪経済大のグラウンドへ足を運ぶ。昨秋のリーグ戦の最中に、増田雄紀投手、橋岡徹投手の取材に訪れて以来だ。
今日の取材対象選手は、昨秋の関西六大学のリーグ戦で打率.333(打撃十傑3位タイ)、初のベストナイン(三塁手)を受賞した藤田利樹選手。
「ホンマに自分なんかで良いんですか?」
取材を受けることが信じられないとでもいうような雰囲気で、初々しい藤田。
「うん、間違いないで。藤田選手の取材に来たんやで」
と、僕は応え、取材が始まった。
簡単な球歴から、高校時代(敦賀気比高)に出場した甲子園(高校2年生時の春、夏)の思い出。そして、大学野球生活を振り返って貰う。また、打撃の技術論に、今シーズンから守ることが予想される二塁守備についても丁寧に話してくれた。
「中学(奈良・香芝ボーイズ)の時に守っていたので、そんなに不安はないんですけどね」
という藤田の言葉通り、シートノックや挟殺プレーを観た限りでは、フットワークやカットプレーの動きには問題はなさそう。ただ、何と言って良いのか?やや上向き加減で、テークバックがユッタリした“三塁手っぽい”スローイングだけが気になったくらいである。まぁ、僕もそのことを指摘する必要もなかったのだけれども
「やっぱり、そうですかぁ…直さんとアカンなぁ」
と、藤田は苦笑いをしていた。
今回の二塁手転向は藤田本人の意思。藤田は新4回生なので、大学野球生活はあと2シーズンのみ。そこで、
「三塁手だけではなく、他も守れるところをアピールしたいんですよ」
という目論みがあるのだ。
藤田は大学卒業後も野球を続けたい。しかし、プロの世界は極めてハードルが高いうえに、社会人野球チームも休廃部が相次いで、受皿が少ないのが現状。特に、関西地区は。で、アピールの手段、方法として“複数のポジションもキッチリ守れんねんで”と、なった訳である。
先日の立命館大の嶋岡孝太選手もそうであったが、野球を続けて行くという夢を実現させる為には守備も大きなアピール材料になる、重要視される。藤田の話しも聞いて、改めて、痛感させられた。今後は、これまで以上に選手の守備力にも目を配りたいものだ。
まぁ、あんまり今日の取材内容に触れてしまうと、ベースボールマガジン社の岡本朋祐に
「あんまり書かないで下さいよ」
と、釘を刺されてしまいそうなので…^_^;
詳細は大学野球のリーグ戦開幕直前に発売される『大学野球 増刊号』(ベースボールマガジン社)にて。
帰路、大阪経済大のグラウンド→阪急・茨木市へ向かうタクシーの中。運転手がメチャクチャ野球好きであったので、無駄に!?会話が盛り上がってもうたなぁ。
白石和也、西川彩子の両マネージャーに感謝。
また、残念なことにお会いすることは出来なかったのだが、
「今日は取材に来て戴けるようで。ホンマにありがとうございます。宜しくお願い申し上げます」
昼間、新監督・中平秀覧から、お気遣いの御連絡を頂戴したことにも感謝したい。
『野球ノ歩キ方』日記も4ヶ月目に突入!
皆様のおかげで15,000HITも突破致しました。
駄文ですが、今後も御愛読戴ければ、幸いに存じます。
今日の取材対象選手は、昨秋の関西六大学のリーグ戦で打率.333(打撃十傑3位タイ)、初のベストナイン(三塁手)を受賞した藤田利樹選手。
「ホンマに自分なんかで良いんですか?」
取材を受けることが信じられないとでもいうような雰囲気で、初々しい藤田。
「うん、間違いないで。藤田選手の取材に来たんやで」
と、僕は応え、取材が始まった。
簡単な球歴から、高校時代(敦賀気比高)に出場した甲子園(高校2年生時の春、夏)の思い出。そして、大学野球生活を振り返って貰う。また、打撃の技術論に、今シーズンから守ることが予想される二塁守備についても丁寧に話してくれた。
「中学(奈良・香芝ボーイズ)の時に守っていたので、そんなに不安はないんですけどね」
という藤田の言葉通り、シートノックや挟殺プレーを観た限りでは、フットワークやカットプレーの動きには問題はなさそう。ただ、何と言って良いのか?やや上向き加減で、テークバックがユッタリした“三塁手っぽい”スローイングだけが気になったくらいである。まぁ、僕もそのことを指摘する必要もなかったのだけれども
「やっぱり、そうですかぁ…直さんとアカンなぁ」
と、藤田は苦笑いをしていた。
今回の二塁手転向は藤田本人の意思。藤田は新4回生なので、大学野球生活はあと2シーズンのみ。そこで、
「三塁手だけではなく、他も守れるところをアピールしたいんですよ」
という目論みがあるのだ。
藤田は大学卒業後も野球を続けたい。しかし、プロの世界は極めてハードルが高いうえに、社会人野球チームも休廃部が相次いで、受皿が少ないのが現状。特に、関西地区は。で、アピールの手段、方法として“複数のポジションもキッチリ守れんねんで”と、なった訳である。
先日の立命館大の嶋岡孝太選手もそうであったが、野球を続けて行くという夢を実現させる為には守備も大きなアピール材料になる、重要視される。藤田の話しも聞いて、改めて、痛感させられた。今後は、これまで以上に選手の守備力にも目を配りたいものだ。
まぁ、あんまり今日の取材内容に触れてしまうと、ベースボールマガジン社の岡本朋祐に
「あんまり書かないで下さいよ」
と、釘を刺されてしまいそうなので…^_^;
詳細は大学野球のリーグ戦開幕直前に発売される『大学野球 増刊号』(ベースボールマガジン社)にて。
帰路、大阪経済大のグラウンド→阪急・茨木市へ向かうタクシーの中。運転手がメチャクチャ野球好きであったので、無駄に!?会話が盛り上がってもうたなぁ。
白石和也、西川彩子の両マネージャーに感謝。
また、残念なことにお会いすることは出来なかったのだが、
「今日は取材に来て戴けるようで。ホンマにありがとうございます。宜しくお願い申し上げます」
昼間、新監督・中平秀覧から、お気遣いの御連絡を頂戴したことにも感謝したい。
『野球ノ歩キ方』日記も4ヶ月目に突入!
皆様のおかげで15,000HITも突破致しました。
駄文ですが、今後も御愛読戴ければ、幸いに存じます。
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14日から
2003年2月14日 昨日の取材内容を、我が“ボケボケ頭”(ツルツルのシワなし脳細胞)が忘れてしまわないうちに。チャキチャキ!?と、原稿を仕上げる。そして、速やかに!?ベースボールマガジン社へ入稿。
「はぁ〜っ、ちょっと気楽やわ」←いつもそうしとけやっ!
14日の朝一番で高知入り。メインは3月25日発売の『Sportiva』(集英社)5月号に寄稿するタイガース特集の取材であるが、本音は他チーム(ライオンズ、ホークス)も観たし。
一応、向こうでもモノカキ業に勤しむつもりなので???ノートパソコンは持って行くが、日記を更新する自信はてんでなし…(~_~) 最悪のケース、高知から戻り次第、一気に更新します。でも、その為には毎日コツコツと、書いておかんとね。
尚、21日には近畿大の取材(昼)&ますだおかだのライブ(夜)に行くので、18〜20日くらいには戻って来なければアカンのかな???。この辺、実に流動的(無責任)やな…。
2月14日と言えば、バレンタインデー。プロ野球のキャンプ地には、きっと山のようにチョコレートが届くんやろうなぁ。
「今年の12球団NO.1は誰やっ!」
僕の予想では、ジョン・ターニー二軍ストレングス&コンディショニングコーチ(シーレックス)!!って、そんな訳ないか…。
ちなみに僕は獲得ゼロっぽい。高知空港で待ち合わせをしている集英社・K氏から貰ってもしゃあないしね。まぁ、彼女からデビッド・ベッカム(マンチェスター・ユナイテッド)愛用のPringleのカバンを頂戴したので充分に満足。(注:ノロケではなく感謝)
「チョコレートはあげへんよ。それ以上、肥えてどないすんねん!?」
とも言われていることやし…。
それにしても、全く高知行きの準備をしていなかった(*_*)
これから慌てることにしよう…。
日記の主旨は外れているわ、“…”の出現頻度が高い日記やし…。(またやわ…)
こういう日もある。ということで、御勘弁戴きたい。
それでは、行って来ます!
