“万さんの声”

2004年10月16日
 えーっ、日本シリーズ(ライオンズ×ドラゴンズ)をTV観戦しながら、この日記を書いておりやすぅ。

 今日は産龍戦(関西六大学、京都産業大×龍谷大)を観に、西京極球場へ。

 リーグ優勝の懸かった試合を観ながら、ネット裏では某球団のスカウトマン、某社会人チームの監督、某社会人チームのコーチと色々と話す機会があって、非常に勉強になった。
 また、某大学野球部のマネージャーも偵察を兼ねて、スコアを付けに来ていた。
「島尻さん、○○選手はいつもどうなんですか?」
 などと時折、質問を受けつつも基本的には世間話し(笑)。
(ここでチーム名・個人名を明かすとアカンらしいです…そのような御指摘が何通もあったので)

 試合の中盤までは三塁側のカメラマン席で観ていた。
 印象的であったのは龍谷大の攻撃…4回表一死満塁。
 三塁走者の大志万修一捕手(指名打者)が打席に入った高橋敏外野手に
「タカハシ、見て行くなよっ!ドンドン行けっ!!」
 と大きな声で激を飛ばした。
 そして、高橋は大志万の激に応え、ファーストストライクをおっ付けて右前に先制の適時打を放つ。

 今秋の龍谷大は大幅にメンバーが入れ替わった。
 卒業や就職活動などが理由で4回生が大量引退。4回生で残っているのは向江謙介投手、柿原伸哉外野手(登録は内野手)、大志万の3人だけである。

「いやぁ、後輩たちにはどう思われているかは分からないですけどねぇ。ただ、自分は先輩として半端なことは出来ないというのはありますよ。ここまで来たら、負けることが恥ずかしいですから。自然にああいう声が出たんやと思います。それに高橋はいつも練習のパートナーですし、シーズン通して試合に出るのも初めてですからね」
 試合後、大志万は笑顔で話してくれた。

 僕の固定概念・先入観であるのやけれども。龍谷大の選手はどこか淡々としていて、センスだけで野球をしているというイメージを持っていた。
 だから、大志万の熱さと言うか、泥臭さと言うか。その声にビックリしたのだ。勿論、良い意味でのビックリである。
 チーム内で数少ない4回生。居場所があるような、ないような感じやと思うが、後輩たちからも
「万さん、万さん」
 と慕われているのは試合前ノックとかでもよく分かる。

 龍谷大を率いる椹木寛監督も
「大志万はようやってくれていますよ。主将の菊池(高志、内野手)もサポートしてくれますし、試合でも2番という打順でシッカリ繋いでくれる」
 大志万の数字には出ない部分も高く評価している。

 上手に表現することは出来ないのだが。今日、“万さんの声”を聴いて、何かジ〜ンと来るものがあった。野球の奥深い部分を感じたとでも言えば良いんかなぁ。とにかく清々しい気分になったことは確かだ。せやから、野球は面白いっ!

 大志万は社会人でもプレーを続けるとのこと。これからも熱くて、泥臭い声を出して欲しいものだ。楽しみにしている。

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 贔屓ではなく、以下、純粋に感謝の意味を込めてです。

 産龍戦の試合後、市来悟内野手(京都産業大)が僕のところへ駆け寄って来た。
「島尻さん、ありがとうございます。『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)と。えーっ、何て言うんですかねぇ…HPに写真を載せて戴いて。ありがとうございます」
 と礼を言う為に。
 ホンマ、わざわざ申し訳ない。こちらこそ、御丁寧にどうもありがとう。
 今後も頑張って!

 本日、関西のスポーツ紙上を賑わした染田賢作投手(同志社大)。
 忙しいやろうから返信は不要だよ。と打っているのに、丁寧に返信してくれる。しかも2度も(笑)。ホンマ、ありがとうね。
 今日はええ練習出来たかな?
 ちゃんとリクエストに応えて、平野佳寿投手(京都産業大)の投球も撮影したでぇ!“写真館”http://www.alfoo.org/diary/shimajoe/を見て下さいな♪

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