ポイントは“一死満塁”
2003年5月15日 昨日に引き続き、立命館大×近畿大(西京極球場)を観戦。
でも、僕が西京極球場に着いた時は1回表一死満塁で、立命館大が攻撃中。要するに、遅刻っす…だって、僕の住んでいる西宮は、朝からジャンジャカ雨が降っていたんやもん。
「今日、中止やんね?」
敏腕と名高い、関西学生野球連盟学生委員副委員長・古谷純一(近畿大)に電話をするが、
「京都はパラパラなんですよ。今のところ、やる予定です」
とのこと。
11:30、2度目の電話でも古谷の応えは同様なものであったので、慌てて家を出たけれども…電車の乗り継ぎが悪いんやなぁ。だけど、
「中止やろう」
と、思っていたのは僕だけでなかったよう。デイリースポーツのアマチュア担当・大加戸康一も同じ電車に乗っていた。
雨が降りしきる中(7回くらいからは小降りになったが)の試合は見応えのあるもの。
前日に続き、2日連続の先発登板となった糸井嘉男投手(近畿大)は、前述したように立ち上がりこそ一死満塁のピンチを招いたが、立命館大の強攻策は併殺(二直、ベースタッチ)に。一死満塁って、意外にベンチは動けない。なかなか得点に結び付かない印象が強い。
その後、糸井は尻上がりに調子を上げる。実質、初めての連投で
「背中に張りがあった」
ということで、スピードは抑え気味であったけれども、無駄な力が入らずに投球フォームのバランスが良く、連日の好投。
9回表、安打、四球、失策でまたもや一死満塁の局面を迎えたが、浅い左飛、二直と、力で見事にねじ伏せた。
かたや松村豊司投手(立命館大)も気持ちを前面に押し出した投球内容。糸井のような圧倒的な凄味はないが
「勝てるようになった(今シーズン4勝0敗)ってことは、着実に力を付けているんや。配球は首をかしげたくなるけど、時折、ええ球放りよるで」
ブルーウェーブ編成・谷村智啓がいつものホンワカ口調で、松村を評していた。
田中雅彦捕手のバックスクリーン弾(ソロ本塁打)と糸井、井上裕貴内野手の長打で6回2失点も、悪天候も考慮すれば、先発投手として最低限の役割は果たしたように思える。
リリーフした中井敦英投手(立命館大)はカーブ、スライダーの使い方が巧い。テンポも良いし、たまに投げるナックルが面白い。
宮川剛明投手(立命館大)はサイドハンド投手の罠にハマっている様子。横の回転を意識するばかりに腕が前に出て来ない。球が引っ掛かって、昨日同様、死球で傷口を広げてしまった。
話しが飛び飛びになっているけれども、今日の試合は“一死満塁”がポイント。(なんか江川卓みたいやなぁ…深くない)
9回裏、近畿大の攻撃。死球、犠打、右前安打で一死1、3塁。打席は投手の糸井であるが、立命館大は満塁策を選択。まぁ、糸井は打撃も力強いしね。間違いではない。
だが、途中出場の竹本浩章外野手が地を這うような打球を中前に放ち、サヨナラ勝ち。
二度の“一死満塁”を活かせなかった立命館大。
たった一度の“一死満塁”がサヨナラとなった近畿大。
この試合を決めただけでなく、優勝争いも読めない展開になった。
ちなみに
近畿大は次節の関西学院大戦で勝点を挙げるのが絶対条件で、
2勝0敗→9勝3敗 勝率0.750 勝点4(プレーオフの可能性)
2勝1敗→9勝4敗 勝率0.692 勝点4(厳しい)
立命館大も最終節の同志社大戦にて勝点を挙げなければならなく、
2勝0敗→9勝2敗 勝率0.818 勝点4(優勝決定)
2勝1敗→9勝3敗 勝率0.750 勝点4(プレーオフの可能性)
尚、関西大にもチャンスはあり、次節の京都大戦で
2勝0敗→8勝4敗 勝率0.667 勝点4
となる。
関西学院大、同志社大が勝点を奪えば、優勝が転がり込むということになる。
試合後、“囲み”ではなく、糸井と話す機会に恵まれた。
近畿大のロッカールーム内で、時間にすれば5分ちょっとであったけれども、
「アイシングは後でも大丈夫なんで」
2日間で294球を投げ、連続完投勝利。疲れもあったはずなのに、糸井は気軽に応じてくれた。
まぁ、話した内容については来週発売の『週刊ベースボール』(ベースボールマガジン社)で使うので、詳細は伏せさせて貰うが…糸井が大きく目を見開き、これまで見たことのない笑顔を浮かべたのは嬉しかった。心のドアは開けてくれたんかな???今後は無礼のない範囲で、糸井の心の部屋で話しが出来そうな気がする。って、それはあくまでも僕の一方的な願望なのかも知れないけれどもね。
帰りは古谷の運転する車に乗せて貰う。
で、西宮の“力丸らあめん”で一緒に食事。
久々に重たいモノを食べ、胃が重い…(>_<)ラーメンは美味しかったんやけれどもね。
古谷の頼んだカラアゲに手を出していたら、もっと悲惨な目に遭っていたかも!???