高知で感じたことを日記に反映出来ることを祈りつつ。当然、仕事もちゃんとせなアカンわな。
『すぽると!』(フジテレビ)より
松坂大輔(ライオンズ)、365球も投げたんやね(゜゜)
「はぁ〜っ、ちょっと気楽やわ」←いつもそうしとけやっ!
14日の朝一番で高知入り。メインは3月25日発売の『Sportiva』(集英社)5月号に寄稿するタイガース特集の取材であるが、本音は他チーム(ライオンズ、ホークス)も観たし。
一応、向こうでもモノカキ業に勤しむつもりなので???ノートパソコンは持って行くが、日記を更新する自信はてんでなし…(~_~) 最悪のケース、高知から戻り次第、一気に更新します。でも、その為には毎日コツコツと、書いておかんとね。
尚、21日には近畿大の取材(昼)&ますだおかだのライブ(夜)に行くので、18〜20日くらいには戻って来なければアカンのかな???。この辺、実に流動的(無責任)やな…。
2月14日と言えば、バレンタインデー。プロ野球のキャンプ地には、きっと山のようにチョコレートが届くんやろうなぁ。
「今年の12球団NO.1は誰やっ!」
僕の予想では、ジョン・ターニー二軍ストレングス&コンディショニングコーチ(シーレックス)!!って、そんな訳ないか…。
ちなみに僕は獲得ゼロっぽい。高知空港で待ち合わせをしている集英社・K氏から貰ってもしゃあないしね。まぁ、彼女からデビッド・ベッカム(マンチェスター・ユナイテッド)愛用のPringleのカバンを頂戴したので充分に満足。(注:ノロケではなく感謝)
「チョコレートはあげへんよ。それ以上、肥えてどないすんねん!?」
とも言われていることやし…。
それにしても、全く高知行きの準備をしていなかった(*_*)
これから慌てることにしよう…。
日記の主旨は外れているわ、“…”の出現頻度が高い日記やし…。(またやわ…)
こういう日もある。ということで、御勘弁戴きたい。
それでは、行って来ます!
高知で感じたことを日記に反映出来ることを祈りつつ。当然、仕事もちゃんとせなアカンわな。
『すぽると!』(フジテレビ)より
松坂大輔(ライオンズ)、365球も投げたんやね(゜゜)
安芸キャンプ#1
2003年2月15日「日記、長すぎんねん…」
と、巷ではもっぱらの評判なので、簡潔に。
滞りなく安芸に到着。タイガースのキャンプを観て、色々なことを思う。
14日の印象だけであるが、関本健太郎内野手、平下晃司外野手、久慈照嘉内野手の動きに目を奪われた。
関本は特打ちをしていたのだが、打球の伸びが良い。田淵幸一チーフ打撃コーチには、しきりに打席での立ち位置を言われているようであったが。
平下はシャープで、力強い打撃が印象的。
久慈はとにかく守備では際立っていた。ノックを受けているのを観ているだけでワクワクする。
その他には、片岡篤史内野手や中村豊外野手も元気なように感じた。でも、片岡はティー打撃を精力的にこなしていたものの、左膝が落ちてしまうのが気になったかな!???
投手陣はあまり観ることは出来なかったが、投内連携での井川慶投手の“声出し”には、ちょっとビックリ。ホンマ、エースの風格が漂っているように感じた。
明日は紅白戦が行われる予定。そこで感じることも多いにあるだろう。
夕方、高知市内のホテルにチェックインして、しばし仮眠。ちなみに高知空港でレンタカーを借りているのだが、僕はライターではなく、専属運転手(同乗者は集英社・K氏、カメラマン・K氏)のようになっている。まぁ、元々が自動車ディーラー勤めやから、車の運転は苦痛なし。むしろ、ずっと運転していたいくらいだ。
夜は“はりまや橋”至近の『ままごと』という店へ。取材経験豊富のカメラマン・K氏のお薦めである。
オーダーは
「土佐っぽいヤツ。お任せです」
ってな感じで、高知ならではの“海の幸”を満喫。幸せの絶頂へ。焼酎も美味で、グイグイ飲んでしまった。
という訳で、この日記はホロ酔いで書いている次第…。誤字脱字があった場合は大目に見て貰いたいm(_ _)m
昨日の日記で『すぽると!』(フジテレビ)を参照にして、松坂大輔投手(ライオンズ)が365球も投げた。と、記したのだが…。今朝のニッカンスポーツでは326球。
「一体、どっちを信用すればええねん???」
ルーキー・新垣渚投手(ホークス)は150?か。スゴイな。
と、巷ではもっぱらの評判なので、簡潔に。
滞りなく安芸に到着。タイガースのキャンプを観て、色々なことを思う。
14日の印象だけであるが、関本健太郎内野手、平下晃司外野手、久慈照嘉内野手の動きに目を奪われた。
関本は特打ちをしていたのだが、打球の伸びが良い。田淵幸一チーフ打撃コーチには、しきりに打席での立ち位置を言われているようであったが。
平下はシャープで、力強い打撃が印象的。
久慈はとにかく守備では際立っていた。ノックを受けているのを観ているだけでワクワクする。
その他には、片岡篤史内野手や中村豊外野手も元気なように感じた。でも、片岡はティー打撃を精力的にこなしていたものの、左膝が落ちてしまうのが気になったかな!???
投手陣はあまり観ることは出来なかったが、投内連携での井川慶投手の“声出し”には、ちょっとビックリ。ホンマ、エースの風格が漂っているように感じた。
明日は紅白戦が行われる予定。そこで感じることも多いにあるだろう。
夕方、高知市内のホテルにチェックインして、しばし仮眠。ちなみに高知空港でレンタカーを借りているのだが、僕はライターではなく、専属運転手(同乗者は集英社・K氏、カメラマン・K氏)のようになっている。まぁ、元々が自動車ディーラー勤めやから、車の運転は苦痛なし。むしろ、ずっと運転していたいくらいだ。
夜は“はりまや橋”至近の『ままごと』という店へ。取材経験豊富のカメラマン・K氏のお薦めである。
オーダーは
「土佐っぽいヤツ。お任せです」
ってな感じで、高知ならではの“海の幸”を満喫。幸せの絶頂へ。焼酎も美味で、グイグイ飲んでしまった。
という訳で、この日記はホロ酔いで書いている次第…。誤字脱字があった場合は大目に見て貰いたいm(_ _)m
昨日の日記で『すぽると!』(フジテレビ)を参照にして、松坂大輔投手(ライオンズ)が365球も投げた。と、記したのだが…。今朝のニッカンスポーツでは326球。
「一体、どっちを信用すればええねん???」
ルーキー・新垣渚投手(ホークス)は150?か。スゴイな。
安芸キャンプ#2
2003年2月16日 書きたいことが多すぎる。でも、一気に吐き出さずに、引き出しにしまっておくことにしよう!?
