取り急ぎ

2004年7月8日
 本日の第75回都市対抗野球大会/大阪・和歌山地区の第3代表決定戦(大阪ガス×NTT西日本)の結果、試合概要は
 http://8540.teacup.com/sokuho/bbs
『キャッチボール』の《速報掲示板》に。

 試合後のコメントや雑感は改めて書きます。

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 プロ野球の大問題…これも整理して、改めてということで。
 この件に関しては、某球団の編成(スカウト)とも話し込みましたよ。
 更新、遅れております。申し訳ないです。

 個人的に時間が足りない。
「1日が36時間くらいあれば」
 というのが最近の口癖であります。

 もうしばらくお待ち下さい。

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 第75回都市対抗野球大会/大阪・和歌山地区 第3代表決定戦

 大阪ガス 1×5 NTT西日本

※3年連続3回目の都市対抗出場(99年、NTT西日本になってから)

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《試合後コメント》
 村本忠秀監督(NTT西日本)
「逆境から這い上がった、苦労した分だけ嬉しいですね。笠木(伸二投手)はあの一打から(×日本生命、下野敦司内野手のサヨナラ本塁打)よく立ち直った。みんなもそれなりに気を遣って、空元気を出しながら(苦笑)、よく頑張ってくれた」

※これまでの2試合(敗戦後)もコメントを取りに行っていた際もサバサバと笑顔さえ浮かべながら快く応対してくれたのだが、さすがに昨日の笑顔が一番であった。

 笠木伸二投手(NTT西日本)
「(×日本生命で悪夢のサヨナラ負けから)特別に変わったことは(調整法や気分転換)していない。あの瞬間はショックでしたけど、なる時はなる。ならん時はならんというのが僕の考え方ですから。今日も先発投手として2、3点まではOKというような感じでしたよ。日本一という目標もあるので都市対抗では勝ちたいですね。これまでは投げる機会がなかたので、投げて勝ちたいです(笑)。今夜は盛り上がるとは思うんですけれども、明日は会社に行かなくてはイケナイんで(笑)。ちゃんと会社に行けるように盛り上がりたいですね(笑)」

※笠木からちゃんとコメントを貰うのは初めてだったのだが、分かり易い言葉で話してくれる選手であった。

 小倉飛鳥内野手(大阪ガス)
「(2打席目に変化球を巧く左安)ありがとうございます。でも、勝たないと…。とにかく頑張ります(近畿代表決定戦、ニチダイ、全播磨公式野球団と)」

※レギュラー定着の感もあるチャゲ(ニックネーム、入社前から決められていた…名前が飛鳥ゆえにチャゲ)であったが、さすがに声も小さく、言葉少なし。

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 第1代表決定戦、第2代表決定戦と敗れて、舞洲ベースボールスタジアムには戻りたくないNTT西日本。かたや昨秋の第30回日本選手権大会で準優勝、春先まで調子の良かった大阪ガス。接戦が予想されたが…NTT西日本が効率の良い攻撃と投手力の踏ん張りで第3代表決定戦を制した。
 大阪ガスは3番手の左腕・能見篤史投手こそ3回3失点と精彩を欠いたが、先発・山田幸二郎投手、建山雅仁投手はソコソコの出来。それだけに奮わない打線が目立った。
 らしいと言えば“らしい”のだが、打順を固定出来ない(1〜3番、5番DH)ので流れが悪い。これは腰痛の田中洋平内野手の欠場も大きな要素なのだが、溝下進崇外野手、栗栖敏内野手、中本拓内野手あたりを2打席くらいで簡単に代えてしまうのはどうも…。4〜5打席立たせるか、一発勝負の代打要員に据えるか。選手に役割分担をハッキリと認識させた方が良いのでは。と客観的に感じる。

 個人的に大阪ガスには親交のある選手が多い。それゆえに彼らの沈痛な表情を見ているのは辛いが…まぁ、厳しい勝負の世界やからね。近畿代表決定戦の健闘を祈りたい。 
 これまでのBlogを踏まえたうえで読んで戴けると幸いです。

