仕事柄、試合を観戦している時は色々なことを観察しているつもりである。まぁ、このことは前にも書いたので、今回はどの辺りをチェックしているかは省くことにする。

 当然、選手の技術的なところもチェックしている。ちょうど1年くらい前から写真やビデオ(ボロカメラやけど)を撮り始めて、その行為はより楽しいものになった、その場で感じたことを後で確認することが出来るからだ。

 この4月24日の“産龍戦”の第2戦(西京極球場)。昨秋、5勝を挙げた大型左腕・井村裕介投手(龍谷大)のある技術的な変化を見付けた。それを記者席ですぐに確認(写真の比較)もした。
「間違いないわぁ」
 思わず、そうつぶやいた。その変化が良いか?悪いか?と聴かれたならば、残念ながら後者の方であるのだけれども―。

 井村は非常に話し易い選手だ。気さくで会話のキャッチボールはテンポが良いし、真面目な野球談議にもちゃんと自分自身の意見を述べてくれる。そういう下地があったから、試合後にお節介かなと思いつつも
「井村君なぁ、ちょっと技術的に気になったことがあんねんけどね」
「えっ、何すか?言うて下さいよ」
「まぁ、リーグ戦中やから神経質になりすぎてもアカンけど、微調整で修正出来ると思うよ。あのね…」
 と気になった点を投球の動作を交えながら僕なりに解説。
「そうなっていますかぁ。だから、横回転ばかりがキツクなるんですね。最近、ストレートがスライドするのはそれが原因かも知れないです。ちょっと気を付けてみますよ」
 井村も納得してくれたようであった。

 残りの春季リーグ戦。僕が気になった点を井村がキッチリと修正して、それなりの答え(内容と結果)を出してくれたら。僕の観察力もなかなかのものである。って、それは自画自賛になってしまうかな!?とても楽しみにしている反面、少し恐いなぁ(笑)。

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