タイガースの紅白戦、予想していた以上に激しい競争意識を感じることが出来た。
正遊撃手争い、人材豊富な投手陣…などなど。その中で最も顕著であったのだが、外野手の熾烈なレギュラー奪取を目指す赤星憲彦外野手と濱中おさむ外野手。
紅組の先頭打者・赤星はルーキー左腕・中村泰広から、差し込まれながらも、しぶとく中堅前へ落とす。そして、すかさず二盗を決め、八木裕のバットを折りながら放たれた左翼前ヒットで先制点となるホームベースを踏む。“赤星らしさ”を発揮した形だ。
かたや濱中は、腕の振れていない(カットボールを試投?)安藤優也投手の不安定な立ち上がりを攻める白組の四番打者。片岡篤史内野手の同点に追い付く中堅犠飛の直後、仰角40°の打球を中堅後方に放つ。ただ、やや抜かれた球(多分、カットボール)にタイミングがズレたのか?もう一伸びすることなく、ライバル・赤星のグラブの中へ。だが、三塁走者・藤本敦士内野手がタッチアップで生還するには充分の当たり。四番打者としての最低限の責務を果たし、首脳陣にアピールした。
その後、試合の流れの中では、赤星に分があったように思える。
2回裏、一死で三塁走者に新加入の野口寿浩捕手を置いて、藤本の一打は中堅を守る赤星のところへ飛ぶ。最短距離で落下点に入り、捕球後は素早い動作で矢のような返球。二塁手・秀太内野手を中継に挟み、野口の本進を見事に阻んだ。
また、3回裏にも片岡の痛烈なライナー性の打球を背走。そして、頭上を超えるかと思われた打球を振り向きざまに好捕する。ルーキーイヤーに出場したフレッシュオールスター(東京ドーム)で見せたプレーのようであった。
「ああいうプレーが投手は一番嬉しいはずや。ホンマに助かるもんなぁ」
そのような声が、埋め尽くされたスタンドのあちこちで挙がっていた次第。
残念ながら、今日、守備の見せ場はなかった濱中。紅白戦中は長嶋清幸守備走塁コーチから、再三、ポジショニングの指示を受けていたが、連日の特守に励む姿からは
「絶対に負けたくないっ!」
という気持ちは存分に伝わって来る。
まだまだ、結論は出ないだろうが…。赤星、濱中を筆頭にした、激しいチーム内での競争は、確実にタイガースというチームの底力を押し上げていることを実感した。
あと、個人的にはテスト入団した石毛博史投手が気になった。
白組の2番手としてマウンドに上がり、3回 被安打5 失点2。八木にツーラン本塁打を浴び、敗戦投手にこそなってしまったが、実に丁寧なピッチングをしているように、僕の目には映った。
かつての力強い速球は陰を潜めていたけれども、2種類のカーブとスライダーを織り交ぜ、ストライク先行。内角、外角にもハッキリと、投げ分けるコントロールも光った。また、石毛は効果的なフォークボールも持っているので、投手有利のボールカウントでは幅も広がる。偶然、隣に座っていた“マユミ姉さん”こと土井麻由実(タイガースアイ・リポーター)を相手に、
「石毛、悪くないですよ」
と、僕は力説していたくらいである。
尚、
「八木は前の球(2−1からアウトローのストレートを見逃し)で三振やからな(笑)。まぁ、その後に打てるのも八木の凄さやけど。結果はああなったが、石毛は内容のある投球をしていたよ。頑張って欲しいな。期待しとるよ」
グラウンドを立ち去る時、星野仙一監督も語っていたことやしね。
野球に限らず、スポーツの世界では結果(最終的には)が重要視される。でも、結果だけで見極めない観点もあるのだ。だから、面白い。
それにしても、高知市内のホテルへ帰る際の大渋滞は辛かった…。まぁ、安芸にあれだけの人間が集まれば、必然的にそうなってしまうに決まっているわなぁ。
地元住民の方が、家の2階の窓から、物珍し気に車の長〜い列を眺めていた。きっと日常生活では信じられへん光景やったんやろうな。
タイガースの紅白戦、予想していた以上に激しい競争意識を感じることが出来た。
正遊撃手争い、人材豊富な投手陣…などなど。その中で最も顕著であったのだが、外野手の熾烈なレギュラー奪取を目指す赤星憲彦外野手と濱中おさむ外野手。
紅組の先頭打者・赤星はルーキー左腕・中村泰広から、差し込まれながらも、しぶとく中堅前へ落とす。そして、すかさず二盗を決め、八木裕のバットを折りながら放たれた左翼前ヒットで先制点となるホームベースを踏む。“赤星らしさ”を発揮した形だ。
かたや濱中は、腕の振れていない(カットボールを試投?)安藤優也投手の不安定な立ち上がりを攻める白組の四番打者。片岡篤史内野手の同点に追い付く中堅犠飛の直後、仰角40°の打球を中堅後方に放つ。ただ、やや抜かれた球(多分、カットボール)にタイミングがズレたのか?もう一伸びすることなく、ライバル・赤星のグラブの中へ。だが、三塁走者・藤本敦士内野手がタッチアップで生還するには充分の当たり。四番打者としての最低限の責務を果たし、首脳陣にアピールした。
その後、試合の流れの中では、赤星に分があったように思える。
2回裏、一死で三塁走者に新加入の野口寿浩捕手を置いて、藤本の一打は中堅を守る赤星のところへ飛ぶ。最短距離で落下点に入り、捕球後は素早い動作で矢のような返球。二塁手・秀太内野手を中継に挟み、野口の本進を見事に阻んだ。
また、3回裏にも片岡の痛烈なライナー性の打球を背走。そして、頭上を超えるかと思われた打球を振り向きざまに好捕する。ルーキーイヤーに出場したフレッシュオールスター(東京ドーム)で見せたプレーのようであった。
「ああいうプレーが投手は一番嬉しいはずや。ホンマに助かるもんなぁ」
そのような声が、埋め尽くされたスタンドのあちこちで挙がっていた次第。
残念ながら、今日、守備の見せ場はなかった濱中。紅白戦中は長嶋清幸守備走塁コーチから、再三、ポジショニングの指示を受けていたが、連日の特守に励む姿からは
「絶対に負けたくないっ!」
という気持ちは存分に伝わって来る。
まだまだ、結論は出ないだろうが…。赤星、濱中を筆頭にした、激しいチーム内での競争は、確実にタイガースというチームの底力を押し上げていることを実感した。
あと、個人的にはテスト入団した石毛博史投手が気になった。
白組の2番手としてマウンドに上がり、3回 被安打5 失点2。八木にツーラン本塁打を浴び、敗戦投手にこそなってしまったが、実に丁寧なピッチングをしているように、僕の目には映った。
かつての力強い速球は陰を潜めていたけれども、2種類のカーブとスライダーを織り交ぜ、ストライク先行。内角、外角にもハッキリと、投げ分けるコントロールも光った。また、石毛は効果的なフォークボールも持っているので、投手有利のボールカウントでは幅も広がる。偶然、隣に座っていた“マユミ姉さん”こと土井麻由実(タイガースアイ・リポーター)を相手に、
「石毛、悪くないですよ」
と、僕は力説していたくらいである。
尚、
「八木は前の球(2−1からアウトローのストレートを見逃し)で三振やからな(笑)。まぁ、その後に打てるのも八木の凄さやけど。結果はああなったが、石毛は内容のある投球をしていたよ。頑張って欲しいな。期待しとるよ」
グラウンドを立ち去る時、星野仙一監督も語っていたことやしね。
野球に限らず、スポーツの世界では結果(最終的には)が重要視される。でも、結果だけで見極めない観点もあるのだ。だから、面白い。
それにしても、高知市内のホテルへ帰る際の大渋滞は辛かった…。まぁ、安芸にあれだけの人間が集まれば、必然的にそうなってしまうに決まっているわなぁ。
地元住民の方が、家の2階の窓から、物珍し気に車の長〜い列を眺めていた。きっと日常生活では信じられへん光景やったんやろうな。
ゴージャスin高知
2003年2月17日 15日夜より降り始めた雨の為に、グラウンドコンディション不良。タイガースのキャンプを観に来たのは良いが、ドーム内での練習がメインであった。まぁ、個人的にはそれでも良かったのだけれども、カメラマン・K氏の撮りたい画が…。ということを大義名分にして、
「ホークスでも行きますか」
と、安芸から早々に撤収することになった。
ホークスもグラウンドコンディション不良であったのだが、午後にはシート打撃をすると言うので一安心。
ブルペンに足を運ぶと、8人が一斉に投球練習出来ることに、まずビックリ。しかも、報道陣もブルペンのすぐ脇で見守ることが可能。また、報道陣だけでなく、選手とファンの距離も近い。そういう意味ではホークスのキャンプの方が“お得度”が高いかも知れない。
ブルペンでの見学はゴージャス。その一言に尽きた。
左端から、
新垣渚投手…腕がよく振れていた。
寺原隼人投手…球にバラツキはあったが、力はある。
和田毅投手…立ち投げだけで早々に退散。(左肩甲骨に痛みを覚えたようで、度々、大石友好バッテリーコーチに耳打ちしていた)
斉藤和巳投手…体重移動が良く、素晴らしかった。本日の◎。
岡本克道投手…城島健司捕手を相手に気持ち良く投げていた。
田之上慶三郎投手…マイペースでの調整。仕上がりは順調そう。
神内靖投手…変化球に課題が残るも、角度のある速球を投げ込む。王貞治監督が打席に立ち、大きな期待が寄せられている雰囲気。
篠原貴行投手…復活を期すシーズン。足の上げ方に微妙な変化!?チェンジアップが良かったように思える。
これらを目と鼻の先で感じることが出来、大収穫。
TBSアナウンサー・小倉弘子と
「やっぱり、迫力ありますねぇ」
などと、話し込んでしまった。
ちなみに、小倉は明日の『ニュース23』(TBS)にて松坂大輔(ライオンズ)のインタビューがあるそうだ。
次に、メイングラウンドに移動して、シートノック、シート打撃を観る。
ホークスのシートノックは本当に活気がある。プレーに大切な声は勿論、選手同士の間で
「いいねぇ〜、3番(松中信彦内野手)!」
「23番(村松有人外野手)、張り切ってるねぇ」
「健司(城島捕手)、シッカリやろうぜぇ〜!」
というように声を掛け合っていたのは印象的であった。
シート打撃では、村松、松中の仕上がりの良さが目立った。特に、村松は打って、守って、走って。全て良し。シート打撃開始早々にも、山田秋親投手のストレートを叩き、右翼オーバーの本塁打。
「シーズン中は滅多に打たんのやから、ゆっくり走っとけよぉ〜!」
と、スタンドの観衆やチームメートから野次が飛ぶが、村松は全力疾走。多いに盛り上がった。
小久保裕紀内野手も体にキレがあり、順調そうであった。柴原洋外野手はちょっと疲れていたかな???