 7月7日夕刻。
 大阪ドーム近辺の喫茶店にて、アイスコーヒーを飲みながら、日頃から頻繁に話しをする某球団編成(スカウトマン)と僕は話し込んでいた。

「もうオーナー会議は終わっているやんなぁ。俺らもプロ野球界で働いているのに事情や背景が飲み込めていないからな。情報量は一般のファン+αくらいやで。どうなったんやろう?シマちゃん、あとでインターネットで調べておいてよ」

「良いっすよ。分かりました」

「だけど、勝手な話しと言うか、出来レースだよな。○○○○○(某球団名)の△△(編成)が言うてたわ。最初から合併ありき1リーグありきなんやってさ。そういう説明を受けたんやって」

「なんで1リーグなんすかね。長い目で見ても、絶対に球界のプラスにはならんのに」

「そうだよな。ライブドアってのもどうだか分からんけど、話しくらい聞いたれよ。まぁ、もう1リーグありきなんやけど…。大丈夫や言うてるけど、選手もそうだし俺らも路頭に迷うで」

「これからプロを目指す選手の間口も狭なりますもんね。野球界の衰退に拍車が掛かりますよ」

「大体、ドラフトの制度を訳の分からんもんに変えたり、球界のことなんて全く分かってない。老害だよ、老害」

「言い方が悪いですけど“死に待ち”も出来なそうですしね(苦笑)」

 などと話しの核心に迫って行った!?

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《シマジョー的ジキルの見解》

・バファローズ、ブルーウェーブの事実上合併
(出資比率:バファローズ20%、ブルーウェーブ80%)
・3年間の期限付きでW本拠地(大阪府、兵庫県)
・25人の優先保有選手数(プロテクト)
 などが反論ないままに承認された。
(その他には野球W杯、暴力団対策)

 このような議論の前に話すべきことがあるはず。と再三、訴えて来たにも関わらず、経営者サイドの意向のみで案件は進められている。
 選手会、ファンの声は全く反映されていない。と言うか、完全に無視されている。

 そして、26年振りにオーナー会議に出席したライオンズの堤義明オーナーから
「パ・リーグでもう1組の合併協議が進んでいる」
 という発言が飛び出す。

・10チーム/1リーグ制で健全経営と新カードの実現
・日本シリーズ、オールスターは東西対抗で
・選手、職員、審判などの失職はさせない→雇用の確保と拡大
・ファーム組織(2軍、3軍制)の確立と独立採算制導入
・3軍は社会人と組んで、新たなる野球機構設立→底辺の拡大

 う〜ん…それなりのプランではあるが、説得力に欠ける気がしてならない。全体的にその場凌ぎの感は否めない。
 このような立場の人間が
「下(底辺)にも目を向けて、野球界の発展を心から願っていますよ」
 幾らそう言っても、机上の空論でしかない。大体、彼らが2軍の試合を視察した。高校、大学、社会人野球に関心が高いという話しは聞いたことがない。現場を知らない人間の発言に説得力がないのは当たり前である。結局は利己的な何かを実現させる為に、野球界を利用しているとしか思えないのだ。

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《シマジョー的ハイドの感情》

 何がオーナー会議やねん。
 単に牛耳っている奴の言いなりになる集いやないかいっ!
 論議が交わされているとは到底、思えへんわな。
「プロらしくない試合が多い???」
 って言うか、アンタら野球の観方を知っているんかい?
 年間にどれだけの野球を観とんねん。
 言うても数試合で、自分のチームの試合しか観てへんやろう。
 それで何が“プロらしさ”や。
 そんなんよう言えるわ。

 ファーム(2軍、3軍)の充実!???
 しかも3軍は社会人と協力して、新日本野球機構の設立???
 それで底辺拡大やって???
 そんな勝手にアマを巻き込むんかいな。
 これからアマに美味しい話しだけチラつかせるんかい?
 それとも、既に裏で話しをしているんかい?
 全てを鏡張りには出来へんかも知れんけど、裏がありすぎやで。
 それで何が“健全経営”を目指すやねん。

「論議に1年掛ける必要はない。2ヶ月あれば充分」って???
 どこかに急ぐ理由があるんやね。
 そう、奇しくも発言力があり、カリスマ性のある“Mr.プロ野球”こと長嶋茂雄が病床に伏しているからなぁ。
 選手会の声や世論なんかどうにでもなると思うてるんやろうな。
 その辺のタイミングもきっと見計らっているに違いない。

