甲子園には

2004年8月8日
『こちらアマチュア野球情報発信局』(通称:こちアマ)
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 もどうか宜しくお願い申し上げます。

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 晴れ渡った青空に浮かぶ白い雲。そして、燦燦と輝く夏の陽差しの中、幕を明けた第86回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)。まぁ、僕の場合…滝のような大汗が溢れていたのだが(苦笑)。※ホンマ暑かった…

 そのようなくだらないことはさておき。改めて、高校野球にとって甲子園は特別なところだという印象を強く受けた。

 高校野球に限らず、野球というものはミスの少ない方が勝利する確率が高くなる。であるから、日々の練習で高校球児は個々のプレー。及びチームプレーの精度を高めて行くことに精進する。その結果、地方予選を勝ち抜いて来たに違いない。そして、夢の甲子園切符を手にして、大舞台へ乗り込んで来た。

 だが…“甲子園には魔物が棲んでいる”とはよく言ったものだ。

 力のある者でさえも緊張、動揺があり、時には平常心すら失ってしまうこともある。で、信じ難いイージーなミスも出て来てしまうのだ。
 甲子園には間違いなく“魔物が棲んでいる”。スタンドからでもそれを漠然と感じることが出来る。

 昨日もそのような光景をしばしば観掛けた。
 ファンブル、悪送球、バントミス、サインの見逃しなど…。また、気を抜いたとは言わないけれども、何となくの1球が勝負の明暗を分けてしまう。そして、呆然となり、跪き、泣き崩れる。

 ただ、そこに野球だけにとどまらない何かを感じ取ることが出来る。だから、高校野球は人の心を掴んで離さない。

 それにしても…“甲子園の魔物”は一体、どこに潜んでいるのだろう?
 いや、それが分からないからこそ“甲子園の魔物”なのかも知れない。実際に甲子園でプレーする機会に恵まれた球児の目にもハッキリと映ることがない。まぁ、僕は甲子園でプレーしたことがないから…それは分からないんやけれども(苦笑)。

 それでも、みんな甲子園に憧れを抱き、虜になる。これが“魔力”なのだろう。

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