山田秋親投手はスライダー主体の内容。球が全体的に高いのは気になったが、指に掛かった時は威力のあるように感じた。
新外国人のマット・スクルメタ投手は、非常に重そうな球を投げる。
「あれは打てないでしょう。真っスラもスゴイし」
受けていた城島も絶賛していた。
余談であるが、スポーツライター・乙武洋匡は
「ユニフォームの着こなしが草野球みたい」
「打ち終わっちゃったから、ブルペンに行こうかな」
などと、ブライアン・ネルソン内野手に異常な関心を抱いていたようだ。なんでやろう???
スポーツコメンテーターのヨーコゼッターランドは僕(179.3?)よりも背が高かった。
野球評論家では駒田徳広が熱い眼差しであったのだが、東尾修、デーブ大久保は…。
タイガースと比較して、ホークスのキャンプは近い目線で観ることが出来たので、充実感に満たされる。メモ帳もビッシリ埋まった。
17日は再び、丸一日、安芸に貼り付き。
18日は春野(ライオンズ)に行き、夕方に西本聖投手コーチ(タイガース)のインタビュー。
3日連続で“鰹のタタキ”を食す。色も良く、厚切りで美味しいのは確かなのだが、さすがに感動が薄れて来る。あと、ニンニクはタップリだけれども、タマネギのスライスが添えられることはない。本場・高知でタマネギのスライスは邪道なのか???代わりにキャベツの千切りである。
「ホークスでも行きますか」
と、安芸から早々に撤収することになった。
ホークスもグラウンドコンディション不良であったのだが、午後にはシート打撃をすると言うので一安心。
ブルペンに足を運ぶと、8人が一斉に投球練習出来ることに、まずビックリ。しかも、報道陣もブルペンのすぐ脇で見守ることが可能。また、報道陣だけでなく、選手とファンの距離も近い。そういう意味ではホークスのキャンプの方が“お得度”が高いかも知れない。
ブルペンでの見学はゴージャス。その一言に尽きた。
左端から、
新垣渚投手…腕がよく振れていた。
寺原隼人投手…球にバラツキはあったが、力はある。
和田毅投手…立ち投げだけで早々に退散。(左肩甲骨に痛みを覚えたようで、度々、大石友好バッテリーコーチに耳打ちしていた)
斉藤和巳投手…体重移動が良く、素晴らしかった。本日の◎。
岡本克道投手…城島健司捕手を相手に気持ち良く投げていた。
田之上慶三郎投手…マイペースでの調整。仕上がりは順調そう。
神内靖投手…変化球に課題が残るも、角度のある速球を投げ込む。王貞治監督が打席に立ち、大きな期待が寄せられている雰囲気。
篠原貴行投手…復活を期すシーズン。足の上げ方に微妙な変化!?チェンジアップが良かったように思える。
これらを目と鼻の先で感じることが出来、大収穫。
TBSアナウンサー・小倉弘子と
「やっぱり、迫力ありますねぇ」
などと、話し込んでしまった。
ちなみに、小倉は明日の『ニュース23』(TBS)にて松坂大輔(ライオンズ)のインタビューがあるそうだ。
次に、メイングラウンドに移動して、シートノック、シート打撃を観る。
ホークスのシートノックは本当に活気がある。プレーに大切な声は勿論、選手同士の間で
「いいねぇ〜、3番(松中信彦内野手)!」
「23番(村松有人外野手)、張り切ってるねぇ」
「健司(城島捕手)、シッカリやろうぜぇ〜!」
というように声を掛け合っていたのは印象的であった。
シート打撃では、村松、松中の仕上がりの良さが目立った。特に、村松は打って、守って、走って。全て良し。シート打撃開始早々にも、山田秋親投手のストレートを叩き、右翼オーバーの本塁打。
「シーズン中は滅多に打たんのやから、ゆっくり走っとけよぉ〜!」
と、スタンドの観衆やチームメートから野次が飛ぶが、村松は全力疾走。多いに盛り上がった。
小久保裕紀内野手も体にキレがあり、順調そうであった。柴原洋外野手はちょっと疲れていたかな???
山田秋親投手はスライダー主体の内容。球が全体的に高いのは気になったが、指に掛かった時は威力のあるように感じた。
新外国人のマット・スクルメタ投手は、非常に重そうな球を投げる。
「あれは打てないでしょう。真っスラもスゴイし」
受けていた城島も絶賛していた。
余談であるが、スポーツライター・乙武洋匡は
「ユニフォームの着こなしが草野球みたい」
「打ち終わっちゃったから、ブルペンに行こうかな」
などと、ブライアン・ネルソン内野手に異常な関心を抱いていたようだ。なんでやろう???
スポーツコメンテーターのヨーコゼッターランドは僕(179.3?)よりも背が高かった。
野球評論家では駒田徳広が熱い眼差しであったのだが、東尾修、デーブ大久保は…。
タイガースと比較して、ホークスのキャンプは近い目線で観ることが出来たので、充実感に満たされる。メモ帳もビッシリ埋まった。
17日は再び、丸一日、安芸に貼り付き。
18日は春野(ライオンズ)に行き、夕方に西本聖投手コーチ(タイガース)のインタビュー。
3日連続で“鰹のタタキ”を食す。色も良く、厚切りで美味しいのは確かなのだが、さすがに感動が薄れて来る。あと、ニンニクはタップリだけれども、タマネギのスライスが添えられることはない。本場・高知でタマネギのスライスは邪道なのか???代わりにキャベツの千切りである。
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安芸キャンプ#3
2003年2月18日 早起きが苦痛でなくなって来た。昨日もレンタカーのハンドルを握り、安芸へ向かう。
午前中はネット裏で打撃練習を観る。広澤克実内野手が丁寧な打撃をしているのが印象的であった。体にキレがあり、ボールを上手にバットに乗せて運んでいる。しかも無駄な“力み”が全くない。あくまでも僕個人の考えだが…レギュラーを獲ると言うよりは、代打として1シーズンを送る。という割り切った調整、役目を理解しているように映ったのだ。そのようなことをメモしていると、隣に座っていた地元のオジさんが
「へぇ〜、広澤が調子ええのかね」
と、話し掛けて来る。このオジさんとはついつい話し込んでしまっただけに、午後の紅白戦で広澤が快打を放った際は、ちょっと嬉しかった!?
