モノが違うわっ!
2003年5月10日 昨日は久々の野球観戦。阪神甲子園球場にて関西学生リーグ、同志社大×京都大に、伝統の“関関戦”(関西大×関西学院大)。
僕自身、関西学院大卒ということもあるのだろうが、やっぱり“関関戦”への思い入れは強く、学生時代を思い出す。今でも、ついつい母校の校歌や応援歌だけにとどまらず、関西大のそれまでも口ずさんでしまう始末。ただ、平日開催なのは残念。観客集まらへんもんなぁ(悲)。
ちなみに僕が現役であった時の“関関戦”は西宮スタジアム開催が基本であった。活躍した記憶は全くないが…西宮スタジアムの器。殊に、ファールグラウンドの適度な狭さが観客席を身近に感じさせてくれ、嫌が応でも気分は盛り上がる。
「嗚呼、大学野球をやっているんやなぁ」
と、当時も感動したもの。そう思うと、西宮スタジアムがなくなってしまった(まだ西宮スタジアムは現存、再開発予定が決まっていない為)のは、寂しい限り。それだけに、昨年、『Sportiva』(集英社)に《さらば、西宮スタジアム》を寄稿する機会に恵まれた僕は、ある意味で幸せなのかも知れない。
さて、話しが逸れている…。
昨日の“関関戦”は関西大が先制。関西学院大が追い付けば、関西大が突き放す。しかし、関西学院大がまた追い付きという接戦。そして、延長10回の末、関西大5×3関西学院大という結果に終わった。伝統の一戦に恥じない両校のライバル意識を垣間見ることが出来、大満足であった。
その中で、際立っていたのが関西学院大のルーキー・清水誉捕手。野球無名校(兵庫県/小野高)出身ながら、素材の高さが評価されていた逸材。
これまで、清水はベンチ入りこそ果たしていたが、ベストナイン獲得経験もある矢川武邦捕手がいたのでベンチを温めていた。だが、この矢川が練習中に右手の指を骨折したことで、出番が回って来たのである。
「う〜ん、素晴らしいっ!」
矢川を低評価する訳ではない。でも、それ以上に、このルーキー捕手は光っていた。
膝や足首が柔らかいのだろう。構えが低く、柔らかい。投手からは投げ易い捕手に違いない。
強肩ということは聞いていたが、決して力任せなスローイングではなく、捕球からの動作にしなやかさがあり、キレイな球筋。
打撃は木製バットとスピードには慣れていないようだけれども、キッチリ2本(2本とも左前安打)の安打を放つ。
肝心なリード面では、3度の失点の機会が全て2死からということで課題も残ったが…。先発・新谷泰隆投手のストレートが浮き始めた6回前後から変化球の割合を増やすなど、機転が利いていた。
一緒に観戦していた野球に精通している木村誠と顔を見合わせ
「モノが違うわっ!」
2人で大喜び。突如と、現れたキラ星にニンマリしてしまった次第。
また、イニングの合間のトイレで。マリーンズのスカウト・松本尚樹も
「来て良かった。これからが楽しみ。古田(敦也捕手、スワローズ)以上になる可能性も秘めている」
と、白い歯を見せて笑っていた。
試合が終わってから、清水の話しを聞けた。
「緊張はしていなかったですけれども、必死でしたね。最初は投手との呼吸が合わなくて…。ヒットはたまたまです。9割以上は守りのことで頭がいっぱいでしたから。負けたのはとても悔しいので、明日は必ず勝ちたいです」
その後、クールダウンのランニングを新谷としながら、反省会らしきものをしていたのが印象的。
“タラ”、“レバ”は禁物であるが。
このまま成長、上積みがあったら―。
故障に泣かされず、大学野球生活を送れば―。
とてつもない捕手になるかも知れない。そのような清水のデビュー戦に立ち会えたことに感謝。相応しくない例えであるけれども、街中で絶世の美女を見掛けたようなドキドキ感を覚えた。このような経験は滅多にないっすよ!