でも、僕が西京極球場に着いた時は1回表一死満塁で、立命館大が攻撃中。要するに、遅刻っす…だって、僕の住んでいる西宮は、朝からジャンジャカ雨が降っていたんやもん。
「今日、中止やんね?」
敏腕と名高い、関西学生野球連盟学生委員副委員長・古谷純一(近畿大)に電話をするが、
「京都はパラパラなんですよ。今のところ、やる予定です」
とのこと。
11:30、2度目の電話でも古谷の応えは同様なものであったので、慌てて家を出たけれども…電車の乗り継ぎが悪いんやなぁ。だけど、
「中止やろう」
と、思っていたのは僕だけでなかったよう。デイリースポーツのアマチュア担当・大加戸康一も同じ電車に乗っていた。
雨が降りしきる中(7回くらいからは小降りになったが)の試合は見応えのあるもの。
前日に続き、2日連続の先発登板となった糸井嘉男投手(近畿大)は、前述したように立ち上がりこそ一死満塁のピンチを招いたが、立命館大の強攻策は併殺(二直、ベースタッチ)に。一死満塁って、意外にベンチは動けない。なかなか得点に結び付かない印象が強い。
その後、糸井は尻上がりに調子を上げる。実質、初めての連投で
「背中に張りがあった」
ということで、スピードは抑え気味であったけれども、無駄な力が入らずに投球フォームのバランスが良く、連日の好投。
9回表、安打、四球、失策でまたもや一死満塁の局面を迎えたが、浅い左飛、二直と、力で見事にねじ伏せた。
かたや松村豊司投手(立命館大)も気持ちを前面に押し出した投球内容。糸井のような圧倒的な凄味はないが
「勝てるようになった(今シーズン4勝0敗)ってことは、着実に力を付けているんや。配球は首をかしげたくなるけど、時折、ええ球放りよるで」
ブルーウェーブ編成・谷村智啓がいつものホンワカ口調で、松村を評していた。
田中雅彦捕手のバックスクリーン弾(ソロ本塁打)と糸井、井上裕貴内野手の長打で6回2失点も、悪天候も考慮すれば、先発投手として最低限の役割は果たしたように思える。
リリーフした中井敦英投手(立命館大)はカーブ、スライダーの使い方が巧い。テンポも良いし、たまに投げるナックルが面白い。
宮川剛明投手(立命館大)はサイドハンド投手の罠にハマっている様子。横の回転を意識するばかりに腕が前に出て来ない。球が引っ掛かって、昨日同様、死球で傷口を広げてしまった。
話しが飛び飛びになっているけれども、今日の試合は“一死満塁”がポイント。(なんか江川卓みたいやなぁ…深くない)
9回裏、近畿大の攻撃。死球、犠打、右前安打で一死1、3塁。打席は投手の糸井であるが、立命館大は満塁策を選択。まぁ、糸井は打撃も力強いしね。間違いではない。
だが、途中出場の竹本浩章外野手が地を這うような打球を中前に放ち、サヨナラ勝ち。
二度の“一死満塁”を活かせなかった立命館大。
たった一度の“一死満塁”がサヨナラとなった近畿大。
この試合を決めただけでなく、優勝争いも読めない展開になった。
ちなみに
近畿大は次節の関西学院大戦で勝点を挙げるのが絶対条件で、
2勝0敗→9勝3敗 勝率0.750 勝点4(プレーオフの可能性)
2勝1敗→9勝4敗 勝率0.692 勝点4(厳しい)
立命館大も最終節の同志社大戦にて勝点を挙げなければならなく、
2勝0敗→9勝2敗 勝率0.818 勝点4(優勝決定)
2勝1敗→9勝3敗 勝率0.750 勝点4(プレーオフの可能性)
尚、関西大にもチャンスはあり、次節の京都大戦で
2勝0敗→8勝4敗 勝率0.667 勝点4
となる。
関西学院大、同志社大が勝点を奪えば、優勝が転がり込むということになる。
試合後、“囲み”ではなく、糸井と話す機会に恵まれた。
近畿大のロッカールーム内で、時間にすれば5分ちょっとであったけれども、
「アイシングは後でも大丈夫なんで」
2日間で294球を投げ、連続完投勝利。疲れもあったはずなのに、糸井は気軽に応じてくれた。
まぁ、話した内容については来週発売の『週刊ベースボール』(ベースボールマガジン社)で使うので、詳細は伏せさせて貰うが…糸井が大きく目を見開き、これまで見たことのない笑顔を浮かべたのは嬉しかった。心のドアは開けてくれたんかな???今後は無礼のない範囲で、糸井の心の部屋で話しが出来そうな気がする。って、それはあくまでも僕の一方的な願望なのかも知れないけれどもね。
帰りは古谷の運転する車に乗せて貰う。
で、西宮の“力丸らあめん”で一緒に食事。
久々に重たいモノを食べ、胃が重い…(>_<)ラーメンは美味しかったんやけれどもね。
古谷の頼んだカラアゲに手を出していたら、もっと悲惨な目に遭っていたかも!???