ジェフ・ウィリアムス投手、ルー・ポート投手、井川慶投手が打撃投手として登板していた。
たった1度きりの打撃投手での投球内容で判断するの早計ではあるが、簡単な寸評は下記の通り。
ウィリアムス…防球のL字ネットの影響もあったのだろうが、下半身が突っ張っていた。右膝が固くて、自ら回転運動にブレーキを掛けているような感じ。で、投球の大半がシュート回転。これからのどのように調整して来るかが、鍵なように思える。
ポート…やや制球に乱れはあったけれども、球質は重そう。また、角度もあるし、縦に割れる大きなカーブ、スライダー。加えて、今キャンプで習得したらしい!?フォークも良かった。セットポジションでのフォームがやや大きかったのは気になったが、この辺はすぐに修正出来るだろう。
井川…ストレート中心で、時折、緩いカーブを交える。全体的に球は高かったが、内外角をハッキリと、投げ分けていることから、そのようなテーマを持っていたのかも知れない。あと、技術的なことではなく、投手陣の軸であるという自覚にも似た風格が感じられた。“なんとなく”という雰囲気はなく、1球、1球を。また練習の1つ、1つを大事にしているように感じた。
午後の紅白戦については割愛。(だって、もう19日…みんな、新聞やニュースで知っているはず)
サブグラウンドへ降りると、
「こんにちは。島尻さんも来ていたんですか」
と、朗らかな声。その声の主は、昨日もホークスのキャンプ地で会った、スポーツライター・乙武洋匡であった。
その後、しばし乙武と野球談義。同世代(僕の方がオッサンやけれども)で同業者として、ライバル意識(乙武にはないかな…???)はあるけれども、今後も交流が持てそうな感じだった。お互い、良い刺激になれば幸い。
夜は沼田慎一郎(ABC)と2人きりで、居酒屋で語り合う。さすがに鰹はオーダーせず。嫌いではないんやけれどもね。まぁ、有り難味の問題である。それにしても、飲みすぎた…。
午前中はネット裏で打撃練習を観る。広澤克実内野手が丁寧な打撃をしているのが印象的であった。体にキレがあり、ボールを上手にバットに乗せて運んでいる。しかも無駄な“力み”が全くない。あくまでも僕個人の考えだが…レギュラーを獲ると言うよりは、代打として1シーズンを送る。という割り切った調整、役目を理解しているように映ったのだ。そのようなことをメモしていると、隣に座っていた地元のオジさんが
「へぇ〜、広澤が調子ええのかね」
と、話し掛けて来る。このオジさんとはついつい話し込んでしまっただけに、午後の紅白戦で広澤が快打を放った際は、ちょっと嬉しかった!?
ジェフ・ウィリアムス投手、ルー・ポート投手、井川慶投手が打撃投手として登板していた。
たった1度きりの打撃投手での投球内容で判断するの早計ではあるが、簡単な寸評は下記の通り。
ウィリアムス…防球のL字ネットの影響もあったのだろうが、下半身が突っ張っていた。右膝が固くて、自ら回転運動にブレーキを掛けているような感じ。で、投球の大半がシュート回転。これからのどのように調整して来るかが、鍵なように思える。
ポート…やや制球に乱れはあったけれども、球質は重そう。また、角度もあるし、縦に割れる大きなカーブ、スライダー。加えて、今キャンプで習得したらしい!?フォークも良かった。セットポジションでのフォームがやや大きかったのは気になったが、この辺はすぐに修正出来るだろう。
井川…ストレート中心で、時折、緩いカーブを交える。全体的に球は高かったが、内外角をハッキリと、投げ分けていることから、そのようなテーマを持っていたのかも知れない。あと、技術的なことではなく、投手陣の軸であるという自覚にも似た風格が感じられた。“なんとなく”という雰囲気はなく、1球、1球を。また練習の1つ、1つを大事にしているように感じた。
午後の紅白戦については割愛。(だって、もう19日…みんな、新聞やニュースで知っているはず)
サブグラウンドへ降りると、
「こんにちは。島尻さんも来ていたんですか」
と、朗らかな声。その声の主は、昨日もホークスのキャンプ地で会った、スポーツライター・乙武洋匡であった。
その後、しばし乙武と野球談義。同世代(僕の方がオッサンやけれども)で同業者として、ライバル意識(乙武にはないかな…???)はあるけれども、今後も交流が持てそうな感じだった。お互い、良い刺激になれば幸い。
夜は沼田慎一郎(ABC)と2人きりで、居酒屋で語り合う。さすがに鰹はオーダーせず。嫌いではないんやけれどもね。まぁ、有り難味の問題である。それにしても、飲みすぎた…。
サヨナラ高知
2003年2月19日 18日は高知滞在最終日の予定。予定であるのは、夕方に約束してある西本聖投手コーチ(タイガース)のインタビューが長引いたら…。高知空港→伊丹空港の最終便が19:00なので、帰れない可能性もあるのだ。一応、予約はするが、間に合わない恐れもあるので“早割”は使えず…。
ライオンズのキャンプ地である春野に向かう。スギ花粉が飛び散りまくっており、クシャミが止まらんわ…(T_T)
ライオンズのキャンプは落ち着いていると言うか、やや地味な印象を受けた。まぁ、前年のパ・リーグチャンピオンの風格とも受け取れるのだが。
しかし、投内連携の練習はさすが。走者1、3塁のケース、一塁手、二塁手後方の小フライでのランダウンプレーに時間を割いていた。松坂大輔投手や二塁手転向の?木大成内野手の動きも良かったし、走者をしていた外野手も、実践に備えた走塁。ここらを淡々とではあるが、シッカリと、こなしているのがライオンズの強さなんかなぁ。ただ、高山久外野手が足を痛めたようなのは、ちょっと心配であった。昼からの紅白戦にも出んかったし。
ティー打撃をしていた松井稼頭央が、ベンチ横で練習を観ていた僕に気付き、挨拶をしてくれた。松井はティー打撃の際、足元に球を2個置いている。こうすることで、スタンス、ステップの歩幅を確認しているそうだ。
紅白戦を途中まで観る。こちらも微妙に地味である。だが、“ポスト・松井”の呼び声が高い、中島裕之内野手が目立った。結果ではなく、観ていて“華がある”とでも言うのか、ついつい期待してしまう。高校時代(伊丹北高)に投手だったこともあり、遊撃手としての守備に課題。巷ではそう評されているが、3年前に初めて、中島を観た時と比べると格段に上達している。楽しみな選手が出て来た。
タイガースの宿舎である土佐ロイヤルホテルへ。冒頭に書いた、西本コーチのインタビューがあるからだ。
1階のロビーには、“報道関係者用”というスペースが作られており、ここ数日で見慣れた“虎番”の記者達でいっぱい。18日、タイガースは練習が休みやったのに、“虎番”には休みなし。ホンマにお疲れ様である。
ホテル2階の特別室にて、17時をちょっと回ってからインタビュー開始。西本コーチは非常に話しが好きなようで、現役当時の投球スタイル同様、熱く語ってくれた。インタビュー内容は3月25日発売のSportiva5月号(集英社)に反映させたいので…。とにかく熱かった。
約1時間のインタビューを終え、急いで高知空港へ。ギリギリでチケット購入、なんとか搭乗手続きに間に合った。
野球評論家・福本豊、タイガースのスカウト・佐野仙好、畑山俊二と同じ便であったので挨拶を済ませる。佐野からは
「大学野球の取材、頑張れよっ!」
と、激励を受けた。何か情報を流さなアカンのかな!???