4年間、清水には楽しませて貰えそうだ。
立命館大のスコア・ビデオ係は豪華やったなぁ。
多田文彦投手と金刃憲人投手の2人やもん。
僕自身、関西学院大卒ということもあるのだろうが、やっぱり“関関戦”への思い入れは強く、学生時代を思い出す。今でも、ついつい母校の校歌や応援歌だけにとどまらず、関西大のそれまでも口ずさんでしまう始末。ただ、平日開催なのは残念。観客集まらへんもんなぁ(悲)。
ちなみに僕が現役であった時の“関関戦”は西宮スタジアム開催が基本であった。活躍した記憶は全くないが…西宮スタジアムの器。殊に、ファールグラウンドの適度な狭さが観客席を身近に感じさせてくれ、嫌が応でも気分は盛り上がる。
「嗚呼、大学野球をやっているんやなぁ」
と、当時も感動したもの。そう思うと、西宮スタジアムがなくなってしまった(まだ西宮スタジアムは現存、再開発予定が決まっていない為)のは、寂しい限り。それだけに、昨年、『Sportiva』(集英社)に《さらば、西宮スタジアム》を寄稿する機会に恵まれた僕は、ある意味で幸せなのかも知れない。
さて、話しが逸れている…。
昨日の“関関戦”は関西大が先制。関西学院大が追い付けば、関西大が突き放す。しかし、関西学院大がまた追い付きという接戦。そして、延長10回の末、関西大5×3関西学院大という結果に終わった。伝統の一戦に恥じない両校のライバル意識を垣間見ることが出来、大満足であった。
その中で、際立っていたのが関西学院大のルーキー・清水誉捕手。野球無名校(兵庫県/小野高)出身ながら、素材の高さが評価されていた逸材。
これまで、清水はベンチ入りこそ果たしていたが、ベストナイン獲得経験もある矢川武邦捕手がいたのでベンチを温めていた。だが、この矢川が練習中に右手の指を骨折したことで、出番が回って来たのである。
「う〜ん、素晴らしいっ!」
矢川を低評価する訳ではない。でも、それ以上に、このルーキー捕手は光っていた。
膝や足首が柔らかいのだろう。構えが低く、柔らかい。投手からは投げ易い捕手に違いない。
強肩ということは聞いていたが、決して力任せなスローイングではなく、捕球からの動作にしなやかさがあり、キレイな球筋。
打撃は木製バットとスピードには慣れていないようだけれども、キッチリ2本(2本とも左前安打)の安打を放つ。
肝心なリード面では、3度の失点の機会が全て2死からということで課題も残ったが…。先発・新谷泰隆投手のストレートが浮き始めた6回前後から変化球の割合を増やすなど、機転が利いていた。
一緒に観戦していた野球に精通している木村誠と顔を見合わせ
「モノが違うわっ!」
2人で大喜び。突如と、現れたキラ星にニンマリしてしまった次第。
また、イニングの合間のトイレで。マリーンズのスカウト・松本尚樹も
「来て良かった。これからが楽しみ。古田(敦也捕手、スワローズ)以上になる可能性も秘めている」
と、白い歯を見せて笑っていた。
試合が終わってから、清水の話しを聞けた。
「緊張はしていなかったですけれども、必死でしたね。最初は投手との呼吸が合わなくて…。ヒットはたまたまです。9割以上は守りのことで頭がいっぱいでしたから。負けたのはとても悔しいので、明日は必ず勝ちたいです」
その後、クールダウンのランニングを新谷としながら、反省会らしきものをしていたのが印象的。
“タラ”、“レバ”は禁物であるが。
このまま成長、上積みがあったら―。
故障に泣かされず、大学野球生活を送れば―。
とてつもない捕手になるかも知れない。そのような清水のデビュー戦に立ち会えたことに感謝。相応しくない例えであるけれども、街中で絶世の美女を見掛けたようなドキドキ感を覚えた。このような経験は滅多にないっすよ!
4年間、清水には楽しませて貰えそうだ。
立命館大のスコア・ビデオ係は豪華やったなぁ。
多田文彦投手と金刃憲人投手の2人やもん。
コメントをみる |
