勘違いとか、自惚れとか思われてしまうかな!?
 ただ、
「シマジョーさんは“先見の明”がありますよね」
 という旨のメールを頂戴したり、言って戴けることが非常に多い。これはとても嬉しいことで、ありがたいことである。
 例えば、ごく僅かではあるが、最近の具体例を挙げさせて貰うと
○光原逸裕投手(バファローズ)
○片岡安祐美内野手(茨城ゴールデンゴールズ)
○野上亮磨投手(神村学園高)
 あたりだろうか。
 あと、昨年の11月頃やったかな???今春の関西学生リーグ戦で2試合連続完封と幸先の良いスタート切った宮西尚生投手(関西学院大)もプッシュしていたのもあったりする。

 とりあえず、“言ったもん勝ち的”なところもあったり、時には“ハズレ”を引いていることもあるかも知れないが、僕なりの感性の範囲で極端に的外れなことを書いたり、HPで更新していたりとかはないつもりである。みなさんがどう思っているかは分からないっすけど(苦笑)。

 巧く表現出来ないけれども、僕のスタイルは同業者に時として否定されることある。
「選手と仲良くなりすぎるんちゃう」
 そう言われることが多いのだ。
 ただ、そういう関係を築いてからこそ分かること。その選手のプレー以外の良さを感じることが出来るのも事実だ。
 僕はスポーツライターという肩書きで仕事をしているが、実は別にそんなこだわりがある訳でもない。最終的には人間のことを描きたい。それだけなのだ。そこで僕のアンテナにヒットした選手は必然的にプッシュすることになる。その程度の図式なのである。
 尚、僕が魅かれる選手はどこかに“人懐っこさ”がある選手。そういう選手とは良い付き合いが出来るような気がするし、構ってあげたい。齋藤伸介投手(NTT西日本)なんかもそうやね。
 せやから、あまり“先見の明”とか言うて…おだてんといて下さい。単に個人的感情が優先している時が多いんで(笑)。

 でも、調子に乗って(苦笑)、敢えて“先見の明”候補というところを挙げるとするならば。たくさんいるんやけれども、筆頭は金子和豊内野手(大阪商業大)。HP『こちアマ』http://www.kochiama.com/の《今週の1枚》でも起用している次第。

**************
 だけどぉ、某球団スカウトに
「シマちゃん、観る目あるよなぁ。俺と目ん球、取り替えて欲しいわ」
 と言われた時は…かなり嬉しかったなぁ(笑)。
 なんてフレーズのCMがあったけれども、これって、あながち間違いではないように思える。

 この観点で今春の関西学生リーグはメッチャ面白い。関西学生リーグは関西の大学野球で唯一、指名打者制度がなく、投手も打席に入る。
 金刃憲人投手(立命館大)は高校時代(市立尼崎高)からプロが注目する程、打撃の評価も高く、現在でも打者顔負けの打球を放つので目が離せない。
 それに加えて、今春は岩田稔投手(関西大)、加藤学投手(関西学院大)、大隣憲司投手(近畿大)、田林正行投手(同志社大)らの各校のエース格が要所で目の覚めるようなタイムリーを放っているのが印象的。
 特に大隣は金刃と甲乙付け難い。常に打ち気満々。構えはかつての吉村禎明(元ジャイアンツ・現野球評論家)を彷彿とさせ、ファールで粘り、快打を連発。
「149?放るのも魅力やけど、あの打撃もええなぁ。バッティング練習もそないしてないはずやのに誰よりもええバッティングしよるやないかい。バッターで獲ったろうかなぁ」
 と某球団のスカウトが言うくらいである。

 指名打者制度を否定する気はないんやけれども。やっぱり…“子供の頃からエースで四番”もしくはそれと同等と思われる投手の素晴らしい打撃を堪能したいものだ。

 そう言えば昨秋の明治神宮大会の関西代表決定戦で。普段は打席に立つことのない平野佳寿投手(京都産業大)や高木啓充投手(大阪体育大)らが素晴らしい打撃をしていたっけなぁ。

“野球センス”

2005年4月12日
 えーっ、まず日記の内容とは関係ないが。
 >朝日新聞の敏腕記者・野村周平
 お誉めのメール!?ホンマにどうもありがとう。せやけどねぇ、僕のことを誉めたところでなぁ…何も出えへんで(笑)。無駄な誉め殺しやね。
 ただ、我ながら、ええ文章書くなぁ。そんな時は1ヶ月に1回くらいあるよぉ!???
 まぁ、話しのオチを分かる辺りは、ノムちゃんもセンスあるがな。

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 よく“野球センス”があると言うけれども。
 これって…やっぱり、根拠のないもので、観る人それぞれの感性であろう。まぁ、誰が観ても、センスのある選手はセンスがあるんやろうけれども。

 最近、僕がセンスあるなぁ。と思っているのは2人の選手である。

 1人は田中宏和内野手(大阪経済大)。分かり易く言えば、高橋由伸外野手(ジャイアンツ)タイプに属するんかな。“天才肌”という言葉がピタッと当てはまる。真っ白なキャンバスにどんな色でも塗れるみたいな選手だ。こういう選手はもっと注目されても良いはずなんやけどね。

 もう1人は坂下翠内野手(石川ダラーズ/00〜04年女子硬式野球日本代表、05年女子硬式野球日本代表候補)だ。いやぁ、ある意味で嫉妬も覚える(野球をやって来た男として)のだが、彼女のプレーを観ていたら、ただただ感心するしかない。
 とりあえず、内野手と表記したが…元々は投手であるし、昨夏の第4回女子野球世界大会では外野手(右翼手)でベスト10(指名打者含む)も受賞。先日の女子硬式野球クラブチーム・Blessの練習でもソツなく捕手までこなしていた。
 坂下は打撃も実に柔らかいのだが、軸足(右足)の膝が落ちるという点だけがどうしても気になっていた。でも、それを指摘(勿論、対処法も)するとすぐに修正出来る。その能力の高さは“野球センス”があるという言葉で片付けるしかないだろう。本人は嫌がるかも知れないけれどもねぇ。

 女子野球の発展を願う1人として。本末転倒になるかも知れないが、坂下が男やったら…とてつもない選手になったのでは。そう思えて仕方がない今日この頃である。それだけの“野球センス”の持ち主を目の当たりにした時の衝撃は。このような仕事をしていたとしても、それはとても言葉では言い表せまへん。

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