フライト時間はわずか40分足らず。うたた寝をしている間に伊丹空港へ着いていた。西宮から生駒に行くより早いやんか!あまりにもあっけない“サヨナラ高知”であった…。また、来年も行きたいなぁ。
このキャンプ取材では、日記には書き切れない程、たくさんの人と会うことが出来た。それが一番の収穫やったかな。感謝。
>乙武君
是非、メール下さい。
早稲田大・鳥谷敬内野手の情報、待っています。
>TBS・小倉アナ
連日のキャンプ取材、大変でしょうが頑張って下さい。
『ニュース23』(TBS)も極力、観るようにします。
>村田辰美さん
毎日、優しくお声を掛けて戴き、ありがとうございます。
今後も宜しくお願い致します。
>集英社K氏、カメラマンK氏
連日、ホンマにお疲れ様でした。
僕は運転手でなく、ライターです。
これから、それを証明しますので…。
ライオンズのキャンプ地である春野に向かう。スギ花粉が飛び散りまくっており、クシャミが止まらんわ…(T_T)
ライオンズのキャンプは落ち着いていると言うか、やや地味な印象を受けた。まぁ、前年のパ・リーグチャンピオンの風格とも受け取れるのだが。
しかし、投内連携の練習はさすが。走者1、3塁のケース、一塁手、二塁手後方の小フライでのランダウンプレーに時間を割いていた。松坂大輔投手や二塁手転向の?木大成内野手の動きも良かったし、走者をしていた外野手も、実践に備えた走塁。ここらを淡々とではあるが、シッカリと、こなしているのがライオンズの強さなんかなぁ。ただ、高山久外野手が足を痛めたようなのは、ちょっと心配であった。昼からの紅白戦にも出んかったし。
ティー打撃をしていた松井稼頭央が、ベンチ横で練習を観ていた僕に気付き、挨拶をしてくれた。松井はティー打撃の際、足元に球を2個置いている。こうすることで、スタンス、ステップの歩幅を確認しているそうだ。
紅白戦を途中まで観る。こちらも微妙に地味である。だが、“ポスト・松井”の呼び声が高い、中島裕之内野手が目立った。結果ではなく、観ていて“華がある”とでも言うのか、ついつい期待してしまう。高校時代(伊丹北高)に投手だったこともあり、遊撃手としての守備に課題。巷ではそう評されているが、3年前に初めて、中島を観た時と比べると格段に上達している。楽しみな選手が出て来た。
タイガースの宿舎である土佐ロイヤルホテルへ。冒頭に書いた、西本コーチのインタビューがあるからだ。
1階のロビーには、“報道関係者用”というスペースが作られており、ここ数日で見慣れた“虎番”の記者達でいっぱい。18日、タイガースは練習が休みやったのに、“虎番”には休みなし。ホンマにお疲れ様である。
ホテル2階の特別室にて、17時をちょっと回ってからインタビュー開始。西本コーチは非常に話しが好きなようで、現役当時の投球スタイル同様、熱く語ってくれた。インタビュー内容は3月25日発売のSportiva5月号(集英社)に反映させたいので…。とにかく熱かった。
約1時間のインタビューを終え、急いで高知空港へ。ギリギリでチケット購入、なんとか搭乗手続きに間に合った。
野球評論家・福本豊、タイガースのスカウト・佐野仙好、畑山俊二と同じ便であったので挨拶を済ませる。佐野からは
「大学野球の取材、頑張れよっ!」
と、激励を受けた。何か情報を流さなアカンのかな!???
フライト時間はわずか40分足らず。うたた寝をしている間に伊丹空港へ着いていた。西宮から生駒に行くより早いやんか!あまりにもあっけない“サヨナラ高知”であった…。また、来年も行きたいなぁ。
このキャンプ取材では、日記には書き切れない程、たくさんの人と会うことが出来た。それが一番の収穫やったかな。感謝。
>乙武君
是非、メール下さい。
早稲田大・鳥谷敬内野手の情報、待っています。
>TBS・小倉アナ
連日のキャンプ取材、大変でしょうが頑張って下さい。
『ニュース23』(TBS)も極力、観るようにします。
>村田辰美さん
毎日、優しくお声を掛けて戴き、ありがとうございます。
今後も宜しくお願い致します。
>集英社K氏、カメラマンK氏
連日、ホンマにお疲れ様でした。
僕は運転手でなく、ライターです。
これから、それを証明しますので…。
自分の為
2003年2月20日 昨日の日記でタイガースの新投手コーチ・西本聖のインタビューが熱かった。そのように書いたが、あまりにも不親切すぎたかな???と、反省。少々ではあるが、西本の話しを。
西本は94年に現役を退いて、8年間、評論家としてネット裏から野球を観て来た。タイガースに限った話しではないと、前置きしながらではあったが
「詰めが甘いんだよね、結局は。ウチの藪(恵壹、投手)なんかが典型的でしょう。良い投球をしているんだけれども、詰めが甘い。それで勝てない。無意識なんだけれども、最後まで全力で走り切ることを知らない。もしくは忘れてしまっているんだよ」
と、西本は語った。また、
「打者をツーストライクまで追い込んでもアウトは取れない。スリーストライク目が甘かったら、どんなに良い球を放っていてもダメ。1つずつアウトを取って、それを3つ積み重ねてスリーアウト、1イニングが終わる。完投しようと思ったら、27もアウトを積み重ねなければならない。正直、シンドイよ。でも、これは練習で克服出来るんだ」
西本はさらに続ける。
「50?走で6.5秒の選手に6.0秒で走れっ!とは言わない。ただ、10本走るならば、10本は6.5秒で走って欲しいんだ。これは難しいことじゃないんだから」
確かに、正論だ。
「具体的には、3−1の投内連携(二塁手寄りのゴロを一塁手が捕球して、ベースカバーに入る投手にトス)のノック。投手はマウンドで投げる。でも、投げ終わらないうちに一塁ベースに走り始めているんだよね。まぁ、ノッカーが一塁ゴロを打つのは分かっているんだから。これは僕が現役の時から変わっていない。どこのチームでも、どんな投手でもそうだった。だから、もしもコーチになったら変えるんだと、評論家時代から思っていたよ」
西本の提案とは“練習の為の練習はしない”ということである。むしろ、このような場合では、投手はわざと一塁へのスタート(ワンテンポ、ツーテンポ)を遅らせることだ。
「だって試合の時は投げ終わってから、『あっ、一塁ゴロだ。ベースカバーに入らなきゃ』なんだよ。いつもギリギリのところでの勝負。だから、練習で余裕がなくても良い。実際に、練習で楽をするくらいならバック(やり直し)させているからね」
この西本の方針は、若手、ベテランの垣根はない。新加入でベテランの伊良部秀輝投手、下柳剛投手にも徹底させる。
「こんなの初めてですよ。でも、その通りですよね」
伊良部、下柳も納得して、ノックを受けるようになったらしい。そして、若手もそれを見習うようになる。
「これが自然なことになったら強いんだよね」
西本は笑みを浮かべた。
よくよく考えてみれば、西本の現役通算165勝という立派な数字は、ゴールデングラブ賞を8度受賞(79〜85、89年)したフィールディングの良さに支えられた裏打ちがある。
巷では、(現時点)
「今年は戦力補強もバッチリ。タイガースが優勝や!」
と、盛り上がっている節もあるが、新投手コーチのこのような意識付けがどれだけ浸透して行くのか?という視点の方が興味深いように思える。勝ち負けにこだわるのも大事だけれども、西本は中長期的スパンでチーム(投手陣)の“体質改善”を試みようとしているのだから。
「でもね、これは“チームの為”じゃない。“自分の為”なんだよね。手を抜かない練習は必ず自分の成績に跳ね返って来るんだから。建前は“チームの為”でも良いよ。ただ、最終的には“自分の為”(もしくは家族、女房、子供の為)にやるしかないんだよ。プロなんだから」
西本の言葉が、僕の心に染み込んで来る。
この日記は現時点で、一銭にもなっていない。しかし、僕は
「毎日、モノを書く習慣を」
と、始めたのだ。駄文も多いが、日々、積み重ねて行きたい。誰の為でもない。“自分の為”に。
西本は94年に現役を退いて、8年間、評論家としてネット裏から野球を観て来た。タイガースに限った話しではないと、前置きしながらではあったが
「詰めが甘いんだよね、結局は。ウチの藪(恵壹、投手)なんかが典型的でしょう。良い投球をしているんだけれども、詰めが甘い。それで勝てない。無意識なんだけれども、最後まで全力で走り切ることを知らない。もしくは忘れてしまっているんだよ」