 まだまだ書きたいことはあんねんけどな…。
 今後…とにかくアンタらの思うように事態は進まないと覚悟しとけや。
 そう吠えるしかないというのも寂しい話しやけど。

 こういう時に日本のスポーツメディアも何しとんねん?
 ただ、
「〜〜〜でした」
「〜〜〜となるようです」
「〜〜〜なりました」
 だけ報じていればええんかい???
 もっと各人の意見、胸の内を書けよ!論じろよ!まとまってなくてもええねんから。絶対数が少なすぎるわ。今のままやったら“ガキの使い”と変わらへんやないかい。
 アンタらの大半は、仮にも高倍率の難関をくぐり抜けて来た人間やろう。ミーハー気分だけでスポーツメディアで働いとんのか!まぁ、そういう輩もおるんやろうけどさぁ。

『ペンは剣より強し』やで。
 今の動きを止めろとは言わない。でも、安易に認める訳にもイカンやろう。その為にはアンタらがもっと頑張らなアカンのちゃうか?

 フリーランスのライターくんだりは…悲しいかなネット上で感情論を書くのが関の山やねん。頼むわ、ホンマに。

書いてしまおう

2004年7月8日
 窓際淳司さんの日記http://diarynote.jp/d/28457にも書いてありましたが…。
 正直、驚き、呆れました。そして、とても悲しかった。
『2時ワクッ!』(関西テレビ)での金村義明(野球評論家)の発言は。

 御存知の方も多いかも知れないが、僕がこうしてスポーツライターという仕事を生業としているのは金村の下でマネージャーをしていたのがキッカケであり、スタートであった。そう、金村は僕の大恩人である。

 それが…。
「ぶっちゃけ関係ないですわ。僕は野球評論家やねんから。なるようにしかならん、それで評論するしかないんやから」
 というような旨の発言。
 意見、見解と言えばそうなんやけど…。賛成、反対もなく、野球界に携わっている身として“関係ないですわ”という簡単な言葉で片付けてはアカンでしょう。

 情報バラエティー番組ということで気の緩みもあったかも知れんし、本音は違うんかも知れない。でも、世間一般の大半は
「今回の問題に対して、金村はその程度のスタンスなんや」
 と思うことは必至。

 今後、金村を積極的に使う(フジテレビ、関西テレビ、集英社など)メディアもよく考えるべきだ。タレントとして使うのならば別やけど。

 恩を仇で返すつもりは毛頭ない。
 短い時間とは言え、金村の近くにいて、金村の魅力も知っているだけに。

 だから、機会があれば、金村には今回の軽率な発言を詫びて欲しい。今のままではマイナス・イメージしか残らない。お世話になったからこそ、強くそう思うのだ。
『写真館』http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/(04年7月7日分)を更新。

今週号の『週ベ』

2004年7月8日
 えーっ、仕事を頂戴しているにも関わらず。6月25日の日記で“ヤリ玉”に挙げてしまった『週刊ベースボール』(ベースボールマガジン社)。

 今週号は読み応えあり。
 巻頭の日本プロ野球界選手会長・古田敦也捕手(スワローズ)、星野仙一(タイガースSD)のインタビューからアツイ!!

 ホンマ、どれが正しいとか、間違っているではなく…議論を交わさなくてはならない。選手、球団職員、ファン、報道などなど、たくさんの人間が関わることを12人(オーナー)だけで決めようとしているのがオカシイのだ。

 これまでに…この場を借りて、全てを伝えられているとは思わないが、今回の問題について言及して来た。僕自身の考えもオカシイ部分があるかも知れない。それでも、様々な立場から積極的に提言しなくてはならないのだ。

 野球に携わる人間が無関心なんて…あり得へん。星野もそのことを強く訴えている。

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 第86回全国高校野球選手権大会の全49地区大会組み合わせもありがたい♪

 あと、江夏豊の《球人蔵》…高橋慶彦だったのが個人的にはビンゴでした。

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>『関西アレ野球ニュース』http://kos.homedns.org/~uzu/の管理人さん
 毎度、このような駄日記に目を通して戴いたうえに、御紹介まで。ホンマにありがとうございます。
 僕も貴サイトで様々な意見を知ることが出来、とても勉強になります。

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