ここ数日間。時折、晴れ間を覗かせることはあるが、基本的に関西地方の天候はグズついている。空はいつもドンヨリとしたネズミ色で、おまけに薄ら寒い。そりゃ、インフルエンザも流行る訳やわ。僕も依然、咳だけが止まらない…。スカッと、晴れ渡った空の下で、草野球でも楽しみたいものだ。そうすれば、きっと風邪も全快するに違いない!?


 市販されている野球のスコアブックを、最後まで使い切った試しがない。
 僕の書く文字が大きいということもあるのだろうが、なんだかマス目がチマチマしているので記入し難いのだ。
「そんなに小さい字は書けへんし、選手交代が多い試合はメッチャ困る」
また、装丁だけはシッカリしている場合が多いのだが、それが裏目となりバラバラになってしまうことが多い。
「何度、布ガムテープで補強すればええねんっ!」

 昨年はフジテレビ・スポーツ部のスコアブックを愛用していた。TBSやMBSのスコアブックも使用してみたが、やっぱりフジテレビのスコアブックが一番。何が良いって、マス目がデカイ。
 僕は金村義明(フジテレビ野球解説者)のマネージャーをしていたし、フジテレビのアナウンサー・八馬淳也とも親交がある。
「ゴメン、CX(=フジテレビ)のスコアブックが欲しいねん」
 と、電話かメールをすれば、簡単に入手出来る。
 でも、フジテレビのスコアブックも装丁が立派すぎるんやな…。
 
 フジテレビのスコアブックは“better”でこそあるが、“best”ではない。そこで、僕はオリジナルのスコアブック。いや、スコアシートだな。遂に作成を決意したのである。(決意って程のことではないが…)
 ただし、作成と言っても、つたない知識と技量を駆使して、Excelで作る代物。第三者から見れば、“チャチイ”かも知れないが、僕の願望、理想を形にすることが出来るのは魅力的だ。

「ああでもない、こうでもない」
 そうボヤキながら、パソコンの画面を睨んで奮闘。そして、2時間近く費やして、記念すべき第1弾のオリジナル・スコアシートが完成した。すぐにプリントアウトして、しばらく悦に浸る。
「いいねぇ〜、いいんじゃないのぉ〜♪」
 両手を挙げて、自画自賛。しかし、冷静になり、納得出来ない点があることに気付かされる。それは、ボールカウントを記入する欄だ。

 市販のスコアブックを手にしたことがある人間は分かるだろうが、ボールカウントを記入する欄は恐ろしいくらいにスペースが確保されていない。ストライク、ボール、ファールだけをチェックするならば、○、●、― 程度で済む話しだ。しかし、空振り、見逃し、球種、ファールの方向なども書き込もうとすると、◎、△、▼、□、◆、\、/…。記号も心持ち大きくなってしまう。さらに、打者がファールで粘った場合は、必然的に球数が増える。球数が10球以上になれば、あの狭いスペースはグチャグチャに。ボールカウントを書き込む気持ちは急速に萎えてしまう。

 まぁ、僕はプロ球団のスカウトや大学野球部のマネージャーをはじめ、知人と話しをしながら試合を観戦することが多い。だから、ボールカウントの記入を諦めている時もあるが、本音はシッカリ観たいんだな。1球、1球に集中して。

 Excelの新しいシートに“スコア改訂版”と名前を付けて、再度、スコアシート作りに励む。今度は要領を得ているので、1時間も掛からずに完成した。
 ボールカウント記入欄にも大きくスペースを割き、マス目も入れた。球数が18球以内(打者はそれ以上、粘ってはイケナイ!?)ならば、ノープロブレムである。とりあえず、今のところは大満足だ。

 今年はこのオリジナル・スコアシートを携えて、仕事(野球観戦)に出掛ける。早くスコアを付けながら、野球を観たい。シーズンの到来が待ち遠しくて仕方がない気持ちでいっぱいだ。ただ、観戦を重ねる毎に
「ここは改善の余地があるな」
「この項目も必要かも知れん」
 などと、改める箇所も多数出て来るはずだ。そう、まだ“better than”の比較級なのである。限りなく“best”に近い、最上級のスコアシートが完成する日を待ち望む。その為には、地道に球場へ足を運ばなくてはならない。望むところだっ!


>出版社の方々へ
“best”を目指した、新しいスコアブックを作りませんか?
 そして、販売しませんか?
 スコアブックの需要はあります。
 不朽のベストセラーも夢ではない!???
 その際には是非、“御意見番”として、お呼び下さい。
 経験に基づいて、色々な案を出しますよ。
 尚、ギャラは格安です!???
 御検討の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

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