と、西本は語った。また、
「打者をツーストライクまで追い込んでもアウトは取れない。スリーストライク目が甘かったら、どんなに良い球を放っていてもダメ。1つずつアウトを取って、それを3つ積み重ねてスリーアウト、1イニングが終わる。完投しようと思ったら、27もアウトを積み重ねなければならない。正直、シンドイよ。でも、これは練習で克服出来るんだ」
西本はさらに続ける。
「50?走で6.5秒の選手に6.0秒で走れっ!とは言わない。ただ、10本走るならば、10本は6.5秒で走って欲しいんだ。これは難しいことじゃないんだから」
確かに、正論だ。
「具体的には、3−1の投内連携(二塁手寄りのゴロを一塁手が捕球して、ベースカバーに入る投手にトス)のノック。投手はマウンドで投げる。でも、投げ終わらないうちに一塁ベースに走り始めているんだよね。まぁ、ノッカーが一塁ゴロを打つのは分かっているんだから。これは僕が現役の時から変わっていない。どこのチームでも、どんな投手でもそうだった。だから、もしもコーチになったら変えるんだと、評論家時代から思っていたよ」
西本の提案とは“練習の為の練習はしない”ということである。むしろ、このような場合では、投手はわざと一塁へのスタート(ワンテンポ、ツーテンポ)を遅らせることだ。
「だって試合の時は投げ終わってから、『あっ、一塁ゴロだ。ベースカバーに入らなきゃ』なんだよ。いつもギリギリのところでの勝負。だから、練習で余裕がなくても良い。実際に、練習で楽をするくらいならバック(やり直し)させているからね」
この西本の方針は、若手、ベテランの垣根はない。新加入でベテランの伊良部秀輝投手、下柳剛投手にも徹底させる。
「こんなの初めてですよ。でも、その通りですよね」
伊良部、下柳も納得して、ノックを受けるようになったらしい。そして、若手もそれを見習うようになる。
「これが自然なことになったら強いんだよね」
西本は笑みを浮かべた。
よくよく考えてみれば、西本の現役通算165勝という立派な数字は、ゴールデングラブ賞を8度受賞(79〜85、89年)したフィールディングの良さに支えられた裏打ちがある。
巷では、(現時点)
「今年は戦力補強もバッチリ。タイガースが優勝や!」
と、盛り上がっている節もあるが、新投手コーチのこのような意識付けがどれだけ浸透して行くのか?という視点の方が興味深いように思える。勝ち負けにこだわるのも大事だけれども、西本は中長期的スパンでチーム(投手陣)の“体質改善”を試みようとしているのだから。
「でもね、これは“チームの為”じゃない。“自分の為”なんだよね。手を抜かない練習は必ず自分の成績に跳ね返って来るんだから。建前は“チームの為”でも良いよ。ただ、最終的には“自分の為”(もしくは家族、女房、子供の為)にやるしかないんだよ。プロなんだから」
西本の言葉が、僕の心に染み込んで来る。
この日記は現時点で、一銭にもなっていない。しかし、僕は
「毎日、モノを書く習慣を」
と、始めたのだ。駄文も多いが、日々、積み重ねて行きたい。誰の為でもない。“自分の為”に。
苦しまずして
2003年2月21日 Seattle行きの案件。
正式決定ではないが、残念ながら…行けなくなりそうだ。
ラジオのニッポン放送(以下、LF)からのオファーで、松井秀喜外野手のヤンキース入りに伴い、Seattleのブースからリポートをしていた局のアナウンサーもN.Y.へ。そこで、Marinersリポートをしてみないか。というものであった。
しかし、LFの方針やアメリカの政情などから、海外生活にも慣れているL.A.在住のジャーナリストの方に決まりそうな方向。まぁ、こればかりは仕方ない。とにかく気持ちをスパッと、切り替えなければならない。
カープの黒田博樹投手からサイン入りの色紙が届いた。(2月8日の日記を参照)
書き慣れた、堂々とした字体に惚れ惚れしてしまったのだが、それ以上に“苦しまずして栄光なし”という添え書きが格好良い。
昨年、黒田のインタビューをした際、
「簡単には勝てませんよ。目前に高くて大きな壁が立ちはだかっているんです。でも、それを打ち破り、乗り越えた時。初めて自分の力になると思うんですよね。せやから、『プラスの力に変わるように』と、信じることが大事やと思っているんです」
そのように語っていたことを思い出す。
「苦しまずしてね…」
サインは僕に宛てられたものではないが、少しばかり励まされた。
あっ、でも、漫画アクション(双葉社)でのコラム連載が正式に決まったんや。誠にありがたい話しである。3月18日売りから掲載予定。毎週、締切で苦しむことになるかな!?
21日は近畿大・田中雅彦捕手の取材である。年明け早々の1月10日にも、田中雅の取材をする機会があったけれども、まだ練習を開始したばかりであった。キャンプを目前にして、どのように仕上がっているか?また、主将としてチームを引っ張る田中雅の姿が楽しみだ。
僕自身、気付いていなかったのだけれども…。
今週の『週刊ベースボール』(ベースボールマガジン社)に寄稿した記事が掲載されているやん。
P.92“AMTURE BASEBALL FIELD”金刃憲人投手(立命館大)を取り挙げています。
>ベーマガ・岡本氏
「掲載日を教えて」って、言うたやんかぁ〜〜〜!
慌てて、Rits硬式野球部HPの掲示板にカキコした次第。
まぁ、岡本氏はメッチャ忙しいんやろうな。
あと、原稿、ちょっとだけイジっているなぁ…(苦笑)。
正式決定ではないが、残念ながら…行けなくなりそうだ。
ラジオのニッポン放送(以下、LF)からのオファーで、松井秀喜外野手のヤンキース入りに伴い、Seattleのブースからリポートをしていた局のアナウンサーもN.Y.へ。そこで、Marinersリポートをしてみないか。というものであった。
しかし、LFの方針やアメリカの政情などから、海外生活にも慣れているL.A.在住のジャーナリストの方に決まりそうな方向。まぁ、こればかりは仕方ない。とにかく気持ちをスパッと、切り替えなければならない。
カープの黒田博樹投手からサイン入りの色紙が届いた。(2月8日の日記を参照)
書き慣れた、堂々とした字体に惚れ惚れしてしまったのだが、それ以上に“苦しまずして栄光なし”という添え書きが格好良い。
昨年、黒田のインタビューをした際、
「簡単には勝てませんよ。目前に高くて大きな壁が立ちはだかっているんです。でも、それを打ち破り、乗り越えた時。初めて自分の力になると思うんですよね。せやから、『プラスの力に変わるように』と、信じることが大事やと思っているんです」
そのように語っていたことを思い出す。
「苦しまずしてね…」
サインは僕に宛てられたものではないが、少しばかり励まされた。
あっ、でも、漫画アクション(双葉社)でのコラム連載が正式に決まったんや。誠にありがたい話しである。3月18日売りから掲載予定。毎週、締切で苦しむことになるかな!?
21日は近畿大・田中雅彦捕手の取材である。年明け早々の1月10日にも、田中雅の取材をする機会があったけれども、まだ練習を開始したばかりであった。キャンプを目前にして、どのように仕上がっているか?また、主将としてチームを引っ張る田中雅の姿が楽しみだ。
僕自身、気付いていなかったのだけれども…。
今週の『週刊ベースボール』(ベースボールマガジン社)に寄稿した記事が掲載されているやん。
P.92“AMTURE BASEBALL FIELD”金刃憲人投手(立命館大)を取り挙げています。
>ベーマガ・岡本氏
「掲載日を教えて」って、言うたやんかぁ〜〜〜!
慌てて、Rits硬式野球部HPの掲示板にカキコした次第。
まぁ、岡本氏はメッチャ忙しいんやろうな。
あと、原稿、ちょっとだけイジっているなぁ…(苦笑)。
西宮→生駒→西宮→肥後橋→新地…
2003年2月22日 またまた悪い癖。日記がどうしても1日ズレてしまう…。
今日の日記も昨日の話し。
近鉄・生駒駅にてカメラマン・松村真行と待ち合わせ。タクシーに乗り込み、近畿大の生駒グラウンドへ向かう。
ちなみに松村は、イチローがマリナーズへ移籍した年。ベースボールマガジン社の依頼!?により“イチロー番”的なカメラマンとして活躍したスゴ腕である。あと、どうでも良いことであるが『初代ガンダム』後半(トゲトゲしくなくなった)のカイ・シデンに似ている。と、思うのは僕だけであろうか???
生駒グラウンドは通い慣れた感がある。寮内でトイレに行きたくなれば勝手に行く。また、ドリンクの自動販売機がどこにあるか分かっているのは当たり前のことで、おおよその商品銘柄も把握。おまけに昨日も食堂で昼食をごちそうになった。(いつもありがとうございます)
午前中、島和也マネージャーに話しを聞きながら、練習を見学する。ウォーミングアップ後はシートノック、投内連携、ゲームノックと、守備中心の練習メニュー。取材対象である田中雅彦捕手も相変わらずスピーディーな動きで目立っていたのに加えて、昨秋、ベストナイン(遊撃手)を獲得した藤田一也内野手が良かった。華麗でありながら堅実なフィールディング。捕球時に、やや顔とグラブが離れ気味なのが少し気になった程度だ。今季が楽しみである。
午前中の練習が終わりレストタイム。部員は食事を摂る為に寮の食堂へ駆け込むが、田中雅にはグラウンドに居残って貰った。そして、プロテクターやレガースなどの防具一式を身に付けて写真撮影。
「こんなアップで写真を撮られたんは初めてですよぉ〜。ムッチャ恥ずかしいですわ」
と、田中雅は照れまくりであった(笑)。
「インタビューはどうしますか?」
田中雅が僕に尋ねて来たので
「う〜ん、せっかくのレスト中やし、食事でもしながら“ざっくばらん”な方がええかな」
と、応える。すると、
「島尻さん、いつも“ざっくばらん”ですやん。まぁ、自分もその方が喋り易いですけどね(笑)」
嗚呼、僕は堅苦しいインタビューが苦手な男。何度か取材をしていることに免じて、許して欲しい…。
無事に!???田中雅のインタビューも終え、西宮へ戻る。Busy Bee Cafeでコーヒーを飲みながら、しばし放心状態(一応、どのような文章を書くのかイメージしたりしている…多分)。しかし、また出掛けなければならない。大阪のリサイタルホールにて、ますだおかだの結成10周年記念ライブ『FAせずに松竹残留』を観に行くからだ。
チケットは増田英彦が確保してくれた。数回、仕事を一緒にしただけの仲であるのに…誠にありがたい。また、増田とはメールも頻繁にやり取りしている。漫才師とメル友なスポーツライターは珍しいはずだ!???
リサイタルホールの前で、野球博士・江本雅朗と待ち合わせ。関西テレビ・佐藤洋介、メディアプルポ・松本浩とも顔を合わす。
ライブは大爆笑の連続。さすがM−1グランプリでの優勝はダテじゃない。内容に関しては“ネタばれ”に繋がってしまうので書けないが、岡田圭右の“滑った”直後の開き直り、古臭い“司会っぷり”がツボにはまる。おかげで頬の筋肉と腹筋が痛くなった。
それにしても、増田の
「実は結婚してましてん…5年前に(苦笑)」
には驚かされた。まぁ、僕は同性なのでショックはなかったけれども、その発言を聞いて席を立った女性ファンが数人いた。
「ホンマにゴメンなさい。ゴメンなさい」
と、増田。
でも、別に結婚していてもええやん。途中退席した女性ファンは、増田と結婚する予定でも立てていたんやろうか?
女心、ファン心理とは複雑なものと感じた…深い。(森脇尚志のパクリ…)
ライブ後はますだおかだに挨拶へ行く。増田は質問攻め(結婚ネタ)に合っていたが、差し入れの品を直接、手渡すことが出来た。岡田とはガッチリ握手を交わせた。
MBSラジオの三浦敏彦、北野敦則と新地で焼鳥を食す。結局、アルコールを補給している…肝臓が疲れているわ(*_*)でも、とても美味しかったっす♪
で、今日(2月23日)もこれから飲みに行く。
最近、“ただメシ”、“ただ飲み”ばかりやな…皆様、ホンマにありがとうございます&ごちそうさまですm(_ _)m
後半より、日記の主旨と外れていることをお詫び致します。
今日の日記も昨日の話し。
近鉄・生駒駅にてカメラマン・松村真行と待ち合わせ。タクシーに乗り込み、近畿大の生駒グラウンドへ向かう。
ちなみに松村は、イチローがマリナーズへ移籍した年。ベースボールマガジン社の依頼!?により“イチロー番”的なカメラマンとして活躍したスゴ腕である。あと、どうでも良いことであるが『初代ガンダム』後半(トゲトゲしくなくなった)のカイ・シデンに似ている。と、思うのは僕だけであろうか???
生駒グラウンドは通い慣れた感がある。寮内でトイレに行きたくなれば勝手に行く。また、ドリンクの自動販売機がどこにあるか分かっているのは当たり前のことで、おおよその商品銘柄も把握。おまけに昨日も食堂で昼食をごちそうになった。(いつもありがとうございます)
午前中、島和也マネージャーに話しを聞きながら、練習を見学する。ウォーミングアップ後はシートノック、投内連携、ゲームノックと、守備中心の練習メニュー。取材対象である田中雅彦捕手も相変わらずスピーディーな動きで目立っていたのに加えて、昨秋、ベストナイン(遊撃手)を獲得した藤田一也内野手が良かった。華麗でありながら堅実なフィールディング。捕球時に、やや顔とグラブが離れ気味なのが少し気になった程度だ。今季が楽しみである。
午前中の練習が終わりレストタイム。部員は食事を摂る為に寮の食堂へ駆け込むが、田中雅にはグラウンドに居残って貰った。そして、プロテクターやレガースなどの防具一式を身に付けて写真撮影。
「こんなアップで写真を撮られたんは初めてですよぉ〜。ムッチャ恥ずかしいですわ」
と、田中雅は照れまくりであった(笑)。
「インタビューはどうしますか?」
田中雅が僕に尋ねて来たので
「う〜ん、せっかくのレスト中やし、食事でもしながら“ざっくばらん”な方がええかな」
と、応える。すると、
「島尻さん、いつも“ざっくばらん”ですやん。まぁ、自分もその方が喋り易いですけどね(笑)」
嗚呼、僕は堅苦しいインタビューが苦手な男。何度か取材をしていることに免じて、許して欲しい…。
無事に!???田中雅のインタビューも終え、西宮へ戻る。Busy Bee Cafeでコーヒーを飲みながら、しばし放心状態(一応、どのような文章を書くのかイメージしたりしている…多分)。しかし、また出掛けなければならない。大阪のリサイタルホールにて、ますだおかだの結成10周年記念ライブ『FAせずに松竹残留』を観に行くからだ。
チケットは増田英彦が確保してくれた。数回、仕事を一緒にしただけの仲であるのに…誠にありがたい。また、増田とはメールも頻繁にやり取りしている。漫才師とメル友なスポーツライターは珍しいはずだ!???
リサイタルホールの前で、野球博士・江本雅朗と待ち合わせ。関西テレビ・佐藤洋介、メディアプルポ・松本浩とも顔を合わす。
ライブは大爆笑の連続。さすがM−1グランプリでの優勝はダテじゃない。内容に関しては“ネタばれ”に繋がってしまうので書けないが、岡田圭右の“滑った”直後の開き直り、古臭い“司会っぷり”がツボにはまる。おかげで頬の筋肉と腹筋が痛くなった。
それにしても、増田の
「実は結婚してましてん…5年前に(苦笑)」
には驚かされた。まぁ、僕は同性なのでショックはなかったけれども、その発言を聞いて席を立った女性ファンが数人いた。
「ホンマにゴメンなさい。ゴメンなさい」
と、増田。
でも、別に結婚していてもええやん。途中退席した女性ファンは、増田と結婚する予定でも立てていたんやろうか?
女心、ファン心理とは複雑なものと感じた…深い。(森脇尚志のパクリ…)
ライブ後はますだおかだに挨拶へ行く。増田は質問攻め(結婚ネタ)に合っていたが、差し入れの品を直接、手渡すことが出来た。岡田とはガッチリ握手を交わせた。
MBSラジオの三浦敏彦、北野敦則と新地で焼鳥を食す。結局、アルコールを補給している…肝臓が疲れているわ(*_*)でも、とても美味しかったっす♪
で、今日(2月23日)もこれから飲みに行く。
最近、“ただメシ”、“ただ飲み”ばかりやな…皆様、ホンマにありがとうございます&ごちそうさまですm(_ _)m
後半より、日記の主旨と外れていることをお詫び致します。
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